◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2011年09月15日

夏の終わりの迷い亀

それなりの残暑が続いているとはいえ、ひところの熱気はすでに失われ、亀たちから発せられていた溌剌としたオーラも少しずつ鈍くなってきました。そろそろお彼岸ですね。

こないだもちらっと書きましたが、亀らしくのんびりと進行中の亀の本と同時進行というよりは、それを追い越すようなペースでもう一冊本を書くことになったので、いま脳内が焦ってばたばたしています。でも見た目はいつも以上にぼーっとしています。


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『本と怠け者』荻原魚雷(ちくま文庫)

そんなところへ届いた魚雷さんの新刊。PR誌『ちくま』の連載「魚雷の眼」とブログ「文壇高円寺」の記事数篇に加筆されたものが一冊にまとめられました。

生まれつき、あまり身体に無理がきかず疲れやすい、けれども他人からは「やる気がないだけ」とか「不摂生」と思われがちな程度の「虚弱」。だからとにかく自分のペースを崩さないですむような、なるべく疲れがたまらないような、疲れたらすぐに休めるような、そんな仕事(生き方)を模索しているうちに、いまここ。と、まるで蟲文庫の話みたいですが、これは魚雷さんのお話。そんな、自らを「怠け者」と称する魚雷さんによる「文学と処世術」。消去法の人生論。読んでいると、たしかに徹底した怠け者ぶりなのですが、でもここまでくると、それはもう頑固者とほぼ同じ意味。筋金入りです。魚雷さんすごい。おもしろい。
数、とか、スピード、とか、競争、というものに縁のない方、「やる気」や「がんばり」のツボがあまり一般的でないという自覚のある方には特におすすめします。

カバーデザインは石丸澄子さん、解説は岡崎武志さんですよ。

そういえば、わたしがいま書いている本、両方ともある意味「消去法の人生論」みたいなものかもしれません。魚雷さんの本を傍らにがんばろう。こんな時くらいは。

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 (迷い亀、預かっています)

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一昨日、児島の駅前あたりで保護されたオスのクサガメ。発見者である『Krash Japan』の赤星さんによれば、周囲は海以外に水場がないので、どこからか迷ってきたか、もしくは捨てられたかどちらかではないかということ。ひとまずうちで飼うことにしましたが、もしも心当たりのある方がいらっしゃいましたらご連絡くださいませ。

甲長19センチメートル程度、完全に黒化しているオスで頭が大きめ、比較的高齢のようです。

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市内限定販売のマスキングテープ入荷しました。蟲文庫らしき建物もありますよ。

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「倉敷町屋テープ」(525円)sold out

マスキングテープを作っているカモ井加工紙は倉敷の会社なのです。
posted by 蟲文庫 at 13:14 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする