◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2007年01月29日

苔色の脳みそ

いま一生懸命書いているコケの本のせいで、いよいよ頭の中が苔だらけ。脳みそに苔が生えそう....というと、なんだか意味が違ってきますが、ともかく苔でいっぱい。くる日もくる日も苔のことを考えています。でも、この前6月発売予定と書きましたが、9月くらいに延びました。ほっ
来月11日(日)〜12日(月)は、苔下見も兼ねて京都へ行きます。

林哲夫さんから、みずのわ出版の雑誌『spin』創刊号が届く。読むところがたくさんあって(なんていう、アホみたいな感想ですみません)うれしい。いえ、昨年あたりから突如、生活の中に「文章を書く」ということが組み込まれたせいで、閉め切りが、そんなに近付いてもいないのに「書かなきゃ、書かなきゃ」とそればかりで、そういえば、あんまり「読んで」なかったなあと、ふと気が付いたのです。
エエジャナイカの北村知之さんの日記を読んで、年末に、横浜・一艸堂の石田さんから〈美穂ちゃん、小山清の『小さな町』(みすず書房)買いましたか? わたしはカミサンと思案中〉というハガキを頂いたのを思い出す。で、そのイキオイで昨夜は店を閉めてから郊外の大きな本屋さんまで、夜道を自転車こいで出掛けたのですが、あいにく目的の『小さな町』はありませんでした。やはり市内では無理でしたね。でも、インターネットで買うのも味気ないので、またどこかへ出掛けた時にでも探そうと思います。

『spin 01』
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装幀もすてき。
ちなみに、spin(スピン)は、本についている紐状のしおりのことです。

そして亀情報。
その『spin』といっしょに、画家の小泉淳作の美術評論の中から、「張珪 神亀図」の部分コピーが同封されていました!
〈背に苔のようなものを生やした老亀の造形はかなり綿密で、執拗である〉と。たしかに甲羅の模様がおそろしくきっちり描かれてあります(亀の甲羅の模様を正確に描くのは、なかなか骨が折れるのです)。このコピーでは苔部分はみえにくいのですが、亀と苔なんて、まるでわたしのためみたい。いつか本物を観る機会に恵まれればいいのですが。

そういえば、結局観に行けなかった、岡山県立美術館の《棟方志功と芹沢?介》いえ、どちらが特に好きというのではないのですが、同期間中の別の展示で円山派の競作の『亀図屏風』というのがあったらしいのです。友人によれば「いろんな亀がわらわらいて、面白かったよ〜」とのこと。それも観たかった。

チケットやポスターのデザインもよかったです。
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チケットの裏と表。
posted by 蟲文庫 at 12:19 | 亀コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月09日

亀にささえられて

いろいろが一段落したもんで、さっそく風邪をひいてしまいました。のどが痛くて頭が重いです。

それはさておき、久々の亀コレクション。ご近所のN氏寄贈。これはスゴイです。

じゃーん!
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3匹の亀さんが持ち上げている拡大鏡。

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レンズもなかなかちゃんとしています。

腹甲板は...
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まあ、この場合、仕方ないでしょう。
亀がメインではありませんからね。


亀たちにささえられて、おばあさんになるまで古本屋で本を読んでいたいです。
posted by 蟲文庫 at 17:25 | 亀コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月04日

毎年亀年 蟲文庫

おそるおそるカレンダーを見る。やっぱりだ、今日はもう4日。いろいろやらねば、と気ばかりが焦る。焦りすぎてかえってぼんやりする。だんだん眠たくなる。お客さんもぜんぜん来ない。
これはいけない、と思い身体を動かすことにする。帳場にごちゃごちゃと積んでいる本を紐でくくっていく。

東京から送った本などが届く。石田さんから拝領した『浪速書林古書目録』を「ほへ〜」と口開けてながめる。こんなものが本当にいまでも出てくるのですね。しばらく手が止まる。

でも年賀状のモチーフはなんとか決まりました。今年はめずらしく自分で描いた絵です。亀です。もちろんですよ。毎年亀年 蟲文庫。

一番最近買ったCD。
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杉本拓『Live in Kansai』

この亀の絵は、杉本拓ご自身が「神戸の古本屋で買った亀の本をみながら」描かれたのだそうです。貴重ですね、うれしいですね。わたしの亀コレクションの中でも最新のものです。
で、わたしも真似(?)して図鑑をみながら亀を描いてみたというわけです。


昨日みえたお客さま。ひょんなことから、東京のある古書店の方だということがわかる。その「ひょんなこと」がとても嬉しい偶然だったので、これはいつか早稲田のメルマガに書かせてもらおう。ということでネタ帖に書き留めておく。
posted by 蟲文庫 at 15:16 | 亀コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月06日

亀のいろいろ

ひさしぶりに亀コレクションです。

亀の親子。陶器製なのに手足と首が動くのです。
父亀は知人のS氏より、子亀はナカガワユウヰチ氏より、母亀は私が
購入しました。
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よく出来ているので、ぼんやりしている時にみると、本物かと思って
何回でもぎょっとしてしまいます。

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腹甲板を見てみると、お父さんとお母さんは問題ありませんが、子亀
はさすがにまだまだですね。将来に期待。

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ガチャガチャの亀。高槻のオカダさんより。
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右がクサガメ、左がミナミイシガメ。鼻っつらのフォルムがいくぶん尖
りすぎのような気もしますが、でもよく出来ています。

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腹甲板も申しぶんなし。

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赤福亀。知人を介して徳島・北島町創世ホールの小西さまより。
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おや蓑亀のように見えますね。めでたい意匠なのでしょうか。

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腹甲板はやはり描かれてはいませんでしたが、それを補ってあまりある
小西さまのサインとデータ付きです。

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 【休業のお知らせ】
今週の土曜日、11月11日は臨時休業いたします。それから、今月末頃も数日お休みすると思います。法事やなんやかんやです。
posted by 蟲文庫 at 13:46 | 亀コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月23日

サボテン三兄弟

昨夜は、どうしても済まさねばならない仕事があって、予定していた「岡山 フォークジャンボリー」には行けず。
斉藤哲夫、あがた森魚、シバ、三上寛、よしだよしこ、というスゴイ面々だったのです。あーあ。ただ、蟲文庫所有の丸椅子20〜30脚お貸ししたので、みんなのお尻の下で、椅子だけはこっそり参加していました。

あーあ、あーあ....とぶつぶつ言いながらやった仕事は、深夜になってようやく完了。でもこう見えても、もともと睡眠障害の気があるので、終わったからといってさあ寝よう、というわけにもいかないのです。

そこで、とってもくだらないビデオをみることにする。

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「サボテン・ブラザーズ」(原題 THREE AMIGOS! )

もう、ストーリーを話すなんていうのはバカバカしいくらい、徹頭徹尾大雑把でくだらなくてステキ。笑いっぱなしの102分。途中で、歌うメキシコゴファーガメ(というリクガメ)が出てくるのがまた最高。ということで、亀コレクションでもあるのです。

ああおかしい。笑い疲れてねる。
posted by 蟲文庫 at 12:05 | 亀コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月25日

朱と亀

亀コレクション その5

本日、遠方の友人より送られてきた鋳物の亀の置物。
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かと思いきや、なんと甲羅が蓋になっていて
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蓋をあけると、おお〜 印泥(いんでい)が。
篆刻などの印を捺すのに使う、いわゆる朱肉です。原料は、顔料鉱物の辰砂(しんしゃ:水銀朱)。

甲羅が低くなだらかで、お尻のあたりがぎざぎざ。
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君はまさしく我が愛しのイシガメくん。

ただ、手足や頭の大きさなど、プロポーション的にはクサガメのそれなんですが、まあ細かいことは目をつぶりましょう。今回のところはイシガメということで。

ひっくり返すと
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イイカゲンながら、腹甲板の存在も無視されてはおらず。

よしっ 合格!


posted by 蟲文庫 at 18:03 | 亀コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月17日

上下の完成度の違い

お盆休みに都市部から人が減るぶんだけ、あたりまえですが地方は増えます。懐かしい顔に会えたりする楽しい数日。そして、昨日あたりからまた、暑くて閑散とした倉敷に戻りました。

さて、亀コレクション その4。

東京は池袋、「古書 往来座」のご店主、瀬戸さまからいただいたクサガメのフィギュア。

さすがは海洋堂。首筋の模様といい、目つきの悪さといい、実によくできています。
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この、甲羅にある3本の筋がクサガメの特徴。

腹甲板の真ん中が少しくぼんでいて、こちらもなかなかリアル。
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ただ問題は後ろ脚。ちょっともったりと太すぎで、これではまるでカミツキガメのようです。
あと、尻尾もちょっと違うような。

というわけで、なぜか上半身と下半身で完成度に差があるクサガメくんでした。
でもかわいい。

それから、同じく瀬戸さまより、こんな栞もいただきました。
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新刊本屋さんの栞でしょうか。
どちらも、長く往来座のレジのところにあったものだそうです。ありがたいことです。

ところで、往来座の常連さんの中に、いつも「蟲バッグ」を携えておられる方がいらっしゃるのだそうです。ご出張かご旅行の際に立ち寄って下さったのでしょうか。生地をみれば、何時頃のものかはだいたい見当がつくので、見てみたいところです。

昨日、母が『猫びより』を買ってきたので、いっしょに見る。母の好きな雑誌なので、我が家にはバックナンバーが何冊かありますが、なんと今回は古書現世のノラちゃんが載っているのですよ〜。
でも、白黒ページの印刷が暗すぎて、保護色のノラちゃんはよく見えません。目を細めてみたり、誌面をこすってみたり、無駄なことをしてみる。



posted by 蟲文庫 at 12:47 | 亀コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月25日

あゆたんファミリー

亀コレクション第3弾。

こちらでは有名なK薬局のマスコット、子亀の「あゆたん」とその両親亀をあしらったオリジナルタオルです。


ぱっと見には6人(匹)家族のようにもみえますが、よくみると、あゆたんとその両親が、それぞれサッカー及びテニスに興じているふたつの図柄の組み合わせになっています。小さいのがあゆたん。赤い甲羅で前髪(?)にパーマがかかっているのがお母さん亀、あゆたんを大きくしたような緑の甲羅がお父さん亀。中央でその亀夫婦が背中合わせになっていますが、そこに見えない仕切りがあるということなのです。新聞の折り込み広告などでは、しろっぽい甲羅で眼鏡をかけたような、あゆたんの祖父母とおぼしき亀が確認される場合もあります。

ただ、あゆたんファミリーには腹甲板(お腹側の甲羅)がないのが残念なところです。
posted by 蟲文庫 at 16:13 | 亀コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月05日

繁栄堂の亀パン

亀コレクション第2弾。

倉敷市内にある繁栄堂というお店の亀パン。
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でもこれ、亀の甲羅というよりは、腹甲板の模様みたいねえ。

と思ったら、やはり袋のイラストもお腹を見せた亀さんでした。
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腹甲板(ふっこうばん と読む)模様のパンというのも珍しいのでは。
そしてなぜかはち巻きをしています。

お味のほうは、バタークリーム入りのメロンパンといったところ。

ちなみにこれもN氏の提供です。
posted by 蟲文庫 at 12:15 | 亀コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月25日

亀のバイオリン

このたび、「亀コレクション」という新しいカテゴリを作りました。略して亀コレ。

亀好きを公言していますと、ありがたいことに各方面から亀グッズやら亀にまつわる逸話などが集まってくるのです。そこで、それらを少しずつご紹介してゆこうという試み。アホくさい、などと思われるような方は、もとよりこの蟲日記などご覧になっていないでしょうから、その点は安心して進めます。どうぞよろしく。

記念すべき第一回目はこちら「ゲンブリ」。
亀の甲羅をつかったモロッコなどの民族楽器で、バイオリンの起源だといわれているそうです。

どうやらギリシャリクガメの甲羅のようです。
弦は3本。たぶん弓で弾くのでしょう。
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手前はうちのヨツユビリクガメ「ツブさん」。アフガニスタン出身。
あと1〜2年くらいでいい大きさになりますね。

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まっぴらごめんだいっ! とばかりに走り去りました。
失敬失敬。


そういえば先日、あるお方が、その場に居合せた欧米人の男性に向かって英語で、「彼女は古本屋のオーナーで、コケのスペシャリストで、亀が好き」と極めて簡潔に紹介してくださいました(さすがにその程度なら聞き取れる)。
posted by 蟲文庫 at 17:25 | 亀コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする