◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2010年01月30日

夕方4時、6時

このまえの怒濤の一週間のあと、ちょっとでも油断をすると風邪をひきそう、という状態がえんえんと続いています。うっすらと悪寒がしたり頭痛がしたり、胃がふゆふゆっとしたり。まあでも、倉敷にいる時は店と家との往復をするだけの生活で、不摂生もしようがないのはありがたいところです。近所に飲み友達がいないのは、さみしいような助かるような。

ところでわたしの場合、「夕方」といえば4時、「夜」といえば7時、「夜遅い」というのは10時くらいを指すのですが、都市部においてはそれぞれ2時間くらい遅いようで、東京の友達に「いついつの夕方くらいに」というと、たいてい6時くらいと思われる。わたしは4時くらいのつもりなんだけど。日の入りは東京のほうが30分も早いのになあ。ただ、朝とか昼の感覚はほぼ同じみたいなので、やっぱり電気がたくさんついてるからですね。


午前中、買物帰り。

あ、ねこだ。
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ねこだねこだ。

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ねこがたちどまった。

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くろ。


猫好きの、ばかみたいに単純な脳内のつぶやき。
posted by 蟲文庫 at 12:28 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月28日

ハルミンさんと苔指輪

このまえの飯沢耕太郎さんとのトークショー「粘菌生活」の中で、「キノコはキャラクター化しやすいけど、苔はそれがむつかしい」という話から、わたしが「(キノコは)派手でうらやましいですよ、苔なんてしょせんキノコの背景ですから」と言うと、飯沢さんから「申し訳ない」と謝られてしまう、ヘンテコといえばヘンテコな一幕がありました。
「きのこ文学」対「苔文学」では、その数からしてすでにコールド負けみたいな状況ですが、その登場のしかたもたいていは「地味なみどり」を連想させるためのじつにひっそりとしたもので、きのこの存在感とは比ぶべくもありません。たぶん、肉眼でははっきりとしたシルエットが認識できないというところも大きな原因でしょう。

 描けば一刷毛か、点描でしかないのに/それでもおまえは千年杉のモデルなのよ
                        「苔について」

と永瀬清子も書いているように顕微鏡で拡大してみれば、それぞれはちゃんと植物らしい形をしていて、胞子対の造形なんてものすごくかわいらしいのですが、でもそれだけを、たとえばイラストにしてみても一般にはとても「苔」とは認識されないという大きな問題が横たわっているのです。くーっ。いやまあ、だから苔なんですけどね。

が、そのトークの直後。「蟲さん、おひさしぶり〜」と声をかけてくださったハルミンさんから「前から渡そうと思ってたんだけど、これ」と手渡されたのがこれ。

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なんと、苔指輪ですよ。すごい!

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こんなかんじ。

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小指にしか入らないけど。

ハルミンさんは、これの白いのをお持ちだそう(「日々是買物」 5月16日のところ)。「みどりだと苔みたいでしょう」と。ほんとだー。白いのはなんでしょう。イソギンチャクみたいかな。

ということで、そんなすばらしいタイミングで、苔のもやもや〜とした感じがグッズ化されているのを手にすることができたのでした。もちろん、作った人は苔とは思ってないでしょうけれども。
posted by 蟲文庫 at 15:26 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月26日

メロンとサンライズ

期待どおり、東京滞在中にしもやけは快方に向かい、現在ほぼ完治。ぐーをしてもぎしぎした違和感がなくてしあわせです。健康一番。
今朝、自転車で店に向かいながら、ブログに何か書こうと思ったのですが忘れてしまったので、ひとまず最近のいただき亀。

坂出のパン屋さんのメロン亀パン。
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かわいい!

裏側。
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さすがに腹甲板はない。

でも、こういうの「かわいそうで食べられない〜」というようなことは全くなく、トースターで軽くあぶって、手足やしっぽのようなちぎりやすい部分から食べます。子供の頃、こういうメロンパン状のものは「サンライズ」と呼ばれていて、大好きだったんですが、当時たべすぎたせいか、最近、自分で買うことはまずありません。でもひさしぶりに食べるとやっぱりおいしかったです。こぶりなのもいい。

昨日、ある方から聞いたところなのですが、台北ではメロンパンのことを「波蘿蜜麺包」というのだそう。波蘿蜜とはジャックフルーツのこと。そういわれてみれば、表面のざらざら感が似てるかも(?)。ジャックフルーツは、インドネシアに行っていた頃、よく食べていました。ひとかかえほどもある巨大でイボイボした実は不気味なほどですが、味はわりとさっぱりして日本人にも食べやすかったような気がします。

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 (おしらせ)

くどうなみおさんの絵本が入荷しました。

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『おじさんとうつわ』くどうなみお(発行:森と)1000円

4月10日の工藤冬里・工藤礼子ライブの時期にあわせて、この絵本の原画展も予定していますので、どうぞおたのしみに。通信販売も承ります。


蟲文庫文庫の通信販売を開始しました。やっとコンスタントに作ることが出来るようになりました。

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『夏の花』『廃墟から』各650円


それから、2冊のみですが、飯沢耕太郎さんの詩集も入荷しています。

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『茸日記 Mushroom Diary』飯沢耕太郎詩集(三月兎社)2000円

飯沢さんご自身ももう、あまり在庫をお持ちでないそうです。ご興味のおありの方はお早めに。ただし、こちらは店頭販売のみとさせていただきます。

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■ 3月26日(金)「ワタナベマモル弾き語りライブ」予約受付開始しました!
  詳細:http://homepage3.nifty.com/mushi-b/events.html

■ 2月20日(土)知久寿焼ライブ は「お茶付き・アルコール持参歓迎」としていましたが、「お菓子付き・飲み物持参歓迎」に変更しました。もちろん、アルコール持参も歓迎です。
  詳細:http://homepage3.nifty.com/mushi-b/events.html
posted by 蟲文庫 at 14:17 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月24日

ふくやま文學館「原民喜展」

この金曜日から、広島県福山市のふくやま文學館で「原民喜展」がはじまりました。

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「戦争の世紀」を生きた詩人ー 原民喜展

・2010年1月22日(金)〜3月22日(月・祝)
・午前9時30分〜午後5時(入館は4時30分まで)
・月曜休館 ※ただし、3月22日は開館します。

〈ふくやま文學館〉広島県福山市丸之内1丁目9番9号 電話:084−932−7010
  公式ホームページ:http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/bungakukan/


すでに観に行かれた方によると、蟲文庫文庫『夏の花』も展示されているということ(!)。この前の広島の一箱古本市のトークショーの時に紹介したところ、聞きにきてくださっていた広島市立図書館の学芸員のIさんが「図書館で永久保存します」といってお買い上げくださったものに違いありません。三部作が完成していなかったのが悔やまれますが、ともかくありがたいかぎりです。

一昨年の「井伏鱒二と木山捷平展」の時もそうでしたが、こうして店の表にポスターを貼っていると、おもいがけない人から「わたしも原民喜、すきなんですよ」と告白(?)されることがあります。その時にながれる空気は、古本屋をやっててよかったな、と思えるもののひとつです。そういえば、昨年末に神戸でお会いした、街の草の加納さんも原民喜がお好きだと仰っていました。

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木山捷平が、あまり縁のなかった原民喜について書いた「縁」という文章も、木山捷平らしいものがなしさがあって、ときどき読み返します。
posted by 蟲文庫 at 16:02 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月23日

オグラの単身赴任ツアー2010 冬

昨夜の「オグラの単身赴任ツアー 2010冬」は盛況のうちに終了いたしました。1月半ば〜2月半ばといえば、一年中でもいちばん人が動かない時期なので、正直なところちょっと心配していたのですが、うちの「自家製ライブ会場」満員のたのしいライブになりました。寒い中をおこしくださったみなさま、ありがとうございました。中には、県内とはいえ片道100キロくらいはある鏡野町や、海を渡って香川県から来てくださった方もいらっしゃいました。あと、体調不良をおして来てくれた人も。


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「Mr.オルガの嘆き」「詩人誕生」に “口ぱくコール&レスポンス” の…(あ、曲名わすれた)あの曲もよかったな。「蒸発&ランデヴー」や「永遠の酒」もすきです。それと、浅生ハルミンさんの文章が元になっている「すべてが透明になって(?)」は、猫関係者必聴の名曲ですよ。

どこか大道芸っぽい雰囲気もあるせいか、ライブのあと、ある年配のお客さんから「イタリア映画みたいだね」といわれたそう。そういえば、オグラさんのうたはどれも映像的というか、色や情景が見えて来るようです。

ツアー用にコンパクトに改良された、
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インチキ手廻しオルガン3号機。

ライブの後の打ち上げ「おにぎりの会」も、たくさんのお客さんが残ってくださって、にぎやかなものとなりました。ただ、岡山にかぎらず地方では、車で移動するしかない場合も多く、お酒を飲みたくても飲めないという方も少なくないのが残念なところなんですけどね。バスも電車もないんですよ、ぜんぜん。


そして、この日突然体調を崩しかけたわたくしも、輪島功一の気合いとパンダ帽の保温力のおかげで無事に乗り切ることができました。今朝にはすっかり回復。
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国立のNさん(ファイト最中)、そして雑司ケ谷のK会長と武藤さん(パンダ帽)、ありがとうございました。助かりました。


このツアーは、今夜の広島ヲルガン座、明日の山口湯田温泉のOrgan's Melody と続いて終了です。お近くの方はぜひ。
posted by 蟲文庫 at 16:05 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月22日

輪島功一の気合い

今朝おきたら、いきなり体調が悪い。今日はオグラさんのライブなのに、と自分の顔面蒼白ぶりをみてさらに蒼白に。でも、お昼すぎくらからだいぶよくなってきた。ほっ。原因はあれです。疲労の蓄積。このまえ火星の庭の前野さんと「最近、ムリがきかないのよねえ、トシねえ」と話したところです。気をつけます。

そういえば、こんな時にぴったりのモノがありました。

だんごの輪島の「ファイト最中」。
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国立にある、ボクシングの世界チャンピオン輪島功一のお店です。

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グローブ型。あんこも美味。

栞には「輪島功一の気合いとともにお召し上がりください」と書かれてあるのもすてきです。気合いと糖分、いただきます。


そろそろオグラさん来るかな。席はもう少しあるので、ご興味のおありの方はぜひ。お電話かメールいただければ予約料金で結構ですのでー。

詳細:http://homepage3.nifty.com/mushi-b/events.html
posted by 蟲文庫 at 14:54 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月20日

きのこの思惑、苔の意図

本日より営業再開。明後日はオグラさんのライブなので、準備、準備。3月のワタナベマモルさんは、オグラさんとファン層もかぶるので、この機会に宣伝しようとせっせとチラシづくり。

以下、上京日記第1弾です。

16日、17日の「古書往来座 外市」は、寒風吹きすさぶ中でしたが、それでも朝からひっきりなしのお客さん。店をやっていても思いますが、古本屋のお客さんというのはじつにたくましい。これまで営業中に停電したことが何度かあるのですが、そんな真っ暗な中でも目を凝らして、買って行かれる方は買って行かれます。
そしておかげさまで、外市の蟲文庫の棚も予想外の売り上げがありました。片づけの時、かなり残った感じだったので、ダメだったかなーと思っていたのですが、けっこうよかった去年よりもさらによかった。全体の売り上げも上々だったということです。

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武藤さんがかぶっていたパンダ帽が、あまりにもかわいいのでわたしも被らせてもらう。
太陽がまぶしいです。(撮影:武藤良子)

そしてこの格好のまま、武藤さんとこの夏の計画を。8月にはうちで武藤さんの個展ができそうです。やった!


コケキノコトークは、やはりだいぶ緊張しましたが、飯沢耕太郎さんの柔らかくクレバーな絶妙の進行のおかげで、聞きに来てくれた友人知人からも「思ったよりハラハラしなかった」「あんなにしゃべると思わなかった」という感想が聞かれ、いくらかほっとしました。

飯沢さんは「自分はキノコに選ばれたメッセンジャーだと思っている」と言われていましたが、それにはわたしも同感です。『苔とあるく』は、どう考えても苔に書かされたとしか思えません。コケの先生方から「よくぞ書いてくれた、こんな本は私たち研究者には絶対に書けない」と言われたのですが、これはなにも自著を自慢しているのではなくて、こういう理数系の分野についてわかりやすく書くためには、理数が苦手でないと無理だと思うのですよ。実際、コケの本を書いている時も「ん〜…このあたりの話は眠くなるな…」と、本当に自分が眠くなってきてカットしたところが何箇所もありました。自分では「コケの先生の難しい話を翻訳するために」やっていると思っていましたが、じつはコケ側の意図だったんですね、きっとね。で、念の為お尋ねしてみたところ、やはり飯沢さんも「計算、ものすごく苦手」と仰っていました。


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『きのこ・こけ・しだ』井上浩・横山和正(小学館)

飯沢さんが持参されていた本なのですが、うっかり持って帰ってしまっていました。すみません、近々ご返送いたします。


トークとトークの間のピッポさんのライブでは、飯沢さんが作詞された「キノクリキノクラ」「銀塩写真」の演奏もありました。詩の朗読もよかったなあ。飯沢さんが学生時代に書いたという「イルフォニコ・ステラザルス」という詩がすごくかっこよかった。永瀬清子の「苔について」、いつか最後までききたいです。

ところで、トークの前にふと思い立って「『きのこ文学大全』の中に出てくる苔採集」をしてみたのですが、これが思った以上にたくさんありました。飯沢さんにご報告すると「そのうち、文学作品の中のキノコと苔について何かできたらいいですねえ」という話に。いまのところ「苔いちめんに霧がぽしゃぽしゃと降って」という一文ではじまる宮沢賢治の「蟻ときのこ」が出色ですが、尾崎一雄が「苔」という随筆の中に書いている「セミタケ(冬虫夏草の一種)は普通の地面にもみかけるが、苔の中のほうが多く生える」という一節も大好きなのです。

そういえば、そんなことを考えながら、きのう東京駅の地下街を歩いていたら、「R.S.Books」のウインドウ越しに、ぱっと目に入ったのが、ダニエル・シャルル『ジョン・ケージ』。で、どきどきしながらページを繰ると、やっぱりだ! 最後のほうに南禅寺に関する、ケージと苔とキノコについての記述がありました。もちろん買いましたよ。こうして、どんどん取り込まれて行くわけです。


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『ジョン・ケージ』ダニエル・シャルル(書肆 風の薔薇(水声社))


なにはともあれ、考えれば考えるほど、ふつうありえないような光栄な機会でした。企画してくださった「わめぞ」のみなさんとたくさんのお客さま。そして快くお受けくださった飯沢耕太郎さん、ほんとうにありがとうございました。それにしても、感謝や感激の気持ちでいっぱいになればなるほど語彙が貧困になるものですね。ほんとにね。


打ち上げは、近くの「世界の山ちゃん」。さすがは「わめぞ」という盛り上がり。いろんな人とお会いでいましたが、古本海ねこさんと初対面できたのもとてもうれしかったです。恒例の売り上げ発表は、藤井書店3代目の “B-BOY” リボーさんが、HIPHOP調で。おもしろすぎです。その後、みんなでリボーさんのキャップとサングラスをかけあいっこ。

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「まだまだ照れてますね」とダメ出しをくらった写真。

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お手本。

11時前くらいにいったんお開き。二次会にも心惹かれましたが、池袋からは、うっかりすると電車がなくなりやすい「中央線組」のひとりとして、ここでおいとますることに。ただ、その後、荻原魚雷さんが誘ってくれて、BOOKONNの中嶋さん、海ねこさん夫妻とこの日が最後の高円寺あずま通りのコクテイル(※3月上旬には北中通りに移転オープンの予定)へ。今回無理かなあ、と思っていたのでうれしかったです。たまたま前野健太さんの歌が2曲聴けたのもラッキーでした。


そういえば、狩野さんには、前日高円寺の商店街でばったり出会ったりもしましたし、ほかにもいろいろあったので、また追々書いていきたいと思います。が、まずは明後日のオグラさんのライブです。よろしくお願いします。

posted by 蟲文庫 at 18:11 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月14日

金鳥の休日

1月15日(金)〜19日(火)まで臨時休業いたしております。
※ 休業中にいただいたメール等へのご返事は、20日(水)以降となります。

この休業中は、 池袋・古書往来座 外市へ参加します。そして17日は飯沢耕太郎さんとのトークショー「粘菌生活」です。どうぞよろしくお願いいたします。

・「第18回 古書往来座 外市」http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20091229
・「粘菌生活」http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20091218

という、緊張の休日なのです。行ってきます。

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昨日、ひょんなところで、雪の結晶の研究で知られる中谷宇吉郎の話題が出たのですが、ある方から「石川の片山津温泉の近くに中谷宇吉郎のお墓があって、墓石が六角形でした」と伺いました。

こんなのだったらいいですね。
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近所の和菓子屋さんの和三盆。

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雪だるまもあります。

その横にはふきのとうが並んでいたので、来月買おうと思います。ひとつ60円。


昨夜は、極寒のなか倉敷天文台のスターウォッチングに行ってきました。行ってみるまで知らなかったのですが、環境省がよびかけている「全国星空継続観察」という星の定点観測会で、例えば、各地で同じ条件の望遠鏡を使い、プレアデス星団の中の6等星以下の小さな星がいくつ見えるかチェックし、光害や公害の程度をまとめる、というようなものです。市役所のみなさんがたくさん来られていたので、いつもよりずっとにぎやかでした。

それにしても、望遠鏡をのぞいて「この8.0等星は見えるけどなあ、でもそっちの8.3になるとちょっと…」などとやっていると、顕微鏡でコケの葉の細胞をみながら「トリゴンは小さい」とか「パピラは一個」とひとつひとつ確認する作業がまざまざとよみがえってきました。ほんと、似たところがあるんですよね、星空とコケ。そんな話を天文台のOさんとしていたら「でも、コケのええところは、手に取って見れるとこじゃな。星は手に取れんからなあ」と。ごもっとも。


ここのところ、悪化の一途をたどっている手指のしもやけ。にぎにぎしにくいです。書き物やら本の値付けなどで、暮れからずっと手指ばかり働きづめだったので無理もありません。なにしろ蟲文庫は寒い。明日から5日間ほどお休みなので、その間にすこしは治るといいのですが。

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あたしたちはストーブの守でもしておくわ。
posted by 蟲文庫 at 17:46 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月11日

アンプの匂いは

今週末から留守をするので、いろいろな用事を前倒しで。昨夜は、戻ってすぐのオグラさんのライブにむけて、当日搬入が難しいギターアンプ(「駅前旅館」の藤井さん所有)を届けてもらいました。運よく来週は練習もライブもないということで、もうほんとに、いつもありがとうございます。うちに代用できなくもないポータブルのPAはあるのですが、そして意外にいい音なのですが、だからこそというのかギターの音をそこから出すのは、いくらなんでもねえ。
あ、でも杉本拓さんの演奏では、場合によってはおもしろい(?)かもしれません。色気のない音になるので。


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ところで、このアンプから漂ってくる匂いは、中古レコード屋さんの匂いとそっくりなんですが、いったいこれは何の匂いなのでしょう。

そういえば、お正月にはいつも、どういうわけか司馬遼太郎の文庫本とSlubmusic(杉本さんのレーベル)のCDがよく売れます。司馬遼太郎はなんとなくわかるのですが、杉本さんは謎です。

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ひさしぶりに、サイトウマサミツさんのポストカードが入荷しました。ほとんどが新作ですよ。

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全12種類。1枚150円。
posted by 蟲文庫 at 14:45 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月09日

年の初めの蚊取り亀

松はもう取れましたが、年末年始に仕事だったりインフルエンザだったりした人が「おめでとう」と覗いてくれるここ数日。そのたびに、ああ、そうだった、お正月はまだ最近のことだったな、と口の中でぶつぶつ。間に合わなかった年賀状は寒中見舞いに切り替え。

一昨日、里庄のカメラマンの藤井さんが覗いてくれて、いつものように「おぎさん」や「とびさん」(魚雷さんや扉野さん)のことなど、なんだかんだと話しているうちに外が真っ暗に。「あ、もうこんな時間」とあわてて本を何冊か買ってくれて、そして帰り際に「じゃあ、おやすみ」と言って出てゆく。
そう、田舎では日が落ちるともう「おやすみ」なのです。7時の閉店時間にのれんを下げに出ると、よく近所の人から「おやすみ」と声をかけられます。さて、これから飲みに行くか、という時でも、もちろん「おやすみなさい」と返事。


ある方から頂戴した亀。
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鉄製の蚊取り豚、ならぬ蚊取り亀。♪とーしのはぁじめの 蚊取りぃ亀〜♪

ところどころ緑青がふいているので、表面に塗られていたらしい塗料に銅がまざっていたのでしょうか。じっさいに蚊取り線香を焚くとヤニでどろどろになるはずですが、そんな形跡はみられないので、もう長いこと置物として大事にされていた模様。

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顔もかわいい。


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 (おしらせ)

・4月10日(土)工藤冬里・工藤礼子 ライブ
・5月9日(日)「さりとて」(杉本拓・佳村萌)ライブ

決定しました。詳細はまた追って。
posted by 蟲文庫 at 15:33 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月07日

おひさしぶりの谷中猫

年が明けて、東京およびその近郊在住の友人知人から「トーク予約したよー」という年賀状やメールが続々と届いています。いったい、蟲文庫関係者の割合いかばかりならん、というイキオイ。ほんとうにありがたいことです。その中のひとりに「でも、しゃべるのあんまり得意じゃないから(心配で)…」と返信すると、即座に「悪いけど、美穂さんの軽快なトークを聞こうなんて、だれも思ってないよ」という返事。そうですか、まあ、そうですよね。でも、精一杯の努力はいたします。よろしくお願いします。


昨日あたりから、すっかり「冬の平日」。来週末は往来座の外市なので、せっせとその準備を。旧タイプの蟲バッグもだいぶ出来てきました。

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図書館用(タテ)1800円

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図書館用(ヨコ)1800円

の2種類。図書館用といっても、たたんで鞄に入れておけるような小ぶりのものですが、「帆布はかさばってどうも…」というような方には好評をいただいています。ほんとうはキノココケトークにあわせて、新作のキノコ柄を!と思っていたのですが、どうもいまひとつぱっとしたキノコにならず断念。柄は定番の羊歯と亀です。


昨日はひさしぶりに仙台・火星の庭の前野さんと電話で話しました。火星の庭も蟲文庫も、古本屋らしからぬ活動が多いほうですが、でもやっぱり理想は、通りすがりの人がぷらっと入ってきて「なんか読む本ないかなー」なんてごそごそ選んでくれる街の古本屋。そしてそれをなんとか続けていくために、いまの状況の中で出来ることを、迷い、迷い、あれこれ工夫してみている、というところでしょうか。古本屋のない街はさみしいしなあ。

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 (再入荷のおしらせ)

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『早稲田古本屋日録』向井透史(右文書院)
1500円+税

しばらく切らしていたのですが、本日再入荷。「この本を読んでから、古本屋さんが身近に感じられるようになった」「古本屋がこわくなくなった」といわれる方が多いです。そう、古本屋も人間なんです(これは往来座の瀬戸さんのセリフでしたか)。ちなみにこの表紙の猫はわたしが谷中墓地で撮ったものです、ふふ。装幀は林哲夫さん。

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2月20日(土)の知久寿焼さんのライブは、定員に達したためご予約受付を締め切らせていただきました。ありがとうございました。

posted by 蟲文庫 at 14:10 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月04日

ツシマヤマネコ並

ふとカレンダーを見ると、あれ?もう4日! といいたいところですが、まだ去年の12月でした。あれれ。あわてて掛け替えてめでたく2010年。今年もよろしくお願いします。

もしかして風邪?いや、最悪の場合インフルエンザかも、と焦った胃の不調ですが、あれから、早く寝る、なるべく食べない、と具合の悪い時の犬猫を真似てすごしたところ無事に復調。いま風邪をひくとほんとうに困るんです。来週末は東京。ひきつづき用心したいと思います。生姜シロップは強い味方。でもそろそろお酒ものめそうでたのしい。

今朝のナドミル。

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二匹の猫が日なたでなかよくぬくぬく。よくある写真です。が、じつはこの二匹はあまり仲が良くないため、飼い主のわたしでも数年に一度くらいしか目撃するのことない光景なのです。おもわずそおっと家族を呼び「おお〜」とか言いながら写真を撮りまくりました。対馬のツシマヤマネコ並の家庭内レア画像。新年早々縁起がいいです。


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 (おしらせ)

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ロックンロール、やってます/友部正人と三宅伸治
CD 67分 2500円(税込)発売:友部正人オフィス 販売:ブリッジ

2月7日(日)に友部正人と三宅伸治によるライブアルバム「ロックンロール、やってます」が発売されます。曲目は「反復」「曇り空」「雨の降る日には」「ゆうーつ」「久しぶりの街」「一本道」「地球のいちばんはげた場所」「不思議な人生」「君が欲しい」「大阪へやってきた」「はじめぼくはひとりだった」「LIKE A ROLLING STONE」の12曲。そういえば、一昨年のフジロックは、このおふたりで出演されたはず、と思ったらこのチラシにもそう書いてありました。発売、たのしみですね。

※いまのところ蟲文庫への入荷予定はありません。でも、今年はまた蟲文庫で友部さんのライブが出来たらいいなあと思っています。


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 (本日の亀コレ)

この年末年始、すてきな亀グッズをいくつかいただいたので、少しずつご紹介。

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亀ブローチ。上の友部さんのチラシといっしょにユミさまがお送りくださいました。ぱっと見たとき、亀のシルエットも色使いも日本ぽくないように思ったのですが、裏の金具はMade In Japan。いや、かわいければどちらでもいいのですけれども。竹の節を部分をうまくつかってあるので軽くて丈夫なのもすばらしい。さっそく黒のコートの襟元につけました。仕事柄もあって、指輪やピアスやネックレスなど、体に直接つけるアクセサリーにはあまり縁がないのですが、ブローチは好き。というのも、ブローチには動物モノが多いので、そんな幼稚な趣味をひそかに満たしてくれるアイテムでもあるからです。好きなんです。動物全般。
posted by 蟲文庫 at 13:31 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月02日

芋ようかんのお正月

秋頃からのドタバタの疲れが胃にきたのか、大晦日あたりから具合が悪いです。といっても日常生活に差し障りがあるほどのことはなく、ただ、あっさりしたものを少しずつしか食べられない、お酒はぜんぜん欲しくない、という程度のもので、あとは普通。

そんなわけで、この数日いちばんおいしく感じるのがこれ。

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東京土産にいただいた舟和の芋ようかん。

この色とりどりの丸いのは、ほんのり抹茶、みかん、ミルク、珈琲などの風味のついた白あんベースの「あんこ玉」。これがまたおいしい。店番しながらちょこちょこ食べられるのもいいのです。Kさんありがとうございました。助かりました。


お正月に覗いてくれるお客さんは、わりと古くからの人が多いので「あれ?きょうは猫ちゃんは?」とよく尋ねられます。

元旦のミルさん。
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高齢のため既に店番は引退しておりますが、このとおり元気です(ナドも元気ですが、炬燵から出てこないので写真には撮れませんでした)。


年が明けたので、2010年上半期の催事予定をおさらいしてみます。

・1月22日(金)インチキ手廻しオルガンミュージシャン・オグラ ライブ 詳細
・2月20日(土)知久寿焼ライブ  詳細
・3月26日(金)ワタナベマモル ライブ 詳細未定
・4月 工藤冬里・工藤礼子ライブ(予定)
・4月 くどうなみお「おじさんのうつわ」原画展(予定)
・5月 杉本拓+ある方(まだ内緒)のライブ(予定)

おお、なんだかもうけっこういろいろありますね。オグラさんと知久寿焼さんはすでにご予約受付中ですので、どうぞよろしくお願いいたします。「詳細未定」および「予定」と表示しているものについては、また決まり次第おしらせいたします。

そして、蟲文庫のお正月休みは15日(金)〜19日(火)。東京の古書往来座である「外市」に参加してきます。17日(日)は写真評論家でキノコ文学研究者でもある飯沢耕太郎さんとのトークショーをさせていただくことにもなっているのです。詳細はコチラを http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20091229

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 (再入荷のお知らせ)

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『ぼくは猟師になった』千松信也(リトルモア)1600円+税
 ※著者サイン入り。

昨日再入荷しました。なんと4刷になったそう。それはおめでたい! お土産にお手製のイノシシベーコンいただく。赤ワインにあいそうだけど、いま胃がこんななのでしばらくおあずけ。
posted by 蟲文庫 at 15:14 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする