◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2009年05月08日

色黒で美形

気温があがってきたおかげで、ようやく我が家の亀らがエサを食べ始める。イシガメのむいちゃん、本日が冬眠明けの最初の食事。

やっぱりこの前の井の頭公園も石神井公園も、まだちょっと季節が早かったんだろうなあ。特に石神井公園は鬱蒼としているせいで、池の水温もやや低めだと思うので、アカミミさんしか見かけなくても無理はなかったのでしょう。夏場に上京することがあれば、またぜひ訪ねたいです。クサガメくらいはいるんじゃないかと思うのですが。

ところで、クサガメの甲羅は基本的に赤茶〜こげ茶なのですが、雄については年齢とともにどんどん色黒になって、本来あるはずの白目までなくなって真っ黒になることがあります(黒化現象というのだそう)。うちのサヨちゃんがまさにそのタイプ。

サヨちゃん。
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最近、ぐっと美形になりました。

サヨちゃん、本名はサヨ市(さよいち)くんです。



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2009年05月03日

東京亀写真と読書之友

今度は東京亀写真。いまは亀観察シーズンの入り口あたりです。

井の頭恩賜公園・井の頭池。
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※ クリックすると大きくなります
木登り亀。たぶん全員アカミミ(ミシシッピー・アカミミガメ。ミドリガメの本名)系統。


井の頭恩賜公園・井の頭池。
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クサガメの上にアカミミの小亀。


石神井公園・三宝寺池。
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中央付近にアカミミの大1、小2。


亀は写真に撮ってもやっぱり地味ですね。井の頭公園で遠くのほうに「もしかしてイシガメ??」というのを見つけたのですが、撮った写真をあとでじっくりみてみると、やっぱりどうも違うような。確かに、アカミミやクサガメはともかく、イシガメにはまだちょっと時期が早い気はしたのです。ということで、今回も井の頭公園のイシガメには出会えず、でした。

三宝寺池は、今回みたかぎり質量ともに亀レベルは低めでしたが、公園前のバス停へ降りたったとたん目の前にアヒルが歩いていたりして、のどかさにおいては抜群。あの鬱蒼と生い茂る木々も一見の価値ありです。御休み処「豊島屋」で昼酒というのもオススメ。
そういえば、規模はだいぶ違いますが渋谷の鍋島松濤公園に雰囲気や客層(?)がどこか似ている気もしました。なんとな〜く。

しかしやっぱり、亀は夏のものですね。次回に期待。


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 (おしらせ)

日本物怪観光より、『読書之友 本之蟲』(栞)と『本之蟲 蔵書票』が入荷しました。

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『読書之友 本の蟲』 2000円
ウズ、コウモリ、ホネ、の三種類あります。

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『読書之友 本の蟲』使用例。

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『本之蟲 蔵書票』300円

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2009年04月20日

はちすの甲羅と亀盤

本日も、引き続きパソコンを睨みつつ、途中で「ああっ!!」と、カメラとルーペを掴んで裏山へ走ったりしているうちに暮れてしまいました。じつは、頭の中ではもう1週間ほど余裕があると勘違いしていていたので、先週、カレンダーを見た時はかなり焦りましたが、でもだいぶ出来てきましたよ。参加者は8歳〜76歳と幅広い年齢層だということなので、お子様にも老眼の方にもばっちりの、大きな文字でわかりやすい(はずの)テキストを作りました。

ところで数日前、ある方から、大きさの割に重量のある郵便物が届きまして、開けてみると、

これ!
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亀の置物(?)なのですが、甲羅がまるで蓮(はちす)のようです。すてきー。
顔や手足、尻尾の感じからすると、我らがニホンイシガメがモデルようですね。

ちなみに裏側は、こんな感じ。
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あんまり変わりません。

横須賀の喫茶店兼古道具のお店で見つけてくださったらしいのですが、わたしもこれ、見つけたら絶対買ったと思います。うれしいです。


そういえば亀といえば、この前、見知らぬお客さんから急に「あぶらだこお好きなんですか?」と訊ねられ、なんで(判るの?)??と思ってびっくりしていたら、そう、そうでした、エプロンにこれをつけていたのでした。

あぶらだこ「亀盤」の缶バッジ。
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かなり小さいんですが、よくわかりましたねえ。

「亀盤」のジャケット、何度みてもぐっときます。あの亀の表情はすばらしい。
posted by 蟲文庫 at 21:00 | 亀コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月10日

かめむしトート

うちの15周年を記念した「かめむしトート」が出来ました。亀柄の蟲トート、ということで「かめむしトート」。みつばちトートに対抗して、というのはウソです(すみませんすみません、言ってみたかっただけです。ごめんなさい。みつばちトートはわたしも憧れです)。

大と小があります。
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かわいいでしょ。

かめむしトート(大)縦35cm × 横27cm × マチ14cm(2500円)内ポケット付き
かめむしトート(小)縦32cm × 横27cm × マチ5cm(1800円)

柄は2種類。どちらのサイズもございます。

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イラスト:アルノ・ムールマン(ピンクのロゴ)

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イラスト:杉本拓(緑のロゴ)

●ロゴ製作、デザイン:中川ユウヰチKINEMA MOON Graphics
●プリント:天月工房(てんつく・こうぼう)

詳細は「蟲通販」を http://mushi-bunko.seesaa.net/article/115416150.html

そして、4月4日(土) 「月の湯古本まつり」でも販売していただけることになりました。

●第3回 月の湯古本まつり〜銭湯で古本浴〜
休日の銭湯・月の湯(文京区目白台)を利用した古本市&カフェ。古本4000冊!
http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20090309

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「ぬくぅなったなあ」「ほんまなあ」という声があちこちから聞こえるここ数日。瀬戸内の早い春がやってきました。冬眠中の亀ら(イシガメ×1、ヤエヤマミナミイシガメ×2)を水から引き上げてみる。まだぼぉ〜っとはしているものの元気そうです。

posted by 蟲文庫 at 15:14 | 亀コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月18日

トチのお母さん

ここ数日、ちょうどいい時間に起きたはずなのに、のろのろと着替えや歯磨きをしているうちに、まるで早送りでもしたかのように時計がすすみ、あわてて家を出る、という日が続いていたのですが、よく見たら枕元の時計が40分も遅れていた、というそれだけのことでした。
関係ないですが、最近明け方になるとミルさんが部屋を覗きに来て、そのままドアを閉めずに出てゆくので、布団から出るのが余計つらいです。そういえば、インチキ手廻しオルガンミュージシャン、オグラさん(奥様は高円寺・ハチマクラのご店主)宅の猫もミルさんだそうです。
なんだか文章がぐだぐだです。我らが瀬戸内作文連盟の締め切りも近いというのに大丈夫でしょうか。わたし。

昨年のいまごろ我が家にやってきたウンキュウの小亀、トチ。
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ずいぶん大きくなりました。

甲羅といい、手足といい、顔つきといい、性格といい、見れば見るほど「ウンキュウ」(イシガメとクサガメの合いの子)という感じです。そういえば昨秋のライブでみえた知久寿焼さんが、ひと目見るなり「このクサガメみたいなのは何ですか?」と尋ねられたのは流石でした。
そうそう、トチはDNA解析の結果、お母さんがニホンイシガメだということが判明。お父さんはクサガメ、もしくはその近縁種だろうということです(山形のU先生が「調べてみましょう」と言ってくださったので、ご厚意に甘えました。とても自分からお願いできるようなことではありません。うちの亀のDNA解析なんて)。

亀といえば。
外市の時、Pippoさんがプレゼントしてくれた「鉛筆立て」。
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帳場の机で活躍中。目つきがいいですね。
posted by 蟲文庫 at 18:24 | 亀コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月14日

「ウェルカメ!」

これまでに何回か、出品だけはさせてもらっていたものの、未だ現場を見たことのなかった「わめぞ外市」。ようやく行ってきました。

会場は「池袋・古書往来座」前。
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寒風吹きすさぶ中、午前中から日暮れまでお客さんが引きもきらず。さすがは古本好き。

てっきり、倉敷から送ったみかん箱がそのまま設置してあるものと思っていたら、いちばんいい場所の棚に見栄えよく並べ直されていて思わず棒立ち。棚を使うには全然足りない量だったのですが、それを向井さんがどうにかこうにか工夫してくださったのだと聞きました(ありがとうございます〜)。こんなことならもうひと箱送るんだった。はずかしい。
でもおかげさまで、友人知人が何人ものぞいてくれ、びっくりするくらいの売り上げもありまして、感謝と反省でいっぱいになりました。

初対面の武藤さんに「ウェルカメ!」と言われ、てっきり「今度の朝の連ドラは「ウェルかめ」ですね☆」という意味だろうと思ったら、はるばる岡山からやってきたわたしを歓迎するため、昨夜一生懸命考えてくださったものだったそう。普通、テレビの情報など聞いても右から左だというのに、カメなだけにしっかりと覚えていたのが仇となりました。武藤さん、ごめんなさいというかありがとうございます。その後、会う人、会う人、「ウェルカメ!」と言ってくださる。「苔まして亀でとう」も気に入っています。

そのほか、初対面の塩山芳明さん、pippoさん、研ぎ猫さん、晩鮭亭さん、ふぉっくす舎NEGIさん、往来座ののむみちさん、なつきさんをはじめとした方々。そしておひさしぶりのわめぞメンバーの皆々さまにもお会いできました。
倉敷で、ぽつんとひとり、ただひたすら店番をしているという日々も、たしかに性に合ってはいるのですが、でも、それだけじゃあとても続けて来られなかったなということも、あらためて思いました。
いつもほんとうにありがとうございます。そして、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。またぜひ混ぜてください。

外市名物「研ぎ猫堂の包丁研ぎ」。
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旅猫雑貨店の金子さんのお兄さまです。

そういえば、こちらもお馴染の古陶、古美術の「上り屋敷」さんは岡山のお生まれだということ。明治通りに立ってなぜか岡山の奉還町商店街の話をする。

撤収作業(わたしは周りであわあわしていただけ)の後は、駅近くの居酒屋で関係者20〜30人による打ち上げ。途中から席が近くなった高円寺ハチマクラのオグラさんと、5月くらいに蟲文庫でオグラさんのライブが出来たらいいですねえという相談。出来たらいいなあ。後半、往来座のまこちさんとも久々に話せてよかった。


夜はハルミンさんの家に泊めてもらう。ハルミン邸のにゃんこ先生とも感激の初対面。味わい深い色柄の立派な雄猫。人見知りと聞いていたので心配していたのですが、おもったよりすぐに懐いてくれて幸せでした。猫がひざに乗ってくるなんて、もう最高の栄誉ですよ。
あと、ちょっと写真は載せられませんが、ハルミンさんが数年前に作ったという衝撃の作品もみせてもらう。爆笑必至。これはすごい。

そうそう、ハルミンさんの『わたしは猫ストーカー』、『帰ってきた猫ストーカー』、近日入荷予定です。ひとまず各10冊。すべてサイン入りをお願いしていますので、どうぞお楽しみに〜。


そして、あっという間にもう1月も半ば。例年通り閑散としまくっている倉敷。よくもまあこんな古本屋がつぶれずにいるものだと東京から戻ってくると余計にそう思います。
「意地で維持」、今年もこれを唯一にして最大の目標としてやっていきたいと思いますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。
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2009年01月06日

蓑亀のお飾り

朝起きて、ふわ〜とあくびをした途端にピッと口の端が切れる。イタタッと思ってしばらくはあまり大口をあけないように気をつけているのですが、数日後、また油断して、ふわ〜、ピッ、イタタッ。
なんてことを、ひと月ほど前から繰り返していたのですが、最近ようやく切れなくなりました。口の周りは胃腸の弱まりというので、いくらか状態がよくなったのでしょう。そういえば、ここひと月ほど、まったく外食せず、お酒もごく控えめに、とても年末年始とは思えない地味な生活をしているので(いや、たまたまなんですが)、そのおかげかも。

鎌倉のともだちCさんから、豪華なお年賀が届く。

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わらで出来た蓑亀。きゃ〜。

実はこれ、秋に山形へ行ったとき、月山自動車道のパーキングエリア内にある物産コーナーで見かけた(浅生ハルミンさんが「蟲さん、これ!」と見つけてくれた)ものとほぼ同じもの。でもこのとき、なんとなくバタバタしたりで買わずに帰ったおかげで、その後「わらの蓑亀〜」「わらの蓑亀〜…」と、夢にまでは見ないけど、時々思い出しては残念がっていたのでした。
首の付け根に紐がついていて、壁にかけられるようになっています。「おめでたい感じでいいでしょ」というCさんちは、いつも鶴亀で飾っているのだそう(山形で見かけたとき、鶴バージョンもあったかどうかは不明…。あったかもしれないけど亀のことしか覚えてない)。

蓑亀のお飾りなんて、最高!モチベーションが上がります(なんの?)。

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 (おしらせ)

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『山からお宝 〜本を積まずにはいられない人のために〜』
南陀楼綾繁+積ん読フレンズ(けものみち文庫2)1000円+税

蟲文庫にも入荷しました! しかも南陀楼さんのサイン入りですよ。お早めにー。

畠中さんの「積み過ぎて鏡みえず」というの、すごくわかる。うち、猫タワーはないけど、在庫の山の頂上に猫ハウスがあります。

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2008年12月03日

新逗子名物

ここのところ、よい買い入れが続いているので、毎日せっせと手入れして値段付け。年明けにはひさびさに、わめぞ外市に参加させていただくので、ちょうどよかったです。

今週末から、また数日お休みいたします。あれやこれやで関東方面。都内も何度か通過予定なので、ひょっこりどこかを覗かせていただくかもしれません。その節はどうぞよろしくお願いします。
トップのお知らせにも書いている通り、まさに「不定休」といったこの数ヶ月ですが、年明けの振り替え正月休み(11日、12日)以降は、たぶん4月中旬くらいまで、ほぼ無休の予定ですので、またどうぞよろしくお願いいたします。
まあでも、考えてみれば月に4日ほど休むというのは普通のことなんですよねぇ。なんて言ってみるだけで、この性分では、定休日などまず作れそうにありませんけれども。だいたい、他にすることもないしな。

それから、時々展覧会などをしている東側の壁面。最近ここにCDコーナーを作ったため、「もう展覧会はやらないのか」という問い合わせをいくつかいただいているのですが、あのCD棚は重厚な見た目の割にヒジョーに軽いもので、いつでも移動可能です(わたしひとりで3分くらいで動かせます)。ですので、ひきつづき展示などもやって行くつもりでおりますので、ご興味のおありの方はいつでも遠慮なくお問い合わせください。


ともだちが買ってきてくれた「亀焼き・海神亀」。新顔の逗子名物だそうです。


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さすが「亀焼き」というだけのことはあって亀型です。かわいー。


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この腹甲板、わかりますか?「亀」という文字になっていますよ!

よく見ると、この包装紙のイラスト通りなんですねー。
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至れり尽くせりの亀、素晴らしい。
皮もあんこ(粒餡)もあっさりタイプで美味しかったです。

posted by 蟲文庫 at 16:45 | 亀コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月18日

ひさびさの亀コレ

明日くらいから寒波がやってくるそうです。台所のガス湯沸かし器もそろそろ本格稼働。でも、今朝、届けものに来てくれた先輩業者のMさんはまだ半袖だった。これだけ体感温度の違う人間がいるのだから、そりゃあ、まったく反対の考えを持つ人がいても不思議はないわなあ、とあらためて思う。いえ、Mさんとはわりあい意見が一致するほうなのですけどね。
なんてことを考えながらしばらく猫話(あれ?古本は?)。


最近ゲットした亀グッズ。ひさびさの亀コレクション(略して亀コレ)です。

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Julian Cope/FRIED(LP 1984)

ずっと前にCDで持っていて、いつの間にか売っぱらっていたのですが、このたび英盤LPで買い直し。内容はともかく、このジャケットは持っておかねばと思い。
それにしてもこの甲羅、どうも本物っぽいのです。どこで調達して来られたんでしょうか。まあ、イギリスはいろんなものがありますからね。

ポスターも付いています。
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この、しびれるような変人ぶり。何やってんですか。

そしてもう一点。

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銘菓「すっぽんポン」

山形土産です。スッポンエキス入りの滋養強壮クッキー。特許意匠登録番号までついてるんですよ。ぷぷ。
お味のほうは鳩サブレみたいで、わりあい普通。

ちなみに、ジュリアン・コープもすっぽんポンも380円でした。

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2008年10月02日

待てば海路の日和あり

久しぶりの神戸出張だったこの月曜日、奇遇にも浅生ハルミンさんは大阪出張(しかも、ちょっと似た傾向の仕事で)。せっかくだから、とその翌日、倉敷まで足をのばしてくださいました。神戸より西は、これがはじめてだそう。「待てば海路の日和あり、でついに来ましたよ!」と言ってくださる。

駅から蟲文庫までは徒歩20分ほど。何もなければけっこうダルイ距離ですが、途中にアーケードや白壁の町並みがあるので、観光気分であるけばそれなりに楽しめる道のりです(たぶん)。ハルミンさんも、あちこち(え?そんなところまで?というところまで)散策されつついらしたご様子。普通なら「いや、わざわざ行くほどでも・・・」とアドバイスしてしまう某所も、でもハルミンさんなら、それなりの楽しみ方をされるのでは、と思ってあえて黙っていたら、やっぱりそこも「すごくよかった!」ということ。よかった、余計なこと言わなくて。

そして店を少し早めに閉めて、お帰りの新幹線の時間まで、いつもの居酒屋へ。ハルミンさんとは、今月末にも山形の勉強会へご一緒する予定。なんだかここのところ、地元の友達よりひんぱんに会っているような気がします。
今回は、わずか半日ほどのご滞在でしたが、つぎはぜひ泊まりがけで!

千趣会のHPに連載中の「ハルミン流 日々是買物」はこちら。
http://www.kuratama.jp/handmade/harumin/blog11.htm

倉敷でのお買い物も、もうすぐアップされるようですよ。

それにしても、この前の南陀楼綾繁さんといい、荻原魚雷さんたちといい、立て続けに「いったいどうしたことでしょう?」と得意のネガティブ・シンキングで、理由もなく不安になったりするのですが、でも、これぞ「めくるめく固着生活」ということだろう、とそう思って、不安がるのはやめにしました。


ところで、その、ハルミンさんのお買い物ブログにアンティークのイヤリングが載っているのを見て、「そうだ、わたしも一個(ひと組)だけイヤリングを持っていたはず」と思ってガサガサ探し出し、無事発見されたのがこれ。

やっぱり亀です。
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10代の終わり頃、インドネシアで買いました。
ふだん、アクセサリー類はほとんど身に付けませんが、でもけっこう好きなので、あれこれ持っているのです。特に銀製品。

これとお揃いのブローチは、こちら。http://mushi-bunko-diary.seesaa.net/article/33729247.html
京都のアバンギルドにマヘルのライブを観に行った時のエピソードです。

亀がモチーフのアクセサリーというのは、時々見かけるのですが、気に入るものはめったにありません。



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2008年07月16日

亀伴マンション

久々の「亀コレクション」(略して亀コレ)です。

先月の能登の旅の途中、例の古本屋を探して地図を片手にうろうろしていた時のこと、ふと見上げると。

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「亀伴マンション」、亀を伴うマンション。

おお!もしかしてここは「ペット可(ただし亀に限る)」とか? やだなあ、もう、あたしのためにあるマンションみたいじゃない、うふふふ・・・あ、でもうちは猫もいるんだよなあ、こまったなあ。
などと、しばし立ち止まり妄想に耽る。

しかしほんと、いい名前だなあ、このマンション。住みたい。自分の住所が「亀伴マンション ○号室」なんて自慢したくなるじゃないですか。
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2008年01月07日

初買いはウンキュウ

暮れからこっち、ほとんど外出せず食料もあるもので工夫して、というつましい生活を送っていたのですが、亀のエサが残り少なくなったこともあり、「よし、今年の “初買い” は亀のエサだな」と心の中でつぶやきながら朝からペット屋さんへ。ところが、なんとしたことでしょう、エサだけでなく亀まで買ってしまいました。「やってしまった・・」というやつです。

亀コーナーをひやかしていたところ、ニホンイシガメのケースの前で思わずクギヅケになりました。ウンキュウがいたのですよ。みなさんご存知でしょうか?「ウンキュウ」。
ニホンイシガメとクサガメのハイブリッドで、イシガメのようなクサガメのような亀です。自然界でもまれにみられるのですが、最近は飼育下での繁殖が増えてきているということ。わたしも生で見るのは初めてでした。

なるほど、顔はクサガメですが甲羅のお尻のあたりはギザギザしています。手足の感じもイシガメ、あ、鼻もイシガメだな、でもよくみるとキール(甲羅のスジ)は3本あります。わあ〜〜おもしろ〜〜〜い。と、ココロはすっかり小学生男子(昔の)。でも幸か不幸か経済力はいくらか上なのですよね。

そして我が家へ。
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あらためて見たところ、首の模様と目はクサガメ、鼻はイシガメ、背甲は半々、腹甲板はイシガメ、手足もイシガメ、尻尾は微妙、という感じです。もちろんミックスですから、その特徴の出方のバリエーションはかなりあるのだろうと思われます。成長につれて変化もしていくでしょうから、それも楽しみですね(わたしがね)。
只今の甲長5センチメートル、推定生年月日は昨年の10月1日だそうです。

もう、うれしくてかわいくてうれしくて、顔がにやけてしょうがないです。すみません。
名前は今晩じっくり考えます。

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2007年08月02日

亀のあくび

またしても台風が近づいているようです。お昼あたりから風が強くなり、いよいよ降り出しそうな雰囲気。

ここ2ヶ月ほど、コケ本の原稿などにかかりきりだったおかげで、店の本棚(の内容)がガタガタ。そういえば、ろくに補充ができていませんでした。あわてて在庫を掘り出して値段つけ。それにしてもあんまりいい本がないなあ、ガケ書房の古本市も近いのに。雑多なものをひと箱用意するのがやっとです。情けない。
あ、でも他の古本市などでは売れにくい音楽関係も、ガケ書房さんならいいかもしれませんね。

その「下亀納涼古本市」のポスターが素晴らしいのです。

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興居島屋(ごごしまや)・石丸澄子さん作。

そして、またしても亀の話題で恐縮ですが、昨日ついに亀のあくびの撮影に成功!
亀もあくびするんですよ。


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2007年07月23日

実写版 亀コスプレ

梅雨が明けたようです。

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ずっとこんなだったナドさんも

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こんなふうになりました。

いかに心地よく寝るか、ということが人生(猫生)最大のテーマのようです。

ところで、件の「四コマ蟲文庫」ですが・・

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2007年06月30日

蟲バッグ NEU!

蟲バッグを作りはじめて、はや6〜7年。きのう、ふと思い立って新作を作ってみました。
といっても、ロゴの上のマークが変わっただけですが。

蟲バッグ NEU!(無意味にドイツ語)
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亀マークです、かわい〜〜(自分で言うな)

というわけで、こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
でも、やっぱり今までの羊歯マークのほうが売れそうだなあ・・たぶん7対3くらいで。
でもいいや、亀だから。
(ちなみに、従来品はコチラhttp://mushi-bunko.seesaa.net/article/8036203.html


ところで先日、冊子小包が届いたので封を開けると。
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小学館の『週刊ポスト』

しばらく状況が掴めず、パラパラパラパラ、ペラペラペラペラ・・送られてきた理由を探してページを繰る繰るくるくる。あ、半裸のおねーちゃんが・・いやいや・・繰る繰る。そして数分後、ようやく合点がいく。
北尾トロさんの連載『大観光地オヤジ旅 修学旅行リターンズ』。4月の上旬、中四国取材のおりの立ち寄ってくださった、あの時の記事でした。古本がらみではないというのに、蟲文庫のこともさり気なく書いてくださっています。うれしいです。

そう、少し前、記事にも登場されている編集者のH野さんから、蟲文庫の住所などの確認のお電話をいただいていたのですが、ちょうど、『ぶらぶらヂンヂン古書の旅』発売の時期と重なっていたので、なんとなくアタマの中でひとつに纏まってしまっていました。失礼いたしました。うちの営業時間を、ちゃんと「11時〜19時 “頃” 」として下さっていて感激です(この、「頃」は黙殺されてしまうことが多いのです)。


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2007年06月10日

がんばる亀

留守をしているあいだ、自宅の母親に預けていた、イシガメのむいちゃん。
小さな飼育ケースで連れかえり、外に出そうとフタをあけると。

あ、つっかえて出られません。ジタバタジタバタ。
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あれ?前はここから出られたのにぃ(大きくなったんだよ)。

向きを変えての再挑戦。
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んしょ、んしょ・・やっぱりだめ〜。

そして飼い主は、この状態を心ゆくまで眺めたあと、フタそのものを取り外しました。

おや、なぜだか急に空が広くなりましたね。
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出られる出られる〜♪

あまりの嬉しさに、かどうかはわかりませんが。
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しばらくこの状態でキョロキョロしていました。
なかなかのバランス感覚です。
(そしてこの後、首の付け根あたりから、ドサッと無造作に落ちて
ゆきました。亀を飼っている方なら、お解りいただける動作かと)。

そうしたらば本日、もっと素晴らしい写真が送られてきたのです。

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2007年05月01日

不思議の庭

連休までには作りたいと思っていた「蟲通信」6号、やっとできました。なにしろ昨日まで、年始の挨拶入りを配っていたのです。は〜やれやれ。

相変わらずコンビニコピー拡大縮小、切り貼り切り貼り。
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文字が多すぎるのか、一度手に取っても、やっぱりやめて戻していく(持っていってくれない)
若者多し。の通信です。でも『三太』には負けます。


連休の中休み。昨日までの3日間と比べると、さすがにそれなりに落ち着いています。4月の早稲田のメルマガに、観光地にある古本屋の困った話し、というようなものを書いたばかりですが、まさにそんな日々。特に「お子様」と「カメラ」は脅威ですねえ。
そうそう、店の本が「作家別あいうえお」順に並んでないと言って文句を言うのもよしてほしいです。

とはいえ、年に1〜2度の懐かしい顔にも会える時。うれしい再会もありました。店の中がざわざわしていて、ゆっくりおしゃべり、とはいかないのが残念ですが。

再就職5日目のミルさん。少し慣れました。
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2階の物干しにて。
苔もサボテンもよく育つという「不思議の庭」なのです。

以下のページは久々の亀コレクション。

「亀コレクション」続きを読む
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2007年03月08日

亀たちの引っ越し

久々に散髪。といっても、髪をふたつに分けて、片方ずつヂョキンと切るだけですが。
髪の短い人からみれば、お尻のあたりまである髪を腰のあたりまで切ったからといって、いったいどれほどの違いがあるのだという感じでしょうが、これが意外とさっぱり身軽感を得られるものなのです。もう少し経済力があれば、ショートもいいけどなあ。

来週、留守をするので、自転車に水槽をくくりつけ、一亀(いちかめ)ずつ自宅に移動させているここ数日です。亀は、たぶん一週間くらいは放ったらかしでも大丈夫なはずですが、でも、いつもなら決まった時間に降ってくるはずのエサが、何日も何日も待てど暮せど降ってこない「....お腹空いた...」なんていう亀たちを思うともう不憫で不憫でたまりません。お腹が空いても食べるものがないというのは、とても辛いことです。

いまのところ、むいちゃん(ニホンイシガメ)とツブさん(ヨツユビリクガメ)は移動完了。自宅のコタツの中は、ナド、ミル、ツブ、サヨ、むい、とさながらわくわく動物ランドのようです。

亀のうらおもて。
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昨日、Y女史よりいただいた、亀写真。
紙問屋さんの見本帖からの切抜きだそうです。

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(おしらせ)
3月12日(月)〜16日(金)まで臨時休業いたします

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2007年02月15日

愛らしい電柱

先日の京都にて、林哲夫さんに西芳寺(苔寺)周辺をご案内いただいていた時のこと。

愛らしい電柱を発見。
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電気や電話の線のための表示でしょうか。
「苔」や「コケデラ」、なんて可愛らしい電柱。
(でも、ピントがちゃんとあっていなくて残念...)

そういえばその京都、三条木屋町は〈アバンギルド〉にて、ライブが始まるのをぼおっと待っていたところ、なんと数人の方から「蟲文庫さんですか?」と声をかけられ仰天する。聞いてみれば、お連れ合いの帰省ついでに時々蟲を覗いてくださっている方だったり、友達の知りあいなどいろいろ。いやはや初めて来た京都のライブハウスで、こんなにたくさん蟲文庫を知っている人に出会うなんて思いもよりませんでした。世間は狭いというのか類は友というのか、ともあれ大変光栄にございました。
そしてさらに驚いたことには、蟲文庫には一度もいらしたことはないそうですが、いつもこの蟲日記を読んで下さっているという男性が、「これを見て、間違いないと思って」と指さされたのが。

「これ」です。
0702152.jpg
愛用の鞄につけている亀ブローチ。
10代の終わり頃、インドネシアで買った銀細工です。
ちなみにインドネシア語で亀はkura-kura(クラクラ)といいます。

「鞄についた亀のブローチをみて蟲文庫だと確信した」
いや〜亀好き冥利につきるお話しではないですか。スバラシイ!
ありがとうございますうれしいです。

そんなわけでこのエピソードも亀コレクションに追加。

posted by 蟲文庫 at 13:24 | 亀コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月08日

意匠登録 兎亀状差

帳場で『蟲通信』入れになっている、この状差。

702081.jpg
これも亀コレクションなのです。

702082.jpg
正面が亀さん。


702083.jpg
そして両脇を固めるのは兎さん。

最初に目にした時、ほぉ、なかなかかわいいじゃありませんか、とここまでは微笑ましく眺めていたのですが、裏をみて思わず吹き出しました。


702084.jpg
「意匠登録 兎亀状差」

このデザインはオレのもんだぜ、ってことでしょうか。いいわぁ。たまりません。

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posted by 蟲文庫 at 17:10 | 亀コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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