◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2008年07月31日

家々の犬々

夕方、ジョウロを持って表の植物に水をやりに出ると、近隣の家々の犬々が右から左からお散歩にやってきて大賑わい。気が合わない同士が遭遇するとたいへんですね。

その様子を屋根の上から眺めるミルさん。
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「わんこって、屋根の上のお散歩ができないから気の毒よね」

倉敷の町は、猫より犬のほうが目立ちます。


もう明日から8月なんですね。ここしばらくバタバタしていましたが、これから当分は静かにじっと店番をしている予定です。そろそろ本腰を入れて取り掛からねばならない仕事もあることだし。

posted by 蟲文庫 at 19:57 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月29日

熱帯夜の上映会

日曜日の《 篠田昌已 act 1987 》の上映会は、おかげさまで盛況のうちに終了いたしました。暑い中をおしてお越しくださったみなさま、ありがとうございました。
このタイミングを逃すと、次の機会があるかどうかはわからない貴重な映像の数々。わたし自身、なんとかして、何処かでは観たいと思っていたものが、思いも寄らず「自分とこ」で観られることになり、たいへん光栄でした。

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帳場の奥に白い布を張って、売り場のほうから観ました。

2週間くらい前に急きょ決まったため、残念ながら他の会場では行われる(た)工藤冬里さんのライブは出来なかったのですが、それでもフタを開けてみれば、思った以上に人が集まり、店のエアコンをフル稼働させてもウチワが欲しい感じ。
これでもし、工藤さんのライブなどもあったら、確実に倍以上の集客があったでしょうから、かなりヤバイところでした(室温の上昇が)。やはり、夏場のライブは無理だな、とあらためて思った次第です。
ともあれ、願ってもない機会をくださった園田佐登志さん、ほんとうにありがとうございました。
そうそう、9月くらいに、園田さん監修の、篠田昌已が参加していた頃のマヘルのDVDが出るらしいですね。発売はPSFから。たのしみですね。うちでも取り扱いさせてもらえないかしらん。

そういえば、この映像の中に、ある女性古書店主も登場されていました。園田さんとは以前から親交があり、現在もご近所にお住まいなのだそうです。


上映中、ミルさんはどこかに隠れていました。
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「あたしの知らない人が大勢なんだもの。びっくりしちゃうわ」

ナドさんだと、乱入してくる可能性もあったのですが、ミルさんはホント臆病なのですよ。



posted by 蟲文庫 at 14:46 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月26日

《篠田昌已 act 1987 》は明日

早いもので、明日27日(日)はいよいよ 《篠田昌已 act 1987 》の上映会ですよ。

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本編の前後に、この映像の制作者である園田佐登志さんによる「篠田アラカルトと称した+αプログラム」も予定していますのでお楽しみに。

ご予約くださっているみなさま、この暑さで「うっかり」ということのないように、どうぞ夜7時までに蟲文庫へいらしてくださいませ。座席に余裕はありますので、当日ふらりとという方も大歓迎です。お待ちしております。
(詳細はコチラを)

いやー、それにしても、毎日ほんとに暑いですね。短パン以外はきたくないですね。

蓮と亀は夏のもの。
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今年もきれいに咲きました。
posted by 蟲文庫 at 11:25 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月24日

渋谷の亀

数日、東京方面に出かけておりました。
ちょこちょことした用事をこなしつつ、可能なかぎり友人知人にあって、朝から晩までしゃべりまくって帰ってきた、という感じです。店にいる時とはうってかわって、ほとんど別人のようにバタバタと落ち着かないわたしにお付き合いくださったみなさま、ありがとうございました。

などと言いつつ、ちゃっかりライブも観てきた。なんて、じつはこれに合わせて日程を組んだのですが。

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「海の荒野」工藤冬里ワンマン@新宿JAM

当所の予定とは違った大所帯での演奏には驚きましたが、東京のライブハウスに行くということ自体、これが人生で2度目という田舎者としては、始めから終わりまで「いちどナマで聴いてみたかった」曲の連続。自分の中のマヘル・ヒットパレードでたのしかったです。「いろんなこと」とか「おふろ」とか「ひとみー舟の中のプール」とか、大好きなんですよ。


そして、もちろん亀も見に行ってきました。夏ですからね。
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明治神宮の池。恍惚と甲羅干しをする亀のみなさん。

ここの池には、我らがニホンイシガメが思いのほか沢山いたのですが、でもよーく見ていると、イシガメに見えるかなりの個体が、クサガメとの混血のウンキュウのように思われました。甲羅に三本のキールがあるんだけどお尻がギザギザ、とか、首に模様はあるけど目は真黒、とか。まだ子供のような小さいのもいたので、おそらくここで、ぼちぼちと繁殖しているのでしょうね。うれしいですね。

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このコなど、どうみてもウンキュウ。

そんなこんなで、短い滞在ながら充実した数日でありました。

そういえば、帰途につく直前、中央線沿線の某商店街を歩いていたら、今回、「会いたかったけど、でも、いまお忙しいだろうなあ・・」と思って、あえて連絡をしなかったHさんにバッタリと遭遇。出産と育児で、数ヶ月間ほとんど外出できなかったのが、ここ最近ようやく少し出られるようになって、で、「夕方の買い物〜」ということでした。ああ、びっくりした。うれしかった。

しかし、東京も暑かったけど、岡山に帰ったら、もっと暑かった。

posted by 蟲文庫 at 20:06 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月19日

丸池様

寝苦しい毎日、枕とバスタオルと蚊取り線香を携え、家の中を転々と移動しながら寝る。時々、同じような動きをしているナドさんと目が合う。でも、お互い眠くて機嫌が悪いので、無視し合う。

夏枯れ、という言葉は古本屋にとてもよく似合うけれど、でも、その現実をやり過ごすのは、なかなか大変。いよいよ夏、ですねえ。

せめて涼しげな写真を。
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鳥海山のふもとあたりにある「丸池様」。コバルトブルーの不思議な池なのです。
でも亀はいなさそう。

そういえば、どこへ行っても、古本屋と池ばかり行ってる気がするな。この時は、山形大学のU先生とハルミンさんといっしょだったのですが、このあとすぐ、酒田市(山形)の「ブ」に行ったんですよ、たしか。


posted by 蟲文庫 at 17:37 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月16日

亀伴マンション

久々の「亀コレクション」(略して亀コレ)です。

先月の能登の旅の途中、例の古本屋を探して地図を片手にうろうろしていた時のこと、ふと見上げると。

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「亀伴マンション」、亀を伴うマンション。

おお!もしかしてここは「ペット可(ただし亀に限る)」とか? やだなあ、もう、あたしのためにあるマンションみたいじゃない、うふふふ・・・あ、でもうちは猫もいるんだよなあ、こまったなあ。
などと、しばし立ち止まり妄想に耽る。

しかしほんと、いい名前だなあ、このマンション。住みたい。自分の住所が「亀伴マンション ○号室」なんて自慢したくなるじゃないですか。
posted by 蟲文庫 at 18:11 | 亀コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月14日

白くまアイス

一年ぶりくらいにアイスクリームを食べる。お気に入りは白くまアイス。ミルクの中にパイナップルや桃などのフルーツと小豆が入った、楽しくやさしいお味。でも、これが一番好き、なんて人は、たいてい30代以上だろうなあ。というようなことを、ぼんやりと思いながら食べる。刺激は、ぜんぜんない。

暑さにぐったりのナドさん。
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「夏でも毛皮が脱げませんのよ、あたしたち」


少し前にも話題にさせていただいた、近所にお住まいのベルギー人のAさんから借りた本。

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『JAPANESE INDEPENDENT MUSIC』
Sonore(France) 2001 A5版 361ページ。

「彼の “バイブル” よ」とは奥様の談話より。

フランスで出されている本のようですが、本文は英語。
例えば「MAHER SHALAL HASH BAZ 」の項目には、

Upon discovering Nakazaki played the euphonium and shared a common interest in music, Kudo asked him to join a group he wanted to from, in order to get the effect of "the fine guitar riffing and wind instruments of Mayo Thompson's "Dear Betty" combined with each other.

というような、マヘル縁起まで書いてある。

相当網羅されているようですが、しかし、アノ方は載っていて、でもコノ方は載っていないのね・・などという部分も含めてたいへん興味深く、ページを繰りはじめると止まらない。巻末には、KANTO(関東)-area、KANSAI-area、KYUSHU-area、HOKKAIDO-area、さらに、関東エリアに関しては、Chuo-sen(中央線)-area、Shinjuku-area、Shibuya、Harajuku、Aoyama、Akihabara・・と各エリアの傾向と対策まで書かれてあります。「西新宿は殊にディープなエリアなので、その周辺のタワレコもチェックするように」とか、そんな感じ。おもしろーい。

語学はからきしのはずなのに、こういう内容ならラクに読めてしまう。そういえば、この本の持ち主のAさんはフランス語圏の方なので、身振り手振りだけで、ほとんど会話はできないのですが、でも、なぜか “話” は通じる。

よく海外へと出掛けている友人から、「語学力なんて関係ないよ。だって、日本人同士でもハナシ合わない人とはぜんぜん会話にならないでしょ?」と言われて妙に納得したのを思い出しました。たしかにな〜。

ちなみに、わたしのジウクハタチの頃の “愛読書” はこれ。
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『THE FLASHBACK』The Ultimate Psychedelic Music Guide
BORDERLINE PRODUCTION (UK) 1988 A4版 159ページ。

これも英文。目を皿のようにして読んでいたあの頃の感覚がよみがえります。
モダーン・ミュージックで通販生活。
posted by 蟲文庫 at 13:22 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月11日

扇風機の中の小動物

ついに蝉が鳴きはじめました。夏です。

しばらく体調が悪かったので、珈琲もお酒も美味しくなくてつらかった。昼も夜も手持ちぶさたで、番茶をすすって早く寝るしかない。もちろん、そのための不味さなのだろうけれども。でも、ねえ、奥さん。

まだなんとか扇風機だけで凌いでいる蟲文庫。首振りモードにしていると、ある位置で必ず「きゅうぅ」という、ちょっと可愛らしいような油切れの音がする。あんまり気になる時は〈クレ 5−56〉を噴射しているのですが、わたしが子供の頃から使っている年季モノの扇風機なので、丸一日くらいしか効果がない。で、ついつい面倒くさくてそのままにしていると、小動物好きのお客さんから「あれ?なんか “カワイイの” がいるの?」と喜色満面に聞かれてしまって申し訳ない気持ちになる。いても不思議はないからな、うちの店。

そういえば、〈クレ 5−56〉は一家に一本というくらいのお役立ちアイテムですが、でも、殆ど「一生もの」みたいな、一般家庭には大きすぎるサイズと、ちょっと頼りないくらいのミニサイズとが、ほぼ同じ値段なので、つい大きいのを買ってしまうのよね。と、みんな言っているけど、わたしもそのひとり。なので、近所の人で、「ちょっと使いたいのだけど・・買うほどでも」ということがあれば、いつでも遠慮なく借りに来てください。自転車のメンテナンスとかにもいいですよ。チェーンとかブレーキとか。そのかわり、ちゃんと返して下さいね。
この〈クレ 5−56〉の呉工業は、わりと最近まで呉(広島県)の会社だと思い込んでいたのですが、本社は目黒区東山なんですね。

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何かとお役立ちの〈クレ 5−56〉。

今日は、体調もだいぶ快復してきたので、先日、ある方より戴いたとっておきの珈琲豆を挽いて飲んでみる。おいしい。そして閉店後、とりあえずは軽く缶チューハイを飲んでみる。おいしい。念のため、しばらく自分の様子を観察・・・なんともない+ごきげん。
よし、治った。ということで、もう一本飲む。
posted by 蟲文庫 at 19:24 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月09日

ついに来ました『新・文學入門』

『新・文學入門』 岡崎武志と山本善行 著(工作舎)ついに入荷!

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装画は、お馴染の石丸澄子さん。

今回届いた10冊は、すべてに、おふたりのサインと作家の似顔絵(もちろん、岡崎武志画伯による)が入っています。早い者勝ちですよ。

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谷川俊太郎の似顔絵。

正確なタイトルは『古本屋めぐりが楽しくなる 新・文學入門』、古本屋めぐりももちろんですが、古本屋をやっているということも、ますます楽しくなります。ぱらぱらとページを繰っているだけで顔がにやけてくる。文学について、こんなに愛情をこめて楽しく語れるなんてすごいことだなあと思いました。

それにしても、時々この肝心のカバーを(帯とみなして)外した状態の書影をみかけることがあって、つい「え〜それはないよなあ」と思ってしまいます。これは、帯ではなくてカバーだと思うんですが。

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昨夜から今朝にかけて少し気温が下がったおかげで、数日ぶりに、うにゃうにゃと気持ちよく眠ることができました。毎日こんなだったらいいのになあ。なんて、無理なハナシの瀬戸内海気候、夏は亜熱帯のごとし。先が思いやられます。

窓にとりつける換気用の金具が必要になったので、今朝もいそいそとスッポンモドキのいるホームセンターへ。ここの水槽には大小2匹いて、最初の頃は小さいほうの甲羅というか皮膚が少し傷んでいたのですが(水温が低すぎるとそうなるらしい)、ここへ移ってからは温度管理もちゃんと為されているようで、見るたびに快復してきています。よしよし。
売り物ではないので、ある日突然姿を消す心配も少ないし、そろそろ(勝手に)名前でもつけようかしら・・とそんな妄想に耽りながら目的の水槽に辿りついたところ、いつも通り元気に泳いではいるのですが、今日はどうやら棚卸しの日だったようで、たいして広くもないペットフロアに、客(わたし)1、棚卸しスタッフ15、という状態。くちぐちに「いらっしゃいませ!」と声をかけられ、とても水槽の前でじっくりと名前を考える状態ではありませんでした。くぅぅ〜〜。

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亀は、後ろ姿もいい。

蟲文庫は次の年末年始あたりで丸15年なので、いま、15周年記念亀グッズを作ろうと目論んでいるところです。

posted by 蟲文庫 at 13:55 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月07日

《篠田昌已 act 1987》

まずは緊急のおしらせ。

今月の27日(日)、サックス奏者、故・篠田昌已さんのVTR《 篠田昌已 act 1987 》の上映会をすることになりました。あ、もちろん蟲文庫で、です。

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2008年7月27日(日)18:30オープン、19:00スタート
料金1000円(珈琲、番茶付き、アルコール持参可)
※予約は特に必要ありませんが、事前にメールやお電話でご連絡いただければ、たいへんありがたいです。お問い合わせもお気軽に!

この春に姫路〜神戸〜大阪〜京都、今月からまた東京〜九州〜山口〜広島〜名古屋と巡回されるものですが(http://cmcmc.hp.infoseek.co.jp/ms.html)、今回の「蟲文庫編」は、さきほど、急きょ決まったため、各地で行われた(る)ライブはなく、上映のみですのでご注意ください。
当日は、この映像の制作者である園田佐登志氏みずから映写してくださいます。

いやはや、どこかで観たいなあと思っていたら、なんと自分の店で観られることになりましたよ。やっぱり「めくるめく固着生活」ですね。

【 篠田昌已 act 1987 】

サックス奏者 篠田昌已が34才の若さで亡くなってから、はや15年が経つ。 生前の篠田は、生活向上委員会,パンゴ,JAGATARA,渋さ知らず、コンポステラ等のグループで活躍するとともに、チンドンの魅力を新しい世代に伝える《東京チンドン》(puff up)で知られる。 1993年に園田佐登志氏により制作され〔生誕50年〕を迎える本年まで長き眠りについたまま、ほとんど公開されることがなかった本作は、篠田が自らのユニット結成に傾斜していく直前の1987年に光が当てられている。 多様な演奏活動と音楽的志向、振幅の激しい清濁混淆のプレイやインタビューにおける篠田は実に生き生きとしており、死の予感を微塵も感じさせない。 東京チンドン長谷川宣伝社・楽隊,シェシズ,Maher Shalal Hash Baz,ピヂン・コンボ,JAGATARA,A-Musikなどの演奏にパレード,インタビュー,8ミリフィルムが織り込まれた《篠田昌已 act 1987》は、28歳当時の篠田のプレイや音楽観、人となりに触れると同時に、70年代中後半から今日に至るまで連綿と続く東京の音楽シーンの豊かな地下水脈をも垣間見ることができる貴重な記録映像である。 篠田ファンと言わず、多くの人々に一見を薦めたい。

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猫のエサがなくなったので、夕方、店を閉めてから、いそいそと駅北のコーナン(ホームセンター)へ。なぜイソイソなのかというと、最近ここのペットコーナーに導入された大きな水槽でスッポンモドキが飼われていて(売り物ではない)、それがもう、たいそうラヴリィなのですよ。
海亀っぽいスッポンといえばいいのか、水槽の中を、魚のようにすいすいと気持ちよさそうに泳ぎます。まるで鳥が空を飛ぶよう、というか。
(スッポンモドキ http://lpet.petpet.co.jp/pet/zukan/reptileinfo.php?kind=221)英名はまさにフライリバータートル。

たまに、おちびちゃんが売られているのも見掛けますが、このスッポンモドキ、小さい時は小さいんですが(あたりまえ)、最大70センチくらいになるので、一般家庭で飼育し続けるには、かなりの覚悟が必要だと思います。

今日の関係ない写真。

夕方になると「オシゴト」をしに帳場に降りてくるミルさん。
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蟲「あの〜・・栞を切ってるんですけど・・・やめてくださいよ」
ミル「なによ〜、わたしだって働いてるのよ」

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蟲「でも、あまりそのようには思われないのですけど・・」
ミル「ふん、気のせいよ」

まあ、たしかに、ブログのネタにはなってくれているのだけれども。
posted by 蟲文庫 at 18:51 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月06日

冷蔵された腕時計

またしても静かな日曜日。きょうも気温が33度くらいあるらしい。あつい。

数日前から行方が分からなくなっていた腕時計を冷蔵庫の中で発見。・・・なぜ・・と記憶をたどってみると、そうだ、あの日の夕方、北海道からの出張ついでに倉敷まで足を伸ばしてくれた知人を出迎えに駅へ向かおうと、鍵と財布と腕時計をつかんで出掛けようとして、あ、どうせこのままどこかで夕飯を食べるだろうから、と台所に出していた調味料や食品類を冷蔵庫に片づけて(おかないと、そういう時の “うっかり” を虎視眈々と狙っている、裏山在住のイタチくんがいるのです)・・ああ、でも早く出掛けないと電車が着いてしまう〜〜と焦っているうちに、どうやら時計まで一緒に片づけてしまったようでした。
数日間冷蔵された腕時計。女性用の繊細なデザインのものではありませんが、でもそういう問題ではないと思うので、少々心配です。あ、でも、そうか、冬は室温が冷蔵庫より低くなりますよね、冷凍ではないですからね・・・ということは、大丈夫ですね、きっと。よかった。

台所といえば、能登土産に「いしり」という魚醤を買って帰りました。魚醤で有名なのはナンプラーですが、あれほどのクセはなくて、どちらかといえば、ちょっと変った出汁醤油という感じ(※ あくまで「珍味好き」のわたしの主観です)。今回買ったのは、「メギスのいしり」と「イカのいしり」。原材料によって、もちろん味も香りも違います。煮物の出汁、焼き物や揚物の下味、刺し身醤油のかわり、と応用範囲も幅広く、これからしばらくは、いしり料理が続きそうな我が家です。そうそう、この「イカのいしり」で里芋を炊くと、まるでイカをいっしょに炊いたみたいな味になって、得した気分(?)でした。天つゆにしてもよかったです。

能登は米どころなので、日本酒もとても美味しかったです。普段は、一杯目にビール、そのあと焼酎のお湯割へというパターンで、日本酒はあまり飲まないのですが、今回の旅は、出だしの近江八幡「サケデリック・スペース酒游館」は近江の蔵元・西勝酒造、そして能登の和倉温泉でも、たまたま入った気軽なお寿司屋さん(とはいえ流石は能登。1300円のにぎりが、びっくりするほど旨い)のおすすめが富山の立山、あと石川といえば天狗の舞。そして、突発的に戻った京都のCちゃんちでも、これまた近江の美味しい限定醸造のにごり酒(名前忘れた・・・)が出て来て、と珍しく日本酒三昧の旅でもありました。
ま、帰ったら、相変わらず下町のナポレオンなんですが。

能登ねこ。
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カメラを向けるとソッポ向いてしまった。

「もー、こっち向いてくださいよ〜」
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と近づくと、怖い顔された。


そうそう、今日くらいから大分のジュンク堂書店(大分市中央町1-2-7 大分フォーラス7F)で『苔とあるく』などの苔関連本のフェアをやってくださっているはずです。九州はもう梅雨明けかもしれませんが、そのぶんお出掛けはしやすくなりますね。「蒔きゴケキット」も派遣しましたので、お近くの方がいらっしゃいましたら、ちょっくら覗いてみてくださいまし。
posted by 蟲文庫 at 15:15 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月03日

鼻笛ふたつ

売り場に扇風機出動。「晩には降る」「明日には降る」といわれながら、本日もカラッカラの晴天。もう、ほとんど夏です。でも、また週末降ったりして・・・と、いま天気予報を確認したら、向こう一週間晴れマーク。しかも連日33度くらいあるではないですか。すっかり夏ですよ。

時々このブログを読んでくれている知り合いから、「最近忙しそうだねえ」という電話がある。いや、違いますよ、違います。店はいま激暇シーズン真っ只中。おかげでこうして旅に出たり、蟲通信をつくったり、ブログの文章が長かったりするわけなのですよ。この前の日曜の売り上げなんて、鼻笛2個で700円、のみ。・・・あの〜、うちの家賃、○万円なんですけど・・・。店番だけしてたらくさってしまいます。
(※「鼻笛」とはなんぞや?と思われる方は コチラを。達人による演奏も聴けますよ)

ところでこの鼻笛、ひょんな繋がりから並べはじめて2年くらいになるかと思いますが、次から次に、というわけではないにしても、どこかで見るか聞くかして「(この鼻笛というものの存在だけは知っていたけど)お店で売ってるの初めて見ました!」とか「ほんとにあったんですね・・」といって、都市部からの観光客の方が感激して買っていかれるなど、地味に人気です。蟲文庫は今後、「古本とへんな土産物」で生きていこうと思っているので、ぴったりのアイテム。
ちなみに、この鼻笛を個人で輸入卸されている、ある方によれば「(鼻笛は)いま倉敷と西荻で熱い!」のだそうです。西荻の、どこに売っているのかは知りませんが。


しばらく中断していた『南方熊楠日記』(全4巻)のつづきを読み始める。ノートと付箋を傍らに精読。亀(主に、自宅の庭で飼っていた亀)に関する記述を、かたっぱしから抜き書きしているのです(アホですみません)。

 庭にかひし大亀、昨日竹垣を破り出しが、松枝(※ 夫人)とりて入れる。
 今午後土堀り卵生み居る。夜に及び其処に坐りし居る。
 (1911年6月23日)

 小亀今日迄水鉢にかひしを、今日より庭の橘下の圏内の大亀二と共に、半
 ば地に埋し鉢に入れ、圏中を勝ってに歩ましむ。
 (同 10月10日)

と、こんな調子。
前にも書きましたが(「熊楠の耳かき」)、熊楠の日記は、ほとんど素っ気ないと言えるほど、ごくごく簡潔に書かれています。でも亀はよっぽど好きだったようで、こんなふうに時々登場するのですよ。もう、楽しくて、楽しくて。

多いときには数十匹いたといわれる熊楠邸の亀ですが、その多くはクサガメだった模様。イシガメもいくらかはいたようです(「だから何?」なんて、亀好きに向かって言うのは野暮というものです)。

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中央がミシシッピーアカミミガメ(ミドリガメ)
手前左の黒いのがクサガメ、右がニホンイシガメ。

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池の中を行き交うニホンイシガメ。

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泳ぎはあまり上手くない。

そういえば、亀つながりでもある杉本拓さんは、明治神宮の池で、アカミミの上にクサガメ、その上にイシガメが乗って甲羅干しをしているのを目撃したことがあるそう!うらやまし〜。

亀は、いいなあ。

posted by 蟲文庫 at 12:44 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月01日

近江八幡で女子プロ

昨日今日と、ものすごくいいお天気。あの土日の雨はなんだったんだ、というくらいでうらめしい。

近所の廃屋の前の藪。
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キジトラ母さん、黒と白黒のお子さんなんですね。
(3匹いますよ、わかるかな)

所沢のS君から、ブックオフで105円でみつけて読んですんだ本がひと箱ぶん届く。ガサガサと箱から出して値踏み。相変わらず、「へえ〜、これ105円であったんだ」というものばかりで感心する。上林暁の『白い屋形船』とか旺文社文庫の内田百間が数冊とか、いろいろ。S君の行動範囲といえば、所沢、八王子、砂川近辺(わたしは「山田うどん地区」と呼んでいる)なので、105円コーナーも激戦区だと思うのですが、やっぱり才能なんだろうなあ。家には溶接や配管の本くらいしかないというのに。

「蟲通信 9号」と「瀬戸内作文連盟 6号」が、ほぼ同時にできました。「瀬戸作」は少部数発行なので、あまりあちこちにというわけにいかないのですが、「蟲通信」は、これから、お世話になっているあの方、この方へお送りしようと思っているところです。

あ、それから、近々大分のジュンク堂でも『苔とあるく』をはじめとした苔関連本のフェアをやっていただけるとのこと! 梅雨時ですからバッチリですね。がんばって「蒔きゴケキット」作りますよ。

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 (能登の旅・近江八幡編)

能登へ入る前日、その筋(“脱線クラウト・カンタベリー”、プログレ好き)では知られる近江八幡のサケデリック・スペース酒游館(注:サイケデリックではなく「サケ」デリックです)へ。在英の日本人音楽家 ユミ・ハラ・コークウェル(原 由美)さんのソロライブへ。

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ユミさんのオリジナルや、今回急病のため来日の叶わなかったヒュー・ホッパー氏のベース音をループさせた即興、ソフトマシーンやキングクリムゾンのカバーなど、と盛り沢山。ことにキングクリムゾン「The Nightwatch」「I Talk To The Wind」(ですよね・・たしか)では大いに会場が沸きましたが、じつはわたしはプログレ好きといっても路地とか隙間、辺境専門のため、このあたりの「王道」にはてんでうとく、微妙に取り残されておりました。
なので、個人的にはご本人のオリジナルや即興のほうが断然印象に残りました。歌をうたうための声といえるような美声の持ち主なのですが、本業は作曲家。しかも精神科医でもあり、おまけに美女。は〜、こんな方もいらっしゃるのですねえ。

そういえば、ライブ後の歓談の席で、なぜか司会進行役になっていたユミさんが、しゃべるの苦手であうあう言っているわたしに代わって、「こちら、倉敷の蟲文庫さんといって、古本屋さんなんですけど、なかなかエクスペリメンタルなライブをされてるんですよ〜、杉本拓さんとか」とご紹介くださると、さすが「えっ?杉本拓を?(それも地方で?)」と反応を示される方が数人いらっしゃり、さらには、みなさんから「師匠」と呼ばれている広島のI氏の口から「ラドゥ・マルファッティ」という名前が何のよどみもなく出てきて「おおっ」と思いました。ファンなのだそうです。鞄の中に偶然、昨年末の「WANDELWEISER WEEKEND」のチラシを入れたままだったので、記念に差し上げました。このコンサートのことはご存知なかったようで、とても残念そうなご様子でした。

それにしても、「エクスペリメンタルなライブ」か・・たしかに岡山の古本屋でやるということそのものがエクスペリメンタルかも知れませんね。
そうそう、ユミさんの「女子とプログレ」(女子プロ)についてのお話しも面白かったです。
(※え〜、ちなみに「プログレ」とは「プログレッシブ・ロック」と呼ばれる音楽ジャンルの略でして、古本よりもさらに女子率の低い分野となります)

カンタベリーといえば、もう3年前になりますが、ロンドンからダンジェネスに向かって高速道路を走っていた時(なんて、わたしは乗っていただけですが)、「カンタベリーはこちら」というような道路標識を発見し、「うわ〜〜〜、あっち行きたいよ〜〜〜」と、その標識が見えなくなるまで、窓に貼り付いて見送った思い出があります。カンタベリーの古本屋、というのも気になる。

posted by 蟲文庫 at 17:42 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする