◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2015年07月25日

原民喜『幼年画』


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昨日、『幼年画』原民喜 著(サウダージ・ブックス)が印刷所から届きました。主に昭和11年〜16年頃にかけて「三田文学」などに発表された初期の短編集です。巻末の解説を書かせていただきました。懸命に書きました。

発売日は8月5日。蟲文庫や香川の「なタ書」さんなどでは本日より先行販売がはじまっています。そのほか、サウダージ・ブックスの本を扱っている各地の書店には、来週くらいからぼちぼち納品されるのではないかと思います。どうぞよろしくお願いします。1600円+税です。

出来あがるまでのいきさつや思い入れなど、いろいろと書きたいことがあるので、また書きます。
まずは取り急ぎのお知らせまで。
posted by 蟲文庫 at 14:49 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月06日

近隣の旅(2)山と里山編

ここしばらく、寄り目になるほど必死に取り組んでいた原稿がなんとかおわりまして、ひと息ついたところです。ある小説集の解説を書かせていただきました。今月末には発売される予定なので、またあらためてお知らせいたします。

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それで、だいぶ間が開きましたが、藤井くんが案内してくれた鴨方-矢掛の旅の続きをちょこっと。

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阿部山にある杉谷ダム。
なんだかものすごい山奥みたいですが、そうでもないです。時々某運送会社のドライバーとして働いている藤井くんも「配達で来ることがある」そうです。

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ダム周辺にたくさん生えていたオオヤブジラミ。ひっつき虫の仲間です。


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里の田んぼのあぜ道と溝。蛙やサワガニがいました。
祖父母の家のまわりもこんなだったので、とても懐かしい。


途中で、キジの夫婦、サワガニ、蛙、野うさぎ、蛍、と生き物もいろいろ見たのですが、いずれもうまく写真に撮れていませんでした。

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つがいのキジなんですが・・・わかりませんよねえ。

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これだけは撮れました。イエネコ。


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荻原魚雷さんの新刊をお送りいただきました。

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『書生の処世』荻原魚雷(本の雑誌社)

少し前に届いていたものを、しばらく「おあずけ」にしていたのですが、やっと読めるようになりました。あいかわらず、このままどうにか古本屋の帳場に座り続けたい、とひたすら念じているわたしには身にしみる話の数々。「無駄」について、もほんとにそうだなあ。とてもおもしろい本です。

いまのところ蟲文庫には並んでいませんが、できれば仕入れたいと思っています。いましばらくお待ちください。

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林哲夫作品展「やっぱり、本」。

7月11日(土)より、メリーゴーランド京都にて、林哲夫さんの作品展が行われます。初日の11日 [ sumus 再結成トークライブ] には岡崎武志、山本善行、生田誠、南陀楼綾繁、荻原魚雷、扉野良人の皆 様が揃われる予定です(林さんご本人はもちろん、です)。

メリーゴーランド京都:http://www.merry-go-round.co.jp/kyoto.html

posted by 蟲文庫 at 01:33 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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