◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2009年06月22日

梅干しのうた

ここ数日、先日がんばって愛媛からさげて帰った梅のにおいで家の中がむせかえるようでした。昨夜、「よし、明日だ!」ということで水につけて寝る。朝、へたを取って水分も取って塩をまぶして重しをする。ぎりぎりまで熟れさせたので(だからすぐに梅酢があがって)たぶん失敗はないと思うのですが。

この前、松山のモア・ミュージックでライブのあった「夕食」というバンドのメンバーのおひとりは農家の方で、その日「夕食セット」という、お米と味噌と梅干しとCD−Rのセットを販売されていました。もちろん全て自家製。あいにくわたしは買いそびれましたが、その中の梅干しはもう、ひと目みただけでテンションの上がるようなすばらしい出来具合。あとで伺ったら、やはりお祖母様の手になるものだそう。そう、あれはプロの仕事ですよね。というわけで、その残像をキープしたままの本日の作業。なんとなく上手くいきそうな手応えがありました。
梅干しのうた、なんていつか作りたいです。おまじないみたいなやつ。

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「でも、あたしたちにゃんこにはちょっと酸っぱいのよね」


旅先で買う古本は、もちろん仕事の上でのものもありますが、たいていその中に一冊くらいは自分で持っておきたい本というのが含まれます。今回は、鮎川信夫の『宿恋行』。鮎川信夫の本はわりあいよく入ってくるので、この詩集もこれまでに何度か売ったこともあるのですが、このたびようやく念願叶って自分の本棚に(※仕事柄、店に出さず自分の本棚に置くためにはそれなりの理由づけがほしいのです)。
というのは、前日のライブで工藤冬里さんが、鮎川信夫の「冷たい雨」に曲をつけたものを歌われた、その歌がとてもよかったから、だから、ということです。本当は「冷たい雨」が入ったものならそれに越したことはないのですが、いくらなんでもそこまで都合よくは行きませんで。

でも後で、買った本を工藤さんにお見せしたら、「あっ、宿恋行!」と小さく叫んだかと思うと即座に「必敗者」の最初の数行(だったと思う)を猛スピードで諳んじたのには、さすがーと思いました。そういえば、マヘルの新しいCDにも入っている工藤さんによるラップは、ラップというよりはなんとなく詩の朗読みたいですごくよかったです。工藤さんの朗読CD、なんてあったらいいのに。


そういえば、近々こんな催しがありますよ。いいなあ、東京の人。

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“ピューリファイ石狩シーツ”

工藤冬里×吉増剛造×藤井貞和

「朗読と、演奏と、歌」
--詩と、詞と、声が降るように--

東京大学駒場キャンパス音楽実習室(コミュニケーション・プラザ北館2F)
6月28日(日) 開場:午後5時 開演:午後5時半
学生:無料
一般:2000円(予約) 2500円(当日)
予約・問い合わせ:yoyaku-blueholiday■mail.goo.ne.jp (■を@に変えてください)
_予約の際は、人数分の氏名、所属(学生又は一般)、電話番号をお伝えください

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もう7〜8年前ですが、東京の西のほうのブックオフで、マーカーでの線引きのある、吉増剛造『生涯は夢の半径ー折口信夫と歩行ー』(思潮社)を105円で買ったのですが、あとでよく見ると見開きにあの特徴のあるご本人の筆跡と思われるメッセージ(誰かに対するお礼のような)が書き込まれていました。いまも売らずに手元に置いています。署名も確証もありませんが、ま、浪漫ということで。

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posted by 蟲文庫 at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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