◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2005年08月19日

幸せな苦労

少し前のことですが、しばらくバタバタしていて、新聞に目を通す余裕の
ないままいたところへ、私が開店当初からお世話になっている先輩業者の
Mさんが「田中さん、これ読んだ?」と、新聞の切り抜きを持ってきて下
さった。
『ボン書店の幻』『石神井書林日録』などの著書でも有名な、石神井書林
の店主、内堀弘氏の連載「古本屋の雑記帳」。同じ商売の端くれとして、
ただひたすら頷きながら読む。そしてその連載の最後は「(大資本の大型
書店と違って)古本屋はずっと小さな規模だけれど、なによりも個人の志
で書店を作ることができる。なにしろ、いつまでたっても食うや食わずな
のだ。幸せな苦労が残っている最後の場所なのだと思う」と締めくくられ
てあった。よし、今日もぼちぼちやろう、と思う。
posted by 蟲文庫 at 19:28 | 古本屋日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする