◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2011年06月25日

新加入と新入荷

突然夏になりましたね。19日の伊沢さんのイベントの時に「そろそろ…」という感じはしていたのですが、ついに高温多湿で過酷な倉敷の夏到来。先週の「テニスコーツと梅田哲也」そして「糞土師・伊沢正名講演会」。この狭い店の中に30人ほどが集まるには、もうほんとにぎりぎりの気候でした。よかった。
そんなこんなで、これから10月くらいまで店内での催しはお休みですが、水面下では、すでにいくつか企画が進行中ですので、またどうぞよろしくお願いします。

最近、うちに金魚の稚魚とヒラタクワガタのつがいがやってきました。クワガタは近所の商店の若旦那さんから、金魚の稚魚は「テニスコーツと梅田哲也」のライブに来てくださったYさんから頂戴したのです。

金魚の稚魚は10匹。
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使い道を検討中だったデシケーターで飼うことにしました。
(※ 普段はフタを開けています)

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穴をくぐり抜けて行ったり来たりたのしそうです。

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近所のミントさん登場。でもお魚にはあんまり興味ない様子。ほっ。

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最近水草を入れてみたら、「わーい」という感じでますます楽しげ。

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ヒラタクワガタは、ひとまずオスの写真を。

ということで、うちの裏庭には、クサガメ2匹、ニホンイシガメ1匹、うんきゅう1匹、ヤエヤマイシガメ2匹、ロシアリクガメ1匹に、金魚の稚魚10匹、ヒラタクワガタ2匹、メダカ少々。これで小学生男子がいないのが不思議なくらいですが、とこないだある所に書いたら大爆笑されてしまったのですが、いやもうまさにそんな状況なのです。「かめさんみせて」とやってくる、小さな「常連さん」も増えてきました。

そういえば、ヤエヤマイシガメのタマ夫とシマ子も、4年前のテニスコーツのライブの日にやってきたんだったなあ。

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「わたしたち、4年前のテニスコーツのライブも目撃したわよ」

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(新入荷のおしらせ)


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『女子の古本屋』岡崎武志 著(ちくま文庫)840円+税

蟲文庫もご紹介いただいている、岡崎武志さんの『女子の古本屋』が文庫化されました。13人の女性店主の物語に、ここ数年にうちに開業した「それからの『女子の古本屋』」が増補・追加取材されています。表紙のイラストは今回も浅生ハルミンさん。単行本の時にくらべると女の子が大人の女性になっています。そういえば、単行本の文庫化は、サイズこそ小さくなるけど、なんだか「大人」のイメージだなあ。本として。

今回の入荷分には、すべて岡崎武志さんのサインと落款、そしてイラスト(わたしの似顔絵ですがー。うれしいけどはずかしい)が入っています! お早めにー。

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『ことばのポトラック』vol.1 3.11のかなしみをのりこえるために(ラミュゼ)1000円

3月27日にサラヴァ東京で開催された「ことばのポトラック」において出演者が朗読した詩・短歌・俳句、および「地震のときなにを感じたか」についてそれぞれが書き下ろした文章。と今回の震災にあたり下記の両氏より届いたことばです。

◎ピエール・バルー氏の創作した俳句(原文仏語・翻訳潮田あつ子バルー)
◎J.M.G.ルクレジオ氏による特別寄稿(原文英語・管啓次郎による訳文を別刷りで入れる)

◉寄稿者
J.M.G.ルクレジオ、大竹昭子、ピエール・バルー、佐々木幹郎、平田 俊子
小池 昌代、堀江 敏幸、古川 日出男、管 啓次郎、Ayuo、くぼた のぞみ
南 映子、東 直子、間村俊一、かのう よしこ。潮田あつ子バルー

詳細:http://t.co/F
posted by 蟲文庫 at 12:53 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月21日

キノコからうんこへ・伊沢正名講演会

日曜日の、伊沢正名さんによる「うんこになって考える ~生態系の中で生きていくために~」は、おかげさまで盛況のうちに終了いたしました。お越しくださったみなさま、ありがとうございました。

天然過激な伊沢さんのお話。いちおう心の準備をしていただくためにも、あえて「うんこになって考える」というタイトルを採用したのですが、それでもびっくりされた方もいらっしゃったことと思います(特に画像のほう)。でも、やっぱりすごく面白かったなあ。なんて言えばいいんでしょう、伊沢さんの関わっておられるものも数冊ある福音館書店の科学絵本『たくさんのふしぎ』シリーズ。あの「へえ〜〜、こうなるんだ」という、目からウロコの、あの素朴な感動に似ているでしょうか。

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今回も帳場が「演壇」でした。

伊沢正名(いざわ・まさな)さんといえば、もともとは自然写真家として知られる人物。キノコの写真が特に有名ですが、わたしも『苔とあるく』では、数々のきらめく苔写真をご提供いただきました。しかし、世のデジタル化以降「撮ったものをいくらでも加工できるなんて面白くない」という理由で一線を退かれ、現在は自ら「糞土師(ふんどし)」と名乗り、とかくタブー視されがちなうんこの復権を目的に、分解の素晴らしさや重要性をを広く伝えるべく、このたびの講演のようなことを中心に活動されています。
伊沢さんは、本来、土に還るべきものが、自然のサイクルから排除されていることに疑問を感じ、1974年から意識的野糞を開始。のべ回数は1万回超(1日1回、365日としておよそ30年間)。21世紀になってからは一度もトイレで排便をしていないという、ちょっと信じられないような方なのですが、これ本当なんです。

今回の講演では、自然保護活動から写真家となり、そして現在にいたるご自身の変化に沿ってお話をされました。キノコの写真では、その信じられないほどの美しさに息をのみ、そして、肝心のうんこの写真では、みな呆然とし、そして、うんこが分解されてゆくさまには「おおっ」というどよめきも。どっぷりと伊沢さんワールドに浸かる2時間半でした。

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伊沢さんのキノコ写真。

誤解を恐れず言うならば、伊沢さんのお話(特に実践について)は、ある意味でファンタジーだろうとも思います。例えば「毎日は無理としても、出来るだけ屋外で」という、かなりゆるやかな目標を設定したとしても、まずそれ相応の環境が必要ですし、また女性であれば、そのハードルは数倍に上がります。実際にいまの社会で実践できるのは、ごく僅かの、それこそ「選ばれし人」でしょう。ある人が「(伊沢さんの話を聞いていたら)ナウシカ観たくなった」と言っていましたが、そう、まさにそんな感じ。そして意地悪く言えば、つっこみどころ満載のお話でもあるわけです。
でも、自らを実験台にして取組み、そしてその様子をつぶさに観察し、記録し、考えつづけることをやめない伊沢さんの首尾一貫した姿勢と情熱には、そんなものを越えた説得力と魅力があります。もう単純にすごい。実際、この講演のあと「ぐっときた」「なんだか感動しました」。という声も多くいただきました。
他に「(排泄物に対する)嫌悪感がうすらいだ」「そういえば、自分の子どもが小さい時は、汚いと思うどころか、むしろ関心の対象だったなあ」「(アウトドアにおいて時々そういった機会のある方が)正しい野糞の仕方がわかってうれしい。これで安心です!」「漠然とした思いに、より確かな知識とまた別な視点を与えてもらって、すごく有益な時間だった」、あと、マニアックなところでは「(下肥は味見して熟成具合を確かめるというお話から)味見してみたくなった」というような感想も。

そもそも、食べるよりも出すことのほうが、生き物としてより重要だし気持ちがいいことだと思うのです。だから、その大切なことについて、すこし立ち止まって考えるきっかけにもなったのではないかと思いました。

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スライド上映の様子。


最近では、小学校に呼ばれて今回のようなお話をされることも多いそうです。というのも、いまはイジメの問題で「トイレの個室に入るとからかわれる→学校のトイレに行けない→不登校」というケースも少なくありませんが、伊沢さんのうんこのお話は、その打開策にもつながっているのだとか。

たしかに、伊沢さんの話を聞いたあとは「うんこって良いヤツ」と認識が一変する、というか、そこまでいかなくても、なんとなく興味が出てきます。たぶん、いま伊沢さんが目指しているのは、こういった「視点を変えれば世界が変わる」というようなことだろうと思います。10代や20代の、若い人にも聞いてほしいお話でした。
そうそう、ひょんなことでTOTO(あの水洗トイレメーカー)の社員の方々に話されたエピソードも面白かったなあ。

それにしても、2時間あまりの講演の最中、伊沢さんの口からいったい何回「うんこ」という言葉が発せられのでしょう。紅白歌合戦の最後で野鳥の会の人たちが使っているカチカチするのを片手に数えてみたかったです(なんて、このブログもたいがいですけど)。

しかし、やはりいちばん驚くべきことは、これまでの30年間、ただの一回を除いてずっと野糞をしつづけることが出来る伊沢さんの、その快食快便ぶり(ちなみに伊沢さんは「雑食」)です。だってふつうは、ねえ、奥さん。


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糞土研究会の機関誌「ノグソフィア」。

HP:http://nogusophia.com/
posted by 蟲文庫 at 15:16 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月16日

テニスコーツと梅田哲也(倉敷篇)

月曜日の「テニスコーツと梅田哲也」。この狭い古本屋の中に30人ほどが入るには、もうぎりぎり限界の季節でしたが、おかげさまで無事盛況のうちに終了いたしました。
帳場をステージに、裏庭まで使ってのライブ。もう、びっくりするくらい楽しかったです。


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まずは梅田哲也さんから。

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梅田さんの演奏は、始まりもなく終わりもなく、そして中心もない、というのに、なんだかものすごくおもしろい。これは2年前、勝どきのギャラリーで、はじめてインスタレーションを観た時にも感じましたが、あれはなんなのでしょうね。梅田さんと梅田さんの行為が持つ空気みたいなものなんでしょうか。


途中から、植野さんとさやさんが登場。

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「梅田くんライブ中ですけど、まあ、これはこれで…」ということで、テニスコーツもはじまります。

そのうち植野さんも裏庭に。
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みんな立ち上がったり伸び上がったりして覗き込みます。

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アンコールでは「隣組」。
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♪ とんとんとんからりんと隣組♪ というアレですね。

二回目のアンコール。
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「テニスコーツのテーマ」に、梅田さんによる赤い風船が乱入。
客席からクスクスと笑いがおこります。

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特別公開の舞台裏。


テニスコーツのライブは、新譜『ときのうた』からの曲が中心でしたが、一曲目は思いがけなくマヘルの「The Rain」。♪魚をとるよに、人をすなどり♪という、majikickから出ている「Souvenir de Mauve」でなみおくんが歌っているあの曲でした。
テニスコーツのCDはどれも大好きで、しょっちゅう聴いているのですが、ああでも、やっぱりライブは格別だなあ、と4年ほど前、初めてライブを観た日の胸いっぱいの高揚感ふたたび、でした。よかったー。


ところで、相変わらず、ぼーっとしているので、いざセッティングやリハがはじまってから「これはもしや、ものすごく貴重な出来事なのでは…」ということが実感されはじめ、録音やビデオ撮影の用意をまったくしていない己のまぬけぶりを呪うこととなったのですが、ところがどっこい(なんて、懐かしい言いまわし)、梅田さんが「こんな、録音に適した環境もなかなかないです」とご自身で録音をされることになり、さらに常連のお客さんが「念の為と思って」とビデオカメラをご持参くださったので、簡単にではありますが撮影することもできました。

テニスコーツも梅田さんも、観ていると思わず「うれしい顔」になってしまうのですが、でもこの感じ、言葉での説明はもちろん、ビデオにも写真にも録音にも残らない(写らない)種類のものです。それでも、まずは「こんなことがあった」ということを記録することができてよかったです。
さやさん、植野さん、梅田さん、そしてお越しくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。

そういえば、さやさんから「田中さんと出会ってまだ4年なんだねえ、なんか8年くらいたってる気がする」と言われて、わたしも同じような気持ちでした。うん、なんだかそんな感じがします。
posted by 蟲文庫 at 12:38 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月10日

軽便鉄道とたのしい頭痛

こないだの月曜日は店を休んで、またしてもの矢掛・笠岡。この春、矢掛高校を最後に退職された高校時代の恩師との「木山捷平文化圏ツアー」でした。

笠岡市新山の生家を訪ねたあと、木山家の墓地でひとつひとつの墓石を眺め、刻まれている文字を読んではあれこれと想像し、付近の薮で梅の実をひろい、さらにすぐ近くの産直で激安の青梅(1kg あたり150円)を買ったあと、近くにある井笠軽便鉄道記念館を見学。さらにそこから木山捷平の母校である矢掛高校(旧制矢掛中学)まで、当時の通学路と思われる街道を車で走り、矢掛本陣や小田の町を見学してから、午後は先生のお宅の苔庭で簡易版苔マップ制作……と地味ながらも盛りだくさんの一日。

もともと、テンションが上がりすぎると頭痛がおこるというやっかいな体質なのですが、木山捷平、軽便鉄道、梅、矢掛高校、そして苔、という瞳孔開きっぱなしのようなキーワードの連続に、夕方、帰途につくころにはひどい頭痛がおきて大変でした。もちろん、たのしい頭痛なのですが。

そういえば、先生から「物理の木山先生覚えてる?」と言われて、二十数年ぶりに思い出しましたが、そうだ、あの先生「木山先生」だったなあ。新山のあたりは木山姓だらけなのですが、やはりこの近辺のご出身ということ。そうだそうだ、わたしも木山先生に教えてもらっていました。


写真もいろいろたくさん撮ったのですが、今回はまず井笠軽便鉄道記念館の写真を。

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県道沿いに、そっとあります。

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木山捷平生家の最寄の「新山駅」跡。徒歩で10分くらいでしょうか。

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40年前の廃線当時の駅長さんである田中春夫さんが
いまも館長さんとして駅舎や車両の維持管理をされています。

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当時の待合室。この向こうが駅長室です。

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館内の様子。

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この「沿線図」はかなり貴重。

レールの種類。大きさ(重さ)がひと目でわかります。
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いまのJRの在来線50kg(レール1mあたり)に対して、この井笠鉄道は16kg。
さすが軽便鉄道。軽い、ちいさい、愛らしい。

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表には、こんな標識(?)も「展示」してあります。

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車両。

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単線で列車が引き返す時の「ターンテーブル」。小さい!かわいい!!

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「乗車」もできます。

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さらに「運転ごっこ」もできます。

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井笠鉄道のマーク。

この井笠軽便鉄道は、いまも井笠鉄道バスとして運行が続けられています。このマークは健在かしらね。

井笠バスといえば、高校の頃、このバスで通っている同級生がたくさんいたのですが、わりあい頻繁にストを起こすので、そのたびに「井笠バスの人は今日はストで来れない」ということになり、学校嫌いのわたしは大変羨ましく思っていたものです。そうそう、笠岡諸島から山陽汽船で通っている人も、台風のたびにお休みだったので羨ましかったです。なんて、小学生レベルの話ですみません。

いろいろあって、小中高と学校にあまりいい思い出はないのですが、ただ、高校時代の部活動(生物、社研、書道。なんと3つ掛け持ち!)と数人の先生だけは、いまにつながる重要なポイントだったなあ、と四十を手前にしてつくづくと思います。

もう、ほんとうに楽しい一日でした。B先生、ありがとうございました。先生も魯迅が好きだということがわかって、それもとっても嬉しかったです。
posted by 蟲文庫 at 22:30 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月05日

子安地蔵とわたし

「やっぱり、うちも定休日があったほうがいいかなあ」という、毎度おなじみ、年に一回くらいは決まって悩むネタでまた悩んでいるここ数日。
例えば隔週○曜日というのでも、今日は店を開けません、という日があれば、在庫の整理はかなりできるだろうし、丸一日原稿に向かうことができれば、もっと完成度の高いものが書けるのではないか…などと考えるわけです。でも、いままで、時間のありあまっている時に作業がはかどった試しなど、まずない。さらに、もともとの生活がのんびりしているせいか「一日休んでお昼寝でもしたいわ〜」という欲求もほとんどなく、だいたい、年がら年中ひたすら本を触って過ごしているだけでご飯が食べられるんだもの、これ以上、いったいなんの不足がありましょうや。商店なんて開けてなんぼのもんですよ。というあたりに落ち着いて、結局「出かける用事のある時にだけ休む【不定休】」の、またしてもの日々が続く気配濃厚です。
貧乏性なんですよねえ、と年に一度はこのブログにも書いているような気がしますね。すみません。

という、これが長い前置きというのではないのですが、明日、6日(月)は臨時休業させていただきます。

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今日も仲の良い、ヤエヤマイシガメのタマ夫、シマ子夫妻。

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手前の小さいほうがメスのシマ子。年齢はどちらも同じです。
といって「へえ〜〜〜」と驚かれる方は相当の亀好き。水棲の亀はメスのほうがぐっと大きいのが普通です。

そういえば、昨年秋から行方不明だったシマ子さん。この春、半年ぶりに夫であるタマ夫のもとに帰ってきたわけですが、タマ夫はよっぽど嬉しかったのか、いままでは、我先にという感じでシマ子の上に乗って甲羅干しをしていたというのに、最近は常にシマ子を上に乗せて甲羅干しをしています。学習もしたのでしょう。

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よかったね。


ところで、こちらは京都大学の近くにある子安地蔵とそれを眺めているわたしです。
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この大きなお地蔵さん、横から見ると亀っぽくもあります。

並んでみました。
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自分で言うのもなんですが、すごくよく似ています。
posted by 蟲文庫 at 13:09 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月02日

ナドさんの生家へ

昨日、ふと思い立って、店の近くの丘の上にある、かつて友人が住んでいた借家の前まで行ってみました。ナドさんの生家でもあります。徒歩で10分程度なのですが、普段はまったく用事のない場所なので、訪ねるのは実に17年ぶり。通りから奥へ向かって4軒並んだ文化住宅の手前から3軒目。のはずが、手前の2軒は取り壊され、いまふうの住宅が建っていましたが、該当の家を含む奥の2軒は当時とあまり変わらない様子のまま、いまも借り手がついているようでした。あの苔のはえた庭、あの引き戸、懐かしいなあとしばらく眺めたあと、まだ生後1ヶ月ほどだったナドをさんを引き取って帰った日のことを思い出しながら店まで戻りました。

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当時のナドさん。

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こんな環境。
(矢印の先の小さな白い点は猫です)

お母さんはその家で飼われていたウクレレという名前のさび色の猫、お父さんは近辺の茶トラの野良。姉弟は他にキジトラと茶トラがそれぞれ1匹ずつでした。友人(「花&フェノミナン」のはなちゃん、といえば知ってる人がいるかもしれませんね)はその後間もなくここを引き払い、、猫らはそれぞれ貰われていったそうなので、その後の消息はまったくわかりません。みんないまごろどうしているかなあ。ナドさんがすでに17歳なので、もう生きてないかもしれませんが、猫の親子なんて1歳くらいしか違わなかったりするので、もしかしたらどこかで、という可能性なきにしもあらず。

とりあえずナドさんは、老猫なりに元気です。

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まとわりつくサヨイチ。
posted by 蟲文庫 at 15:28 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする