◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2011年02月05日

三陸の海辺と電極

一段落したらやりたいと思っていたこと、ありました。思い出しました。

昨年末「クリスマスの電飾」という日記に書いた電飾が、あれから無事に手に入りまして、かねてからの目論みであった「海鞘ランプ」に挑戦。以前、ある知り合いのお宅で見かけ、いつかぜひやってみたいと思っていたのです。

海鞘。
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三陸の海辺にいる海岸動物です。

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旬の夏場などはお刺し身で食べると美味しい。
見た目といい、味といい「ちょっと苦手…」という方も少なくないと思われますが。

海鞘は、普段こちら山陽地方の魚屋などに並ぶことはまずないのですが、昨年の夏、何気なく日頃はあまり行かない場所のスーパーを覗いたところ、特設コーナー(三陸フェア?)で発見。これはもう運命、と思い定めて2つ購入し、伺っていたアドバイスをもとに、さっそく取りかかりました。

海鞘の皮は内側に貼り付いている「身」の部分を抜くと、ものすごい勢いで収縮するので、ここはスピードが勝負。流しの前で孤独に焦りながら中に詰め物をします。詰め物は、古い布や古新聞でいいのですが、あとで抜く時のことを考えると布のほうが内側にこびりつかないのでラクだということです(実際その通りでした)。

そのまま放置し、完全に乾燥したところ。
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これで下ごしらえは完了です。

その知人宅の海鞘ランプは、壁面に10コほど設置してあり、スイッチを入れると「ぱっ」と点灯するようになっていました。すてき〜。でも、わたしはひとまず簡単な電飾で。


モミの木っぽい形状のものはないかしら…とあたりを見渡し、とりあえずサボテンで。
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般若(という種類のサボテン)。棘にひっかかってちょうどいい具合です。

点灯!
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本物の海鞘ランプ。

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暗闇ではこんな感じ。

ということで、とりあえず出来ました。主な“チャレンジ”部分は夏場にすませていたので、今回はただ、電飾を用意し点灯するだけだったのですが、まあそれでもいちおう。ちなみにこの電飾はランプが10コついているので、できればこの夏のうちにあと8個作りたいと思っています。1海鞘につき2ランプで、あと3つという手もありますが。

ところで、海鞘は人間でいうところの口とお尻の穴が隣り合わせてついていて、
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そして見事に「+」と「−」で表示(?)されています。

プラスマイナス。電飾にするにもぴったりじゃないですか。
posted by 蟲文庫 at 11:35 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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