◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2010年07月31日

曇天と満月

気がつけば明日はもう8月。たのしみな武藤良子さんの個展が近づいてきました。

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武藤良子個展「曇天画」

曇天こそが東京の、わたしの青空。

■倉敷・蟲文庫
8月10日(火)〜8月22日(日)。
店舗営業時間内(11時頃〜19時頃)
会期中無休

搬入〜2日目までは倉敷周辺に滞在予定なので、タイミングがよければ缶ビール片手に店番している武藤画伯に出会えるかもしれませんよ。

武藤良子公式HP: http://www.toshima.ne.jp/~mryoko/


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『闇彦』阿刀田高(新潮社)
『FUTON』中島京子(講談社文庫)
『三四郎はそれから門を出た』三浦しをん(ポプラ文庫)

表紙の絵はいずれも武藤さんの作品です。


そして、その武藤画伯の手なる亀の絵をもとにした店判が完成。
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いいでしょ。好きな絵描きさんに好きな亀を描いてもらえるなんて幸せです。

ロゴとデザインは中川ユウヰチさん。住所などの部分は「小学校の教科書みたいな文字が合いそう」ということでこの書体にしてくれました。
紙袋の判子押しはもともと好きなほうですが、それがますますたのしくなりました。

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話はかわりますが、このたびの亀の産卵と相前後して、わたしの甥にあたる赤んぼうも産まれました。予定日より1週間ほど早かったそうですが、ちょうど満月でしたから、まあ予定通りともいえます。

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吾輩はひとの子である。名前はまだ無い。
posted by 蟲文庫 at 14:52 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月29日

写真とたまごの救出

先日、犬島散策中にカメラの不具合で失いかけた写真データ。復旧ソフトのおかげで無事救出されました。

出かける前に撮った、この蓮の花も残念に思っていたのです。

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いまはもう青い実がついています。


先日につづき、昨夜またシマ子が卵を産みました。3つ産んだ中のひとつは、残念ながら本亀が踏みつぶしてしまったのですが、あとの2つはなんとか救出。

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今回は裏庭の隅にある枇杷の樹の鉢の中に産みました。
根が張っていたためあまり深く掘れず、ひとつつぶれてしまったのはそのせいです。

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この日1つ目、累計2つ目の卵。

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この日3つ目、累計4つ目の卵。

その後のシマ子の様子からすると、今年産卵はここまでのようです。それにしても、13.5センチの亀の中に3センチ〜4センチ強の卵がいっぺんに3つも入っていたなんて、これはいったいどういうことなんでしょうか。ほんとうに不思議。

それから、この春の冬眠明けから先日の第一回目の産卵、そして昨夜にかけての、夫、タマ夫の様子もたいへん興味深いものがありました。このことについてはまた何れ。
posted by 蟲文庫 at 16:45 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月25日

かめたま

な・ん・と、一昨日、シマ子(亀)が卵をうみましたー!

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亀の卵。かめたま。

昨年の冬眠前の様子から「この夏はうむかも」という期待はあったのですが、ほんとうに期待通り。

半月ほど前から、裏庭と帳場を自由に行き来するようになったヤエヤマイシガメのタマシマ夫妻。タマ夫のほうは早々にお気に入りスポットをみつけて、たいていはそこでくつろいでいるのですが、シマ子のほうは、もうとにかくうろうろうろうろとせわしなく動き回っていたのです。あ、たぶんこれは卵をうむところを探しているんだな、と思って注意しはじめた矢先のことでした。
一昨日のお昼頃、水槽の掃除をしようとおもって近づくと、水の中になにやら白い物体が。「ああっ!!」とおもわず叫んでしまいましたよ。本来は土を掘ってその中にうむのですが、裏庭の土の部分は他の亀も歩きまわるせいか、落ち着かなかったようです。

本亀と卵(約4cm)。
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体格のわりに大きな卵をうみます。

ヌマガメ(※クサガメやミドリガメなど、池や川に棲んでいる亀の総称)は一般的にオスよりもメスのほうがずっと大きいのですが、このヤエヤマイシガメは珍しくメスのほうが小さいのです。ということに「へえ〜〜」と言う人は、かなり亀好きのはずです。

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右:シマ子 ♀(13.5cm)
左:タマ夫 ♂(16.0cm)

そのヌマガメはたいてい1回の産卵で複数個うむということですが、今回は1個だけ。ただ、あれからまだ引き続きうみたそうなそぶり(後ろ脚で地面を掻くような仕草)をしているの、まだもう少しうむかもしれません。まあ、13.5cmの亀の体内に4cmの卵ですから、どう考えてもいっぺんに複数個は無理ですよね。ということは順番に大きくなってから出てくるんでしょうか。

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いま、昆虫の飼育ケースにミズゴケを敷きつめたものに半分ほど埋め、ケースの上から穴をあけたラップをかるくかぶせています。温度は約30℃。うまく孵ることを祈るばかりです。

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亀のおしどり夫婦。
posted by 蟲文庫 at 14:41 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月22日

炎天の犬島で猫とカニと粘菌と

昨日は近所のS嬢と瀬戸内海に浮かぶ犬島へ維新派の公演を観に。芝居という世界にはふだんあまり馴染がないうえ、周囲にはこれから観にいくという人も少なくないので、わたしの下手な感想はまた今度にしたいと思います。精錬所跡に組み上げられた巨大な「劇場」で、日がだんだんと暮れていき、そしてそれにつれて現れる月や星の動きを追いながら観られたのもよかったです。公演は8月1日まで。
そういえば、音楽いいなと思っていたら、内橋和久さんなのですね。

ということでその他のことについて。

犬島行きの定期便は宝伝(ほうでん。牛窓に近いところです)の港から出ていますが、今回は新岡山港からの特別便で行きました。

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港近くの海岸。さっそく海藻拾い。いま押し葉標本を作っているところです。
左のほうの煙突付近が精錬所跡。

島内散策中にみつけた犬島の粘菌。
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なんでしょう。コシアカモジホコリ(Physarum pusillum)でしょうか。

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羊歯の仲間のカニクサ。この長い蔓でカニを釣る遊びをすることからこの名前があるそう。
右は釣られる側のカニ。「つるでつられる」っていいですね。

子供の頃は、父方の田舎でよくこんなカニをとって遊んでいましたが、カニクサでつるというような風流なことはしたことはないです。手づかみ。と思いがけずよみがえる夏休みの思い出。


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あ、ねこ。

炎天下だったので、あんまり期待していなかったのですが、意外にいました。

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この気持ちよさそうな顔ってば。

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やぶの中からこんにちは。こんにちは。

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あちらにも、こちらにも。

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この先はすぐに海。


ふたたび精錬所跡。
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公演がはじまる直前、客席のいちばん高いところから撮りました。地上数十メートルあるのでふだんは撮れない写真ということになりますね。


行きの船〜島内散策途中までに撮った20〜30枚の写真を、カメラの不具合で失ってしまったですが(コケの写真もだいぶあったのに〜)ともあれ、これだけ残ったのでよしとしたいと思います。
posted by 蟲文庫 at 15:21 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月21日

猫クイズ

(おしらせ)

※7月21日(水)本日は臨時休業いたします。明日以降は通常通りの予定です。

※現在、主にgmail宛てにお送りいただいたメールの一部が届かない、という問題が発生しています。しばらくは、mushi-b(アットマーク)nifty.com までお願いします。それでも届かない(返信がない)、という方がいらっしゃいましたら、明日以降、なるべく営業時間中(11時ー19時)にお電話でお願いします。FAXの場合は、営業時間外でも構いません。ご面倒おかけいたしますが、よろしくお願いします。

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猫クイズです。

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わかりにくいですが5匹いますよ。

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こちらはさらに難易度があがりますが、3匹います。

さてさて。
posted by 蟲文庫 at 10:16 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月18日

きのうのきのこ日和

というタイトルで昨日ブログを書こうと思っていたのですが、うっかり忘れていました。ということで、本当は一昨日なのですがご勘弁ください。

その「昨日」の夕方、苔の用事ができて裏山へ。ある場所の状態を確認するだけのつもりだったので半袖、膝スカートに下駄履きという軽装(※ほんとうなら、蚊に刺されないようになるべく露出を少なくしなくてはいけない)でぱたぱたと走って行ったのですが、道々には思いがけずたくさんのキノコが。そう、まさに梅雨明けのきのこ日和だったのです。おかげで恐ろしいほど刺されてしまいましたが、でも何枚かは写真が撮れました。

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いずれも名前はわかりませんが(上の左はツボがあるのでテングタケの仲間?)
右の脇のほうにちらと写っている緑はホウオウゴケの仲間。

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黒く溶けかけているのでヒトヨタケの仲間でしょうか。

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シロハツ、かな。
背後はウロコゴケの仲間にコバノチョウチンゴケ混じり。


そして、きのこと言えば飯沢耕太郎さん。近々3冊目のキノコ本が発売になります。

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『マジカル・ミステリアス・マッシュルームツアー』(発行:東京キララ社 発売:河出書房新社)
定価1,680円(本体1,600円)

きのこ文学研究家である著者が蒐集した「きのこ絵本」「きのこグッズ」「きのこ小説」……古今東西のカルチャー・シーンからきのこを探し出す、目で楽しむ「きのこ狩りツアー」!(※河出書房のサイトより)です。たのしみ。

飯沢耕太郎さんとは、年明けの「コケきのこトーク」(詳細:「飯沢様と粘菌生活」)以来、コケきのこ情報(きのことコケがセットで登場する文学や芸術について)の交換をさせていただくようになりました。「ええ?そんなのあるの?」という方が大半だと思いますが、あるものなんですよね、これが。さすがコケにきのこ。ひっそりとかつ大胆に、思いがけないところにいるものなのです。

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その『マジカル・ミステリアス・マッシュルームツアー』の発売を記念した「きのこ狩りツアー」と関連イベントのご案内です。


<Magical Mysterious Mushroom Tour〉発売記念
飯沢耕太郎・石塚真琴展 「きのこ狩りツアー」

7月中旬に飯沢耕太郎さんの3冊目のキノコ本<Magical Mysterious Mushroom Tour〉(発行:東京キララ社 発売:河出書房新社)が発売されます。きのこ絵本、きのこグッズ、きのこ小説……、古今東西のカルチャーシーンからきのこを探し出した感覚全開「きのこ狩りツアー」本です。
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309908793
それを記念して、飯沢さんのドローイングと真琴さんのきのぐるみ展を開きます。
会期中には関連イベントを2回。「きのこミュージックのゆうべ」と「きのこマニアトーク」です。どちらも特製のきのこ料理つき。飯沢さんが中国で買って来たきのこも提供予定。
ぜひ、お越しください。

*内容 
飯沢さんの新作きのこのドローイング作品の展示販売。
真琴さんのきのぐるみ(ストラップやブローチになったきのこの編みぐるみ)の展示販売。
コレクショングッズの展示。
サイン本の販売。

*会期 7月22日(木)〜8月31日(火)
     10時〜19時
*場所 「めぐりギャラリー」 
    台東区上野1-20-11鈴乃屋本店2階 
美味一服 めぐり(上野広小路、松坂屋向い)。
TEL 03-3834-5154
megurisan@gray.plala.or.jp
http://www.holoholo.co.jp
*入場料/無料
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*関連イベント 
1「きのこミュージックときのこ料理のゆうべ」
音楽:ちくわぶ(新作きのこソングや飯沢さんの飛び入りありかも)
日時:7月24日(土) 5時開始 5時〜5時45分ご飯タイム 5時45分から6時45分 トーク&ライブ 6時45分〜7時45分歓談タイム
料金:3000円(きのこ料理とライブ代です。飲み物代別)
要予約:会場の関係で、30名様限定です。めぐりまでメールでお申し込みください
megurisan@gray.plala.or.jp

2「きのこマニアトークときのこ料理のゆうべ」
 トーク:飯沢耕太郎さん、吹春俊光さん(千葉県立中央博物館上席研究員)、北川公子さん(きのこグッズ収集家)
日時:8月21日(土) 5時開始 5時〜5時45分ご飯タイム 5時45分から6時45分 トーク 6時45分〜7時45分 歓談タイム
会費:3000円(きのこ料理とトーク代です。飲み物代別)
要予約:会場の関係で、30名様限定です。めぐりまでメールでお申し込みください
megurisan@gray.plala.or.jp


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  (自分のお知らせ)

ジュンク堂大分店で『苔とあるく』フェア、はじまりました!

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その様子。ルーペで苔観察もできますよ。

3年近くも前に出した本のフェアをしていただけるなんて、ほんとうにありがたいことだと思います。お近くの方がいらっしゃいましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
posted by 蟲文庫 at 13:13 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月15日

背後からの視線

こんなわたしでも、最近「一日が短いなあ」と思います。年齢のせいもあるでしょうが、原稿を書くなど、店番をしながらではなかなかやりにくい仕事もふえたせいでしょうか。でも、かつては店を閉めたあと郵便局のバイトに行っていたので、もっと時間はなかったはずです。たぶんその頃は「短いなあ」と思う余裕すらなかったのかもしれません。ないのが当たり前だったというか。なんにしろ、店を閉めたあと、帳場でごそごそしながら「ああ、もうこんな時間」なんて言えるのは実にありがたいことです。つべこべ言わずに働きたいと思います。

そんなこんなで、朝に晩に自宅の仕事机(といっても古くて丸いちゃぶ台)の前で唸っていると、いつの間にやら背後にはサヨイチくんが。

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「もー、家庭に仕事は持ち込まない約束でしょ」
とか言うわけはないですが。

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じっとこちらを見ています。


それにしても、最近はこんなもので「仕事」を持ち帰りできるのですよね。時代はかわりました。
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(※自宅のほうはインターネットにつないでないもので)

そういえば、このお水を持ったバーパパパ。以前テニスコーツの植野さんに、こちら方面でのライブで必要になった楽器をお貸ししたところ、返却時に添えられていたものだったと思います。ひところ流行ったビーズクッションと同じ素材。というような、すっかり忘れていたことを思い出すなんて、さすが記憶メディア。と、苦しいまとめ。
おふたりには、もうしばらくお会いしていませんが、お元気でしょうか。蟲文庫でのライブも、もう3年以上前のことになります。いまでも、思い出すと楽しくなるようなライブでした。

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テニスコーツとセカイ/Tenniscoats & Secai(CD)
(MIDI Creative)2500円(税込)※蟲文庫にもありますよ。

かえるの鳴き声など、毎日うんざりするほど聞いていても、この一曲目「メルトホルン」のかえるの声は、いつきいてもいいなあと思います。もちろん全体を通しての内容はもとより、ということです。
posted by 蟲文庫 at 19:48 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月13日

晴れの国の雨

“晴れの国” 岡山も、さすがに雨続きのこの頃。昨日も今日も激しい雨音で目が覚めました。あんなに強い雨にうたれては、畑の小さな苗なんてひとたまりもないのではないかと心配になるのですが、でも雨上がりに見てみると、ちゃんと上をむいているのですからエライもんです。いま、キュウリやナスに続いて空芯菜が育ちつつあります。

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店の表の蓮。今年もつぼみがあがってきました。

この花が開く時期は、年に一度だけうちの店の存在を意識するのではないかと思われる通行人も多く、ものすごい注目度なのです。


店は、こんな通りにあります。
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あ、ねこ。

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往来にて毛づくろい中。

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ご近所のべっぴんさん。

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(おしらせ)

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右:『GROUND ZERO 希望の神話』宮角孝雄写真集(ヒロシマ平和製作所)3000円
左:『ヒロシマより愛をこめて』写真・文:H.HARUKI(文工舎)500円

入荷しました。
来月には、蟲文庫文庫第3弾『壊滅の序曲』原民喜、ミズタニカエコ:挿し絵 も出来上がる予定です。『夏の花』三部作もついに完結。
今年はじめ、ふくやま文学館「原民喜展」に、この『夏の花』が展示されていたのはほんとうにびっくりして、そしてうれしかったです。

今年も8月が近づいてきました。
posted by 蟲文庫 at 13:16 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月10日

夜の帳場で研修中

蚊が本格的に活動をはじめ、蝉もぼちぼち鳴きはじめました。夜、店を閉めたあと裏庭の掃き出しを開けたまま仕事をしていると、蛍光灯のあかりにつられてアシナガバチやらカナブンまで入ってくるので賑やかなことです。

さらに最近、そんな時間になると、ヤエヤマミナミイシガメのタマ夫も裏庭の居住スペースから抜け出して帳場まであがってくるようになりました。ふだんからリクガメのつぶさんが帳場と裏庭を自由に行き来しているので、それを見て学習したのでしょうか。まあ、彼らはいちおう蟲文庫の構成員ということになっていますので、自ら帳場までやってくるということは、それなりの自覚が芽生えはじめたのかもしれませんね。野菜の無人販売所みたいな古本屋なら、店番もできそうです。

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たいてい、このようにして1〜2時間畳の上で憩った(研修した)あと、あくびなどして

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また裏庭へと戻って行きます。

タマ夫、シマ子(二匹あわせて「玉島」)の家。
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この囲いを抜け出して来るのですが、翌朝にはちゃんと帰っています。


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『活字と自活』荻原魚雷 著(本の雑誌社)1600円+税
入荷しました。

表紙イラスト:山川直人
挿し絵:下坂昇
写真:藤井豊、中嶋大介
ブックデザイン:中嶋大介

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サイン本です。
右の写真は藤井豊さん。

帯文の「東京・中央線での暮らし方、読書の楽しみ、就職しないで生きる方法」「それでもどうにかなってる…のか?」。

荻原魚雷さんは、東京は高円寺に住んでもう20年になるという文筆家。普通に考えれば、倉敷で生まれ育ち、ここ以外の土地に住んだことのないわたしにとっては別世界の出来ごとであるはず。なのになぜか妙に近しいものを感じるのは、やっぱり古本屋(古本好き)だからでしょうか。「もっと働け、やる気はあるのか」とさんざん言われ続けて17年目。近しいというより他人事ではない「活字と自活」。いやもう、身につまされます。たのしいけど。
posted by 蟲文庫 at 15:53 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月08日

七夕に初観測

昨日、ご近所さんから七夕の笹をいただきました。このあたりでは旧暦でおまつりするので、これからしばらくのあいだ飾ります。

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まだ短冊数枚しか掛けていないので地味ですが。

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ご近所の模範的な七夕飾り。


旧暦で、とはいえやっぱり気になる7月7日の星空。さて、この時期、野尻抱影さんは何を書いておられるでしょうか。

  今夜も七夕の女夫星を見上げている中に、ふと微笑が浮かんできた。それは戦前
 毎日プラネタリウムで、解説者の某君が、「仮に織女が桃いろのハンケチを振った
 ところで、牽牛の眼に入るまでには十六年かかります」と言って、観客を笑わせて
 いたことを思い出したからだ。
  うまい説明をしたもので、これは織女の距離が二十七光年、牽牛は十六光年で、
 決して文字通り天の川をはさんでいるのではない。そして同時に織女と牽牛とを隔
 てる距離も十六光年あることを、解りやすく言ったものだった。
                 (野尻抱影『星三百六十五日』7月12日)

ということ。ふたりの距離はなんと十六光年。怠けたばかりにずいぶん引き離されてしまったものです。


そしてそんな日に完成した、マイ望遠鏡。いつまでも人のものを借りているわけにもいかない、ということで。

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名前はまだない。けっこう大きい。相変わらずの仏頂面で失礼します。

先日、あるメーカーが激安(※高速バスで岡山ー東京を往復するくらいの金額)で放出していた鏡筒を購入し、それを手作りの簡易経緯台に乗せました。一般に「ドブソニアン」と呼ばれるものです。口径15cm、鏡筒部分については一昔前の高校の天文部ならこれで充分といえる仕様。ただ、これは台の上にちょこんと筒が乗っているだけで、しかも意外に軽い。室内から庭や物干し台への出し入れもまったく苦にならないのです(まあ、自転車で運ぶのはちょっとキビシイですが。いろんな面で)。

7月7日の七夕に晴れることなどめったにないのですが、なんと今年は晴れました。ある方の言葉を借りるなら「まことにめずらしきはイブに雪、七夕に星」ですからね。そして、この日が初観測となった物干し台の天文台から見えたのはまさに、

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東の空に青白く光る、こと座のベガ(織女)。
できすぎです。

いえ、最初なのでとりあえず、肉眼でみえる星を望遠鏡の視野に入れる練習をしていたら、それがたまたまベガだった、というだけのことなんですけどね。それにしても、この3月のサンダル履きでのカノープス、そして七夕に物干し台から織女さまですから、とりつかれるのも無理はありません。

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こちらは西の空のアルクトゥルス。赤い星です。

それにしても、天文台のOさんの試作品という、この簡易経緯台、ものすごく使いやすい。360℃自在に動きます。すばらしい。ありがとうございます。

向こう1年、ひたすら書き物そして苔の日々となる予定なので、心身のバランスのためにもよさそうです。
posted by 蟲文庫 at 16:12 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月06日

彷徨っていた郵便

ここ数日気をもんでいた郵便物がようやく届きました。2日(金)の朝に愛媛県から差し出された定形外郵便。中身はCDが10枚。通常、翌日には着くはずなのですが、5日(月)の昨日になっても届かない。折しもゆうパックの遅配が報道され、現場のごたごたがイヤというほど想像される中(※かつて勤めていたことがあるもので)、例えば慣れないアルバイトさんによる区分ミスなどで、うっかり他の都道府県行きの中に混ざってしまい、どこかとんでもないところを彷徨っているのではないか。たぶんそうだろう。そうに違いない。いや、そうでないと困るなあ。なにしろバーコードのついていない普通郵便は追跡しようがなく、いちど紛失するとまず出てこないと言われています。郵便事故、だけは勘弁してほしいなあ。これまでに2度ほど経験があるのですが、いずれも行方不明のまま。と心配していたのです。ああ、ほんとうによかったです。

ということで、どこかを旅していた(と思われる)CD、入荷しました。よろこびもひとしお。
だって、早くききたいじゃないですか。

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MAHER SHALAL HASH BAZ/ 2003/9/11 Spaceland, LA.
〜Maher goes to the city of the palms
1500円(CD-R)


そういえば、その行方不明のままの郵便物のひとつは、東京の友人にあてたマヘルのCDだったのです。それでよけい心配に。なんとなく。


それから、しばらく切らしていた、こちらも再入荷しています。

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MAHER SHALAL HASH BAZ/セ・ラ・デルニエール・シャンソン
3150円(2+1CD )


この不況の中、CDコーナーだけはなぜか堅調。ひきつづきどうぞよろしくお願いします。


夕日をのぞむ、工藤じゅんこさん。
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「無事、とどいたようね」
posted by 蟲文庫 at 19:35 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月04日

運命の腹甲板

ひと月ほど前に東京から連れかえった子亀のちょき。あれ? なんだか大きくなったような、と思って測ってみたら、ほんとに大きくなっていた。

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3.2cmだったのが、ひと月で4.0cmに。

ところで、亀は卵から生まれますが、孵化した直後には腹甲板(お腹側の甲羅)の真ん中あたりが割れていて、へその緒がついています。

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ちょきは、こんなふうにわらわらといる中から、なんとなく目が合ったのをもらったのですが、その前に適当にいろいろ裏返してみていたら、どれもまだへその緒の痕跡が残っていたので写真に撮っておいたのです。それがつい先日「そうだ、ちょきの腹甲板、まだ写真に撮ってなかったなあ」と思い出して裏返してみると、あれ、痕跡がだいぶ消えているではないですか。あらら、と思ってあわてて、そのひと月まえ、ちょきの実家で撮った先の写真と見比べていたところ、さらにあらららら。なんとまったく同じ模様(=同じ亀)ではないですか。

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左:2010年5月24日(東京)
右:2010年6月28日(倉敷・蟲文庫)

ええっと、どういうことかと言いますと、先の腹甲の写真を撮った時は、まだどれを連れ帰るかは決めていなくて、なんとなく目についたのを2匹くらい裏返して撮ったのです。でも結局、それから数時間(そのお宅でアルコール飲料などをいただいた)後、さていよいよとなって「じゃ、この子にしようかな」と選んだのもやっぱり同じ亀だった、ということです。もちろん、さっき腹甲板の写真を撮ったのがどれだったかなんて覚えているわけがありません。よっぽど縁があったんですねえ、という話。たまたま撮った腹甲の写真で運命が判明。

これは別の子亀。
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腹甲板の模様や形はみんな少しずつ違います。見てのとおり性格も。

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 (おしらせ)

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かえる目「主観」再入荷しました。

店番をしながら聴いていると、「いまかかってるのありますか?」とやたらと尋ねられるので、しばらくの間、あんまり聴けずにいたのです。これでまた思う存分に。
※「惑星」はただいま品切れ中です。

通信販売も歓迎。http://mushi-bunko.seesaa.net/category/8127203-1.html


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「僕のおばあちゃん」藤井豊写真展は、7月2日(金)をもって終了いたしました。たくさんの方にご覧いただくことができました。ありがとうございました。
次は8月の高円寺「ペリカン時代」。『活字と自活』荻原魚雷 著、藤井豊 写真(本の雑誌社)もいよいよ刊行間近です。

そういえばこの前、その藤井さんの“在廊”時、かえる目の「惑星」をかけていたら「とんかつ飛行」のところで「あれ?この曲、なんか聴いたことある」というのです。ええ?里庄町在住の藤井さんが、うちの店以外でたまたまかえる目を耳にする機会なんてあるかなあ・・・と思って、最初「気のせいじゃない?」ということになっていたのですが、それからしばらくして「……かえるさん」とぽつり。びっくりして「そうそう、かえるさんよ」と答えたら、「ああ、やっぱり、徳正寺で」と。ああ、そうか、藤井さんは生で聴いてるんだ。そうかそうか、と話が落ち着いたのでした。
『ドノゴトンカ』つながり、というのをつい忘れがちです、藤井さんのキャラクター。

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『ドノゴトンカ』創刊前夜号(りいぶるとふん)。

この中の、辻潤遺墨の撮影も藤井さん。
posted by 蟲文庫 at 20:51 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月02日

紙魚と紙魚子

降りそうで降りません。ひたすらの曇天。星がみえません。

ひさしぶりに紙魚を捕獲。
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とある旧家から出た本の出だけあって、かなり立派にお育ちです。
ふだんうちにいるのよりずいぶん色黒。年季入ってますね。

その時、ちょうど店内におられたお客さまが東京にお住いということなので、「紙魚、みたことありますか?さっき捕まえたんですよー」といって見せると、「え、生け捕りですか?(どれどれ)わっ、おおきい。みたことはあるんですけどこんな大きくなかったです」ということ。

以前、長く屋久島に住まわれていた方の本(大正〜昭和初め頃のもの)を引き取ったことがあるのですが、そこからは、このわたしが思わず「うわっ!」と声をあげてしまったほど、もうそれはそれは巨大なのがひゅるりとすべり出して仰天しました。やはり、昆虫や植物は南へ行くほど大きくなるという、あれでしょうか。そういえばこの時も、ふだんよく見かけるメタリックな銀色ではなく、上の写真よりもさらに黒かったのですが、これは種類の違いなのか、年齢(?)のせいなのか、どうなんでしょう。プロポーションはほぼ同じ。気になるところです。

紙魚といえば、時々「諸星大二郎の『栞と紙魚子』の紙魚子に似てますねー」と言われることがあります。あと「ちびまるこちゃん」のたまちゃんに、ひと頃のつじあやの。それ、単に目がねと髪形なのでは。


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猫の毛です。
右がミル(三毛)、左がナド(キジトラ)。

先日、ペットショップに亀のエサを買いに行ったところ、犬猫美容コーナーで、猫の毛がものすごくよく取れそうなブラシ(?)を発見。さっそく試したところ期待以上の成果が得られました。

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すごい収穫。
ただしかなり毛が舞い散り舞い上がるので注意も必要。

マッサージ効果もあるということ。もともと按摩好きでブラッシング好きのナドさんにはうってつけ、とは思っていたのですが、普段なら、くすぐったがりの子供みたいにブラッシングをいやがるミルさんも思わずうっとり。そして以来、気がつくとわたしの背後で「あれー、あれやってよー」という顔でこちらを見上げています。相当気に入ったようです。

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うっとりナドさん。

猫が喜び、人も達成感を得られるので、先の見えない仕事に取り組んでいる時などにもおすすめです。
posted by 蟲文庫 at 14:45 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする