◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2011年01月16日

神戸大阪亀取材と不失者

今朝起きたら、室温が零度でした。予報通りの寒波。これでお天気が悪ければ雪が積もっているところなのでしょうが、晴れの国岡山は今日も晴天。

こないだの連休は家族連れのお客さんが多かったのですが、入ってきた途端に不思議そうな表情になった小学生くらいのお子さんにむかって、お母さんが「これは石油ストーブの匂いよ。ほらあそこにある」と、帳場にあるストーブを指差して教えていました。そうか、いまや灯油を使わない家も増えているのですよね。わたしなど、石炭ストーブや豆炭アンカの思い出までありますよ。田舎の掘り火燵の中も豆炭でした。
なんてことを書くから、よく知らない人からは50代くらいに思われていることがあるのですが、まだぎりぎり30代です。ほんとうです。

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一昨日の金曜日、ひさしぶりに店を休んで神戸大阪へ。日中、神戸市内某所で勝手に亀取材をしたあと、夜は心斎橋クラブクアトロであった不失者のライブへ。

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灰野敬二…ボーカル、ギター
工藤冬里…ベース
橋幾郎…ドラム

出不精なので、ライブのために遠征ということはめったにないのですが、時々こんなふうに発作的に出掛けます。大阪へは、一昨年秋のThe Only Onesの来日以来。お正月休んでないし、一日くらいいいよね、と自分で自分に言い聞かせ。といいつつ、昨年秋、このメンバーで告知された時からすでに「絶対行く」と決めていたのですが。なにしろチケットの整理番号1番。わたしの人生において「1番」という数字はめったに出てきませんが、なぜだかこんなところで。

いままでに観た灰野敬二のライブは、始まったときに「うわー、かっこいいー」と呆然として、そしてその「うわー、かっこいいー」状態が、ほとんど曲の切れ間もなく2時間、3時間、時にそれ以上続くため、ふと意識が全く関係ない世界にお出かけしてしまう瞬間(体が要求する無意識の息つぎタイム?)が出来るのですが、今回は演奏が凄かったのはもちろん、珍しく(たぶん、珍しいと思う)一曲、一曲がきっちり区切られていたせいもあってか、最初から最後まで「うわー」と釘づけ状態の2時間半超。もちろん、ものすごい大轟音。途中でベースアンプが飛んだらしいという話をききましたが、たしかに座っていた椅子がずっとびりびり震動していた、あれは工藤さんのベースからくるびりびりでした。

でも、客席の雰囲気はどことなくリラックスしていて、一緒に観ていた高槻のOさん(チケットも取ってもらった。いつもありがとうございます!)と「いやー、よかったですねー、楽しかったですねー」とニコニコしながら帰ったのでした。観に行けてよかった。
そういえば、会場でひさしぶりにテニスコーツの植野さんにお会いして、お話できたのもうれしかったです。亀のガチャガチャの話。
posted by 蟲文庫 at 13:09 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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