◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2010年09月09日

旅の途中ですが

旅日記は、あと番外の「東京の池」編があるのですが、いろいろ告知などもたまってきたので、まずはそちらを。

あらいさんの『チュウチュウカナッコ』(青林工藝舎)。

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2010年9月5日 朝日新聞朝刊。

先週、朝日新聞書評欄に書評が載りましたー!やった!
先月末の発売ですが、滑り出しも上々のようです。うちでも入荷後一週間で20冊売れました(こんなちっさい店で!)。

でも、描く(書く)というのは、とても地味な行為で、その地味の積み重ねが一冊の本になります(そうじゃない人も中にはいますが、まあたいていの場合は)。だから、本が出来て、周りの人から「おめでとう!」と言われると、そう言ってくれる人の気持ちや、そう言ってもらえる我が身の、文字通り「有り難い」状況はよくよく理解していながらも、それでもなんとなくお尻のあたりがそわそわするような、素直に「おめでたい」気持ちになれない(もちろん「ありがたい」とは心底思っているのです)ところがあります。それだけ地味ということでしょうか。だからたぶん、あらいさんに「おめでとう!」なんて言ったら、きっと困った顔するだろうな。こんな時どう言ったらいいでしょう。力強く一方的に「よかったね〜」かな。うん、よかったな。


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『チュウチュウカナッコ』あらいあき(青林工藝舎)1050円
サイン・特典付き。ひきつづき蟲文庫にて販売中です。


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『CABIN』12号が届きました。わたしも書かせていいただきました。

「淋しい東京ー夏目漱石「門」を読む」岡崎武志、「がんがらがんのがん」田村治芳、「生島さんに教わったこと」山田稔、「読者の一人としてー川崎さんが亡くなられた」高木護、「尾崎一雄と苔の道」田中美穂、「鹿ヶ谷」松尾尊~、「方形のプラネタリウムー木辺成麿さんの旧蔵雑誌」扉野良人、「昔の話4」斎田昭吉、「汚辱の犬ー戦前神戸のモダニズム詩に触れながら」季村敏夫、「小沼丹の庭」矢部登、「万物と語ろう」中村明、「新資料 城方鮎子」富士正晴、「「城方鮎子」をめぐって」中尾務。

大阪の中尾務さんの個人誌です。関西では京都寺町の三月書房、東京では神保町の東京堂書店の地方小出版コーナーには、確実に並ぶのではないかと思います。早稲田の古本屋「古書現世」の向井さんが「激シブの内容ながらスラスラ読める不思議な冊子」と某所に書いておられました。確かにそうかも。

自分の文章については、精一杯で書きました。でもあらためて読むと、いつも同じようなことを書いているなあ、という気もします。なので、いまはぼちぼちとそこから先のことを考えてるところです。ただ、ついこないだ、遠方からみえた若い女性から「(前回の『CABIN』に書いた)「木山さんの梅酒」読みました。すごくよかったです。感動しました」と言ってもらえて(店頭で、わざわざそう口に出して言ってくれたのです)とても嬉しかったです。今回の「尾崎一雄と苔の道」にも、その後日談のようなことをちらっと書きました。

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木山さんの梅酒。

木山捷平の生家裏で拾った梅の実で漬けました。息子さんである木山萬里さんお墨付きの「木山さんの梅酒」。来年くらいには「味見会」なんてできたら楽しいかも。

あと、まだ手許に届いていないのですが、『酒とつまみ』13号が発売になりました。

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『酒とつまみ』第13号 飲んだら寝よう、起きたら飲もう。(400円)

南陀楼綾繁さんの連載「古本屋発、居酒屋行き」のゲストとして登場しているはずです。南陀楼さん、 エンテツさんこと遠藤哲夫さん、大竹聡さんとともに、この年明けの亀有で古本屋を巡ったあと居酒屋でのんだくれました。それが、いったいどんな記事になっているのでしょうか。楽しみです。

名物コーナー「酔客万来」のゲスト、日本を代表する辺境探検作家、高野秀行さんのブログでも紹介されています。http://www.aisa.ne.jp/mbembe/index.php?eid=883

実は、高野秀行さんとは山形の某「勉強会」会場で二度ほどお目にかかったことがあるのですが、おそらくまったくご記憶にはないだろうと思われます。でも、またこうしてひょんなところで「ご一緒」させていただくなんて妙なもんだなあと思っています。ちなみに、その二度とも浅生ハルミンさんと一緒でした(『猫座の女の生活と意見』浅生ハルミン(晶文社)の中にもちらっと出てきます)。

少し先になるかと思いますが、『酒とつまみ』、蟲文庫でも取り扱いできたらと思っていますので、ご興味のおありの方はいましばらくお待ちくださいませ。酒飲みの、酒飲みによる、酒飲みのための雑誌です。

酒とつまみホームページ:http://www.saketsuma.com/

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(おしらせ)

10月2日(土)「夜の本屋3 友部正人ライブ」は定員に達しましたので、ご予約の受付を終了させていただきました。これ以降はキャンセル待ちの受付となりますので、ご予約くださっている皆様は、くれぐれも「連絡無しのキャンセル」は無いようにお願いいたします。直前でもかまいませんので、ご都合悪くなった場合は必ずお電話でお知らせください(※キャンセル料等は必要ありません)。お待ちの方がいらっしゃいます。よろしくお願いします。
posted by 蟲文庫 at 23:22 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする