◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2012年08月25日

『亀のひみつ』発売

『亀のひみつ』発売になりました。すでに蟲文庫にも入荷しています。

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『亀のひみつ』田中美穂 著、矢部隆 監修(WAVE出版)1680円

我が家のオスのクサガメ「サヨイチくん」の行動をもとに、意外に知られていない亀の生態について書きました。
この本の企画が持ち上がってから丸2年半以上。当初書いていた、文学や音楽、映画などに出てくる亀、伝説の中の亀、亀のつく姓名や地名などについての原稿は全部カットして、最終的に「生き物としての亀」だけに絞ったのですが、シンプルな本になるかと想像していたら、ものすごいボリュームに。
考えてみれば、亀というのは文化的側面よりも、「生き物」としての存在のほうがずっと語られて(知られて)いないのですよね。そうか、なるほどなあ、とこの本の予想外の盛り沢山ぶりを眺めて感心しました。もちろん亀に対して。

今回も、ずいぶん多くの方にご協力をいただきました。現在、献本の発送準備を進めているところですので、お届けまでいましばらくお待ち願います。

(※)この本は、著者であるわたしの飼育している亀の大半が淡水のカメであること、居住地である瀬戸内沿岸部では亀といえばクサガメを指すことなどの理由から、全体の内容が淡水ガメ、その中でも特にクサガメよりの主観的なものになっています。それから「亀」という文字は、いかにも亀の形を表していて好きなので、可能な限り漢字で表記しました。カタカナとの混在が見苦しい部分もあるかと思いますが、どうぞご容赦ください。




蟲特典はこんな感じ。

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亀の正字体「龜」の筆順栞。

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ポストカード2種。
(「サヨイチくん三態」と杉本拓さんによるドローイング「ミシシッピーさん達」」


以上の3点セット。
蟲文庫でお買い上げくださった方に差し上げていますが、遠方の方や「本はいらんがオマケだけほしい」という方は80円切手をお送りくだされば1セット差し上げます。

また「京都・ガケ書房」「三省堂書店 神保町本店」「池袋・ますく堂」「目白・ブックギャラリー ポポタム」「阿佐ケ谷・ねこの隠れ処」「栃木県鹿沼市・興文堂書店」「仙台・book café 火星の庭」でも、オマケ付きを販売いただいています(※ ポポタム、興文堂、火星の庭は、9月2日頃納品予定です)
posted by 蟲文庫 at 17:43 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月13日

じつはホルンでした

お盆ですね。蟲文庫は例年どおり休まず営業しております。観光地のハイシーズンというのは、お客さんが30人くらい出入りしたあとも「あれ、そういえばまだ文庫本一冊売れてない…」ということもざらで、ついつい気持ちがやさぐれがちです。でも、半年ぶり、一年ぶりのお馴染さんが「帰ってきましたー」と覗いてくれると、「ああもうほんとうに開けていて(店が続いていて)よかった」と心の底から思うのです。

今日は、そんな人が次から次へ、というありがたい一日でしたが、わけても『わたしの小さな古本屋』に書いた「まだつぶれてません」の高槻(大阪の地名)のOさんが、「あの本を読んで、子供たちが田中さんに会いたいっていうもんだから」と中3の娘さんと中1の息子さんを連れて来てくださったのは、うれしかったです。あの時、ベビーカーに乗っていたあの男の子が、もう中1ですよ。
おふたりとも中学校の吹奏楽部でユーフォニウムを担当しているのだそうで、普段からのOさんとの会話の性質上、マヘルの中崎さんのユーフォの話などもしつつ、「こんな本もあるよ」とちょうど手許にあった、『楽隊のうさぎ』中沢けい(新潮文庫)を見せたら、娘さんが「これ、読みたいと思ってた!」といわれるもんだから、ほんとは自分の本だったけど、にわか学割価格で販売しました。
(おりしも今日は、鈴木卓爾監督、映画『楽隊のうさぎ』のクランクインですね)


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『楽隊のうさぎ』中沢けい(新潮社)
こちらは元の単行本。


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新潮文庫はこの表紙。恒例の、夏の100冊にも入っていますね。


じつはわたしも中学校では吹奏楽部で、ホルンの担当でした。下手で(だって、ホルンてものすごく難しいのよ〜)さぼってばかりいましたが、でも管楽器の音はいまでも大好きです。最近では、またちょっと吹いてみたいなと思います。あの細くて小さいマウスピースが懐かしい。「ぶー」とやりたい。


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『亀のひみつ』田中美穂(WAVE出版)

こんなカバーになりました。こうして画像でみると『苔とあるく』そっくりですが、紙も厚みも判型も違うので、実際に手に取ると、けっこう違う感じがするのではないかと思います。そして今回も「裏地」のあるカバーですよ。今月25日発売、定価1680円の予定。よろしくお願いします。

昨日(12日(日))は15時で早仕舞をして、知久寿焼さんのライブへ行ってきました。じつは、知久さんとは亀仲間で、この『亀のひみつ』にもずいぶんご協力をいただいています。本の中には、知久さんちのベランダ亀コーナーも登場しますので、どうぞおたのしみに。

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うちの「ちょき」さんも、知久さんちで生まれた亀なのです。
posted by 蟲文庫 at 19:29 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月08日

ナマケモノと火曜日

定休日を設けて、そろそろ一年になります。
当初、「とりあえず、亀の本が落ち着くまでは…」という気持ちだったのですが、いざ休んでみると、やっぱり人間、週一くらいは休んだほうがいい、ということがよくわかりました。心身の健康はもとより、店のためにも。

例えば、来る人来る人に「わあ、すごいですねえ」と言われるほど帳場に山積みとなった未整理の本も、あまりにも毎日じっとそこにいると、それがただの風景になってしまって、「どうにかしなくては」という意識が働きにくくなるのです。なにしろ、中学生の頃のあだ名が「ナマケモノ」という、筋金入りの怠け者ですけん。

というわけ、毎週火曜日の定休日はこのまま据え置きといたします。よろしくお願いします。


少し前ですが。
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今年も咲きました。

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(お盆の間の営業について)

とか言いつつ、8月8日(水)〜20日(月)までは休まず営業の予定です。※12日(日)は15時までの営業。14日(火)は終日営業いたします。
posted by 蟲文庫 at 13:00 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月04日

『亀のひみつ』は今月末

おかげさまで亀の本、昨日無事に校了いたしました。校了というのは、校正などが全て終り、もう著者の手の届かない場所(そこは印刷所)へ行く準備が整った状態のことです。

2010年の年明け早々、久しぶりに顔を合わせた編集の飛田さんと、市ケ谷にある中華料理店でランチをいただきながら「苔のつぎ、また何かできたらいいですね」などと雑談をしていたところ、お互いに冗談とも本気ともいえないノリで「亀、どうでしょうね、『亀のひみつ』!」といきなりタイトル決定。「じゃあほんとに企画書作ってみますから、編集会議にかけてみましょう」という流れで、なんとその春には企画が通過。
矢部隆先生に監修をお願いできることが決まり、イラストも亀好きの三木謙次さんにお願いできることになり、早ければ次の夏(というのは去年の夏にあたります)に出せればという雰囲気もあったのですが、ややあって一年持ち越し。その間に洋泉社の『わたしの小さな古本屋』のお話をいただき、無事に発売され、さて、とふたたび亀に取組みはじめたのが今年の3月頃です。

あれから4ヶ月、がんばりました。なにしろ亀というやつは寒くなると冬眠をするので、夏のうちに出さないとなんだか寂しいことになってしまうのです。もちろん、冬に読んでも楽しいように書きましたが、それでもやっぱりね。
さまざまな場面でご協力くださったみなさま。ほんとうにありがとうございました。おかげさまで、なんとか間に合いました。

『亀のひみつ』田中美穂 著、矢部隆 監修(WAVE出版)8月下旬には店頭に並ぶ予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

お盆明けには見本(本格的に印刷する前に、確認や宣伝のために200部くらい刷ります)が出るようなので、その頃にはカバーのデザインなどもご紹介できると思います。苔の本につづいて今回も、「裏地」のあるカバーですよ。


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主人公のサヨちゃんこと、クサガメのサヨイチ君。

猫らもあちこちに登場しています。

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こないだ見せてもらったテスト色校。

候補の紙に実際に刷ってみて、色の出方や雰囲気などを確認します。
posted by 蟲文庫 at 16:30 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする