◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2009年11月30日

月末の連想ゲーム

今月もなんとか無事に家賃が払えた。よかった。来月も無事に家賃が払えますように。なーむー。

50歳代とおぼしきご婦人から「心臓をぶち抜かれて、ってありましたよねえ? 」と尋ねられ、しばらーく考えて、考えて、マイケル・ギルモアの『心臓を貫かれて』(村上春樹訳)だとわかる。わかったよ!エライ!自分。そして棚にあった。売れた。よかった。

月末ー末尾ーお尻、という連想で
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ひつじのお尻(於 天王寺動物園)。

動物のお尻っていいですね。亀のお尻もかわいいですよ。

posted by 蟲文庫 at 14:37 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月27日

ひさしぶりのいつもの

ここ数日、いつものコーヒー豆屋さん、いつものパン屋さん、いつもの飲み屋さん、と行く先々で「あらぁ、元気だったの?」みたいなことを言われる。そういえば、もう長いことスーパーくらいしか行ってなかったかも。こんな状態で「いつもの」と言っては申し訳ないような気もしますが、でも他はもっともっと行かないので、やっぱり「いつもの」と言わせていただきます。

ひさしぶりに飲みに行った帰り道。
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近所の中国銀行。
(※中国の銀行ではなく、「中国地方」の銀行です)

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大野麻里さんの「鳥展 その2」はじまりました。

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11月27日(金)〜12月10日(土)
店舗営業時間内・期間中無休。

大野さんの鳥好き具合は、わたしの亀好きと相通ずるところがあって、この約50点の作品、ほぼすべて鳥の絵(一匹だけ猫がいます。探してね)というのにも勝手にシンパシーを感じてしまいました。そしてやっぱりどの絵もとてもいいんですよ。そういえば、亀、特にリクガメの顔は鳥とよく似ています。くちばしだし。

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こちらの作品はすべて販売しています。つぶつぶの赤い小鳥、あなたのおうちにも1羽いかがでしょう。わたしもいま2羽ほどねらっています。ポストカードもありますよ。
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2009年11月25日

半年ぶりのオレンジ

今月中が締め切りの原稿3つ、いずれもなんとか目処がたってほっとひと息。でも年内にもうひとつ控えている大物は、まだてさぐり状態。気が抜けません。文筆業の人はほんとうにすごいなあ、と思う。「画家にノイローゼや不眠症はあまりいないけれど、文筆家には大変多い」とどこかで読んだ記憶がありますが、なんとなくわかる気がします。音楽家はどうなんでしょう。

最近、中国新聞(広島版)の文化欄の「緑地帯」というところにコラムを書かせていただきました。来週の火曜日(12月2日)から8回連載される予定ですので、購読されている方がいらっしゃいましたらよかったら。苔のことや古本屋のことを誰にでもわかるような内容で、というこれまでそれなりに書いてきたテーマだったので、最初ちょっと難航していたのですが、最終的には自分でも楽しんで書き進められたので、よかったのではないかと思っています。

この連載について、ひとあし先に横浜の一艸堂石田書店の石田さんにご報告したところ、「中国新聞といえば、かつて六十年安保で日本が揺れ動いたとき、「七社共同宣言」を新聞紙上ではっきりとその非論理性を指摘したわずか二紙のうちのひとつです。上等なことです」という、石田さんでしかありえないような激励の手紙をくださいました。あと一紙は北海道新聞だそうです。たしかに、お上の情緒に流されると、痛い目を見るのはこちら側ですからね。
あ、もちろん、わたしの書いたものはいつものんびりしたやつですけれども。


ところで、年明けにふたたび古書往来座・外市(1月16日(土)17日(日))へ参加させていただくことになりました。いま、ぼちぼち本をより分けているところなのですが、せっかくなので旧タイプの蟲バッグ(「ムシブンコ」というロゴ入りの)も少し持って行こう、と只今鋭意制作中。ひさしぶりのミシンがけは、ちょうどいい気分転換です。たくさんやると飽きるけど。そして、17日には、ある方とトークをさせていただくことになっています。すごい方です。どうしよう…。


夏のはじめあたりから、ふっつりと姿を見せなくなっていたオレンジ猫。

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先日、数ヶ月ぶりに目撃。

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この付近に猫嫌いの人がいるようなので、ずっと心配していたのです。

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2009年11月23日

わたしの好きな方言

木山捷平に「私の好きな方言」という文章があります。それは代表的な岡山弁である「みてる」。短い文章なので全文引用します。

  私の郷里備中地方に「みてる」という言葉がある。本字ではどう書くのかよく
 わからないが、「満つ」あるいは「充つ」の口語化ではないかとわたしは思って
 いる。ところが実際面ではこの言葉は本来の意味とは逆に、何でも物がなくなる
 時に使われる。
  物理学に「物質不滅の原理」というのがある。仏典には「色即是空」というの
 がある。まさかこんな物理学や仏教哲学の応用でもあるまいが、「花子さんは、
 お気の毒にも昨日おみてになさったそうで……」というように使われる。人が死
 んだ時は、その人の寿命が満期になった時だから、ちゃんと理屈にはあっている
 のである。
      (「私の好きな方言」木山捷平 週刊現代 昭和38年・8月)

 
兵庫生まれで結婚まで大阪にいた母によれば「最初、意味がわからなくて困った岡山弁」の筆頭だそう。ある時、三輪トラック(昭和、ですねえ)でやってくるお豆腐屋さんに「木綿一丁ください」と言ったら、「みてた」と返され、もうほんとに困ってしまった、といまでも時々、本当に困ったような顔をして話してくれます。

ところで、「おみてに」と人が亡くなったときにも使うというのはこの文章を読むまで知りませんでした。
このまえ京都で、三重出身の潤さんと「方言の中の敬語が消えつつある」というような話をしたところだったので、なおさら嬉しい発見(?)でした。そういえば、木山捷平の故郷である、備中と備後の境目あたりは、「○○しておられた」とか「○○と言われていた」というのが、「○○しとっちゃった」「○○言うとっちゃった」になるのが特徴的です。ちなみに、これを普通に言うと「○○しとった」「○○言うとった」になります。

わたしの好きな、というか、それに相当する標準語ではどうしても物足りなさを感じてしまう岡山弁の代表は「しわい」。親鶏など、なかなか噛みきりにくい筋張ったものを食べる時によくつかいます。「かたい」ではダメなんですよ、やっぱり。


そんなところへ里庄在住のカメラマンの藤井さんがくる。結局今年は計画倒れになってしまった写真展について、来年こそはというような話をする。藤井さんと話していると「ああそうだ、そういう岡山弁、あった、あった」と内心膝を叩くようなこともしばしばです。ふたりしてバリバリの岡山弁で「おぎさん(魚雷さん)」や「とびさん(扉野さん)」の話なども。なんかほんとに、日本昔話みたいな会話になります。

扉野家の、かわいいけど重たい二コさん。8kg。

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この前は一晩中わたしの足の上で寝ていたので、目が覚めたら足がしびれていました。藤井さんは以前、飛び乗られたことがあるそうです。でもこの色柄、わたしの理想の猫なんです。


お土産にリンゴを持ってきてくれたのですが、JA鴨方に並んでいる中でも、いっとうお気に入りの出品者のものだということ。そうそう、産直コーナーで、そういうのありますね。反対に「この人のはどうもねえ…」とか。そういえば、6月に愛媛に行った時、工藤礼子さんと温泉の近くにある産直コーナーをひやかしていたら、そばにいたおばさんからいきなり「この、○○いう人のは買わんほうがええ」と注意をうけました。親切心なのか、単なる個人的な感情なのかはよくはわかりませんでしたが。
posted by 蟲文庫 at 13:04 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月21日

ミズゴケの敷布団

昨日の夕方覗いてくれたお客さんから、「先週の川手さんのライブ、よかったですねえ」と言われ、呆然とする。ここしばらくずっとばたばたしていたので、なんだかもう半月くらい経ったような気がしていたのですが、カレンダーをみると、たしかに先週のことでした。そう、そして、ほんとにいいライブでした。

この前の京都では、「古書はんのき」と「善行堂」を覗かせていただきましたが、どちらも今年オープンしたばかりだというのに、すでにちゃんとした古本屋さんで、16年前、わずか四、五百冊を並べて始めた己が無謀さを思わずにはいられませんでした。ほんとうに、何の情報もない地方で、なーんにも知らなかったから出来たようなものですね。たとえば京都に住んでいたら、たぶんやっていなかったと思います。
「はんのき」のavocadoさんには、「これから寒くなるから、足下に段ボールかペットドームの古いやつを置いて、そこへ湯たんぽを入れておくといいですよ」という、本とはまるで関係のないアドバイスをする。「善行堂」は、うわさどおり、棚を眺めるだけで勉強になるような品揃えでした。月1回でも通えたら、だいぶ本に詳しくなれそうだなあ、と無知まるだしの感想を持ちました。
しかしその後、ダッシュで覗いたガケ書房で山下さんから「文庫堂が店たたんだんですよ」というショッキングな話をきく。ネット販売だけにされたそうです。

ガケ書房のイシガメ「チバちゃん」。冬眠直前。
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あたし、そろそろ寝るわ…。


2月にライブの決まった知久寿焼さん宅では、今年クサガメが十何匹か孵ったそう。うちも、もしかしたら来年ヤエヤマミナミイシガメのタマシマ夫妻が卵を産むかも(もちろん産むのはメスのシマ子ですが)しれないので、あれこれとコツを伺いました。初夏に産んだ場合は、固く絞ったミズゴケの上にのせておくと常温でも大丈夫だそう。苔のうえで子亀が孵るなんて、もう、すごいロマンチックじゃないですか。

そういえば、徳正寺で扉野さんのお母様から「この前パスカルズのみなさんがいらした時は、知久さんが(踏み石のまわりの)苔を踏まないで、踏まないで、ってずっと注意してくださってたんですよ」とお聞きし、じーんときました。
posted by 蟲文庫 at 13:32 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月19日

これからと来年

ちょっとバタバタしておりますが、ひとまず告知いろいろ。

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「鳥展 その2」大野麻里

2009年11月27日(金)〜12月10日(木)

京都在住の大野麻里さんの絵画展。つぶつぶの赤い小鳥たちがたくさんやってくるようです。

詳細:http://homepage3.nifty.com/mushi-b/events.html


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年内の音楽イベントは、先日の川手直人さんが最後になりそうですが、来年は早々からすでに3つ決定しています。

■オグラ ライブ
 2010年1月22日(金)19時オープン、19時半スタート、2000円(予定)

 ■知久寿焼 ライブ(2010年2月20日(土))詳細未定
 ■ワタナベマモル ライブ(2010年3月26日(金))詳細未定

1月のオグラさんのライブについては既にご予約うけたまわります。お問い合わせはお気軽に。
(※知久さん、ワタナベマモルさんについては未だ受け付けできません)

1、2、3月と続くこのお三方、東京ではいっしょにライブをされることもあるご友人同士のようですが、このたびのことは偶然なのです。


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そしてこちらは扉野良人さんの企画のトークイベントです。

「とある二都物語」
山上の蜘蛛、あるいはボン書店の幻 モダニズム詩の光と影
 対話−季村敏夫×内堀弘
 司会−北村知之

『山上の蜘蛛』と『ボン書店の幻』は、ともに「モダニズム(詩)」を主題にした詩人たちの物語です。その出生において時と場所を異にしながら、この二書はどこか兄弟に喩えたい気持ちを抱かせます。時代の苛酷さはグラデーションのように色の濃淡を変えて今を染めあげています。詩人たちはいつもその苛酷さに晒されて立ちつづけてきました。痕された詩集、詩誌はその姿をわたしたちに辛うじて教えます。おふたりの労作はポンペイの遺跡で見つけられた不自然な空隙に石膏を流し込んだ考古学者のように、詩人たち(ボン書店主・鳥羽茂は出版人である前に詩人であった)を生きた姿でとりだす作業でした。
 戦争前夜のふたつの都市の片隅に舞い降りて消えていった言葉の断片。おふたりの対話はきっと、ページの上で消え入る言葉をふたたび舞わせ、かつてそれが舞い降りてきた空の方角を指し示すにちがいありません。

オープニング音楽
かえるさん(細馬宏通)

にしもとひろこ(from たゆたう)

主催−りいぶるとふん‘ドノゴトンカ Donogo-o-Tonka’
共催−塩屋音楽会/震災まちのアーカイブ
場所−旧グッゲンハイム邸 http://www.geocities.jp/shioyag/index.html
655-0872 神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
Tel: 078-220-3924 Fax: 078-202-9033
JR山陽塩屋駅、北側線路沿いを東へ200m後、トンネルをくぐり、さらに100m、遮断機を越え、すぐ。駅より徒歩5分。
*駐車場はありません。

日時−12月22日(火)冬至
16:00 開場
16:53 開演
       音楽−かえるさん(細馬宏通)
          にしもとひろこ(from たゆたう)
18:00 季村敏夫×内堀弘トーク
20:00 終演

 ※開演時間は冬至の日の入り16:53(神戸)に因んで。17時開演とお考えください。日没の海を眺めながらはじまります。

料金−予約 2,000/当日 2,500
予約・問い合わせ−旧グッゲンハイム邸事務局
(TEL:078-220-3924 FAX:078-202-9033 E-mail:guggenheim2007@gmail.com)
 ※ご予約送信の際に、ご希望の鑑賞日、お名前、電話番号、枚数を明記下さい。


posted by 蟲文庫 at 14:40 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月17日

新幹線の亀

半月にわたる怒濤の出張週間も無事おわり、ようやく通常営業に戻りました。

大阪自然史フェスティバルのシンポジウム。わたし個人については生来の口下手ぶりが全面に出てしまい、お聞き苦しい点、多々あったかと思いますが、こんなことに血道をあげている人々もいる、ということはおわかりいただけたのではないかと思います。西村先生と道盛さんのお話は、わたしがもっと聞きたいくらいでした。
用意してくださっていた『苔とあるく』(たしか20冊)も完売したということ、既に読んでくださっている方々が声をかけてくださったのもうれしかったです。

しかしこの「大阪自然史フェスティバル」、文字通り「お祭り」な雰囲気はさすが大阪、という気がしました。展示ブースもどれも面白かったです。

「生態工房」の看板亀。
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イシガメてぬぐいを買いました。

つい先日も動物園を案内してくれたユウヰチさんと早苗さんは、午前中、この生態工房が主宰の「カメカメ調査隊」にも参加したとのこと。わたしも行きたかったです。


その後、せっかくなので京都へ寄り道し、「すがまち食堂」で美味しい晩ご飯を食べ、夜は猟解禁日当日の千松さんちのお世話になる。

翌日はYちゃんと鞍馬寺へ行ったあと、まずは古書はんのきでavocadoさんにご挨拶。つづいて善行堂ではついに山本さんにお会いでき読みたかった本が買え、そこから駆け足で覗いたガケ書房にもタイミングよく山下さんがおられ、さらに冬眠直前のイシガメ「チバちゃん」にも会えてたいへんラッキーでした(今年は秋が長かったからね)。

その後、徳正寺に扉野さんを訪ね、生まれたばかりの蓉くんと面会し、お茶室でお茶をいただき、ご両親からお庭の苔について質問をうけるなどしているところへ中川六平さんがあらわれ、さらにしばらくして羽良多平吉さんもみえ、なんだかんだで10人以上の宴会になり、結局、扉野さんちのお世話になり、帰ってきたのは今日のお昼でした。

お世話になったみなみなさま、ほんとうにありがとうございました。このお礼はまたあらためまして。

新幹線の車内でみかけた広告。
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もしかしてバダグール?

posted by 蟲文庫 at 18:07 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月14日

大阪フェス

明日は「大阪自然史フェスティバル」のシンポジウム「コケとあるく」で、西村、道盛、両先生とコケについてのお話をさせていただくことになっています。参加費無料で、会場は300人くらい入れる講堂なので、興味のおありの方はどうぞお気軽に。場所は大阪の住吉にある大阪市立自然史博物館です。

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このチラシ、かわいいですね。色も好きです。

大阪自然史フェスティバル:http://www.omnh.net/npo/fes/2009/
シンポジウム詳細:http://www.omnh.net/npo/fes/2009/event.html(下のほうです)

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この前の広島の記事、ひとまずざざっと写真をアップしました。でもまだ書きかけです。
「サボテンとはちょっと違う」http://mushi-bunko-diary.seesaa.net/article/132331386.html

posted by 蟲文庫 at 17:07 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月13日

動物園とThe Only Ones

昨日はお昼前に大阪着。中川ユウヰチさん&さなえさんが付き合ってくれて、大黒というお店で美味しいかやくご飯とお魚を食べてから天王寺動物園へ。

通天閣。
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立ち飲み屋が軒を連ねるジャンジャン横丁は真っ昼間(というかたぶん午前中)から大賑わい。雀荘の囲碁・将棋版みたいなお店もおじさんたちがすし詰め状態でした。

そして動物園。

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ねむたいレッサーパンダ、寄り添うハイラックス。

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無理のある白くまの子供。
(中川さん撮影)

最初の家畜コーナーでゆっくりしすぎて、肝心のゾウや白くまは駆け足になってしまいましたが、でも、なんとかひととおり見学。ちなみに亀についてはちょっと手薄のようでした。


その後、心斎橋でOさんと待合わせ。今日のオンリーワンズのチケットを渡してもらう。なんと整理番号1番と2番。うれしい、ようなお客さんの入りがちょっと心配なような。

開場5分前、お店の前の階段に並んでいると、人がやっとすれ違える程度のその階段をピーター・ペレットが笑顔で降りて行く。くぎづけになる。

40分以上押して開演。

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予想を上回る爆音に三半規管が刺激され、ずっと頭がクラクラしていましたが、それがまた、あの声と「わー、ピーター・ペレットやぁ、かっこええわぁ」というウルトラ単純な感激とあいまって、ものすごく気持ちがいい。自分内ヒットパレードにいちいち「うわー」となる。なにしろ去年は逃したもんですから。最後の最後は、The Beast でした(よね?)。
しかしみなさん、どう考えても50代後半。マイク・ケリーはたぶん60代、そしてツアー最終日だというのに、さほど疲れた様子もなくて驚きました。正直、だいじょうぶかなと思ってたんです、大阪は。

去り際に「See You Next Year!」と言われていましたが、Oさんと「ほんまにまた来るつもりなんですかね」「さあ?」「でも来たら行きましょうね」と約束。いやほんと、かっこよかった。しびれました。

そして今回ついに物販コーナーでTシャツを買う。ライブの物販でTシャツ買うのはうまれてはじめてです。コケの生えた物販Тシャツの操を貴方に(いらんて)。

そして今日もまだ耳がちょっとおかしい。
posted by 蟲文庫 at 19:13 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月11日

川手さんの指、本日の会話

昨夜の川手直人さんのライブは、この地方にしては珍しい悪天候ながら、すばらしい出席率の上、当日駆け込みのお客さんまでおられて、たいへん盛況なものとなりました。この日一日の蟲文庫のお客さんよりずっと多かったですよ。

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川手さんのプロフィールに「指をメンバーとして」とありますが、その“メンバー”のみなさんが、時に盛り上がり、また盛り下がり、会話に詰まって黙りこくったり(その様子をお客さんが固唾をのんで見守っていたり)、またふたたび誰からともなくしゃべりはじめたり、というような1時間半くらいの演奏。
“メンバー”はこの半年ほど、諸事情であまりこういう場で顔を合わせる機会がなかったそうで、場合によってはエラクぎこちなくなるのですが、でもその様子がいかにも川手さんの考える音楽という気がしてわたしはとても楽しかったです。後である方が「いっつも必死で練習しよる○○さんとかより、こっちのほうがだんぜん面白いって、ほんまどういうことよ?」と笑っておられましたが、そう、そういう感じ。
新曲の「その船に乗るな」も、川手さんの古楽器のようなギターの音にあうとてもいい曲でした。つぎのCDにはぜひ入れてください。

ライブのあとは、恒例の「おにぎり打ち上げ」。川手さんがお土産にくださった山梨の鈴蘭酒造の赤ワインをみんなで味見しながら、しょーもない話やまじめな話とともに夜はふけていきました。こういう席に、お客さんが全員残ってくださったというのも珍しかったです。みなさま、ほんとうにありがとうございました。


川手さんは、このあと14日(土)に広島の「LOUTO」でもライブがあります。お近くの方はぜひ。

kawate naoto - MySpace:http://www.myspace.com/komariirimame
広島・LOUTO:http://louto33.blog33.fc2.com/

そういえば、「LOUTO」といえば、この前広島で南陀楼綾繁さんから「時間があったら行ってみるといいよ」とすすめられたお店です。行けなかったけど。

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明日は、久しぶりにちゃんとした(?)「お休み」です。大阪へオンリーワンズの来日公演を観に行ってきますー。わーい。

posted by 蟲文庫 at 16:44 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月10日

きょうは川手さんのライブ

わー、バタバタしているうちに、今日は当日です。

【 川手直人ライブ 】

本日、19:30オープン、20:00スタート 。
予約1200円、当日1500円(何れもお茶、お菓子付き)

やっぱり聴きに行ってみようかな、と思われる方はお電話くだされば予約料金でご入場いただけますので、どうぞご遠慮なく〜。

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 川手直人(かわてなおと)
音楽制作。現在は主にソロ・ギター。指をメンバーとして友人を頼りに国内外で演奏を行う。ヒースロー空港の列、こどもの就寝時間、指編み、女の子の変な踊り、となりのおばさんなどについて弾く。ソロ作品にギター音楽集「こまりいりまめ」(2008/Shingoster RECORDS)。楽器奏者としてMaher Shalal Hash Baz、Crescent、Directorsound、Bill Wellsなどに参加している。山梨県在住。

 kawate naoto - MySpace:http://www.myspace.com/komariirimame(自動的に曲が鳴ります)
posted by 蟲文庫 at 11:20 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月08日

サボテンとはちょっと違う

6日の夜に「お好み本ひろしま2009」の前夜祭としてトークをさせていただき、昨日は一箱古本市に参加(そういえばトークも一箱も人生初)。そして帰ってきたら、町内ではなぜか「田中さんはどっかへサボテンの講演に行っとるそうな」ということになっていた。でも、「広島の本のイベントでトークショーを…」という説明のほうがよけいにややこしくなりそうなので、「いや、ちょっと違うんですけどねえ」と適当にお茶をにごす。60代〜80代の方が大半なのです。

トーク、一箱古本市ともに盛況。みなさまほんとうにありがとうございました。書きたいことはいろいろとあるのですが、今日はやるべきことが山積みなので、ひとまずここまで。また追々書き足していくつもりです。


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原爆ドームを囲む柵に貼り付いてぐるりと一周しましたが、苔はまったく生えていなさそうでした。

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●6日(金)

広島駅付近の「純喫茶パール」
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ゼンマイアタマのおふたりのおすすめ。

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たまごセット。

広島三越前のアカミミさんたち。
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ゆらゆら帝国「sweet spot」の初回限定のステッカーを連想。

原爆ドーム。
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資料館の中は大型バスでやってきた小学生が佃煮にするくらいいて、自分はその中にまざっている鷹の爪の気分でした。またあらためて訪ねたいと思います。

夕方、西観音町の manos garden という知人のお店を訪ねたあと、バスセンターの「源蔵」経由でトークの会場である、cafe paco へ。詳細はまた後日〜。そうそう、トークの後は念願のヲルガン座へも行けました。

●7日(土)

一箱古本市では、けものみち文庫(ナンダロウさん)、岡崎武志堂、ドンベー・ブックス、西荻モンガ堂さんらと同じブースに。

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岡崎武志堂のご店主と(マドレーヌひよこ堂・Yさん撮影)。

お隣の県だからでしょうか、倉敷のうちの店を覗いてくださったことがあると言われる方も何人も声をかけてくださいました。近くのパルコでやっていた古本市を覗けたのもよかったです。

終わった後、ナンダロウさん、モンガ堂さん、ドンベー・ブックスさんと「源蔵」へ。
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ここもゼンマイアタマのおふたりのオススメ。いわしの天ぷらが美味しい。

その後、打ち上げに合流。北尾トロさん、湊かなえさんもおられました。


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2009年11月05日

裏山のコケ同伴

それでは、明日と明後日(11月6日(金)、7日(土))は「お好み本ひろしま2009」への参加のため、休業いたします。
今週末から中旬まで、営業日が不規則なりますので、お立ち寄りくださるご予定の方がいらっしゃいましたら、ブログトップの ◆お知らせ◆ にてご確認をお願いいたします。

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今朝は、広島へ同伴するコケをつまみに裏山へ。
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当日みなさんにお配りするコケマップで紹介しているものを中心に6種類。
・上段左から「ハイゴケ」「フルノコゴケ」「ラセンゴケ」
・下段左から「ヒジキゴケ」「ツヤゴケ」「コツボゴケ」

こうして並べて見ただけでも、それぞれ色や質感が違うのがわかるのではないかと思いますが、これを顕微鏡で見てみると、もうほんとに別物なんですよ。コツボゴケやナミガタタチゴケは永久プレパラートも作ったので、小さな細胞の形までご覧いただけます。
(会場に実体顕微鏡と光学顕微鏡を各一台用意しています)

題して「コケの研究者はこんなことやってますよ体験コーナー」。ご興味のおありの方は、トークのあとにぜひ!

そう、あすはコケトークというわけではないのです。古本や古本屋やコケや亀や音楽や蟲催事などの話題になる予定。会場には、そんないろいろな写真も貼っていただけるようです。

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朝の猫亀。

ナドさんが好きでしかたない亀のサヨイチくん。
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いつもこうして椅子の下から仰ぎ見ているのですが、

知ってか知らずかナドさんは、
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くかー。
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2009年11月04日

うごめきやとどろき

昨日、ひさしぶりに「うごめき文庫」と読まれた。春に虫虫で「蠢(うごめき)」。「むしむしむし」や「轟(とどろき)」あたりは定番で、もうすっかり慣れましたが、さすがに「うごめき」はぎょっとするなあ。いくらなんでも屋号にそれはないでしょう。とか言いつつ、古本市などの出張時の屋号を「蠢文庫」にしたりして。なんてワルノリ。いやウソです、しませんよ。よく考えたら「蟲文庫」ですでに充分ヘンですからね。

地味ながら4つもある看板のうちのひとつ。
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最も古く、最も地味なもの。

店を始めた年の冬、あまりにもヒマだったので帳場のコタツにあたりながら自分でつくりました。ラワン材(たぶん)に墨汁で下描きをして彫刻刀で彫っただけ。この渋すぎる味わいについては、時々「どうやって?」と尋ねられるのですが、これはただの経年劣化です。
(紙を貼っているのは、途中で移転して住所が変ったせい)


広島の一箱古本市の荷物をつくって送る。自分で計算するので、計算しやすい値段をつけました。300円と500円がメインです。一箱特価の「かめむしトート(中)」も少しあります。そして明後日の夜は、いよいよ南陀楼綾繁さんとのトークです。広島近郊の友人知人数人から「予約したよー」という連絡をもらう。知った顔が見えるのは、恥ずかしいけどやっぱりうれしい。ありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。鶴形山の苔とコケマップも持って行きます。

・お好み本ひろしま2009 http://fly8.jp/20091106zenyasaipako/
・トーク詳細 http://bookrainbow.com/okonomi/#event


せっかくの広島なので、ゼンマイアタマ・荏本(広島出身)さんオススメのアソコとココと、そしていつも来てもらうばっかりの、観音町のKさんのお店も行ってみよう。平日は夜しか開いてないみたいだけどゴトウさんのヲルガン座にも行けるかな。

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2009年11月02日

気候風土と喫茶店

ここ数日が締め切りだった原稿、ぜんぶ書けたー。やったー。
といっても、年内にまだまだ気の抜けないものがいくつか控えているので、まず何よりも大切なことは風邪をひかないように気をつけることです。

気温が下がってきたので
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深夜、猫が暖を求めて近寄ってくるようになりました。
(背後は、地味で煮しめたような自宅の本棚)


昨日、東京堂書店3階の畠中さんにメールを送ったり、未來社の天野さんに手紙を書いたりしていたら、ひさしぶりに古書現世の向井さんからお電話が。さらにその電話を切った直後、店内にいらした女性が『早稲田古本屋街』(未來社)をお買いあげに。「おおっ」と思って、「いまこの本を書かれた向井さんと電話してたんですよー」と伝えたら、向井さんとも行き来のある岐阜のオンライン古書店「徒然舎」さんだった。びっくりした。というか、徒然舎さんが来られるかも、ということは事前に京都の古書はんのきの中村さんから伺っていたので、店に入ってこられた時から「あ、もしかして、もしかして…」とは思っていたのですけれども。でも、まさか向井さんからのお電話と同時なんてね。

その後、閉店間際に覗いてくれた近所のしをり嬢とうちでご飯。彼女の故郷である札幌には、ひとりで気がねなく何時間でも過ごすせるような、わりと広めの喫茶店がいろいろあるけど、倉敷にはないねえ、という話になる。まあ、こちらは、わざわざ喫茶店に入らなくても、真冬でなければ戸外で立ち話できるような気候風土だからでしょうかねえ。寒冷地と温帯との違い。なにしろ駅周辺にドトールすらないもんな。


しばらく品薄だった、石のコーナー。
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一気に充実。見に来てね。

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 (おしらせ)

11月10日(火)夜の、川手直人さんのライブも近づいてきました。お電話いただければ予約料金で入場いただけますので、ご興味おありの方はどうぞお気軽に!

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「こまりいりまめ」川手直人(CD・2100円)も販売中。試聴もできますよ。

ライブ詳細:http://homepage3.nifty.com/mushi-b/events.html

posted by 蟲文庫 at 15:50 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする