◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2011年09月30日

かえる目のムシムシ大行進!

お待ちどうさまでした。蟲文庫周辺で噂の話題の、あの「かえる目」のライブが決まりました。「かえる目の秋のパレード・ムシムシ大行進!」。なんとメンバー全員揃っての岡山初上陸です。たいへん珍しい機会ですので、ご都合のつく方はぜひとも。なんてことを言っているわたしが一番楽しみなのです。わーい!

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かえる目:細馬宏通、宇波拓、木下和重、中尾勘二
(イラストは、鈴木卓爾監督です。)

・日時:2011年10月29日(土)
・時間:19時open/19時30分start
・会場:蟲文庫
・料金:2500円(飲食持ち込み自由)
  ※座席には限りがありますので、必ずご予約ください。

http://12kai.com/kaerumoku/
posted by 蟲文庫 at 11:53 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月28日

亀と宇宙旅行

昨日、一昨日は、亀の本の編集担当である飛田さんと、我が家で我が家の亀取材でした。岡山へは、かれこれ5年以上前、それまでに一冊の著書もなく、当然何の実績もないわたしに「何か書き下ろしで本を書きませんか?」という打診にみえて以来です(それが『苔とあるく』という本になりました)。

最近では、石井ゆかり『12星座シリーズ』を大ヒット(なんと累計100万部!)させた人ですが、どんな場合でも「あくまで素人(初心者)」という視点からいろいろと意見や提案をもらえるので、とかくひとりよがりになりがちの地味でマニアックなテーマの本をつくる時にも、とても心強いです。あと、飛田さん「犬派」、わたし「猫派」という決定的な違いも、この場合、なぜかたいていよい方向へ向かうようです。

今回の「取材」の中でも、いちばん楽しみにされていたのが「猫亀ショー」。自宅亀のサヨイチくんが、猫らのあとをついてまわる様子のことですが、これは、とにかく猫や亀(特に猫のほうの)気分や機嫌によるので、毎日必ず「開催」されるわけではありません。なにしろ猫は、面倒くさければ立体的に逃げればいいのです。
しかしこの日、ナドさんの涙ぐましいほどの気遣いにより、かなり本格的で長時間におよぶ「ショー」が実現。最近は、動くのも面倒くさそうなおばーにゃんなのですが、すっくと立ち上がり「これが見たいんでしょ」とばかりに、サヨイチを従え、家の中をうろうろうろうろしてくれました。

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ひたすら後を追うサヨイチ。

我が糟糠の猫、ナドさん、どうもありがとう。


翌朝は、日頃の激務と子育てからしばし離れ「まるで宇宙旅行しているみたい」という飛田さんと、自転車をこいで、東粒浦にある「天の」へうどんを食べに行きました。

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“宇宙旅行”の様子。

「天の」のうどん。
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手前が「ぶっかけ玉子」(310円)、奥が「ざる」(290円)。

ぶっかけ玉子は、釜揚げうどんにネギ、揚げ玉、かつお節、おろし生姜、生卵が乗っていて、これにテーブルに常設されている生醤油をかけます。ぐるぐるかき混ぜて食べると、なんとなくたこ焼き風味。考えてみれば、ソース以外はほぼ同じ材料なのですよね。

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(おしらせ)

10月29日(土)に、かえる目のライブが決定しました! タイトルは「かえる目のムシムシ大行進」。明日か明後日には詳細お知らせできると思います。

10月14日(金)ワタナベマモルさんのライブも、引き続きご予約受付中ですよ。http://bit.ly/8AS0LG
posted by 蟲文庫 at 16:15 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月20日

きのこと食事中

どうも身体のふしぶしが痛い…と思ったら、気温が下がったのに、いつもの薄いタオルケット一枚で寝ていたからでした。幸い、風邪はひかなかったのでよしとしたいと思います。猫らとの距離も、だんだんと縮まってきています。


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『きのこのチカラ』飯沢耕太郎(マガジンハウス)

飯沢耕太郎さんより、新刊の『きのこのチカラ』をご恵贈いただきました。サブタイトルが「きのこ的生き方のすすめ」。本書で5冊目となるきのこ本。図版も読みどころも多い、たのしい本です。「ゆるい」「柔らかい」「はみ出す」「動きまわる」「遊戯的でホット」「多元的」「魔術的」「偶発的」「つながる」「分解と還元」という、きのこ的キーワードが気になる方はぜひ。我らが(?)熊楠やジョン・ケージも登場しますよ。

飯沢耕太郎さんといえば、本来、写真評論家として大変有名な方。ここのところ立て続けに出されている“きのこ本”のおかげで、よく「写真ときのこは、どこか関係があるのですか?」と尋ねられるようになったのだそうです。その質問に対しては「近い部分もあるにはあるのだけれど、基本的には関係はない。ただ、その「関係ない」ところこそが重要で…」とその続きは本書の「多重露光」の章で。
わたしにとっての「苔と古本」もちょうどそんなふうだなあ。おかげでめくるめく楽しい固着生活です。(注:飯沢さんは「固着」どころか、年中飛び回っておられますが、そこはまあ、苔ときのこの違いということで)。

あなたの心にも「きのこのお部屋」を。
(※『きのこのチカラ』については現在未入荷ですが、近いうちにサイン入りが入るかもしれません)


そして、密かな人気の飯沢さんの詩集が再入荷しました。

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『茸日記』飯沢耕太郎詩集(三月兎社)2000円

今回は、お馴染の箱にきのこの写真がコラージュされた特装版(?)ですよ。

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 (おしらせ)

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『クウネル』vol.52 特集:街とコーヒー。(マガジンハウス)

本日発売の『クウネル』vol.52 「ただいま食事中」のコーナーで、日々の食生活を紹介させていただきました。「田中美穂のただいま食事中」。料理をするのも、写真を撮るのも好きなほうですが、料理の写真を撮る習慣はなかったので、思ったより大変でした。でも自分の食生活を客観的に眺められるので面白かったです。隔月刊の雑誌なので、しばらくは本屋さんに並んでいると思います。よかったらご覧になってください。
ちなみに、一日目の「人生初エビチリ」を食べている最中に、このたびの依頼のお電話を頂戴したので、よくみると食べかけです。特に奥のゲタ(舌平目)。まさに「ただいま食事中」でした。

今回は、コーヒー特集でオオヤコーヒ焙煎所のオオヤさんや、音楽のコーナーには二階堂和美さん、そして、巻末には、なんと坪内佑三さんが『わたしの『食う』と『寝る』」というエッセイを寄稿されていて、それもうれしかったです。わー。
posted by 蟲文庫 at 16:39 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月15日

夏の終わりの迷い亀

それなりの残暑が続いているとはいえ、ひところの熱気はすでに失われ、亀たちから発せられていた溌剌としたオーラも少しずつ鈍くなってきました。そろそろお彼岸ですね。

こないだもちらっと書きましたが、亀らしくのんびりと進行中の亀の本と同時進行というよりは、それを追い越すようなペースでもう一冊本を書くことになったので、いま脳内が焦ってばたばたしています。でも見た目はいつも以上にぼーっとしています。


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『本と怠け者』荻原魚雷(ちくま文庫)

そんなところへ届いた魚雷さんの新刊。PR誌『ちくま』の連載「魚雷の眼」とブログ「文壇高円寺」の記事数篇に加筆されたものが一冊にまとめられました。

生まれつき、あまり身体に無理がきかず疲れやすい、けれども他人からは「やる気がないだけ」とか「不摂生」と思われがちな程度の「虚弱」。だからとにかく自分のペースを崩さないですむような、なるべく疲れがたまらないような、疲れたらすぐに休めるような、そんな仕事(生き方)を模索しているうちに、いまここ。と、まるで蟲文庫の話みたいですが、これは魚雷さんのお話。そんな、自らを「怠け者」と称する魚雷さんによる「文学と処世術」。消去法の人生論。読んでいると、たしかに徹底した怠け者ぶりなのですが、でもここまでくると、それはもう頑固者とほぼ同じ意味。筋金入りです。魚雷さんすごい。おもしろい。
数、とか、スピード、とか、競争、というものに縁のない方、「やる気」や「がんばり」のツボがあまり一般的でないという自覚のある方には特におすすめします。

カバーデザインは石丸澄子さん、解説は岡崎武志さんですよ。

そういえば、わたしがいま書いている本、両方ともある意味「消去法の人生論」みたいなものかもしれません。魚雷さんの本を傍らにがんばろう。こんな時くらいは。

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 (迷い亀、預かっています)

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一昨日、児島の駅前あたりで保護されたオスのクサガメ。発見者である『Krash Japan』の赤星さんによれば、周囲は海以外に水場がないので、どこからか迷ってきたか、もしくは捨てられたかどちらかではないかということ。ひとまずうちで飼うことにしましたが、もしも心当たりのある方がいらっしゃいましたらご連絡くださいませ。

甲長19センチメートル程度、完全に黒化しているオスで頭が大きめ、比較的高齢のようです。

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市内限定販売のマスキングテープ入荷しました。蟲文庫らしき建物もありますよ。

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「倉敷町屋テープ」(525円)sold out

マスキングテープを作っているカモ井加工紙は倉敷の会社なのです。
posted by 蟲文庫 at 13:14 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月07日

台風と定休日

このたびの台風12号、まさかの岡山直撃コース。倉敷市内でも河川の氾濫や土砂崩れなど、いつにない被害が出ました。「晴れの国」と呼ばれるほど雨量の少ない地域なので、いざという時に、どこがどう問題になるのかあまり分かっていないのですよね。
蟲文庫でも、以前から「排水がよくないなあ」と思っていた、裏山に接している溝の部分が、降り続く雨のために溢れ出し、一時は台所と裏庭が10センチほど水に浸かりました。ただ「台所」といっても、昔ながらの土間なので、要するに「床下」。もともと食器棚などもブロックを積んで底上げしているのであまり問題はなく、被害の程度でいえばごくごく軽微なものでした。ただ、なにしろ本屋なので、もしも売り場のほうまで流れ込んだ場合は目も当てられません。いちばん雨のひどかった数時間は必死で汲み出し作業を行い、なんとか事無きを得ました。ご尽力、ご心配くださったみなさま、ありがとうございました。

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白い線のあたりまで水が来た。

帳場は「床上」ですが、その向こうの売り場は裏庭と同じ高さの土間なので、かなり危険な状態だったのです。

以前、徳尾書店のTさんから伺ったのだったと思いますが、ある古本屋が近隣の火災のために水浸しになり、本棚から抜けなくなった本(水を吸って膨らんで)をバールで引き出した、なんていう恐ろしい話もあるのです。本屋の浸水、それはもうすでにホラーですよ。


そんなこんなで、昨日の初定休日は、田園風景の中を東粒浦まで自転車こいで「天の」のうどんを食べに行ったり、シネコンに「ツリー・オブ・ライフ」を観に行ったりして見聞を広めました。いい休憩になりました。それにしても「ツリー・オブ・ライフ」はへんな映画でした。なんじゃこれ、と途中から自分の顔が勝手ににやにやしはじめていた。

ところで、この「毎週火曜定休」。じつは、只今ゆっくり進行中の亀の本とは別に、来春までにもう一冊単行本を書くことになりまして、そのドタバタを念頭に置いたものでもあるのです。またそれらが一段落したら、毎週ではなく隔週くらいにしようと思っていますので、しばらくの間、どうぞよろしくお願いいたします。何の本を書いているのかについては、またあらためて。


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猫の本ではないです。

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10月14日(金)のワタナベマモルさんのライブ、ぼちぼち予約が入っていますので、ご希望の方はお早めに〜。

詳細:http://homepage3.nifty.com/mushi-b/events.html
posted by 蟲文庫 at 14:19 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする