◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
mushi-bunko.com

2011年01月31日

石垣のあの場所

ゆうべは、お布団の中にいても寒くて寒くて、あまり眠れませんでした。朝起きたら室温が氷点下。寒いはずですね。
そんな夜、野良猫のみなさんは、いったいどこでどうこの寒さを凌いでいるのでしょう。


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でも白さん、今朝もいつもの場所でおくつろぎ。

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べっこうさんがいることもあります。保護色でわかりにくいですが。

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5年ほど前の写真ですが、ナドさんも。

猫好みの場所、なのですね。

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(新入荷のおしらせ)

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本松洋子/雨の日(PONG-KONG RECORDS)2200円

手水のメンバーとしても知られる、本松洋子さんのソロ。アコースティックギターによる弾き語りです。湿度を含んだ、のどかさと憂鬱さとがブレンドされた不思議な味わいの歌声。ゑでぃまあこんのPONG-KONGより発売です。

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【「コケムシテン」蟲文庫X岡山県立大学デザイン学研究科 】は昨日をもちまして終了いたしました。苔らしく、こぢんまりとした展示でしたが、評判もよく、とてもおもしろいものとなりました。ご来場いただいた皆様、また宣伝等でご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
posted by 蟲文庫 at 14:16 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月26日

コケムシテン

はじまりました。

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「コケムシテン」
蟲文庫 X 岡山県立大学デザイン学研究科

 ◎2011年1月25日(火)〜30日(日)
 ◎蟲文庫にて、店舗営業時間内、期間中無休。


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苔講座から発生した、本やテキスタイル、絵画、シルクスクリーン、写真など。個人的には、「日常に潜む苔」という、苔と苔的なものを集めた標本とそのデータを記載した本が面白かったです。たとえば「毛玉」とか「絨毯」とか「ふりかけ」とか。
苔と同じように、ひとつひとつの作品にぐっと近づいてみるとそれぞれまた違った扉が開かれておもしろいですよ。小口から苔が生えている文庫本。開くと栞なのです。


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このバッグは、ここですね。

展示は日曜日まで。都合のつくかたはぜひ!

・蟲催事:http://homepage3.nifty.com/mushi-b/events.html
・苔講座の様子 http://mushi-bunko-diary.seesaa.net/article/171769544.html
posted by 蟲文庫 at 12:40 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月24日

ミルハウスの危機

最近、ふいに我が家の庭に現われた茶トラの子猫。

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かわいいのですが、たいへん押しが強く、うちのおばーにゃん達が大迷惑。
どんなに威嚇しても平気でぐいぐい迫ってくる子猫が怖くて、散歩にも出られないという有り様です。


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ミルハウスを占拠され、困っているミル。
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こまったにゃ〜。

この寒い時期、彼女(確認したらメスだった)も必死なのでしょうけれど、しかし困ったなあ、うちはいまこれ以上飼えませんよ。17歳(ナド)に15歳(ミル)という高齢猫たちのストレスになるのも心配だし。と途方に暮れていた矢先、近所の小学生たちの仲介により、あるお宅で飼われることに。やれやれ。


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ほっとしたにゃ〜。

ほんとにほんとに。


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【コケムシテン】蟲文庫X岡山県立大学デザイン科
  2011年1月25日(火)〜30日(日)店舗営業時間内、期間中無休。

詳細:http://homepage3.nifty.com/mushi-b/events.html

明日からです。
posted by 蟲文庫 at 18:52 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月20日

休耕田の亀牧場

昨夜も「近所の休耕田が広大な亀牧場になっていて、ニホンイシガメやクサガメやアカミミなどがのびのびと暮らしている」という夢をみました。時々見る夢なのですが、そのたびに、目が覚めると、ああ、よくもまあこんなにおめでたい脳みそを備えて生まれてきたもんだなあ、と呆れると同時に感謝の気持ちがわいてきます。


先日、神戸市内某所で行われていた亀会議。
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手前3匹はクサガメ、左奥はニホンイシガメと思われます。外来種のアカミミ問題についての協議でしょうか。
「最近、ワニガメとかカミツキガメもいるみたいなのよねぇ」「おっかないわねぇ」とか。

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先日もちらとお知らせした、岡山県立大学のデザイン学科の学生さんたちによる展示です。

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「コケムシテン」
蟲文庫 X 岡山県立大学デザイン学部」

 ◎2011年1月25日(火)〜30日(日)
 ◎蟲文庫にて、店舗営業時間内、期間中無休。

昨年末「出張苔講座」をさせていただいた、岡山県立大学デザイン学部の学生さんたちによる、その成果。苔とデザイン、いったい、どんな展示になるのでしょう。わたしも楽しみにしています。

蟲催事:http://homepage3.nifty.com/mushi-b/events.html
posted by 蟲文庫 at 21:53 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月18日

おしらせ号 110118

新入荷、再入荷とこれからの催しのおしらせです。

(dependent direct sales より)

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Maher Salal Hash Baz / 2002/9/11 Spaceland.L.A (CD-R)1500円

再入荷しました。

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工藤冬里/Village Hototoguis(CD-R)700円

ドノヴァンとシューベルト(!)のカバー。新入荷です。

※ dependent direct salesの店頭販売は、現在、レア中野店、模索舎、蟲文庫のみとなっています。

(IGLOO RECORDSより)

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yumbo/Bricolage(2CD-R)1500円

新譜「これが現実だ」の発売に合わせて作られた、ここ数年のライヴテイクなどを集めた2枚組CD-Rです。

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何かとお世話になっている徳島の小西昌幸さんより、北島町創世ホールでおこなわれる催しのお知らせです。

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池田憲章講演会「脚本家・金城哲夫 -特撮とドラマを初めて融合させた人-」

  一九七六年二月二十六日、故郷・沖縄の病院で金城哲夫は息を引き取った。
  二十三日に不慮の事故に遭ったのだ、享年三十七歳。あまりに短い生涯だっ
  た。■聴覚障害の青年五郎の友人・巨大猿ゴロー、交通事故で死んだ少年の
  守り神・高原竜ヒドラ、天涯孤独の少女を見守った伝説怪獣ウー、そしてけ
  なげな友好珍獣ピグモン……。■金城哲夫の作り出した哀切の物語は、奇跡
  のように、今もなお私たちの心を激しく震わせてやまない。■「ウルトラQ」
  「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「怪獣ブースカ」「怪奇大作戦」など
  円谷作品の王道路線を敷いた金城は本土と故郷沖縄の狭間で深く傷つき、苦
  脳した。■その金城哲夫の人と作品について気鋭の研究家・池田憲章がいま
  渾身の情熱を注いで熱く語る! 貴重な機会です。多数、ご参集下さい!

 ◎2011年2月27日(日)午後2時半開演
 ◎北島町立図書館創世ホール(徳島県板野郡北島町)
 ◎入場無料

 詳細:http://www.town.kitajima.lg.jp/hole/event/20112.html


ご都合のつく方はぜひ!「古書ドリス」(http://www.kosyo-doris.com/)さんもすぐ近くですよ。


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(こちらも小西昌幸さんより)

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遠藤ミチロウ◎還暦爆裂ライヴ in 鳴門

 ◎2011年2月17日(木)
 ◎19時開場、19時半開演
 ◎前売り2000円、当日2500円(別途ドリンク代)
 ◎(会場)ターナーカフェ(徳島県鳴門市撫養町小桑島字前浜182 電話:088/686/9278)
  ※鳴門駅より徒歩5分。
posted by 蟲文庫 at 14:01 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月16日

神戸大阪亀取材と不失者

今朝起きたら、室温が零度でした。予報通りの寒波。これでお天気が悪ければ雪が積もっているところなのでしょうが、晴れの国岡山は今日も晴天。

こないだの連休は家族連れのお客さんが多かったのですが、入ってきた途端に不思議そうな表情になった小学生くらいのお子さんにむかって、お母さんが「これは石油ストーブの匂いよ。ほらあそこにある」と、帳場にあるストーブを指差して教えていました。そうか、いまや灯油を使わない家も増えているのですよね。わたしなど、石炭ストーブや豆炭アンカの思い出までありますよ。田舎の掘り火燵の中も豆炭でした。
なんてことを書くから、よく知らない人からは50代くらいに思われていることがあるのですが、まだぎりぎり30代です。ほんとうです。

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一昨日の金曜日、ひさしぶりに店を休んで神戸大阪へ。日中、神戸市内某所で勝手に亀取材をしたあと、夜は心斎橋クラブクアトロであった不失者のライブへ。

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灰野敬二…ボーカル、ギター
工藤冬里…ベース
橋幾郎…ドラム

出不精なので、ライブのために遠征ということはめったにないのですが、時々こんなふうに発作的に出掛けます。大阪へは、一昨年秋のThe Only Onesの来日以来。お正月休んでないし、一日くらいいいよね、と自分で自分に言い聞かせ。といいつつ、昨年秋、このメンバーで告知された時からすでに「絶対行く」と決めていたのですが。なにしろチケットの整理番号1番。わたしの人生において「1番」という数字はめったに出てきませんが、なぜだかこんなところで。

いままでに観た灰野敬二のライブは、始まったときに「うわー、かっこいいー」と呆然として、そしてその「うわー、かっこいいー」状態が、ほとんど曲の切れ間もなく2時間、3時間、時にそれ以上続くため、ふと意識が全く関係ない世界にお出かけしてしまう瞬間(体が要求する無意識の息つぎタイム?)が出来るのですが、今回は演奏が凄かったのはもちろん、珍しく(たぶん、珍しいと思う)一曲、一曲がきっちり区切られていたせいもあってか、最初から最後まで「うわー」と釘づけ状態の2時間半超。もちろん、ものすごい大轟音。途中でベースアンプが飛んだらしいという話をききましたが、たしかに座っていた椅子がずっとびりびり震動していた、あれは工藤さんのベースからくるびりびりでした。

でも、客席の雰囲気はどことなくリラックスしていて、一緒に観ていた高槻のOさん(チケットも取ってもらった。いつもありがとうございます!)と「いやー、よかったですねー、楽しかったですねー」とニコニコしながら帰ったのでした。観に行けてよかった。
そういえば、会場でひさしぶりにテニスコーツの植野さんにお会いして、お話できたのもうれしかったです。亀のガチャガチャの話。
posted by 蟲文庫 at 13:09 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月11日

逃避先までも亀

亀の本を書くために、毎日思う存分亀のことを考えていてもいい、というしあわせな状況のこの頃ですが、もうそれだけで頭いっぱい胸いっぱい。原稿のほうはなかなか進んでいません。好きすぎるというのも困ったものですね。

どうしても進まない時は亀写真の整理をします。

2006年3月。うちに来た日のニホンイシガメのむいちゃん。
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孵化後、4、5ヶ月と思われます。

2011年1月。つい数日前のむいちゃん。
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たくましく成長しました。女の子ですけど。

亀はたいてい、オスよりメスのほうが大きいです。池や川でみかける30センチクラスの大亀はまずメス。
posted by 蟲文庫 at 16:07 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月08日

なないろ文庫と蟲文庫

昨日は『彷書月刊』の編集長で、なないろ文庫ふしぎ堂という古本屋の店主でもあった田村治芳さんのお葬式でした。田村さんとは、お電話で何度かお話をしたことがあるだけで、ついにお目にかかることは出来なかったのですが、でもわたしが古本屋を始めたのも、いまもこうして続けていることが出来るのも、田村さんのおかげだと思っています。

蟲文庫という、へんな屋号にしてしまったおかげで、何かのたびにその由来を尋ねられるのですが、いつも「店を始める時に「ナントカ文庫」にしたくて、それでいろいろ考えているうちに、なんか字面が気に入って……」という曖昧な返事しかできません。これは実際にその通りだからで、このなにやら意味深げな「蟲」の字のほうは、本当に「ただなんとなく」だったのです。そして、自分にとっては格段に重要だった「文庫」のほうですが、これは、田村さんの影響でした。

古本屋になろうと思い立つ少しまえのこと、偶然テレビで見た古本業界についての番組で、振り市(※古本の競りのようなもの)の振り手を務める、当時はまだ長髪で、「若手」と紹介されていた田村さんの姿と声音、そしてなないろ文庫ふしぎ堂、というふしぎな名前を知って、たぶんその時に取り憑かれたのだと思います。それからほどなく、ひょんなことで古本屋を始めることになり、さて屋号、となった時、まっさきに思い浮かんだのが、あの時テレビでみた田村さんの姿と「なないろ文庫ふしぎ堂」でした。
ちなみにその番組は、出久根達郎さんが直木賞を受賞されたのがきっかけで、市場にはじめてテレビカメラが入った時のものだ、と後に古書現世の向井さんから伺いました。

これは、いままでも何度か書いたので繰り返しになるのですが、店を始めた当時は、まだインターネットという言葉すらも一般的でなかった頃で、古書組合に加入していない者にとっては古本に関する情報など皆無といっていい状態。本が好きだというだけで、古本屋はもちろん、新刊書店でのアルバイト経験もないまま手持ちの本数百冊を並べただけで始めた店は「ままごと」以下の状態でした。そんな中で、世の中にはどんな古本があって、どんな値段がついているのか、ということを知る事ができたのは、毎月読んでいた『彷書月刊』と、近くの同業の先輩から見せてもらう月遅れの目録だけ。店はヒマだし、お客が来たら来たで「若葉マーク」でも顔面に貼っておきたいくらい緊張していた当時は、明けても暮れてもうつむいて『彷書月刊』のページを繰っていたのです。

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1994年2月。店を始めた年の、その月の『彷書月刊』。

それから10年以上たって、これもひょんなことで、その『彷書月刊』に文章を書かせていただくことになった時は、本当に信じられないような気持ちでした。その原稿依頼でお電話をくださったのが田村さんとお話した初めての機会だったのですが、ちょうど「早稲田古本村通信」の連載を始めて間もない頃で、そこへ書いた、横浜の一艸堂石田書店の石田さん(『街の古本屋入門』の志多三郎さん)との交流について、「あの文章、とてもよかった。石田さんと行き来があるなんて、面白い!」とたいそう面白がってくださったのをよく覚えています。確かに、面白い組み合わせだと思います。
その後、『苔とあるく』を出した時も「ホンの情報」という新刊の紹介コーナーにとても素敵な文章を書いてくださいました。わたし以外の誰も覚えているはずはないので、ここで再度紹介させていただきます。

 倉敷の古本屋「蟲文庫」さんがはじめての本をつくった。それが本の話ではなくて
 苔の話というのが楽しい。イラストは浅生ハルミンさん、写真は伊沢正名さん、目
 からウロコがおちて苔がはりつくような本。コラムの「父の庭」はちょっと泣ける。
 カバーをはがして裏カバーをのぞくと、ちょっとオドロキますデス。
                 『彷書月刊』2008.1 「ホンの情報」より。

「目からウロコがおちて、苔がはりつくような本」!ですよ。こんな嬉しい言葉はありませんでした。


2年前の秋、病気が発覚する直前のこと、たまたまある人から聞かされた田村さんの症状が、亡くなった父のそれとそっくりで、一気に血の気が引きました。父は、病名が定まった後3ヶ月足らずで他界したのですが、田村さんはそれから2年間、闘病を続けてこられました。その様子は『彷書月刊』の「ナナフシの散歩道」という日記で垣間見るだけでしたが、いつもと変わらないひょうひょうとした語り口をいまあらためて思い返すと、不謹慎な言いようかもしれませんが、人は病気や生き死にというものにも、その人が現われるものなのだなと感じました。

お正月を尾道で過ごされることが多かったようで、いちど「同じ空気を吸いながら、なかなかお訪ねできません」と書かれたお年賀をいただいたことがあります。以来、お正月になると、なんとなく尾道の風景と田村さんのお顔を思い浮かべるのが習わしになっていたのですが、今年はその元日に訃報が届いてしまいました。

『彷書月刊』が昨年10月で休刊した時、誰かが『彷書月刊』はなくなったけど、『彷書月刊』の作ってきたものをそれぞれに引き継いで行く事は出来る、というようなことを言われていました。田村さんが亡くなった今、その言葉はますます自分の中に響いてくるようになったのですが、わたしにとってそれは、これからも蟲文庫を続けていくことに違いありません。
相変わらず、のんびり、が取り柄のごく普通の品揃えの地方の町の古本屋ですが、でも田村さんなら面白がってくださるかもしれないなと思います。「これでやってけるんならたいしたもんだ」とかなんとか。

田村さん、どうもありがとうございます。


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『彷書月刊編集長』田村治芳(晶文社)
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2011年01月07日

おしらせ号 110107

新入荷、今後の催しなどをご紹介する「おしらせ号」です。

(7ep. より)

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yumbo/これが現実だ(7ep.)2500円+税

待望の yumboの3枚目。「明滅と反響」「甘い塊」、澁谷さん自身のレーベルIGLOOの各タイトルも在庫していますので、ご興味のおありの方はお問い合わせください。またこのたびの新譜発売に合わせて、ここ数年のライヴテイクなどを集めた2枚組のCDR「Bricolage」も近々入荷予定です。

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(Waikiki Recordsより)

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渚十吾/君の口笛は大空に(Waikiki Records)2300円

渚十吾さんの新譜です。今回は歌もの。蟲ライブでもお馴染のOranoaさんもVocalとRecorderで参加。「ユリイカの浮上」「グリーン・ボックス」「タイタニックの沈没」も店頭にございます。

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(P.S.F Recordsより)

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友川カズキ/青いアイスピック(P.S.F Records)2940円

1年ぶりになる新譜です。現在P.S.Fよりリリースされているタイトル、ほぼ全て店頭にあります。お問い合わせもお気軽に。

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『友川カズキ歌詞集1974-2010 ユメは日々元気に死んでゆく』(ミリオン出版)※特典DVD付き

映画「友川カズキ 花々の過失 La Fauste des Fleurs」も公開間近です。


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映画「ゲゲゲの女房」 本日1月8日(土)よりMOVIX倉敷にて公開。監督の鈴木卓爾さん曰く「暗おもしろい映画」です。わたしも夏に試写を観せていただききましたが、どなたかが言われていた「嗚呼、上品で可愛い映画だったなぁ!とても丁寧で、さりげなく大胆で」という感想に深く頷きました。音楽は鈴木慶一、主題歌の「ゲゲゲの女房のうた」(ムーンライダーズ feat 小島麻由美)は名曲です。今週は11:55〜 と17:00〜 の2回上映。お近くの方はぜひ。

映画「ゲゲゲの女房」オフィシャルサイト:http://www.gegege-eiga.com/
posted by 蟲文庫 at 12:04 | お知らせ・催事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月05日

問題の前髪

年末はずいぶん冷え込みましたが、年が明けてからはわりあい穏やかな岡山です。

世間の消費の落ち込みは、こんな時間の止まったような古本屋にいてさえひしひしと感じられる昨今。なかなか厳しい今年のスタートとなりました。でもそういうわたし自身も、最近ぜんぜん飲みに行ってないなあ、とか、ここのところのお買い物といえば、普段使っているデジカメの自動開閉式レンズキャップ(1500円程度)くらいねえ、と実に景気が悪いです。
一年に一度、とか、数年に一度みえるお客さんから「また来ますね」と言われると、きまって「はい、つぶさないように頑張ります!」と応じるのですが、これはもちろん冗談ではないのです。

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なんでもいいけど、あたしたちのご飯は忘れないでよ。


ところで、ドライヤーを替えたら、いままでパサパサしていた髪の毛が急につやつやしてきたという話を書きましたが、あれから日々使い続けているおかげで、さらにつやつやさらさら感は増しています。四十も手前の者としては喜ばしい限りなのですが、ただ、いままでの「ひっかかり」が無くなったため、三つ編みがほどけやすくなり、さらに、いつも自分でいいかげんにカットしている前髪のガタガタがひどく目立つ、という問題が生じてきました。

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問題の前髪。
(つや感は「当人比」です)

前髪は、最近切ったばかりなので、もう少し伸びたら慎重にカットしたいと思います。ほどけやすくなった三つ編みについては、どうしましょう。なにかいい整髪料でもあればいいのですが。

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 (おしらせ)

先月、出張コケ講座をさせていただいた、岡山県立大学のデザイン学科の学生さんたちによる、その成果が蟲文庫の店内に展示されることになりました。

「こけむしてん」
1月25日(月)〜30日(日)まで。店舗営業時間内、期間中無休。

いつものコケ講座をデザイン学科の学生さんたちは、いったいどう捉えたのでしょうか。たのしみです。
その講座の様子「苔とデザイン」http://mushi-bunko-diary.seesaa.net/article/171769544.html
posted by 蟲文庫 at 17:18 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月03日

それでも私は亀にのる


 我やすらけく 我儘に暢気に 心のままに進む あせるとも遅々として。恰も亀の如し。

                       「亀の如し」武者小路実篤


元日に届いたうれしい年賀状。

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岡崎武志さんより。

「それでも私はカメにのる」

ひきつづき、亀のあゆみで隙間の道を模索していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


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ひと月ほど前に屋内加温越冬させると決めて裏庭から帳場に取り込んだ子亀の「ちょき」。もともと都内某所のお庭の生まれ育ちのため、そういえば「室内」という環境はこのたびが初めてのこと。いままでは、うちにいる7匹の亀たちの中でも随一の食欲だったにもかかわらず、以来ずっとハンスト状態。大好きなバスキングランプにも当たろうとせず、ひたすらびくびくしていたのですが、「冬でもカメ元気」という謳い文句のカメ専用ヒーターを入れた環境は心地良いにきまっています。3週間近くたって、ようやく本領発揮。最近では、ことあるごとにこちらへ「エサください」光線を送ってきます。

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ぬるま湯暮らしにも慣れました。
posted by 蟲文庫 at 14:13 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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