◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2010年08月03日

カブトガニ博物館

先週の火曜日、午前中店を休んで笠岡のカブトガニ博物館に行ってきました。駅からすこし距離があるので、車の運転のできないわたしはあまり気軽には行けないのですが、今回は神島のKさんがお付き合いくださったので、駅から自動車ですいっと。

外観。
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カブトガニ型です。

中に入ると、ちょうどここの職員であるMさんがおられ、たいへん詳しい解説つきで館内を案内してくださる。カブトガニの鰓(えら)は薄〜い膜のようなものが幾重にもなっていて、それがまるで辞書のようにも見えることから「鰓書(えらしょ)」と呼ばれるのだそうです。

水槽の中の、生カブトガニ。
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匂いが強いので、食べてもそんなに美味しくないのでは、ということでした。

飼育展示室にいたアメリカカブトガニの子供。
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手のりカブトガニ。手のひらにわしゃわしゃした感触。

わしゃわしゃの様子。
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子供なので、まだかわいいもんですが、これが成体になるとかなりの迫力です。映画「エイリアン」のモデルという説もあります。

水槽の中でひっくり返っているカブトガニを、Mさんが元に戻しているのを見て「わたしも、わたしもー」と触らせてもらいました。彼らは自力で起き上がれないわけではなく、起こしてもらえるのを待っているらしいです。やっぱりカブトガニでも「怠ける」ということを学習するものなんですね。


さらに奥の飼育室にいる、ちびちびたちも見せてもらう。

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茶色いほうが第三齢幼生(脱皮の回数によって「第○齢」と呼ぶそう)。押しピンくらいの大きさです。

このあたりではカブトガニのことを「ドンガメ」、そして九州のほうでは「うんきゅう」とも呼ぶのだそう。思い掛けない亀との縁。そういえば、砂の上についた脚と尻尾(尾剣)の跡は、亀のそれとよく似ていました。脚の数がだいぶ多いですけど。

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カブトガニ折り紙も教えてもらう。


ところで今回は特別展としてサメの展示もあったのですが、いちばんびっくりしたのがサメの卵。

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このスクリューのような形状や先にある紐のようなものは、いずれも卵が流されないようにするための工夫だそうです。それといままで知らなかったのですが、サメは水中で交尾するのだそう。だから「鮫」と書くのだとか。へえ〜。

Mさん、Kさんのおかげで、充実のカブトガニ博物館見学でした。ありがとうございました。

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 (おしらせ)

最近、立て続けに雑誌に載せていただきました。

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『PEN』8/15号(阪急コミュニケーションズ)
『旅』9月号(新潮社)
『天然生活』9月号(地球丸)

『PEN』と『旅』は、瀬戸内国際芸術祭に絡んだ記事。『天然生活』では「がんばる本屋さん」という特集で京都のガケ書房、大阪のコロンボ、三重&京都のメリーゴーランド、とともにご紹介いただいています。いずれも現在書店に並んでいるはずですので、ご興味のおありの方はぜひご覧下さい。『PEN』の記事では、このたびの武藤良子さんの個展情報も掲載されています。
posted by 蟲文庫 at 12:28 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする