◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2010年02月22日

生物コールアンドレスポンス

土曜日の知久寿焼さんのライブは大盛況でした。蟲文庫では1年半ぶりくらいになるのかな。知久さんのうたの中でも地味で暗ぁいのが特に好きなのですが、今回は小さなお客さんもあったせいか、とてもたのしい雰囲気でした。そういえば、基本的に、コールアンドレスポンスというのは苦手なほうですが、「ひとだま音頭」の

 ♪かえる(かえる)、みみず(みみず)、おけら(おけら)、もぐら(もぐら)、ねずみ(ねずみ)、むかで(むかで)、とかげ(とかげ)、げじげじぃ〜♪

はすごくいい。うちの店にぴったりすぎます。前回のライブのあと、いろんな人から「蟲文庫で知久さんのライブなんて、出来すぎなくらいだねえ」というようなことを言われたのですが、たしかに屋号からしてそうかもしれません。
「月がみてたよ」「みもふたもないうた」「くだもの」「らんちう」「電車かもしれない」など好きな曲もいろいろ聴けました。わけても好きな「夜の音楽」が聴けなかったのがすこし残念でしたが、去年も一昨年も聴けたので、これ以上は贅沢がすぎるというものですね。

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狭い店なので、出演者関係者含めて40人くらいが限界。場所さえあれば倍の人数でも余裕で埋まりそうな勢いなので、もったいないといえばもったいないですが、贅沢といえば贅沢。なにより、それでもこうして歌いに来てくださるのですからうれしいことです。またぜひとも。
お客さんはうちの店自体がはじめてという方から近所のお馴染さんまでさまざまでしたが、意外に前回とあまり被らない顔ぶれだったのもおもしろかったです。九州からは古書城田さん、京都からは古書はんのきの中村さん、そして東京からは荻原魚雷さんもみえました。


そして、ライブの前後はひたすら飲んで、飲んで、飲みながら亀やツノゼミ、わらじ虫にサンショウウオ、そして食虫などについての語らい。ウルトラ地味な話題ですが、でも、ふだんこの手の話を思いっきりできる人は身のまわりにいないので、なんというか、ものすごく発散できました。


持ってきてくださったツノゼミの標本。
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この中のほとんどは、Sipylus属なのだそう。

実体顕微鏡で覗いてみる。

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(写真は上から、S.ディラタトゥス マレーシア産♂、同カンボヂア産♀、S.ニグレル カンボヂア産♀。いずれも知久さんが採集されたものです)

顕微鏡下のめくるめく世界。ほんとうに、苔の世界とよく似ているんですよね。
実際は米粒の半分くらいの大きさ。いや、小ささ。

たのしい一日でした。
posted by 蟲文庫 at 20:22 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする