◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
mushi-bunko.com

2010年03月11日

猫の眼鏡と猫の目散歩

ハルミンさまの新刊『猫の目散歩』、本日発売!

1003112.jpg
『猫の目散歩』浅生ハルミン(筑摩書房)1470円(税込み)

といっても、いまのところ蟲文庫への入荷予定はありません。うちは小さな古本屋なので、そう簡単には仕入れられないのです。ごめんなさい。わたしもこれから本屋に買いに行くところ。カバーのどこかがぷにぷにしているそうですよ。

詳しくはコチラを http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480816672/


先日、木山萬里さんが覗いてくださったので、お茶をいれてしばらくおしゃべり。よく吉祥寺のバウスシアターで映画をご覧になるのだそうですが、そういえばと思って、映画「私は猫ストーカー」のことをお話すると、「ああ、やってたねえ!」「 ただ、わたしはちょっと猫は…」と。じつはあまり猫がお好きではないご様子。そう伺ってすぐに思い浮かんだのが、父上である木山捷平の「猫」という詩。


  萬里は玄関を出ると
  猫に出あつてこはがつた。
  猫の光る目におどろいたのだ。
  あとで
  猫は眼鏡をかけていたといふ。

    「猫」ー吾子満三歳を過ぎてー
           木山捷平(昭・14)


『木山捷平全詩集』(講談社文芸文庫)は、いま新刊書店でも買えますよ。

萬里さんは高田渡(木山捷平の詩「長屋の路地」を歌っている)の大ファンだそうで、いろいろな思い出話も聞かせてくださる。「いせや」でもらったチラシがきっかけでライブにも行くようになり、木山捷平の母校である新山小学校の講堂の落成式の時には、高田渡を招いて「長屋の路地」を歌ってもらったこともあるのだそうです。ええっ、その映像、ビデオなんかで残ってないのかな。


::::::::::::::::::::::
 (おしらせ)

1003113.jpg
『ボタンとリボン』vol.2 (windchime books)600円
入荷しました。

永井宏さんがはじめられた新しい雑誌。身近な人々の詩や文章をあつめて一冊にしたもので、かつての『water magazine』に近い感じでしょうか。

いまから10年ほど前、ひょんなことで行き来の出来た永井さんから「田中さんも、なにか苔のこととか書いてみたら?べつに上手く書く必要なんかないから」と声をかけてもらった、その言葉を真に受けて書いたのが『water magazine』vol9に掲載された「苔観察日常」という苔エッセイで、それがいまこうして文章を書くようになったきっかけでした。これがなければブログだってきっとやってなかっただろうし、ということは早稲田古本村通信の連載も『苔とあるく』もありえなかったということになります。『苔とあるく』が出来た時は、ほんとうに喜んでくださいました。ちなみに、ロバロバカフェのいのまたさんや古書ほうろうさんとの出会いも『water magazine』。いつもありがとうございます。

「苔観察日常」http://mushi-bunko-diary.seesaa.net/article/4928779.html


posted by 蟲文庫 at 15:56 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。