◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2009年08月30日

出平カレイ

他所の土地の人や、お酒に縁のない人にはたいてい「何それ?」と言われるのが「出平カレイ」。瀬戸内特産のカレイの干物です。出平は、でびら、とか、でべら、と読みます。

こんなの。
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取り扱いはメザシとほぼ同じですが、ぐっと淡泊。

これを、まず金槌やビール瓶などでガンガン叩いて背骨を砕いてから魚焼の網に乗せてあぶります。そしてスルメみたいにくにゃんと曲がって背びれあたりが焦げてきたらお皿に移してさっとお醤油をかけて、はい、出来上がり。
あー、こんなにラクチンで美味しいお魚って、なかなかないわ〜、とか思いながらいつも食べています。ご飯にも合います。


どちらかというと恰幅のいいほうだった父が病気でやせ細って死ぬ間際、ふと、病院のトイレで鏡を見ると、さっきベッドに臥していたのとそっくりな顔が映っていてぎょっとした思い出がありますが、味覚というのもやはり似るもんなんだなあ、と思う今日この頃。父の好物でもありました。

posted by 蟲文庫 at 19:53 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月28日

不思議ツアーと白黒の収穫

一昨日のこと、店に入ってこられた女性おふたり連れのほうを見ると、なんと工藤礼子さん。
「え〜〜」とか「あー、びっくりした」と何回も言ってしまった気がしますが、なんでも久しぶりに会われた遠方にお住いのお姉さまと「あらかじめ行き先を知らされないツアー」に参加したところ、笠岡の干拓地(ひまわり畑で知られる)などをまわって倉敷に辿り着いたのだそう。
短時間の滞在だそうで「交番で道を聞いてまっすぐ来たの」ということ。まさか顔をあわせるとは思ってもいなかった今日。「あえてよかった」と手を振る。


最近、必要があって、朝に夕にこの周辺をうろうろと「取材」しているのですが、思いがけずいろんな猫に遭遇できてたのしい。


小学校付近の白猫熟睡中。
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わざと、ガサッと音をさせたら飛び上がった。ごめん。

えびす湯(銭湯)付近の黒猫。
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一定の距離は保つものの、なかなか落ち着いた挙動。


最近、いろんな人から「猫元気?」(注:エサの銘柄ではないです)と尋ねられます。そういえば、しばらく登場させていませんが、おかげさまで2匹とも毎日のびのびとのびきって元気にしています。ありがとうございます。

そういえば工藤家のにゃんこさんたちも「ねこ元気7歳以上」がお気に入りだそうです。うちもです。

posted by 蟲文庫 at 16:09 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月26日

いつもそこに天文台が

今朝は、近くの倉敷天文台事務局へ、あることを尋ねに行く。

倉敷天文台は、大正十五年に日本初の民間天文台として設立され、以降現在まで広く一般に公開されています。

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こんなふうに

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住宅街にぽこっとあるのです。


幼稚園も小学校も、この天文台のすぐそばだったのですが、当時は、ここから数々の彗星を発見して世界的にも知られた本田實(1913~1990)氏が健在だったせいもあり、われわれ近隣のチビどもも、なにがなんだかよくわからないながらも「本田先生は新しい星をみつけたえらい人だ」「あの丸いのはすごい所らしい」という認識を持っていた記憶があります。

といっても、実はいまだにここの望遠鏡は覗いたことがないのですが、そんなこんなを事務局の方とお話していましたら、近々観望会があるということで、それはもうぜひともと参加させていただくことに。もともと地べた専門なので、天文に関してはうといほうなのですが、そういえば通っていた高校のすぐそばにも国立天文台がありましたし、今年の初め頃にみえた男性と猫話をしていたら、三鷹の国立天文台関係の方だったり、となんだかわからないけどいつもそこに天文台があるのです。
なんていうことをぼんやりと考えていたら、帰り際、「偶然なんですけどね、今日は本田實の命日なんですよ」と知らされる。


珍しく天体の話題になったので、遅ればせながらこの前の日蝕。

お昼前、入ってこられたお客さんから「いまちょうど日蝕が見えますよ」と教えられ、どれどれと表へ出てみる。
もうだいぶ欠けていて、左下のほうに三日月のような形の太陽を確認できましたが、さすがにまぶしい。うーん、なんかフィルターになるような適当なものはないかと考えていたところ、ふと、46年前の日蝕の時、まだ少女だった母が「田んぼの水に映ったのを見た」と言っていたのを思い出し、表の睡蓮鉢を覗いてみる。
すると、ちょっと感激するほどくっきり見えたのです。

が、
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さすがに何の用意もないカメラでは撮れませんでした。

posted by 蟲文庫 at 13:49 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月24日

街中の僻地

この前の週末に来られたお客さんから「このあたり、ほんとうにまったりとしてますねえ」としみじみ感心されたのですが、月曜日は、まわりの美術館やお店もお休みのところが多く、観光の人もアテがはずれた感じでだるそうに歩いているため、さらにさらにまったりとしています。

店の裏山からの眺め。
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遠くに見える山々も低くまったり。

でもそういえば、少し前、この写真のちょうど真ん中付近の建物で火事があり、一時騒然となりましたが。


開店当初から時々覗いてくれている神戸のPさんから「倉敷、ほんとうにひっそりとしてるわねぇ、最近」と気の毒そうに言われる。
うーん、そうかもしれない、かもしれないけど「でもPさんもよくご存知でしょうけど、昔はうち、ほんとうに誰も来ないような場所でやってましたからねえ、それと比べるもんだから、実感はあんまり…」と答えると、「あははー!それもそうねー」と元気に笑ってくれる。最初の店は駅から徒歩5分程度だったのですが、でも地元の人ですら「…あのへんはあんまり通ったことない」という街中の僻地(?)だったのです。でもそんな店にも、なぜかPさんは来てくれていたのですが。

店の移転騒動にまつわる思い出を書いた文章があるのでよかったら。

「まだつぶれていません」http://homepage3.nifty.com/mushi-b/svs01/svs01_06.html
(早稲田古本村通信連載 Sep,2006)

この“大阪のOさん”は、もちろんこのお盆にも覗いてくださいました。あ、そうだ、Oさん、オンリーワンズ行かないのかしらん。


今日も店はヒマだったので古ハブラシで亀の甲羅を掃除。

きれいになったむいちゃん。
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その筋では「ハイ・イエロー」などと呼ばれる美麗タイプです。ふふ。

そういえば昨日、ネットの爬虫類専門ショップを覗いていたら、憧れのあのコ(ヌマガメ科の某種)は5万円もしていた。「えー、5万円もするんじゃったらいらんわ」と思わず岡山弁でつぶやいてしまった。


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 (おしらせ)

この10月、倉敷青年会議所主宰の「倉敷体験プログラム ひやさい」という催しが行われまして、不肖わたくし田中美穂もコケ観察会の講師をさせていただくことになりました。

詳細はコチラ、http://www.kurashiki-jc.or.jp/hiyasai/index.php?id=1

ちなみに「ひやさい」とは倉敷の方言で「路地」のことなのだそうです。知りませんでした。

posted by 蟲文庫 at 18:05 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月22日

腹黒いひよ子

オンリーワンズ、地方公演決定ですって!

*11月10日 ( 火 ) 浜松 ROCKBAR LUCREZIA
*11月12日 ( 木 ) 大阪 心斎橋 KING COBRA

え〜〜〜、行こうかしら、大阪。


東京土産の定番「東京ひよ子」に「塩ひよ子」が仲間入り。
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「ひよ子」の歴史90数年目にしての初の新製品だそうです。
塩ナントカもすっかり定着してきた今日この頃。100年までは、ちょっと待てなかったんですね。

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つぶらなめめは相変わらずですが、あれ?なんか色黒?

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と思ったら、腹の中まで黒かった。


塩大福は大好物ですし、わたしの中のあんこの序列は、粒あん、ずんだ、漉しあん、芋あん、白あん黄身あん、おしるこ、うぐいすあん、ようかん…なので、定番ひよ子(黄身あん)よりも高得点です。Hさん、ありがとうございました!

などと、この暑いさなかにあんこの話題。失礼しました。

posted by 蟲文庫 at 14:07 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月20日

キノコ関係者様

ひと頃は耳から入って脳まで響くようだった蝉や蛙の鳴き声も、なんだか張りがなくなってきました。朝方など、タオルケットから出ている腕がひんやりしています。でも、暑さ寒さも…の彼岸まではまだひと月あるので油断できませんが。

今朝は、必要があって店の裏の鶴形山へ「取材」に。

お隣のカレー屋さんの脇の坂をあがっていくと、あ、ねこ。
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ご近所さんのようですが「はじめまして」ですね。
ずいぶん痩せているのでノラさんでしょう。

薮の中へと去って行くノラさんを見送っていると、

あ、ニホントカゲの子供。
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初々しい光沢と瑠璃色のしっぽがすてきです。
小声で「あら、きれいね〜、お写真いいですかぁ?」と声をかけると立ち止まってくれた。いや、びっくりしただけだと思うけど。


写真評論家の飯沢耕太郎さんがみえる。数年前から始まった、ある写真のイベントのため時々倉敷にいらっしゃるのです。最近では『世界のキノコ切手』『きのこ文学大全』など、キノコ関係の著作でも知られ、わたしもキノコ関係の本が入ると即座に飯沢さんのお顔を思い浮かべるのですが、しかし既に大概のものは持っておられるのでなかなか…。それでも関連本を数冊みつくろってお買い上げくださる。今回も、話題の大半はキノコに粘菌に伊沢正名さん。それと、Pippoさんのキノコソングについても。

ものすごーく気さくな方なので、ついつい普通に気安くしゃべってしまう。途中で「あ、そうだった、あの飯沢さんだった」と何度か思うものの、やっぱり普通にしゃべってしまう。ありがとうございます。

意外に知られていない(?)飯沢さんのキノコ本。
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『茸日記 Mushroom Diary』飯沢耕太郎詩集(三月兎社)

初めて手にした時、目次をみて、そしてぱらぱらとページを繰りながら、なんとなくキノコ狩りをするジョン・ケージを連想していたら、

 [森を散歩するジョン・ケージ]
  を想い浮かべようとする

という一節がありました。

posted by 蟲文庫 at 13:47 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月18日

黒部の怪獣

お盆休み明け、黒部に行ってきた友達からお土産をもらう。その名も「黒部のダムダム君」。

ダムダム君とは、このキャラクターのオコジョの名前のようです。
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フタを開けるとそこにお菓子は入っていなくて、黒部ダムのポップアップになっている。
(お菓子は横から引きだす)

かわいいオコジョの人形焼。
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味はもみじ饅頭。


試食後、ふと思い立ってやってみる。

「伝説の巨大怪獣、黒部のぶりぶり君現る!」
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うわー!きゃー!にげろー!!

「ダメだ!このままではダムが決壊する!」かくして黒部を守るため立ち上がった男達の熱き闘いが繰り広げられるのであった。


おしまい(え?おしまい?)。

posted by 蟲文庫 at 14:45 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月16日

ニール・ヤングの大きさ

レスポールで思い出しましたが、まだニール・ヤングがあんなに大柄な人だとは知らなかった頃、友達の家でライブビデオを観ていたら、あの大きなレスポールがいやに小さくみえるので、「あれはニール・ヤングが大きいん? それとも小さいレスポールがあるん?」と訊ねると、「ニール・ヤングが大きい」という返事。その瞬間、自分の中にいたニール・ヤングが一気に巨大化したのは言うまでもありません。レスポールが、ボールペンとかタバコの箱の役目を果たしてくれたというわけです。

最近のお気に入り。
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「DANNY BY THE RIVER」

この写真だと、たしかにだいぶ大きい人のような気はする。

ニール・ヤングとヴェルヴェット・アンダーグラウンドは、「あ〜、やれやれ」ほっとひと息、な気分の時に聞きたくなる両巨頭。なんとなくリセットされるような気がするのです、いろんなものが。


お盆休みが終わりました。また静かな倉敷に戻りました。

posted by 蟲文庫 at 15:44 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月15日

大人の夢

もう長いこと学校をさぼっているので、そろそろ行かないと…でもなぜか制服がみつからない、とか、電車に乗ったら逆方向だった、というような夢をよくみます。きょうもみました。そして目が覚めて「そうだった、もう学校は行かなくていいんだった」と安堵するのです。情けない恥ずかしい37歳。


レス・ポールさんの訃報に接し、あら、まだご存命でしたのね、と思い、そしてエレキギターの歴史というのはまだそんなものだったのか、とも思う。

少し前に「やっと梅が干せた」と書きましたが、あれからまたすぐにお天気が崩れたため、ふたたび梅酢の中へ戻すはめに。

そして昨日、
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待望のカンカン照り。

今年はなかなか出来がいいです。でもお天気がイマイチです。
posted by 蟲文庫 at 16:27 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月13日

ぶりちゃんと行く宝福寺

お盆で、なんとなく人が増えてきたのでエアコンをつける。しかしどうも暑い…さっきより暑いかも…と思ったら暖房だった。そりゃ暑い。


北海道から帰ってきたしをりちゃんが、亀をあずかっていたお礼にと、午前中、総社の宝福寺に連れて行ってくれる。せっかくなので亀の「ぶりちゃん」も一緒に。
少年時代の雪舟が涙でネズミの絵を描いたという伝説で知られているお寺(詳しくはコチラを)ですが、それはさておき、ここは苔がたいそうきれいなのです。

すこし早起きして、11時の開店時間には余裕で間に合うように出掛けたつもりが、見るべきものがありすぎて、結局30分ほど遅刻。でも、思った以上に楽しかったです。


参道の脇の雑木林に踏み入ると、さっそく粘菌(変形菌)のみなさんが。

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左からムラサキホコリの仲間、モジホコリの仲間、ツノホコリの仲間、かと思われます。

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キノコもいろいろ。


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苔の林を行くぶりちゃん。

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おや、ピンクのキノコが。

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あれれ、こちらは白い傘ですね。

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むむ、この奥にはいったい何が…。


帰りしな、ぶりちゃんをあちこち連れて行って、あのペンギンの写真集(『ペンギンカップルジョーとサリーの世界漫遊記』)みたいなの作ろう!などと盛り上がる。安易です。

posted by 蟲文庫 at 14:18 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月11日

三つ編みメガネ犬

「ゑでぃまぁこん」のゑでぃさんが書いてくれたわたしの似顔絵。

三つ編みメガネ犬。
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似てるー!


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こちらは、ゑでぃさんの自画像。


それにしても寝苦しい暑さになりました。ただでさえ睡眠の質は低いほうなのに、熟睡、なんて夢のまた夢。
最大の問題は自分と布団の接触面にこもる熱。これがどうにかならいものかと、さいきん竹シーツを導入しました。スーパーやホームセンターの寝具売り場で時々みかけるやつです。

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こんなの。

碁石のようにつるつるした竹製の駒のようなものが繋がっているのですが、なるほど、寝返りをうった時のひんやり感は布団とは段違いです。ただ、この上にそのまま寝てしまうと、あまり冷やしたくないところ(腰、肩、過去に痛めた部位など)まで冷えて、翌朝なんだか体が痛い…ということになるので、部分的に敷きパッドやバスタオルを敷くなど工夫は必要です。あと、枕もちゃんとしておかないと、この模様がほっぺにつくのは恥ずかしいですね。最近なかなか消えないしね。

ご覧のとおり、猫はいたく気に入っている様子です。

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 (新入荷のおしらせ)

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Kito Mizukumi Rouber/UKK kara TApe o hiku KMR(PaPa RECORDS)
2200円(CD)

キト、2nd はまだ出ていないのに3rd が出ました!
「ぺったら地獄リサイタル」(友人の談話より)の模様です。聴くかぎりじつに面白そうなのですが、でもライブではしばしばお客さんが固まるそうです。「Mura hazure no Shy Band(村はずれのシャイバンド)」なんて笑いが止まらなさそうなんですが。ともかくぜひライブが観てみたい。
ジャケットの猫っぽい生き物がまたすてきです。


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Taku Sugimoto/26(2009) electronic version(Slubmusic tengue 3)
2000円(CD)

杉本さまもやはり、井の頭公園の亀の激減ぶりには絶句されたということです。

posted by 蟲文庫 at 16:21 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月08日

しをりちゃんのぶりちゃん

近所のしをりちゃんが、数日北海道へ帰ってくるというので亀をあずかる。この前のロシアリクガメのベビーです。

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名前は「ぶり」ちゃん。チンゲン菜がお好み。

かわゆい。


最近、音楽に関する話題が続いていましたが、もちろん古本のほうも随時入荷中。毎日せっせと値段をつけて棚に出しています。ここ最近で目立ったところといえば、水辺の生き物、民俗学、文楽や能などの古典芸能、といったところです。
十年一日が如く、という言葉がイヤになるくらいよく似合う蟲文庫ですが、でも「あの〜、去年来たときココにあったアノ本は?」と言われても、もう無いことだってありますよ。この店が続いているからにはね。

posted by 蟲文庫 at 14:20 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月05日

梅干し甲羅干し

オンリー・ワンズ、再来日ですって。11月7日(土)、8日(日)渋谷 ANTIKNOCK。相当の強行軍を覚悟すれば、2日目ならもしかしたら行けるかもしれん。でもまだわからん。うう〜ん、うう〜ん…。

などと、オンリー・ワンズの再来日情報で頭をいっぱいにしているうちに、ここ中国地方もようやく梅雨があけたようです。ようやく梅も干せました。土用ぎりぎり。

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手足をだらり、甲羅干し。


ギター職人のSくんからメール。少し前、映画『私は猫ストーカー』を観に新宿まで行ったのだそうな(所沢から自転車で!)。猫仙人並に猫から好かれやすいSくんとしては、「猫好きの機微に触れる部分がもう少しあれば」という思いは残ったものの、概ねたのしかった様子。やはりあの電話のシーンはツボだったよう。それと最後の歌もよかった、と。ちょうど、鈴木卓爾監督のトークショーのあった回だったそうで、「(鈴木さんは)大学の時の風貌そのままでした。対談の後、短い作品2本の上映がありましたが、こちらもとても面白く特に1本は本当に笑いをこらえるのが大変でした」ということでした。
そしてつい数日前には、やはり大学の同期だった友達のライブを観に西荻にも行ったそうで(もちろん自転車で)、にわとり文庫に寄って、ちゃっかり「点子ちゃん」の名前まで聞いてきていた。

もしS君が岡山に帰ってくるようなことがあれば、やっぱり蟲文庫にも自転車で来るんだろうなあ、道々の猫の様子をチェックしながら鴨方から。
(注:鴨方とは、岡山県南西部にある地名。広島との県境に近い笠岡付近です)。


先日、新幹線に乗るべく東京駅へ向かう途中、ダッシュでひとまわりした井の頭公園で。
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いせやの隣の喫茶店の猫なんですね。

なぜ井の頭公園かというと、もちろん亀の様子をチェックしに。相変わらず、と言いたいところでしたが、どういうわけか、いつもいーーっぱいいるアカミミがほとんどいなくて、葦などの陰にわずかに確認できたのもほとんどクサガメ。どうしたんでしょうか。駆除されたんでしょうか。以前、ブルーギル(魚)やアカミミ(亀)などの外来種の調査をしているところに出くわしたことはあったのですが。

posted by 蟲文庫 at 18:16 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月02日

苔PVと教育ビデオの夢

マヘルの新譜、出ましたね!

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マヘル・シャラル・ハシュ・バズ/セ・ラ・デルニエール・シャンソン(7.e.p)
3150円(2+1CD)

CD2枚組で全177曲。以前、あるクラストバンドが、1枚に101曲入れたLPを出したことがあるのだそうですが、それをも凌ぐパンクな様相。
だというのに、どの曲もどの曲も、まるで工藤冬里さんの声のようになめらかで柔らかく、「わー、こんなにたくさん聴けるなんてしあわせー」という、なんの工夫もない単純な感想が出てくるような、ある部分、親しみやすい内容。ひとまわりしたところにあったポップとでもいうのかな。

好きな曲をあげればきりがないですが、わけても「ホンモンジゴケ」と「クマムシ」(何れも1枚目のほうに収録)は既に蟲文庫のテーマ曲となっています。いまのわたしの夢は、これらの曲がバックに流れる苔観察普及促進のためのPV、もしくは『苔とあるく』のダイジェスト版みたいな教育ビデオ(ナレーション:工藤冬里)の製作です。
ちなみに、日本盤にはアウトテイク集としてさらにもう1枚オマケがついていて、それだけで60曲も入っているという、ものすごいことになっています。しかも、あの「冷たい雨」も入っているのですよ。思わずバンザイしました。

発売元の7.e.p. というレーベルとは、いまのところ行き来のきっかけがなく、蟲文庫に入れるは無理かなあと思っていたのですが、そんなことをモダーン・ミュージックの生悦住さんにお話したら、「でも、蟲文庫にマヘルが無いのは困るでしょう?」と、とりあえず数枚分けてくださったのです。ありがとうございます。



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林哲夫さんから『coto』vol.18 をお送りいただく。林さんの連載「古書へんぺん記」にこの春、蟲文庫を訪ねてくださった時のことをじっくりと書いてくださっています。そして、じつはわたしも売り惜しんでいたアノ本について。もう二度とお目にかかることはなさそうな一冊(いえ、正確には二冊なのですが)でしたが、ネット販売をやっていないうちの店で売るのは難しいかなあという安心感(?)もどこかにありました。まさかそんなタイミングで林さんがみえるなんて、ねえ。しかも初来店。やっぱり本というものは不思議なものだ、とつくづく思ったことでした。


そして、石神井書林の内堀弘さんから『図書新聞』が。『苔とあるく』の書評を書いてくださっているのです。それも、映画『私は猫ストーカー』とからめて。タイトルは「猫と苔と古本屋」。もう、もう、もう……感無量であります。

 Web版はこちら http://toshoshimbun.jp/books_newspaper/week_description.php?shinbunno=2928&syosekino=1897


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 (おしらせ)

現在、青山ブックセンター全店で「日本科学未来館」のセレクトによるブックフェアが行われているそうなのですが、そこへ『苔とあるく』も混ぜていただいている模様です。お近くのかたはぜひ覗いてみてくださいませ。

 詳細は、http://www.miraikan.jst.go.jp/info/090717203580.html

わたし、ほんとはウルトラ文系なんですけどね。
posted by 蟲文庫 at 15:53 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする