◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2011年08月29日

捻挫と正座

こないだ、家から店まで歩いて出勤していたところ、道路脇のアスファルトの剥がれた部分に足を取られてぐにっと捻り、捻挫をしました。
盛大に捻ったわりには、しばらくはなんともなくて、現場から店までの2kmほども問題なく歩けたのですが、午後になってじわじわと痛みはじめ、その痛みがどんどんと増し、ついには歩行困難に。これは困ったなーと思ってとりあえず店を閉め、湿布を貼って、ただひたすら安静に。これで痛みがひかないようなら病院でレントゲンですが、幸い翌朝には二足歩行が可能になり、あれから5日目になる今日はもう正座も大丈夫。運動神経がにぶいので、こういうことは時々やらかしますが、たいていは正座が可能になるまでにはもっと時間がかかるので、軽かったんですね。やれやれ。
それにしても、5日ほど正座をしなかっただけで、くるぶしの正座ダコは薄くなるもんなんですね。

おかげで、ぼちぼち始めようと思っている在庫置き場の整理(力仕事)のほうも問題なく出来そうですが、そういえば、その捻挫の直前に我が家にご滞在だった、仙台・火星の庭の前野さん親子とあれこれ話していたところ、ここのところ質問魔と化している8才の娘さん“めぐたん”から「おしおきって何?」と質問されたのですが、しばらく考えて「ほら、なにか悪いことした時に押入れとか物置に閉じこめられたりしたことない?」と尋ねたら、「ない!だって、本ばっかりだから入れない!」という返事。さすがは古本屋の娘、と一同大爆笑でした。うちも同じですよ。あれも何とかしたい。


最近のナドさん、ミルさん。

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久しぶりに会った古い知り合いなどからは「えっ!あの猫まだ生きてるの?」と驚かれることがありますが、まあそれなりには元気にしています。元気でいてほしいです。
posted by 蟲文庫 at 13:33 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お知らせ号 110829

息を潜め、体力の温存につとめていた夏もそろそろ終わりそうです。しばらくお休みしていた店内でのイベントなども、10月から再開しますので、どうぞよろしくお願いします。


●ひやさい「コケ観察講座」

・日時:2011年10月11日(火)9:30〜15:00
・場所:倉敷自然史博物館と鶴形山周辺
・参加費:無料
・定員:15名(※募集開始時期未定、決まり次第お知らせいたします)
・準備物:ルーペ、筆記用具、虫よけ、昼食

一昨年につづき2回目となる倉敷青年会議所主催の「倉敷体験プログラム・ひやさい」という地域の催しで、コケ観察講座をさせていただきます。午前中、鶴形山をひとめぐりしたあと、午後は博物館で顕微鏡観察を行います。ルーペを触るのもはじめて、という人を対象としたごく初歩的な内容ですので、ご興味のおありの方はぜひ。

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前回の様子。

前回の詳しい様子:http://hiyasai.kura2.com/e5797.html


●ワタナベマモル SOLO LIVE「MEXiCO MONK」発売ツアー

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・日時:2011年10月14日(金)
・時間:19:00open/19:30start
・料金:予約2000円/当日2500(飲み物持ち込み自由)
 ※座席に限りがありますので、できるだけご予約ください。

ニューアルバム「MEXiCO MONK」発売ツアー。蟲文庫では弾き語りのソロライブになる予定です。たぶん、いままでのライブの中では最も“ロックンロール”です。お楽しみに!
ちなみに今回のライブは、インチキ手回しオルガンのオグラさんや知久寿焼さんつながりで実現しましたので、おふたりのファンの方もぜひとも。


【ワタナベマモル・プロフィール】

1963年静岡県出身。1983年ロックバンド「グレイトリッチーズ」を結成し、3枚のアルバムと2枚のシングルを発表して1993年に解散。その後、大木温之(Theピーズ)トモフスキー、シンイチロウ(the pillows)らとのユニット「MTハピネス」など幾つかのセッションを経て「MAMORU&THE DAViES」を結成。
ロフトレコードより1stCD「想像しよう」、2nd「R&R HERO」を発表。2001年には自らのレーベル「シンプルレコード」より4枚のアルバムと1枚のミニアルバムをを発表。2007年には「MAGIC TONE RECORDS」を立ち上げ、イギリスのパブロックバンド「DR.FEELGOOD」のトリビュートアルバム「ニッポンのロックンロール」をプロデュースしてロックンロールの愛情あふれるアルバムと話題になる。2008年、4年振りのニューアルバム「ヒコーキもしくは青春時代」、2009年初のベストアルバム「ヒットパレード」、そして2011年8月、2年ぶりのニューアルバムとなる「MEXiCO MONK」を発表。全国のライブハウスで精力的にライブ活動を展開中。

公式サイト: SING A SIMPLE SONG:www1.odn.ne.jp/davies/
蟲催事:http://homepage3.nifty.com/mushi-b/events.html


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その他、秋〜年内くらいに「かえる目」もしくは「かえるさん」。来春には「杉本拓」さんのライブをそれとなく計画中です。こちらもどうぞお楽しみに。
posted by 蟲文庫 at 13:04 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月18日

手のりカナヘビ

 (お知らせ)

9月より、毎週火曜日を定休日といたします。

長年「不定休」という形でやってきましたが、ひとまず向こう半年程度を目処に試験的に定休日を設けることにしました。ただし、祝祭日、GW、お盆、お正月などのまとまった連休等はできるだけ休まず営業する予定ですので、今後ともどうぞよろしくお願いしたします。

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昨夜は、岡山コケの会の田村女史との会合でした。コケのことや、コケの会のことや、先日の蘚苔類学会のことなどを話しながらの蟲文庫内ふたり宴会。会の世話人の中では唯一同世代の女性(そしてアルコールも強いほう)なので、相変わらず、話しても話しても話題は尽きないのですが、ただ昨日は、日中から取り組んでいた急ぎの作業がなんだかんだで深夜におよび、その作業と並走の会合となってしまったので、ちょっと(いやかなり)申し訳なかったです。でも、コケの会がらみのおめでたい話もいくつか聞けて、たのしく実りある時間となりました。田村さん、また〜〜。


先日、裏庭でカナヘビの子どもを見つけたので、つまみあげて手に乗せてみたら、

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それからだいぶ長いこと乗ったままでした。

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「あいおい古本まつり vol.2」
 2011年8月27日(土)、28日(日)

月島にある福祉施設「相生の里」で開かれる古本市ですが、他にいろいろイベント盛りだくさんなので、お近くの方はぜひとも。

詳細はコチラ:http://aioibooklabo.com/index.html

そして、遠くてとても行けそうにはなけど、でもこのすてきなチラシだけでも欲しいわ、という方はぜひ蟲文庫店頭まで。
イラストは牧野伊左夫さん、デザインは「ぱんとたまねぎ」の林舞さんですよ。
posted by 蟲文庫 at 18:55 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月16日

虚弱体質の夏と硝子

お盆休み。数ヶ月ぶり、半年ぶり、一年ぶり、数年ぶり、そして「ようやく機会ができて」と初めて訪ねてくださる方々と茶飲み話に花が咲くここ数日です。この炎天下をわざわざお越しいただき、ほんとうにありがとうございます。

一年でもいちばん暑いこの時期、体力のないわたしは、早起きをしてひと仕事し、11時の開店時間まで仮眠、そうして19時に店を閉めたらまた仮眠、その後寝るまでの数時間に原稿書き、という軟弱な暮らしぶり。こんな時期に野外での催しや旅行などで元気に動き回っている人たちをみると、小学校のロードレースで、みんなから遥かに遅れてとぼとぼ歩いていた時のことが思い出されます。でも、いまこうして「田舎のおばあちゃん」的立場で、動こうにも動けない店番生活をしていることを考えると、なんだかまあ、ちゃんと収まるところに収まったもんだなあ、とぼんやりしているようでもちゃっかりしている自分の性格に感謝の気持ちがわいてくるのです。

そういえば、虚弱体質の人をつかまえて「体力作りを」とか「健康管理を」とか「気力の問題」などと唱える人がいますが、それはその人が生来丈夫だからいえることなのです。人にはそれぞれの凌ぎかたというものがあります。そう無理を言いなさんな。

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今月のはじめのこと、蟲文庫からも近い工房IKUKOで、地元の硝子作家・石川昌浩さんの個展が開かれました。

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(7月31日〜8月7日(日)まででした。
会期終了後の宣伝となってしまい申し訳ありません)

石川さんの硝子はたいへん美しく実用的で、若手の硝子作家としては、いまや日本でも指折りではないかと思われますが、じつは彼が市内の大学の工藝コースの学生さんで、わたしが駆け出しの古本屋だった頃(かれこれ17年くらい前)からの知り合いなので、いまでもつい「石川くん」と馴れ馴れしく呼んでしまいます。なんだか申し訳ないなあと思うんですが「石川さん」とか言うのはほんとは照れる。すまんのう。
このたびの展示会は、その石川さんの「コップ」と「手」の写真集(『コップとて』)を出された大沼ショージさんとのコラボレーションということもあり、初日には大沼さんご本人や、以前から親交があるという、京都のオオヤコーヒ焙煎所の大宅さんなどもみえ、あらためてのご挨拶もかないました。石川くんさん、ほんとうにいろいろありがとうございます。

その大沼ショージさんの写真集『コップとて』そして『もののつづき』が蟲文庫にも入荷しました。今回のDMの写真も、各方面で大絶賛でしたが、大沼さんの活版猫が表紙を飾る『猫の本棚』木村衣有子 著(河出書房新社)と、写真を担当された『宮城県気仙沼発!ファイト新聞』も気になっています。

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(右)『もののつづき』大沼ショージ写真集(凹凸舎)3150円
(左)『コップとて』大沼ショージ写真集(凹凸舎)2050円

この『コップとて』は、広告も兼ねた今まで見たことのない素敵でおもしろい写真集。言葉での説明は難しいのですが、この写真集には折り込み用の広告が別に付属していて。

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例えばこのオオヤコーヒ焙煎所の「広告」を指定のページ(袋状になっている)に差し込むと。

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ほら、こんなふうに! 

ということなのです。すごくおもしろいです。


そして、こんなすてきなアイデアを実際の形にされたデザイン事務所(?)「書肆サイコロ」からも写真集と画集が入荷しています。

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(上)『Drawing』長岡大輔作品集(書肆サイコロ 3150円)
(下)『神/うまれたときにみた』熊谷聖司写真集(書肆サイコロ 3150円)


ご来店の際には、ぜひお手にとってご覧下さいませ。
posted by 蟲文庫 at 15:39 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月10日

天候と買い取り

とんでもなく暑い一日でしたが、ありがたいことに持ち込み(買い取り)が数件。そういえば、台風の日や、岡山では珍しい積雪の日にも、意外に買い取りのお客さんがあるというのは前々から不思議に思っていることのひとつです。いつもと違うことしたくなるのかな。

ここしばらく、毎日、あるものの写真を撮らねばならないという任務があったので、その他の写真がほとんどないのですが、探していたら、少し前の空の写真が出てきました。

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posted by 蟲文庫 at 18:41 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月03日

蟲にきた蟲

友達が死んで、ぼうっとしているうちに10日くらいたってしまいました。
そろそろ元気出して仕事しないとなーと思ってスケジュール帳がわりのカレンダーを眺めていたら、その、ぼうっとしている間に動き出したり舞い込んだりした、数々の仕事や企画が目白押しになっていて、自分の事ながら仰天。あれー、ついこないだまで、先の予定は亀の本だけだったのになあ。
ということで、これから来年にかけて、なんだかんだと忙しくなりそうですが、ひきつづきよろしくお願いします。

そして、その間に帳場にやってきた蟲たち。

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蝉の幼虫。よちよち歩く様子がかわいいです。

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数年ぶりの、生タマムシ。

それにしても、タマムシとゴキブリのシルエットって、ちょっとした違いですね。


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うちの猫らも元気です。
posted by 蟲文庫 at 17:03 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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