◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2010年04月24日

牡丹と家庭訪問

庭に牡丹が咲きました。毎年この時期になると近所の人々が「もうすぐ○○(お孫さんの名前)の家庭訪問があるから、お花もらえる?」とやってきては切っていきます。母もわたしも、こんなことでもなければ、咲ききって花びらが落ちるまでそのままにしておくほうなのですが、ほんとうは咲いたそばから切っていかないと根が傷んで、だんだんと花をつけなくなるそうなので、なんというかまあ、おかげさまといったところです。拙著『苔とあるく』の「父の庭」というコラムにも書きましたが、亡き父はいつも、つぼみが開きかけたとみれば情け容赦なくチョキンチョキンとやっていたので、いまごろあの世で満足そうにしていることでしょう。


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つぼみの時から重厚な雰囲気です。

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ああ、もう切らないと〜(と、あの世で父が焦っている。たぶん)。

おかげでわが家も家庭訪問の時はいつも花瓶にぎっしりの牡丹でした。芍薬にはちょっと早いのよね、とか言いながら。

ただ、現在では受け持ちの生徒の家庭を訪問する立場となっている弟夫婦のことを考えてみると、花のことなんて、これっぽっちも見てないだろう、という気はします。だって目の前に親御さんがいるんだもの、きっとそれどころじゃないですよ。先生だって人間です。


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すずらんは、この可憐さに似合わず、ほったらかしでもどんどん増えます。毒もある。
posted by 蟲文庫 at 14:07 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする