◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2011年06月10日

軽便鉄道とたのしい頭痛

こないだの月曜日は店を休んで、またしてもの矢掛・笠岡。この春、矢掛高校を最後に退職された高校時代の恩師との「木山捷平文化圏ツアー」でした。

笠岡市新山の生家を訪ねたあと、木山家の墓地でひとつひとつの墓石を眺め、刻まれている文字を読んではあれこれと想像し、付近の薮で梅の実をひろい、さらにすぐ近くの産直で激安の青梅(1kg あたり150円)を買ったあと、近くにある井笠軽便鉄道記念館を見学。さらにそこから木山捷平の母校である矢掛高校(旧制矢掛中学)まで、当時の通学路と思われる街道を車で走り、矢掛本陣や小田の町を見学してから、午後は先生のお宅の苔庭で簡易版苔マップ制作……と地味ながらも盛りだくさんの一日。

もともと、テンションが上がりすぎると頭痛がおこるというやっかいな体質なのですが、木山捷平、軽便鉄道、梅、矢掛高校、そして苔、という瞳孔開きっぱなしのようなキーワードの連続に、夕方、帰途につくころにはひどい頭痛がおきて大変でした。もちろん、たのしい頭痛なのですが。

そういえば、先生から「物理の木山先生覚えてる?」と言われて、二十数年ぶりに思い出しましたが、そうだ、あの先生「木山先生」だったなあ。新山のあたりは木山姓だらけなのですが、やはりこの近辺のご出身ということ。そうだそうだ、わたしも木山先生に教えてもらっていました。


写真もいろいろたくさん撮ったのですが、今回はまず井笠軽便鉄道記念館の写真を。

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県道沿いに、そっとあります。

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木山捷平生家の最寄の「新山駅」跡。徒歩で10分くらいでしょうか。

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40年前の廃線当時の駅長さんである田中春夫さんが
いまも館長さんとして駅舎や車両の維持管理をされています。

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当時の待合室。この向こうが駅長室です。

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館内の様子。

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この「沿線図」はかなり貴重。

レールの種類。大きさ(重さ)がひと目でわかります。
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いまのJRの在来線50kg(レール1mあたり)に対して、この井笠鉄道は16kg。
さすが軽便鉄道。軽い、ちいさい、愛らしい。

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表には、こんな標識(?)も「展示」してあります。

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車両。

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単線で列車が引き返す時の「ターンテーブル」。小さい!かわいい!!

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「乗車」もできます。

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さらに「運転ごっこ」もできます。

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井笠鉄道のマーク。

この井笠軽便鉄道は、いまも井笠鉄道バスとして運行が続けられています。このマークは健在かしらね。

井笠バスといえば、高校の頃、このバスで通っている同級生がたくさんいたのですが、わりあい頻繁にストを起こすので、そのたびに「井笠バスの人は今日はストで来れない」ということになり、学校嫌いのわたしは大変羨ましく思っていたものです。そうそう、笠岡諸島から山陽汽船で通っている人も、台風のたびにお休みだったので羨ましかったです。なんて、小学生レベルの話ですみません。

いろいろあって、小中高と学校にあまりいい思い出はないのですが、ただ、高校時代の部活動(生物、社研、書道。なんと3つ掛け持ち!)と数人の先生だけは、いまにつながる重要なポイントだったなあ、と四十を手前にしてつくづくと思います。

もう、ほんとうに楽しい一日でした。B先生、ありがとうございました。先生も魯迅が好きだということがわかって、それもとっても嬉しかったです。
posted by 蟲文庫 at 22:30 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする