私はよく「うちの裏山にね.....」などという言い方をするもので、実際
にいらしたことのない方からは、倉敷というところは、ものすごい山奥
かなにかだと勘違いされることがあります。「なんだ、けっこう便利な
ところだったんですねー」とよく言われます。すみません。
というわけで、蟲文庫周辺の写真を撮ってみました。真ん中の山がその
「鶴形山」という、町中にぽっかりとある鎮守の森です。阿智神社とい
う神社があるのですが、源平合戦の行われたような昔には、この辺りは
まだ瀬戸内海から続く遠浅の海だったのだそうで、この「山」もその当
時は「島」だったのでしょう。実際、阿智神社に祀られているのは宗像
三女神という航海と商業の神様です。ちなみに、日本の庭園思想の大家
重森三玲なども言及している石組も残っています。
倉敷は、日本でも屈指の日照時間を誇る、雨の少ない乾燥がちの土地柄
なのですが、この鶴形山のような、かつての「島」が点在しているおか
げで、ずいぶん変化に富んだ自然の恩恵を受けることが出来ているよう
です。事実蟲文庫は、空中湿度の高い、羊歯苔パラダイスの裏庭と、そ
して、サボテン多肉植物に最適の焼けつくような強光線が得られる二階
の物干し、という両極端な環境が自慢です。ふふ
写真の鶴形山の左側あたりに蟲文庫があります。


