◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2010年12月31日

ひさしぶりのお飾り

なんぞかんぞやっているうちに大晦日になってしまいました。でも、例年ならまだやっと書きはじめたところの年賀状もすでに9合目くらい。その点に関しては落ち着いたお正月を過ごせそうです。いや、店はいつもどおり開けてますけどね。

わりあいシンプルなものを見つけたので、今年はお飾りもあります。
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ほんとはそういう問題ではないのですけれども。


いつもぼーっとしているようでも、毎年いろんなことが起こります。それでも、今年もいつも通りに店の帳場で大晦日を迎えることができました。来年もまた同じことが言えますように、引き続きよろしくお願いいたします。みなさまもどうぞよいお正月をお迎えください。

ええっと、あの、しつこいようですが、蟲文庫は年末年始も休まず営業していますのでー。
posted by 蟲文庫 at 16:37 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月26日

クリスマスの電飾

今朝、夏場から仕込んでいるあるものにクリスマス用の電飾が利用できることに気がついてホームセンターやロフトを覗いてみたのですが、もちろんもう並んでいませんでした。もう数日早ければねえ、タイミングが悪すぎましたね。またいずれどこかで手に入ったら面白いもんご覧に入れたいと思います。できればチカチカ明滅しないほうがいいのですが、東急ハンズなんかにはあるかしらん。でもその東急ハンズが岡山にはないんですよね。いやまあ、例によって実にくだらないことなんですけど。

ここのところ日参の白さん。
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点けていないストーブの前にいると思ったら。

あ、そこはツブさん(ロシアリクガメ)の家…。
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幸い亀は外出中。

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でも、あまり面白くなかったようで、すぐに出てきました。
雨の日は特に店の中に入りたがるので、やはりノラなのだろうとは思います。体格のいい、きれいな猫なんですけどね。

こないだは、姉妹と思われるキジトラさんと連れ立ってやってきていました。
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色柄は違えど、この体形、この顔立ち、この佇まい。どうみても関係者ですね。
posted by 蟲文庫 at 13:25 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月23日

瀬戸大橋をのぞむ猫スポット

いつも珈琲豆を買うお店、ほうじ茶とお味噌を買うお店、それからパン、といずれも年末年始に1週間〜10日くらいはお休みになるお店ばかりなので、在庫をたしかめつつ今のうちに買い足しを。台所で再度指差し確認。よしよし、これでひと安心。

昨日は、S嬢と市内某所へ。

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といっても、地元の方には一目瞭然のこの景色。

散歩がてら近くの神社を覗いてみると、思いがけず猫のみなさんが。

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手前は、一匹だけいた長毛系。

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よく見ると3匹。

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真ん中の茶トラの子猫、このあとずり落ちました。

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おかあさん(たぶん)に、なぐさめてもらいます。

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手水で水飲み中。

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あ、どうも。

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変わった石がありました。猫は4匹写っています。

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1ダースくらいはいたでしょうか。全員関係者のようでした。この冬もみなさんどうぞご無事で。
posted by 蟲文庫 at 12:39 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月20日

いつも鞄に星図盤

先日、「亀がくる」という本ありますか?とお客さん。しばらく考えて、「苔とあるく」ですか?と聞き返したら、当たっていた。ブログに亀の話題が多いので混同されたご様子でした。でも、次はそれですから(タイトルは違います)よろしくお願いします。

迷った末、この冬は屋内加温越冬組となった子亀の「ちょき」。
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あなたのことも本に書くわよ。


寒くなり、夜空の美しい季節となりました。

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愛用の星図早見表。いつも鞄に入れています。折り畳み式、なんてあったらいいのに。しゅるっと小さくなる捕虫網とかレフ板みたいなの。

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いまなら夜の零時くらいに、冬の大三角、オリオン座、ぎょしゃ座、ふたご座などが真上にありますね。我が家からは、辛うじて南の空にうさぎ座もみえます。夜中に星図盤を眺めては、庭に出たり入ったりの忙しい季節。お天気が悪いとかえってほっとします。なんて話を天文台のOさんにしたら「それはもう、本田(本田彗星の本田實)先生水準ですよ」という返事。わ、それはちょっと自慢。


そして明日は皆既月食。夕方、東の空から欠けた状態で昇ってきて、そして18時をすぎるとまた満月に戻っていきます。さすがに明日は晴れてほしいと思っていますが、でもいまのところどうもあやしい雲行き。「晴れの国 岡山」の奇跡に期待。

Oさんがお送りくださった。明日の夕方、5分ごとの月の位置。
この場合、真南が0°で、真東が270°。月は真東よりも20°ばかり北よりの位置から登ります。
ということです。


月 (134.369E 33.607N TZ=9.0)

日時(地方標準時)   赤経・赤緯(J2000)    方位・高度
2010/12/21 17:30:00 06h00m36.9s +23゜11'58" 246.001゜ + 5.910゜
2010/12/21 17:35:00 06h00m50.0s +23゜12'07" 246.618゜ + 6.825゜
2010/12/21 17:40:00 06h01m03.0s +23゜12'15" 247.229゜ + 7.745゜ .
2010/12/21 17:45:00 06h01m16.0s +23゜12'24" 247.836゜ + 8.670゜
2010/12/21 17:50:00 06h01m28.8s +23゜12'33" 248.438゜ + 9.599゜
2010/12/21 17:55:00 06h01m41.6s +23゜12'42" 249.036゜ +10.532゜
2010/12/21 18:00:00 06h01m54.2s +23゜12'50" 249.630゜ +11.468゜
2010/12/21 18:05:00 06h02m06.8s +23゜12'59" 250.221゜ +12.409゜
2010/12/21 18:10:00 06h02m19.2s +23゜13'08" 250.807゜ +13.354゜
2010/12/21 18:15:00 06h02m31.6s +23゜13'16" 251.391゜ +14.302゜
2010/12/21 18:20:00 06h02m43.9s +23゜13'24" 251.971゜ +15.254゜
2010/12/21 18:25:00 06h02m56.1s +23゜13'33" 252.549゜ +16.209゜
2010/12/21 18:30:00 06h03m08.2s +23゜13'41" 253.124゜ +17.167゜
posted by 蟲文庫 at 12:59 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月16日

熊楠と亀とドライヤー

なんとなく髪の毛がぱさぱさしてきて、しかしまあトシもトシだし仕方がないか、思っていたここ数年。ところが先週、長年使っていたドライヤーが壊れたため、家電の量販店で売り出し中だった1980円くらいのものを購入し使い始めたところ、あれ?なんだか急につやつやして、まとまりも出てきましたよ。前のドライヤーも1980円くらいだったと思うのですが、それは定価そのままの値段で、今回のは定価3980円くらいのものが1980円だったのです。2000円でこんなにも違うものなんですね。そう考えると、売り場でちらっとみかけた39800円くらいのドライヤーなんて、いったいどんなことになるんでしょうね。気になりますね。欲しくはありませんけど。

ミルハウス、さらに増築しました。
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多少の風よけにもなるし、暖かい日はこの中で足を突っ張れるので気に入ったようです。

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『南方熊楠日記』にみる亀、と銘打って、矢坂書房の『南方熊楠日記』を再読しているここ数日。熊楠は亀好きでも知られていて、庭で何匹も飼っていたのです。

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この付箋全部「亀」。素っ気ないほど事務的な日記にも関わらず「予の畜へる亀」(私の飼育している亀)についての記述はこんなにあるのです。

ざーっと流し読みするだけでも自然に「亀」という文字は目にとまるので、そんなに大変ではないのですが、ただ、当時は亀のつく名前の人も少なくなかったので、おっ、と思って読み始めると、近所のお亀さんというご婦人の話だった、ということも。あと「電」とか「鼻」とか「畳」を一瞬「亀」と見間違える、ということもしばしば。

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そういえば、矢坂書房のマークも亀ですね。すてき。
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2010年12月13日

時々天文台の苔

原稿に年賀状。書くべきものが山盛りで、ブログのほうが少々滞りがちですが、おかげさまでいつもどおりに元気にやっております。


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昨日、店の物干し台(時々天文台)で育てているスナゴケ&ハイゴケ少々の鉢をみやると、あれ、いままでとちょっと違う雰囲気が。

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と思って近づいたら、スナゴケのサク(胞子体)がいっせいに伸びていました。
もう3年以上になる鉢ですが、今年はじめてのことです。

「いっせいに」という言葉がまさにぴったりの様子です。
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かわいいわ。


飯沢耕太郎さんより、『きのこ文学名作選』をご恵贈いただく。

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『きのこ文学名作選』飯沢耕太郎(港の人)

少し前にお立ち寄りくださった時、「祖父江慎さんの造本でね、すごいんですよ」と仰っていたのですが、その意味がよくわかりました。それを写真や言葉で伝えるのは難しいですが、何回読んでも(開いても)違う本みたいなのです。たしかにこれはきのこです。

定価2600円+税、限定3000部。ご興味のおありの方はぜひお早めに!(※ 蟲文庫にはありません。すみません)

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『本の雑誌』1月号「私のベスト3」に寄稿いたしました。錚々たる執筆陣の中に紛れ込んでいて、思わずのけ反りました。そしてドキドキしながらしばらく考えて「そうか、わたしは苔だからいろんな隙間に…」と自分で自分を納得させて少し落ち着きました。
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2010年12月10日

ミルハウスの増改築

毎日、紙袋ひとつ、ふたつくらいの買い取りが続いています。年末ですね。


我が家の玄関先にあるミルの家。
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遠出は怖いが外は好きという性格なので、よくここでこうしています。

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そうめんの木箱がまたひとつ空いたので(父方の田舎がそうめん工場なのです)、増築を。

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反対からみたらこんな感じ。高いところも好きです。

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そして今朝、さらに改築し、昇りやすくなりました。
posted by 蟲文庫 at 17:26 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月07日

木山捷平と矢野久雄

予報通り寒くなってきました。昨日のうちに亀らもわたしも、だいたいの冬支度は済ませたので、これから当分は帳場に籠って原稿書きとお年賀書きに励みます。あ、店はもちろん開いていますよ。年末年始の営業については、上の「お知らせ」欄をご覧ください。

12月1日(水)の朝日新聞 岡山欄の記事です。
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木山捷平の未発表原稿が見つかったというニュース。

見つかったのは、小説11編と詩2編の計13編。このうち8編の小説は、1929年〜31年に書かれたものと推定され、これまでの「詩人として文筆活動を始め、後に小説にも手を染めるようになった」という木山文学の通説を覆すものになるということです。ですから「うけとり」などよりも前に書かれたもの見つかった、ということですね。さらにこれらの小説には「矢野久雄」という、これまで確認されていなかったペンネームが記されているそうです。
現在、岡山県笠岡市の笠岡市立図書館で公開中。お近くの方はぜひ。駅からちょっと遠いですけどね、笠岡の図書館。でも充分歩ける距離ではあります。

玄関前に詩碑もありますよ。

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 濡縁におき忘れた下駄に雨がふつてゐるやうな 
 どうせ濡れだしたものならもつと濡らしておいてやれといふやうな 
 そんな具合にして僕の五十年も暮れようとしてゐた

               「五十年」木山捷平



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ご近所のWさんちの猫。

10年前、ここに移転してきた時、ご挨拶に伺ったら玄関に躍り出てきたのが最初の出会いですが、室内で大切に飼われているので、今回、じつに10年ぶりの再会。あの時、この猫を追いかけて出てきて、恥ずかしそうにしていた小学生の男の子はそろそろ大学を卒業のはず。猫はあんまり姿が変わらないけど、でもあなたも年を取ったのね。
posted by 蟲文庫 at 12:19 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月04日

苔とデザイン

昨日は、店を休んで隣町にある岡山県立大学へ苔出張。Yさんの教える、エディトリアルデザイン学特論という授業の一環で、苔講座をさせていただきました。美術関係の学部の院生ほぼ全員の参加でしたが、といっても十人足らずなので、理想的な人数。対象が微小なので、屋外での観察や質疑応答も、これ以上多くなると難しいのです。時々、地域の催しとして苔講座の依頼をいただくことがあるのですが、先方は漠然と20人〜30人くらいの参加者を考えておられることが多いため、そのすり合わせはなかなか大変です。


おなじみの観察風景。
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岡山理科大学の西村研究室(コケ専門!)から、野外用の実体顕微鏡をお借りしました。西村先生、いつもありがとうございます。

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エゾスナゴケを見ているところです。
(よく見ると、葉っぱの先が透明になっているのがわかります)

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ギンゴケとハリガネゴケ。

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地図のようなハリガネゴケの群落。

コケではありません(手前)。
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藻類のイシクラゲ。


研究室にもどって、さらに詳しく観察。
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Y教授。ご専門は色彩学だそうです。
赴任されて間もない頃からお客さんとして蟲文庫に来てくださるようになり、行き来ができました。

エディトリアルデザイン学の授業で苔講座というのも、考えてみれば(いや、みなくても普通に)不思議な話ですが、わたしは本屋であり、本を出版した経験もあるため、そんなこんなをひっくるめて、このたび招いていただきました。今回のこの講座から、みなさんそれぞれに作品を作られるのだそうです。やることはいつも通りなのに、目的が違うので、わたし自身もひっそりと新鮮な一日でした。

大学構内とは思えない、ワイルドな風景。
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午後の光にきらめく、すすきの群生がきれいでした。
posted by 蟲文庫 at 12:46 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする