『亀のひみつ』田中美穂 著、矢部隆 監修(WAVE出版)1680円
我が家のオスのクサガメ「サヨイチくん」の行動をもとに、意外に知られていない亀の生態について書きました。
この本の企画が持ち上がってから丸2年半以上。当初書いていた、文学や音楽、映画などに出てくる亀、伝説の中の亀、亀のつく姓名や地名などについての原稿は全部カットして、最終的に「生き物としての亀」だけに絞ったのですが、シンプルな本になるかと想像していたら、ものすごいボリュームに。
考えてみれば、亀というのは文化的側面よりも、「生き物」としての存在のほうがずっと語られて(知られて)いないのですよね。そうか、なるほどなあ、とこの本の予想外の盛り沢山ぶりを眺めて感心しました。もちろん亀に対して。
今回も、ずいぶん多くの方にご協力をいただきました。現在、献本の発送準備を進めているところですので、お届けまでいましばらくお待ち願います。
(※)この本は、著者であるわたしの飼育している亀の大半が淡水のカメであること、居住地である瀬戸内沿岸部では亀といえばクサガメを指すことなどの理由から、全体の内容が淡水ガメ、その中でも特にクサガメよりの主観的なものになっています。それから「亀」という文字は、いかにも亀の形を表していて好きなので、可能な限り漢字で表記しました。カタカナとの混在が見苦しい部分もあるかと思いますが、どうぞご容赦ください。
蟲特典はこんな感じ。
亀の正字体「龜」の筆順栞。
ポストカード2種。
(「サヨイチくん三態」と杉本拓さんによるドローイング「ミシシッピーさん達」」
以上の3点セット。
蟲文庫でお買い上げくださった方に差し上げていますが、遠方の方や「本はいらんがオマケだけほしい」という方は80円切手をお送りくだされば1セット差し上げます。
また「京都・ガケ書房」「三省堂書店 神保町本店」「池袋・ますく堂」「目白・ブックギャラリー ポポタム」「阿佐ケ谷・ねこの隠れ処」「栃木県鹿沼市・興文堂書店」「仙台・book café 火星の庭」でも、オマケ付きを販売いただいています(※ ポポタム、興文堂、火星の庭は、9月2日頃納品予定です)