「青森・奥入瀬紀行(2)」(2012年9月26日)
つづきを書きました。
http://mushi-bunko-diary.seesaa.net/article/314576879.html
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昨年、地元の古道具屋の知人に声をかけてもらって、取り壊す直前の家へ入りました。
本は古い機械関係の専門書が大半で、ほとんど手をつけなかったのですが、かわりに「まあ、せっかく来たんじゃけえ、なんか持って帰られえ。あとは家ごと潰されるだけじゃ」と言われ、木製の椅子、銅製の洗面器、釣り道具を入れる籠、木箱、初期型とおぼしきトミカなどをもらって帰りました。
夜逃げのようですが。
その木製の椅子。
ミシン用ではないかと思われる雰囲気ですが、これがなかなか軽くて丈夫で使い勝手がいいのです。ただ、シート部分がボロボロで、中から藁のようなものが飛びだしています。
そこで直すことに。
左:丁寧に鋲を抜きながら生地を剥がし、詰め物を取り除きます。
右:まあこのままでも、椅子としての機能は充分果たしますが……。
左:ありあわせの生地とスポンジ、そしてホームセンターで調達した新しい椅子鋲を準備。
右:端から適当に巻き込んで留めていきます。
出来ました!
(出来栄えは……まあまあ。)
中のスポンジが元気よすぎて、あまりきっちりとは収まりませんでしたが、座り心地は抜群です。
ちなみに、この椅子鋲の商品名は「亀」といいます。すてき。
気がつけば、掃き出し窓の向こうから近所のMさんに見られていました。