◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2008年09月30日

王子動物園

広島市民球場がついに最終回を迎えたこの週末、その広島市民球場帰りの荻原魚雷さん、神田・伯剌西爾の竹内さん、そして扉野良人さん、近代ナリコさんが揃っておみえになりました。扉野さん、近代さんとは初対面です(元書肆アクセス、現在東京堂におられる畠中さんも球場までは来られていたそうですが、時間がなく、そのまま帰られたそう。お会いできず残念)。

もう閉店時間も近かったので、ひと足さきに発たれた竹内さんを除く4人で、お帰りの電車の時間まで駅前の居酒屋へ。 じつは、ここのところお酒をやめていたせいか、お湯割り1〜2杯で酔ってしまったようで、いろいろと楽しくお話させてもらってうれしかった、という漠然とした感覚はあるのですが、具体的な内容はほとんど思い出せません。こんなことは珍しいのですが。でも、おかげで、ちょっと幻めいたひとときでもありました。

ただ、わたしが前々から気になっていた、西日本の商店街などでみられる、「あるものとあるもの」の抱き合わせの不思議なお店について、近代さんも、やはり「(関東から)京都へ越してきてから」ずっと気になっておられるということ。同じ疑問を抱いていた人にはじめて出会ったので、そのことはすごくよく覚えています。 あ、そうだ、シャコも食べました。分葱のぬたとか。ということで、やっぱり幻ではなかったようです。

そして昨日は、とある用事で神戸へ。
思ったより早くに終わったので、高架下の古本屋を何軒か覗いて、王子動物園にも行ってきました。

クマ舎付近の壁。
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等身大ということだろうか。

爬虫類の部屋のアンボイナハコガメ。
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奥のやつがあくびした。やっぱり亀はかわいい。

唯一動物園らしい写真。
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最近、赤ちゃんが死んでしまったパンダ夫妻のどっちか。
焼き芋くらいある大きなうんこに「おお〜」と思いました。


夜は、甲南山手駅付近の友人(数少ない女子の亀仲間)宅にお世話になり、つもる亀話を。

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友人宅の亀「西口さん」

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 (お知らせ)

第2回の「月の湯古本まつり」がもうすぐですよ。お近くの方はぜひ!

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第2回 月の湯古本まつり 〜古本、沸いてます〜

月の湯は昭和8年創業。木造破風造り建築で、浴場には富士山のペンキ絵、
床は今ではめずらしい六角形のタイルを使ってある昔ながらのたたずまいの
銭湯です。現在は週3日の営業。そんな定休日の銭湯をまるまるお借りして、
古本市を開催。カフェスペースもご用意いたします。

■日時
10月11日(土)10:00〜18:30 
入場無料/雨天決行/当日入浴不可

■会場
月の湯  東京都文京区目白台3−15−7
JR目白駅からバスで5分。東京メトロ雑司が谷駅徒歩13分。
地図はこちら: http://tinyurl.com/ytdlz9

■主催 わめぞ http://d.hatena.ne.jp/wamezo/

詳細はこちらで http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20080914

posted by 蟲文庫 at 16:27 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月27日

中国山脈を越えて

畑のシシトウも、本日の収穫でいよいよ終わり。今ごろのシシトウは、アタリ(すごーく辛い)の確率がぐっと上がるので口に入れる前、ちょっと緊張します。

ゴーヤの種はまっかっか。
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はじけると、こんなふう。


昨日は、南陀楼綾繁(なんだろう・あやしげ)さんがみえる。今日から始まった「米子・まちなか一箱古本市」(お天気よさそうでよかった!)のため、米子へ向かわれる途中に立ちよってくださったのです。陸路だと、東京ー岡山を新幹線、岡山(もしくは倉敷)から伯備線というローカル線に乗り換えるのが最も順当なのです。といっても、飛行機とはくらべものにならないくらい時間がかかるのですが。
南陀楼さんは、出雲のご出身、「子供の頃、家族で岡山(わたしの場合は島根、鳥取)へ行ったりする時は、すごく朝早く出てましたよねえ、帰りも遅くなって」「そうそう〜」というようなお話も。近いようでも、その間に横たわる中国山脈の存在は大きい。南陀楼さんも、倉敷の町じたい子供の頃以来だそうです。

正直なところ、南陀楼さんのような「その道」の方に自分の店を見られるというのはものすごくバツが悪い。本棚というのは「脳内展示場」のようなもので、並べ方ひとつにしても、自分というものを隠しようがないものですからね。まあでも、そんなことをもうかれこれ十何年かやっているわけですから「なにをいまさら」というところでもありますけれども。
しばらく店内をご覧になって、2冊ほどお買い上げくださる。そのうちの1冊は、ここ数ヶ月「(すぐに売れるかと思っていたのに)なかなか売れないなあ」と思っていた本だったので、「おお、なんと南陀楼さんが!」とうれしくなりました。
それと、蟲文庫で扱っているCDは、かなり傾向が偏っていて、しかも言葉での説明が困難なものが多いのですが、南陀楼さんは、さすが「むかしから、こういうの好きなの?」と、これらがどういうものか一目でご理解くださったようで、そのことについても「うふふ」という感じでございました。前々から、音楽の好みがかぶるところがあるように思っていたのです。

うちの亀をご紹介したりなどしているうちに、待ち合わせをしていた『クラッシュ・ジャパン』(倉敷のフリーマガジン)のAさんが現れる。これから南陀楼さんの取材を受けるのだということ、おふたりで、この界隈の喫茶店へ行かれる。

『積んでは崩し』(けものみち文庫1)も好評発売中。あと残り3冊ですよ。


帳場名物、ヨツユビリクガメの「ツブさん」。
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亀はお尻もいい。

posted by 蟲文庫 at 15:23 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月24日

月末と猫

9月にはいって、少しは涼しくなってきたなあ、やれやれ、などと思っているうちにもう月末だ。なんてこった。

猫は、
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月末なんて、
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関係ない。
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ナド「いいでしょ」
蟲「いいにゃあ」

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 (新入荷のおしらせ)

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「腰くだけの犬 / Maher Shalal Hash Baz with 篠田昌已」(PSFDV-4)
DVD、カラー75min、3675円(P.S.F.RECORDS)
制作:園田佐登志

〈解 説〉
篠田昌已が、いっときマヘルのメンバーであったことは案外知られていない。
彼は工藤が消し炭で書き連ねた、漣(さざなみ)やため息あるいはしゃっくりがごとき日記や俳偕の類が大のお気に入りで、髭を漂わせ流れては、象亀よろしく首をありったけ伸ばし、音符と音符の間に挟まった小石を一つ一つ丹念に拾い上げ吟味し、自ら工藤美学の忠実なる使徒たらんとした。
ここに収められた1987年6月のライヴでは、当時の主要メンバーであった中崎博生、三谷博史に加え、中尾勘二や西村卓也といった篠田baseの住人たちもすでに参入し、時には口泡を飛ばし時にはやんちゃにおどけながらも、『まだだよ!まだだよってば!!』と、スタートラインの白墨をないがしろにされた苛立ちや焦りで憤懣やるかたなしといった面持で、人目はばからず叫び続ける工藤を尻目に、めいめいがめいめいの足取りで淡々と井戸端会議にいそしんでいる。
『東京チンドン』から遡ること10年、日本音楽の特徴とされる『ヘテロフォニー』や『平均音子テンポ』、多声部やリズムの“ずれやゆらぎ”“もどきやもじり”あるいは“踏み外し”、ユニゾンといった概念やアイデアを、三味線や胡弓、ましてや十三弦や尺八ではなく、エレキギター、ユーフォニウム、トランペット、オカリナ、フルート、サクソフォーン、ドラムス、キーボードなどの楽器群で、しかもロックやジャズの衣を脱ぎつ被りつ実践していたグループこそがマヘル シャラル ハシュ バズであり、そのことを当時よりいち早く見抜き、理解し、深海の主なき破船へと赴いたのが、他ならぬ篠田昌已その人だった。


蟲文庫にも、一昨日入荷しました! いま、まだ数が少ないのですが、来月上旬には少々多めに再入荷の予定です。ご希望の方は、メール、お電話にてお気軽にお問い合わせください。

この頃の映像を見られるなんて、思ってもいませんでした。



posted by 蟲文庫 at 12:33 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月21日

矢柄の楽園「共生園」

昨日は、まるで夏が戻ったような陽気。今年最後かというツクツクボウシが、思わぬ威勢のよさで鳴いていましたが、今日はうって変わって雨降りで、これからいよいよ秋ですよ、といったひんやりした空気が流れています。

ところで、少し前のコメント欄に、ご近所の、亀&多肉・サボテン、その他もろもろつながりである中西信一さんから、以下のような書き込みが。

 「複数のその筋からの情報によると、我らが砂漠植物の殿堂あの「共生園」が近く
  廃業とのこと。ああこれで倉敷名物がまたひとつ消える。蟲く〜ん、亀甲竜の苗
  とかを買い占めて土産物に...、ならんかのォ。」

「共生園」というのは、倉敷は連島町矢柄にある、サボテン・多肉植物の販売業者なのですが、いく棟もある温室には、手入れの行き届いた砂漠植物群が押すな押すな。普通種〜珍奇種まで、まあ、たいていのものはありまして、「倉敷の共生園」といえば、全国のサボテン・多肉マニアにもよく知られているのです。
(ていう感じの説明でいいですかね? 中西さん。ものたりなかったら補足お願いします)

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「亀甲竜」というのは、これ。

園内の様子は、あの「23net.tv」上でもご覧になれますね(うははー)
http://www.23net.tv/wordpress+index.p+218.htm

で、その「共生園」が、ご高齢である経営者の健康上の理由から、突然廃業されることになったということなのです。すでに通販部門は閉鎖されてしまったようですが、すぐにすぐ全てどこかへ引き取られる、というようなことはないでしょうから、もし、ご興味おありの向きがありましたら、一度訪ねて、数鉢購入されてはいかがでしょう。

倉敷は連島町矢柄の楽園「花と棘 共生園」は、

住所 (〒712-8015)岡山県倉敷市連島町矢柄5943
電話番号 086-444-9496 (※ 営業日が限定されているので、かならず事前に問い合わせを)


薄田泣菫(すすきだ・きゅうきん)が『艸木蟲魚』に書いた「赤土の山と海と」の、あの赤土の山(と思われる)にある「宝島寺(ほうとうじ)」のすぐ裏です。ちょっとわかりにくいけどね。

  私の郷里は水島灘に近い小山の裾にある。山は格別秀れたところもないが、少年時代
 遊び場として、私にとつては忘れがたい土地なのだ。
  山は一面に松林で蔽はれてゐる。赤松と黒松との程よい交錯。そこでなければ味はれ
 ない肌理の細かい風の音と、健康を喚び覺されるような辛辣な空気の匂とは、私の好き
 なものの一つであつた。    

                   (「赤土の山と海と」薄田泣菫)

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『艸木蟲魚』薄田泣菫(創元社)昭和5年

このあたりは、蓮根の一大産地でもあるので、夏場はその風にはこばれて、蓮の花の、あのお線香によく似た香りが漂っていたのでしょうねえ(うっとり)。その蓮根畑も子供たちの遊び場ですが、うっかり落っこちると死にそうになりますけどね。なにしろ沼ですからね、あれは。もしかしたら泣菫先生も、落ちたことがあるんでしょうか。気になりますね。

そういえば、その中西さんの中学校の国語の先生は薄田先生といって、薄田泣菫の甥にあたる方だったそう。
「授業中の昔がたりが多て、永井荷風みたいな風貌だった」ということです。 

ええっと、話しがずいぶん脱線しましたが、ともかく「共生園」のサボテンたちが、なんとかそれぞれに第二の人生を歩むことができればなあ、とそう思っているということです。

脱線ついでに、この近くには「キューキンドー」という和菓子屋さんもありますよ。泣菫煎餅に泣菫饅頭。
posted by 蟲文庫 at 12:32 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月17日

思惑どおり

ぐずぐずと朝寝の気持ちよい季節。
でも、今朝も買い入れで、片道2〜3kmの微妙な距離を、“山田みどりさん” と4往復。昨日も同じような距離を3往復。どちらも、「いるのだけ持っていってくれたらいいよ」という、ありがたいお客さんだったので助かった。
自転車3往復、4往復くらいはがんばれますが、その倍となると気が遠くなります。
(すぐ近所を60往復した記録はありますが。もちろん何日もかけて)

道中の気分転換に、例のご近所猫のいそうな路地を通る。

いたいた。

1回目、往路。
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この路地を出て、左に折れると大原美術館。

1回目、復路。
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日陰で休憩中。かいかい。

2回目、復路。
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黒のラインがすてきね。白いてんてんも。

3回目、往路。
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おくつろぎのところ、失礼しますよ。

わたしはもうひとがんばり。
posted by 蟲文庫 at 13:04 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月15日

東京とそれ以外

まだ蒸し暑いとはいえ、ひと頃と比べればずいぶん過ごしやすくなりました。夏の間ほったらかしていた在庫の整理でもするかなぁ、と手をつけはじめた途端、ほうぼうから買い入れが。いま、帳場は足の踏み場もありません。やはり、考えることはみな同じなんですね。

この前、ある古本業界向けの雑誌を読んでいたところ、「全国の古書組合における年間の市場の出来高が10とすると、そのうち8割以上は東京に集中している」というようなことが書かれてあって愕然しました。ということは、あとのなけなしの2割弱の本を他の地方で分け合ったり取り合ったりしているということか、いや、でもさらにそのうちの少なくとも半分は京都大阪だろうから・・・と考えると、ほんとげんなりしますねえ。

と、そんなことばかり言っていても仕方がないので、とりあえず目の前に山をなす時代小説を手入れして棚に並べる。すると、「とぶがごとく」などが、立て続けにふた揃いも売れたりして、まあ、これはこれで必要な仕事だな、と思ったりもする(単純〜)。それに、こんな地方からでも「えっ!こんなものがっ?!」と思うようなものが出てくることもあるのが古本の面白いところですしね。などと自分を励ましつつ、最後はお得意の、「まあ、のんびりやるしかないわ」というところに落ち着く。


窓辺でごろごろするナドさん。
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ナド「あたしは毎日のんびりやってるわよ」
蟲「知ってます」

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『大阪京都死闘篇 武藤良子関西旅行記 完全版』(わめぞ文庫 001 )定価500円

入荷しました! ブログ「m.r.factory」でも楽しく読ませていただきましたが、カユイところに手が届く注釈と南陀楼綾繁さんによる解説「野放図な美しさ - 私が見た武藤良子」も収録されてさらにパワーアップ。しかもサイン入り! わめぞ文庫は、基本的に増刷はしない方針だそうなので、ご希望の方はどうぞお早めに。いまなら、数種ある帯の絵や色がお選びいただけます。
あ、我らが(ステキなろくでなしの飲み友達)OraNoaさんもちらりと、そして美しくご登場。

ちなみに、蟲文庫文庫は、ちまちまと家内制手工業で “増刷” しながら、わたしが倒れるまでは絶版にしない方針です。


posted by 蟲文庫 at 16:24 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月13日

日替わり自転車

蟲文庫の “自転車操業” を支えてくれている、自転車の「山田みどりさん」。先日から、キィキィという異音を発するようになり、音のするあたりを調べてみたところ、サドルのバネが数本折れていました。そういえば、なんだか乗り心地が悪くなったような気がしていたのです。どうりで。さっそく山田サイクルへ行って取り換えてもらう。
「あんた、ぼっこう重とうねかろうに、へんじゃのう」(あなた、たいして重くないだろうに、おかしいなあ)と言いながら、ついでにあちこち調整してくれる。

そういえば、いっときこの山田サイクルに「日替わり自転車」コーナーというのがありました。おじさんの解説つきの自転車が、日替わりでウインドウを飾っていたのです。今年80歳になるというおじさん、さすがに体力的に厳しくなったようで、いまは日替わりではなくなっていますが、それでも割合頻繁に入れ替えられています。
もうすぐ創業100年になるという山田サイクルは。商店街の「えびす饅頭」から、ちょっと東(蟲文庫方面)に進んだ左手です。
(*つい最近までアーケード街だったのですが、老朽化のため撤去されて、いまは “青空” です)


昨日は、ひさしぶりに覗いてくれた地元の同業Nさんと、古本と古本屋の話をひたすら。こういうのは、誰でとでもは出来ませんからね。気がついたら閉店時間が近かった。
Nさんは、わたしよりいくつか若いのですが、長年、某有名店を任されているだけあって、この道では、はるかにプロフェッショナル。買い入れ本の手入れをしながら、あれこれと質問。もちろん即答。さすがだ。ついでに、「これ、何巻で揃いなんですかねー」などと、自分で調べろ、というようなことまで質問。やはり即答。すみません、ありがとうございます。

Nさんが届けてくれた、吉備路文学館のポスター。
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今年の初め頃にあった展覧会です。
いいでしょ。

そうそう、Nさんも、例の「木山捷平・地元ツアー」に乗り気(?)なご様子だったので、いずれぜひ実現させたいと思います。まずは古本屋ばかり3〜4人で、というディープなのもいいですね。「アノ作品とコノ作品は、必ず読んでくるように」なんて、楽しそう。


ポスターといえば、こんなのもございます。
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AMON DULL II “ Yeti ! ” ですね。

こちらはNさん、ではなく、N氏こと中西信一さんご提供。
普段は貼っていませんけどね。こわいので。


posted by 蟲文庫 at 16:58 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月10日

追い込み旅行

ここ数日、平日だというのに妙に観光の人びとが多いと思ったら、夏の18切符の期限が10日までだったんですね。追い込み旅行といったところでしょうか。そういえば、大学生くらいの男女や、その親くらいにあたる、子供の手が離れてきた年代のグループやご夫婦連れが圧倒的でした。もちろん、そうでない年代の方もいらっしゃいましたが。


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「井伏鱒二と木山捷平」

明後日から、広島県福山市の「ふくやま文學館」ではじまります。

2008年9月12日(金)〜11月24日(月・祝)まで。
詳細は「ふくやま文學館」http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/bungakukan/

井伏鱒二と木山捷平、県をまたがってはいますが、井伏鱒二の生家のある福山市(広島)と木山捷平の生家のある笠岡市(岡山)はすぐそばで、実際、明治始め頃までの行政区では、おなじ「井原県」だったのです。

そういえばこの前、他地域の某古書店主に、岡山出身の作家の名前を列挙していたところ、「なんで、“そんな人” ばっかりなんでしょうねえ」とぽつり。そんなこと言われてもなあ。


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 (おしらせ)

*『積んでは崩し 南陀楼綾繁のブックレビュー&コラム 1999~2004 』(けものみち文庫1)、増刷分が本日入荷しました。今回も10冊ですが、当面これ以上の増刷の予定はないそうなので、ご興味のおありの方はぜひ今のうちに。
ブログ「ナンダロウアヤシゲな日々」はこちら http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/

*『大阪京都死闘篇 武藤良子関西旅行記 完全版』(わめぞ文庫1)も近日入荷予定です。おたのしみに! 
武藤良子さんのブログ「m.r.factory」はこちら http://d.hatena.ne.jp/mr1016/

posted by 蟲文庫 at 19:44 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月08日

ファウストの夢

いったん治まっていた咳喘息の症状がまた出てきた。昼間はほとんど出ないのに、日の変わる頃からにわかに咳き込みはじめ、ひと晩のうちに何度も目が覚める。咳というのは、かなり消耗するんですよね。前かがみの無理な姿勢で咳き込むので腰も痛くなるし。まあ、夏の疲れが弱いところにあらわれた、といったところでしょうか。
とりあえず、鞄の中に保険証と呼吸器内科の診察券を準備。


一昨日のファウストの来日ライブを、(当然のように)観に行った例の友人から、指をくわえているかわいそうな田舎者に、せめてもの写メールが届く。

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おお〜!ファウストの面々が物販ですかー?! 観たかったーーー。
(いや、もちろんライブが観たかった、というのは大前提で)

この写真に添えてあったメッセージには「「We gonna play Kraut Rooooock !!」の雄叫びに感動しました」と。「We gonna play Kraut Rooooock !!」か〜、しびれるなあ、想像だけで。
この日、「It’s a Rainy Day, Sunshine Girl」はやらなかったらしく、たいそう残念がっていましたが(ちなみに、2日目の昨日はやったらしい、そりゃ余計くやしいね)、まあでも、ファウストを観た、というだけでも、これはもう充分に素晴らしい人生のひとコマですよ。いいにゃ〜。

「ファウストよりミステリアスなグループをわたしは知らない」by ジュリアン・コープ
と、ジュリアン・コープさんも大絶賛ということ。そうそう、こんなのもありますよ。

『KRAUTROCKSAMPLER』Julian Cope 著
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ジュリアン・コープさんの書かれた、へんてこな本です。

そんなこんなで、こんこん咳き込みながらも、ファウストのレコードをかけてひとりで異様に盛り上がったこの夜は、きれぎれの睡眠のあいだに、「ファウストのメンバーが蟲文庫に来て、昭和40年代の平凡パンチとプレイボーイをまとめてお買い上げ」という、意味不明な夢をみた。しかも、「これももろとくわ」とかいって、なぜか大阪弁だった。なんだこれ。
posted by 蟲文庫 at 12:02 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月06日

年代物のミッフィーちゃん

今日からFaustの来日公演ですよね。いいなーいいなーいいなーーーー、東京。

ここ数日、とあるカセットテープ(超レア音源入り)を探して押し入れをごそごそしているのですが、肝心のものは出てこないかわりに、年代物のミッフィーちゃんバッグを発見。

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印刷されているクレジットをみると、70年代のもののようです。色味も、お稽古バッグ風の形も、たしかにそんな感じですね。
「ずいぶん前に、年配のご婦人からいただいた」というような記憶がぼんやりとあるだけで、それ以上は思い出せないのですが。


ほほー、これはこれでかわいいじゃないですかと思いつつよく見ると、底のほうが、むかし飼っていたハムスター(このハムの名前も “ナドさん” だった)に齧られていたので、ちょこちょこつまんでミシンがけ。持ち歩ける程度には補修できました。
でも、こういうの、かわいらしい女の子が持っていると「ファッション」として見てもらえるのでしょうが、わたしの場合、ただの「無頓着な人」になってしまう可能性大なので、かなり危険ですね。
まあでも、これを提げて銀行に両替に行ったりするくらいはいいかな。両替袋って、たいていみんな無頓着なんですよね。黒ずくめのスタイリッシュなおねえさんや、きりりとした板前さんが、キルティング生地の手作り巾着持って並んでたりして、なかなか味わい深いです。


『言の葉遊学・ご近所の博物誌』わかつきめぐみ(白泉社文庫)
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解説:田中美穂

なんと、少女漫画の解説文を書かせていただきました。
お話をいただいた時はほんとうにびっくりしましたが、それは「少女漫画だから」というのではなくて「わかつきめぐみさんの作品だったから」なのです。めぐりめぐって、こんなことになろうとは。というようなことも解説文の中に書きましたので、ご興味のおありの方はぜひ。もうそろそろ店頭にも並ぶのではないでしょうか。

今回の文庫化にあたって、「夜のしっぽ」という書き下ろしが3本収録されています。ちょっと不思議な犬の話なのですが、わたしは、わかつきめぐみさんの描かれる動物(この表紙のように擬人化されたものではなく、ごく普通に動物らしく描かれたもの)が大好きなのですよね。たいてい、ふっくら、ぽてっとしていて。殊に齧歯類は素晴らしいです。


posted by 蟲文庫 at 13:11 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月01日

呼び止められた靴

朝、近所のジャスコに寄って、お酒売り場で缶チューハイなどを物色していると、「ちょっと」と、見知らぬオバサマから声をかけられる。
なにごとかと思ったら、「その靴、いいねえ」と足もとを指さされる(なんてことはない、ビルケンの踵のある定番のやつです)、なんでも、飲食店をされていて、終日立ちっぱなしのため、動きやすく丈夫な靴を探しているのだが、しかしスニーカーや、いかにも婦人物という靴はあまり好きではない、ということ(お、気が合いますね)。「ちょっとはいてみていい?」と言われるので、片方ぬいで渡しつつ、この靴の利点と問題点、価格などについてご説明。なかなかお気に召したようだったので、岡山市内にあるお店の場所をお教えする。

お年寄りに呼び止められて道などを聞かれるのは日常茶飯事なんですが、こういうケースはなかなか珍しいですね。動きがゆっくりしているせいで、ものを尋ねやすいというのは確かなようです。しかし、店番をしていると「とっつきにくい」と言われるのに妙ですね。


呼び止められた猫
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笠岡・古城山公園、木山捷平の詩碑周辺にお住まい。

そうそう、いつか「木山捷平・地元ツアー」を企画したいものです。生家や長福寺、井笠軽便鉄道記念館を見学して、お墓に参って、詩碑のある古城山公園から笠岡諸島を眺めつつお弁当を食べる。で、山陽本線で倉敷に移動して宴会(たしか戦後、疎開中の井伏鱒二、古川洋三、藤原審爾、木下夕爾などとともに「阿佐ケ谷会」風の宴会が倉敷でも行われていたはず)、なんて、いいですね。「修学旅行のしおり」みたいなリーフレットも準備して。


家のすぐそばの、24時間営業のガソリンスタンドが突然廃業してしまったので、家の中が暗くなりました。もうずっと、ここの明かりを頼りに生活していたのになあ。

posted by 蟲文庫 at 14:16 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする