◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2016年07月30日

あれから10年(ほど)

こちら中国四国地方は10日ほど前に梅雨明けし、カンカン照りの毎日です。家の庭の土の中には、向こう数年分のクマゼミの幼虫が待機しているようで、今年も安定のやかましさ。朝、「うるさいー」と耳をふさぎながら起き上がるようになると、ついに夏が来たなと思います。

2〜3年前からじわじわのろのろと進めてきた「苔」「亀」に続く第3弾の本。ようやくたたき台になるくらいの状態にはなってきて、いよいよこれからといったところです。肝心のテーマについても、もう少ししたらお知らせできると思います。

そんなところに先日、思いがけない知らせが届きました。

なんと「松岡正剛の千夜千冊」で『苔とあるく』を取り上げていただいたのです。

「松岡正剛の千夜千冊」第1614話 http://1000ya.isis.ne.jp/1614.html

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編集部から届いたお知らせのメールを、思わず「え?」「え?」「えーー?ほんとに?」と身を乗り出して三度くらい確認してしまいました。

苔や羊歯についてずいぶんと造詣が深くていらっしゃることにまず驚いたのですが、京都のお生まれということを思い出し、どこか納得するところがありました。最近、家の都合で京都へ行くことが多いのですが、なんでもない路地を歩いていてさえ、さすが苔の生育に適した土地だと感心していたところだったのです。
『亀のひみつ』や『わたしの小さな古本屋』についても触れられており、さらに隅っこにこっそり書いたようなところまで読んでくださっているのにも驚きました。

この本は編集の飛田さんと「10年後にも新刊書店に並んでいるような苔の一般書」を目指して作ったのですが、そうだ、実現したんだなあと実感できて、ほんとうに嬉しかったです。(実際には10年まで、あと1年ほどありますけれども)

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「千夜千冊」ではこのカバー裏までご紹介いただいているのですが、発売当時、NHKの番組「週刊ブックレビュー」で岡崎武志さんに取り上げていただき、たまたまその回にご出演だった佐藤忠男さんが、ものすごい笑顔でこの猫あし部分を指摘してくださったのが大変印象深く、いまでも、新聞や雑誌で佐藤忠男さんのお名前をお見かけするたび、母と「ミルちゃんのあし、ほめてもらったねえ」と「うふふ」という雰囲気になります。


そのミルさんは、この5月で20歳になりました。耳も遠く、ほとんど寝てばかりですが、でもその年齢なりには元気にしています。

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こちらはまだ一緒に出勤していた頃の写真。

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(夏季休業のおしらせ)

8月12日(金)〜17日(水)遠方での法事のため休業いたします。
posted by 蟲文庫 at 17:47 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする