「こんなところで生きていくのは本当に大変よ〜...」と眉をハの字にしてせっせとエサを
与えます。
エサだエサエサ。

墓地生活の猫。
でも、けっこう太くてツヤツヤしています。
猫おばさんは、普通単独行動をしますが、この方は珍しく旦那さんと思しき男性が同行され
ており「わかったわかった、うんうん食べた食べた、早く行こう」とやけに急かされていま
した。

このあたりは、白黒ぶちが集中していました。

背中の模様がすてき。

にゃんぽの途中、あまりの寒さに「乱歩」でひとやすみ。
寒さ凌ぎのお客さんで賑わっていました。
そして帰り道、古い佃煮屋近くの駐車場では猫おじさんにも遭遇。
このおじさんは、寒風吹きすさぶ中、たくさんの猫に囲まれ、一匹一匹丁寧にノミとり櫛で毛を梳いてやっていました。櫛に残った猫毛を集め、「パッ」と風に放ちては、また黙々と毛を梳くおじさん。いつもこうしているのでしょうか。

おめかしの順番待ち中。
谷中根津は、ノラ猫がおしなべてツヤぷりしているよい町でした。
今度はもう少し暖かい時季に訪ね、さらなる猫まみれをと目論んでいます。
(「谷中にゃんぽ」おしまい)