◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2012年01月25日

見本と2月のガケ書房

昨日、『わたしの小さな古本屋』の見本が届きました。

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1993年の秋、失業を期に、ある日突然の思いつきで始めてしまった蟲文庫の、そのいきさつからいま現在に至るまでをまとめたものです。無謀な人間の18年間にわたるあれこれですので、あまり「実用」向けではありませんが、「こんなやつもいる」ということで読んでいただけたらうれしいです。

この本は、一昨年の秋頃、ある新聞に掲載された女性店主の古本屋を紹介する記事をご覧になった編集者のOさんが、興味を持ち企画してくださったのがはじまりでした。
Oさんはフリーの編集者なので、当初はこの本が本当に世に出るかどうか、また、出せるとしてもどこの出版社からどのような形で出るのかということはまったく白紙の状態で、実際、それから半年ほどは音沙汰がなかったため、わたしも半分諦めるというよりは、忘れかけていたのです。ところが昨年の夏、突然「洋泉社の編集会議にかけられることになりました。通った場合、年内入稿くらいのスケジュールになりますが大丈夫ですか?」という電話が。
Oさんの口ぶりから、可能性は五分五分くらいかなあとのんびり構えていたのですが、翌週にはなんと「通りました」という連絡が。しかも既に本の体裁からページ数に初版の刷り部数、そして発売日まで決まっている状態だったので、それからは、さあ大変! 店のほうにも定休日を設定し、懸命に取組んだというわけです。

全体の半分ほどは、これまで『早稲田古本村通信』や『sumus』『CABIN』などに書いたものですが、それでも、自分のことを自分で書いた文章をまとめるというのは、なかなか難しく、ぎりぎりまで、ああでもないこうでもない(というか、そもそもどうしようもないじゃないか〜〜〜)と頭を抱えてずいぶん悩みました。けっこうしんどかったです。
でも、いざこうして出来上がったものをみると、じつに地味で暢気な雰囲気の本になっていて、それはとてもよかったと思っています。

『わたしの小さな古本屋』というタイトルは、女性店主ということが伝わりやすいようにと編集のOさんや洋泉社のIさん、Sさんがいろいろと考えてつけてくださいました。サブタイトルの「倉敷「蟲文庫」に流れるやさしい時間」は、さすがに本人としては恥ずかしいというか、どうも落ち着きませんが(JAROとか…)。
ともあれ、『わたしの小さな古本屋』、まさにそんな内容の一冊になりました。よかったら、手に取ってみてください。

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ところどころに写真も入っています。

洋泉社のHPには目次も掲載されていますので、こちらもぜひ。
http://www.yosensha.co.jp/book/b98941.html


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そして、この本の出版に合わせ、京都「ガケ書房」の山下賢二さんがトークショーを企画してくださいました。

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「わたしの小さな古本屋 in 京都」

 ●2012年2月10日(金)
 ●開場:19:30/ 開演:20:00
 ●料金:1500(ガケ書房500円商品割引券&蟲文庫の亀マッチ付き)

出演:田中美穂(蟲文庫) 山本善行(古書善行堂)

なんと、善行堂の山本善行さんとの対談なのです。店の年数だけでいえば、確かにわたしのほうが長いのですが、「古本歴」では遥かに先輩である山本善行さん。緊張しますが楽しみです。当日は両店舗の出張販売もありますので、ご都合のつく方はぜひとも。

ところで、司会は山下さんが務めてくださるそうですが、わたしは山下さんの顔を見ると自動的に亀の話をしてしまう「病気」なので、脱線しないように気をつけたいと思います。よろしくお願いします。

詳細:http://www.h7.dion.ne.jp/~gakegake/
posted by 蟲文庫 at 12:18 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする