裏山、といっても、市街地の真ん中にぽっかりと島のようにある鎮守の杜。頂上付近には神社、西の端のほうにはお寺が2つあります。
さて、我が愛しのコケのみなさんはこの秋をどうお過ごしでしょうか。
わたしのコケ人生のはじまりの岩。今日も青々と美しい。

遠くからみると全部同じコケに覆われているようですが。
近付いてみると、実はいろいろ生えています。

左半分がヒジキゴケ、右半分がミヤマハイゴケ
さらによーく見ると、もう3種類(計5種類)以上は生えています。
境内付近のヤマトフデゴケも健在。

ぽつぽつとある大型のはハイゴケ。
ところでこの鶴形山。ここ数年、老朽化した箇所の修復、砂利道の舗装、樹木の伐採などが盛んにおこなわれました。でも、歩きやすくなったり、明るくなったりしたぶん、虫やコケにとっては少し住みにくい環境になってきたのは残念です。
コケを例にとれば、樹木が伐られ、よく日が射すようになったおかげで雑草が勢いを増し、これまで「うきゃきゃ」と嬉しくなるくらい素敵に群生していたコバノチョウチンゴケ(半日陰くらいが好き)が見るも無残な姿に...。とかね。そんな場所がいたるところにあります。ちょっと涙が出ます。
とはいえ、コケもしぶとくたくましい生き物なので、「まあいいけどね〜べつに」くらいで、いつか(何年後か何十年後かに何百年後か何千年後かに)また環境が整うまでぐーすか寝ているのかもしれませんけれど。
以前、知人から貸与された本に、こんなふうな一節がありました。
〈進化の主要な道筋からはずれてしまった蘚苔類(コケ)は、謙遜して、独自の新しい生活環をつくりだした〉
きゃーカッコイイ。
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