◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2015年02月11日

こないだのすばる

昨日はひさしぶりに何の用事もない定休日で、目が覚めたら午後もだいぶ遅い時間になっていました。そういえば、ここしばらくの間、いくつかの締切にコケ講座や打ち合わせ、となんだかんだで睡眠時間が短くなっていたのです。あと、寒いというだけでも消耗しますしね。という、「昨日はよくねた」というそれだけの話です。すみません。

一昨日の夜、あのものすごく寒かった日。ふだんならさっさと布団に入るところなのですが、どうしても深夜まで起きている必要があったので、思い切って「物干し台の天文台」に望遠鏡を出し、オリオン周辺の有名どころを観察。

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すばる(プレアデス星団)がわりときれいに撮れました。寒いだけのことはありました。



庭の臘梅。

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数年前に苗を植えたものが、去年はじめてぽつぽつと花をつけ、今年はずいぶん賑やかに。いちばん好きな花です。

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雨の日。


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(おしらせ)

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先月発売された『本の雑誌』2月号 特集:カラーブックスが好きだ! の中の〈あの人に聞く 私の偏愛カラーブックス〉に寄稿いたしました。わたしのは「『地図のみかた』で紙上旅行!」というタイトルです。
書店には既に次の号が並ぶ時期になってしまいましたが、もし機会がありましたら読んでみてください。
posted by 蟲文庫 at 12:28 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月09日

年明けの学芸大学

賑やかなお正月休みもおわり、一段落しました。今朝はようやく知り合いのお店などに年始参りを。あちこちで「やー、すっかり静かになりましたねえ」と淋しいような、いくらかほっとしたような顔でご挨拶。店のほうも、観光シーズンを避けて来られる方がほとんどになり、古本屋らしいのんびりした雰囲気が戻りました。

途中で見かけたカワセミ。

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年賀状もたくさんいただきました。ありがとうございます。わたしのほうも例年とくらべればかなり早いペースで書くことができましたが(まだ完了はしていませんが)、長年使ってきたプリントゴッコが消耗品の生産すらも中止になってしまったため、どうしたものかと迷いに迷った揚げ句、そのまま迷走感あふれる絵柄となりました。

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困り顔のマヌル猫です。



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(おしらせ)

1月17日(土)ー2月15日(日)まで、東京・学芸大学(という地域名です。学芸大学という駅があります。大学構内ではありません)の古本屋「流浪堂」の店内でおこなわれる【反骨の軟体 岡村淳の脳内書棚】というフェアに参加させていただきます。岡村淳さんとの出会いは『苔とあるく』なので、自然科学の本を多めに準備しました。港の人さん、サウダージブックスさん、市場の古本屋ウララさんなども出品されます。お近くの方、ご興味のおありの方はぜひお運びください。


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岡村淳さんの著書『忘れられない日本人移民』(港の人)

詳しくは流浪堂さんのフェイスブックを。
https://www.facebook.com/pages/流浪堂/153603588097115

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(冬季休業のおしらせ)

1月13日(火)から23日(金)まで冬季休業いたします。休業中はいただいたお問い合わせ等へのご対応が遅れる場合がありますが、24日以降順次ご連絡いたしますので、なにとぞよろしくお願いいたします。
posted by 蟲文庫 at 13:36 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月02日

未年

あけましておめでとうございます。

大晦日は例年になく暖かかったせいかご来店も多く、そして恒例となった顔ぶれも覗いてくださって、とてもうれしいしめくくりとなりました。おかげさまで昨年2月に20周年を迎えることができ、そしてまたなんとか年を越すことができました。これまでじわじわのろのろと水面下で進めてきたあれとかこれも、そろそろお知らせできるのではないかと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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干支の干菓子。

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雪だるまと蓑亀も。


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【年始の営業と休業】

・年始は2日(金)より営業。
・6日(火)は定休日
・7日(水)〜12日(月)通常営業
・13日(火)〜23日(金)冬季休業

以降ふたたび通常営業の予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。
posted by 蟲文庫 at 12:11 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月20日

猫の穴

あと10日もすると来年なんですね。うそみたいですね。12月は毎年わりとひまで、ここいら一帯ひっそりとしてるのですが、あまりにも人がいないと不安になるもので、近所の商店の人たちと「…毎年この時期ひまよね?ね?」と確かめあっているところです。まあ、観光をしたり、読書に勤しんだりする季節じゃないですよね。
とはいえ、そんな中でも思いがけない人がはるばる訪ねてくださったりして(お住いの奄美大島から福岡まで来た「ついで」に!とか!)、店というのは、やはり予定通りにちゃんと開けているのが一番だと思わされることも多いです。今年は家の事情もあって出張はできるだけ控え、店番に専心できたので、それはほんとうに何よりのことでした。おかげで、かどうかはわかりませんが、古本の買い取りにも恵まれました。

17日以降、年末年始は元日を除いて5日(月)まで休まず営業しますので、ひきつづきどうぞよろしくお願いします。

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こたつ布団の猫の穴。

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いました。


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【年末年始の営業と休業】

・年末年始は元日をのぞいて5日(月)までは休まず営業。
・6日(火)は定休日
・7日(水)〜12日(月)通常営業
・13日(火)〜23日(金)冬季休業

以降ふたたび通常営業の予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。
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2014年11月19日

魚服記と木山捷平展

ようやく吉備路文学館へ「木山捷平とその周辺の作家たち」をみに行ってきました。
年代順に代表作とともに書簡や関連資料などが展示してあるのですが、ふだんは自分の内側にもわもわっと存在している木山捷平の世界(我が内なる木山捷平のお部屋)の中にあるいくつかを目で確認できるので、見ても見てもみあきませんでした。

今回特によかったのは、『胞子文学名作選』に入っている、太宰治「魚服記」は、もともと神戸雄一が太宰治や木山捷平に呼びかけてはじめた同人誌『海豹』の創刊号(昭和8年)に寄せられたものだったのに気がついたことでした。この号で木山捷平は「出石」を発表しており、その時の太宰からの「捷平兄 治」と署名された、真心のこもった「出石」への批評と、ぜひ「魚服記」への感想もいただきたく、といった内容の手紙も展示されています。じつは、昨年『胞子文学名作選』の編集をしていた時、何かひとつ木山捷平の作品が入れられないものかとかなり探したのです。ただ、「たぶん、ないだろうなあ」という当初の予想どおり、やっぱりなくて残念な思いをしたので、うまく言えませんが、とてもうれしかったです。

その関連でいうと、2階で開催されている「吉備路の近代詩人7人」という展示の中で、正富汪洋と一緒に河井酔茗が写っている写真があって、ああ、このお方が!とはじめて姿を見ることができたのも思いがけないことでした。河井酔茗の「海草の誇」という詩が、やはり『胞子文学…』の中に入っています。この正富汪洋という人は邑久町(現在の瀬戸内市)の出身で、竹久夢二とは同学年で幼なじみだったそう。
その「吉備路の近代詩人7人」というのは、薄田泣菫、正富汪洋、有本芳水、間野捷魯、永瀬清子、安東次男、飯島耕一です。

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吉備路文学館:http://www.kibiji.or.jp/


この特別展「木山捷平とその周辺の作家たち」は1月18日(日)まで。また、現在笠岡市立図書館でも「木山捷平と阿佐ケ谷会」という展示が同時開催されています。こちらも近いうちに見に行こうと思っています。吉備路文学館も期間中にもう一度は行きたいです。

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帰り道。


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(新入荷のおしらせ)

●サウダージ・ブックスより

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『瀬戸内海のスケッチ』黒島伝治作品集 (山本善行 選)2000円+税
『「一人」のうらに』尾崎放哉の島へ(西川勝 著)2000円+税

遅ればせながら蟲文庫にも並べることができました。


●奥入瀬フィールド研究所より。

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『奥入瀬渓流コケハンドブック』1200円+税

雪の季節をのぞけば、一年中安定して美しいコケの観察ができる奥入瀬渓流のコケが紹介されています。
posted by 蟲文庫 at 13:31 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月31日

「木山捷平とその周辺の作家たち」

岡山市にある吉備路文学館にて「木山捷平とその周辺の作家たち」がはじまっています。

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木山捷平の生誕110年を記念したもので、「その周辺の作家」とは、ポスターの顔写真左から、坪田譲治、井伏鱒二、太宰治、藤原審爾、吉行淳之介。

10/12(日)〜来年1/18(日)まで。
詳細:http://www.kibiji.or.jp/…/21-s…/233-2014-09-30-00-55-30.html

これから年明けまで、店の表に木山捷平のポスターを貼っていられるなんてうれしいです。


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(おしらせ)

洋泉社のムック『本屋はおもしろい!!』でご紹介いただきました。

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「全国ディープインパクト古書店30」という記事の中で、書いてくださったのは、ブログ「古本屋ツアー・イン・ジャパン」の“古本ツーリスト” 小山力也さん。「頑な」、ほんとにそうだなあと思います。ありがとうございます。ただ、「お客さんがひきもきらず」というようにご紹介いただいていますが、そんな日は1年に数回のことで、普段はわりとひっそりとしているんですけどね。壇蜜さんの表紙が目印。


木山捷平と壇蜜。タイトルにしたいくらいの、すごい並びのブログとなりました。
posted by 蟲文庫 at 12:04 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月22日

田んぼマニア

そうだ、足が冷たいというのはこんな感じだったなあ、と思い出し、ごそごそ冬支度にとりかかったところです。

神社の秋祭りもおわり、このあたりの遅い稲刈りもいよいよ終盤を迎える時期ですが、昨日、自転車であちこちの田んぼを見に行ってみたところ、まだけっこう残っていました。

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田植えから稲刈りまで、田んぼというのは、ほんとうにきれいなものだなあと思います。


そんなこんなで、自称「田んぼマニア」の田んぼ好きですが、農家ではないので暢気に眺めるのが専門。先日、ひょんなことで行ってきた高野山への道中では、もう、それはそれは美しい、ちょっとあの世じみた美しさの棚田を見ることもできました。

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眼福。


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(おしらせ)

『天文ガイド』から出ているムック『星空さんぽ』3号にエッセイを書かせていただきました。

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『星空さんぽ』no.3(誠文堂新光社)1000円+税


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本田彗星の本田實さんのことや、ドブソニアン望遠鏡のある「物干し台の天文台」のことなどを書いています。いまはなき「天文台もなか」のこともちらっと。

そういえば、年明けから春先にかけては、上から2番目の田んぼ写真に写っている山の端あたりにカノープスが見えることがあるのです。
posted by 蟲文庫 at 15:41 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お知らせ号 141022

新入荷の新刊やCD、カレンダーのご紹介です。

●サボテン書房より。

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『親のための新しい音楽の教科書』若尾裕(サボテン書房)1200円+税


●boidより

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(左)『フィリップ・ガレル読本』(1500円+税)
(中)『イエジー・スコリモフスキ読本』遠山純生 編著(1500円+税)
(右)『ファスビンダー、ファスビンダーを語る』第1巻 ローベルト・フィッシャー著(2200円+税)


●Sweet Dreams Pressより。

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ジャド・フェア、テニスコーツ&ノーマン・ブレイク「ハウ・メニー・グラスゴー」( 2200円+税)


●7e.p.より。

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(左)澁谷浩次『シブヤくん』(1800円+税)
(右)ゑでゐ鼓雨磨『木陰のひわ』(1800円+税)


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工藤冬里『徘徊老人 その他』(1800円+税)※入荷しました!


●松田水緒さん&セプテンバーカウボーイ 吉岡秀典さんより。

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下北沢マンガ『しもまん』(オートリバース)1000円+税。

下北沢で青春を過ごした人に読ませたら、たいへん面白がっていました。なじみがなくてもたのしいのでぜひ。


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そして、『胞子文学名作選』発売一周年記念として、セプテンバーカウボーイ 吉岡秀典さんより、ふたたび青焼きカバーが届きました。『胞子文学名作選』をお買い上げの方に差し上げています。(※なくなり次第終了いたいます。)


●毎年恒例「山口マオカレンダー2015」が届きました。

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壁掛 (1200円+税)、卓上 (580円+税)の2種類。実用面でも人気です。
posted by 蟲文庫 at 12:48 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月05日

さいきんのミルさん

7月で18歳になったうちのミルさん。

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昨年あたりから、かなりよぼよぼしてきたので、この夏が心配されたのですが、思いがけなく涼しい8月だったおかげで、なんとかかんとか元気にしています。


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(お知らせ)

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あらいあきさんの『チュウチュウカナッコ』『ヒネヤ2の8』(青林工藝舎)が、ひさしぶりに二冊揃って入荷しました。いずれも手描きのサインと特典付きです。

オリジナルのPOPも描いてくれました。

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現在『アックス』に連載中の「ヒネ北経由厨行き」の単行本化も待ち遠しですね。
どうぞよろしくお願いします。
posted by 蟲文庫 at 13:59 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月21日

イケダズー

「最近大丈夫?」と最近知り合いからよく声をかけられます。そういえば、去年の夏はおそろしく体調が悪く、隙をみては横になっているような状態でした。しかしその後、原因が判明しまして、いまはすっかり元気になりました。ご心配くださった方、どうもありがとうございます。


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6月の下旬、久々に池田動物園へ行きました。元岡山藩主である池田家が経営する民間の動物園で、岡山駅からなんとか歩いて行ける距離にあります。

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本格的な暑さがやってくる前に、と思って出掛けたのでしたが、時すでに遅しでもうすっかり夏の日差し。動物たちも大半がぐったりしていましたが、コツメカワウソのチョコ丸♂とティラミス♀だけは、元気いっぱいで、その生来の落ち着きのなさを存分に発揮していました。

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まあとにかくせわしない動物です。かわいいけど。


園内をぶらぶら歩いていたところ、昨年の冬だったか、鳥取での展示で問題になったアルビノの狸が、その後ここに引き取られ飼育されているのに出会いました。ケージのそばに設置されている飼育日誌によれば、だんだんと人にも慣れて、当初のパニック状態からは脱しつつあるということでした。他の動物からも、入園者が行き交う場所からも少し離れた所で大事にされていました。
それから、写真を撮り損ねましたが、わたしが子供の頃からここにいる象のメリーちゃんも健在。今年49歳だそうです。涼しくなったらまた行きたい。


この動物園の一角には「池田動物園動物病院」があり、犬や猫はもちろん、このような地方の動物病院ではなかなか診てもらえないような、地味な動物(亀とか)や珍しい動物でも診てもらえるそうです。そんなこんなで、カピバラなどをぼけーと見ながら園の隅のほうへ歩いていると、いきなり柴犬に吠えられたりしてびっくりします。

そういえば、かつては店の裏の鶴形山にもニホンザルと鶴と狸と孔雀と水鳥が飼育されていたのですが、ある時、地元の情報誌の「岡山 vs 倉敷」特集で、池田動物園とこの鶴形山の動物コーナーが比較されていて、「そりゃなかろう……」と子供ごころに思った記憶があります。


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(おしらせ)

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現在書店に並んでいる、「BRUTUS 特別編集 合本 本屋好き。」でふたたびご紹介いただきました。2011年の「本屋好き。」特集と2013年の「古本屋好き。」特集が1冊にまとめられたムックです。店主紹介のコーナーでぼさっと突っ立っております。
posted by 蟲文庫 at 16:00 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月29日

夏仕度と古本

本格的な暑さになる前に、ということでしょうか、少し前から古本の買取りが続いています。おかげで帳場周辺が道なき道や行き止まりになっていることもありますが、これがなくては始まらないので、ほんとうにありがたいことです。日本文学、海外文学、自然科学、社会、思想哲学、民族(俗)、美術、音楽、映画関連は大歓迎ですが、取り扱いは古本全般ですので、それ他の分野でもお気軽にご相談ください。最近は郷土関係の本もぼちぼち入ってくるようになりました。いずれ棚ひとつぶんくらいの郷土史コーナーを作りたいのですが、まだまだ(まだまだ)。

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最近、このポスターを貼りなおしたおかげかも。


まだ店頭には出せていませんが、先日は、昭和初期頃のものと思われるマッチラベルの貼込帖が入ってきました。京都大阪あたりを中心に5冊分、1000枚前後。

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東京や山陽地方のものも少しあるのですが、その中に、「岡山 京橋食堂」のマッチラベルもありました。京橋のあたりは先の大戦で空襲に遭っているはずなので、記憶しておられる方はもうおられないかもしれませんが。



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(おしらせ)

夏休みの成羽美術館は「世界に誇る 成羽の化石」展。

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化石少年が集めたのは、太古の森のかけらたちだった。

7月19日(土)ー9月28日(日)まで。
http://bit.ly/1lQaGOS

いいなあ、行きたい。
posted by 蟲文庫 at 13:33 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月02日

南下する「かえるライン」

全国的にみて、最も田植えが遅い地域とおもわれるこの岡山県南西部でも、いよいよ田んぼに水が入りはじめました。市街地にある店から、田園地帯の中の自宅まで自転車をこいで帰っていると、ある場所を境に、急に蛙の鳴き声がにぎやかになります。ここを「かえるライン」と呼び、田んぼとの距離やその規模、そこに暮らす蛙の種類によってさまざまに聞こえてくる鳴き声をききながら帰るのが夏場の楽しみです。
最近では、この一帯にもかなり住宅がふえ、それにつれて「かえるライン」もじわじわと南下。いまに我が家を通り越してしまうのではないかと心配していたのですが、どうやら今年から、あまり自由には宅地として売ることができなくなった(たしか「調整区域」というのだと思います)ということで、いくらかほっとしています。

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昨夜は、さっそく耳をたよりに家の近所をうろうろ。写真では暗くて何がなんだかよくわかりませんが、ついに水が張られた田んぼで、蛙のみなさんがおもいおもいに鳴いていました。

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そしてこの季節は恒例の裏庭の蔓や雑草の大掃除を。雑草といっても樹木のように大きくなるやつなので鋸がいります。さらに根気もいるのですが、こないだ映画館で「WOOD JOB!」を観たところなので、ちょっとたのしい。

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こんなふうに、あっというまに繁茂するクサギという雑草を
夏の間にあと1〜2回は刈らなくていけません。


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夏の終りには、よい香りのする可憐な花をつけ、


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秋になると美しい瑠璃色の実がなりますが、

とにかくやっかいなのです。

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(おしらせ)

3月12日からの長きにわたり開催していた『胞子文学名作選』松田水緒原画展は好評のうちに終了いたしました。ご覧いただいたみなさま、そしてお買い上げいただいたみなさま、ありがとうございました。4月の後半には、松田水緒さんご本人と『胞子文学名作選』の装丁をされたデザイナーの吉岡秀典さんも、はるばる東京からみえ、裏山でコケの胞子体や胞子を観察していただくなど、たのしい胞子活動をご一緒することができました。

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原画の一部は、現在も店内「港の人」コーナーにありますので、ご興味のおありの方はぜひご覧下さいませ。
左下にちらっと写っている実体顕微鏡でコケ観察もできます。

そしてそして、『胞子文学名作選』は、ちょうどこの会期中に増刷されました! ひきつづき、どうぞよろしくお願いいたします。
posted by 蟲文庫 at 17:48 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月03日

「Quatro Microscópios 4つの顕微鏡」展

「Quatro Microscópios 4つの顕微鏡」始まっています。
中川ユウヰチ・ミズタニカエコ・むらいゆうこ・ヨシダコウブン という錚々たる顔ぶれによるグループ展。

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日時:4月27日(日)〜5月11日(日)
場所:蟲文庫店内の東側壁面
時間:店舗営業時間内(11時頃〜19時頃)

店内東側壁面をつかった、ごくごく小規模のものですが、とてもすてきな展示になりました。
11日(日)まで開催中ですので、ご興味のおありの方、お近くまでいらした方はぜひとも。

来週には終わってしまうのがとても惜しい気持ちです。

※【Quatro Microscópios 4つの顕微鏡展】は、11日(日)をもちまして終了いたしました。連休中だったこともあり、たいへん大勢の方にご覧いただくことができました。タイトルのとおり、4つの別世界をのぞき見るような、とても素晴らしい展覧会でした。お越しくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。
posted by 蟲文庫 at 11:16 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月25日

お知らせ号(140425)

ここ数ヶ月の間の新入荷です。


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『遠い夜』工藤冬里 (詩集・CDR)(机と枕)1500円

2010年と2011年に模索舎で行われたライブの音源とテキスト(全65作品)です。



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quartet octet/Taku Sugimoto(slubmusic tengu5)1800円。

杉本拓さんの新譜です。


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井の中の蛙/古池寿浩(tenseless music)2000円。

ふいごのリーダーで、HOSEのメンバーでもあるトロンボーン奏者 古池寿浩さんの初のソロアルバム。木下和重さんのレーベルより発売。

http://tenselessmusic.com/(カーソルを合わせると、蛙がくるくる回ります)



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『ぽかん』3号(付録:「ぼくの百」秋葉直哉、付録:「のんしゃらん通信1号」)900円
ぽかん別冊『昨日の眺め』700円

こちらは昨年後半の入荷なのですが(ご紹介が遅くなってすみません)、真治彩さんの編集による『ぽかん』3号と別冊『昨日の眺め』です。近日中に『ぽかん』4号も発売予定。4号には、わたしも書かせていただきました。木山捷平へあてた手紙です。


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『うたのしくみ』細馬宏通(ぴあ)1380円+税 

かえる目でもおなじみの細馬宏通さんの新刊です。


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『谷根千ちいさなお店散歩』南陀楼綾繁(WAVE出版)1500円+税 

谷中・根津・千駄木の、名前だけを知っていた、いろんなお店の内部が覗けます。
posted by 蟲文庫 at 18:56 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月21日

廃墟の椿とミニプリン

最近「なんだか晴れ晴れとした顔しているね」とよく言われます。
たぶん、いま締め切りのようなものがほとんどなく、棚の手入れや園芸に没頭できるからだと思います。そういえば、パサパサだった髪の毛にも勝手に艶がもどってきました。とにかく昨年は、いろいろと大変だったのです。はげるかと思いました。

先週の定休日、お天気がよかったので池田動物園にカワウソをみに行こうかと思ったのですが、時間的にやや出遅れたのでやめて、近所を散歩しました。

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廃墟があったので近づいていくと。

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足もとも頭の上も、たいそうかわいいことになっていました。


そして店に戻ると、最近よくやってくるようになった猫。

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真ん中あたりに顔があります。

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この大きさだと、まだ生後半年ほどでしょうか。
近所のお宅のプリンという猫の子供のようなので、我が家ではミニプリンとか小プリンと呼んでいます。


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(おしらせ)


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「Quatro Microscópios 4つの顕微鏡」
中川ユウヰチ・ミズタニカエコ・むらいゆうこ・ヨシダコウブン 4人展


日時:4月27日(日)〜5月11日(日)
場所:蟲文庫店内の東側壁面
時間:店舗営業時間内(11時頃〜19時頃)
※期間中無休の予定ですが、個人商店のため、やむを得ず臨時営業する場合があります。
遠方からお越しの方など、なるべく事前にお問い合わせください。

蔵書票展や蟲文庫文庫の原民喜『夏の花』三部作の挿し絵でもお馴染、久々のミズタニカエコさんによる企画展示です。「Quatro Microscópios」 とはポルトガル語で「4つの顕微鏡」という意味。この錚々たる顔ぶれです。どうぞお楽しみに。このすてきな案内状のデザインは中川ユウヰチさんですよ。

蟲催事:http://homepage3.nifty.com/mushi-b/events.html


尚、『胞子文学名作選』松田水緒原画展も、ひきつづき開催中です。5月19日(月)まで!
posted by 蟲文庫 at 13:17 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月01日

桜前線と亀前線

今年もソメイヨシノが咲き、冬眠していた亀のみなさんが目を覚ましました。

近所の小学校の桜。

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そして、我が家の亀。

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屋外水中冬眠組。全員無事に冬を越しました。
数ヶ月ぶりの外の光に、おそるおそる首を伸ばしているところ。


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こちらは、その少し前から動き始めていた、屋内越冬のつぶさん。
窓の外には近所のグレ子(猫)。


いま桜前線の北上にともなって、各地の亀たちも順々に目を覚ましていることでしょう。これからまだしばらくはぼんやりとして、5月の連休くらいからエサを食べはじめ、人間が半袖になる頃には、相当やる気に満ちあふれてきます。夏場は、目の輝きが違うのです。

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(おしらせ)

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おかげさまで、『胞子文学名作選』が増刷になりました。蟲文庫には、まだ少し在庫があるのですが、いまあちこちで品切れになっています。もうまもなく増刷分が出来上がる予定ということですので、いましばらくお待ちお願います。

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この本を何冊か積み上げると、とてもきれいで、ああなんて贅沢な、といつも思います。
ありがとうございます。


下北沢ピリカタント書店で開催中の『胞子文学名作選』松田水緒原画展は4月6日(日)まで。
最終日の6日には、「松田水緒ノンフィックションペインティング with ミステリアスビーチ」が行われますよ。
※事情により、ピリカタント書店での原画展は4月4日で終了。予定されていた6日のイベントは延期となりました。(4月4日更新)
蟲文庫では、5月19日(月)まで開催しています。

詳細:http://d.hatena.ne.jp/miasiro/20140311(港の人日記)

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松田さんが、すてきなDMをお送りくださいました。片面がキラキラしています。両面とも楽しいなんて、レコードみたいでいいですね。
posted by 蟲文庫 at 15:40 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月19日

春の胞子展

こちらでのお知らせが遅くなりましたが、先週より蟲文庫店内にて「胞子文学名作選」松田水緒原画展と第4回「コケムシテン」がはじまっています。


昨年秋に発売された『胞子文学名作選』田中美穂 編・解説(港の人)の中に棲んでいる松田水緒さんによるイラストの原画を展示しています。これまでも、学芸大のSUNNY BOY BOOKS、吉祥寺のパルコブックセンター、リブロ池袋などでも行われてきたのですが、ついに倉敷にやってきました。現在、下北沢のピリカタント書店でも同時開催されています。

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(蟲文庫20周年記念)
松田水緒「胞子文学名作選』原画展

・会期:2014年3月12日(水)〜5月19日(月)
・場所:蟲文庫店内のガラスケースとその周辺
・時間:店舗営業時間内(11時頃ー19時頃)
・毎週火曜定休
(※期間中やむなく臨時休業する場合があります。遠方からお越しの方など、お気軽にお問い合わせください。)

・作品はすべて販売いたします。
・期間中『胞子文学名作選』をお買い上げの方には、吉岡秀典さんデザインのブックカバーをお付けします。
(※数には限りがありますので、なくなり次第終了します)

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うちの店の大きさが大きさ、というか狭さが狭さなので小さな作品に限定してお送りいただきました。はじまってまだ一週間ほどなのですが、目指して来てくださる方はもちろん、昨年の鎌倉ブックフェスタでの飯沢耕太郎さんとわたしとの「胞子対談」を聞きに来てくださり、その会場で松田水緒さんのお姿もみかけた、といわれる方が偶然に、すでに3人もみえていて、さらに昨日は定休日に臨時で営業したおかげで、『胞子文学名作選』もお取り扱いいただいている、札幌の「古本とビール アダノンキ」のご店主までみえて(広島まで来られていたそう)、なんだかもう展示スペース周辺がふしぎな盛り上がりをみせているのです。
これから5月中旬までの、のんびり開催なので、お近くまで来られた方がぜひお立ち寄りください。

松田水緒さんのブログでもご紹介いただいています。
http://autoreverse71.tumblr.com/post/79649430632/20

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そして先週末からは、第4回「コケムシテン」もはじまっています。
すでに恒例となった、岡山県立大学デザイン学部の学生さんたちによる「コケ観察からうまれたデザイン」の展示です。

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第4回「コケムシテン」岡山県立大学デザイン学部有志
期間:2014年3月15日(土)〜23日(日)
場所:蟲文庫店内
時間:11時頃〜19時頃(店舗営業時間内)
毎週火曜定休(※期間中やむなく臨時休業する場合があります。遠方からお越しの方など、お気軽にお問い合わせください。)
料金:入場無料

このコケ観察が、

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こんなふうになりました。

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ふだんは平面の人ばかりだそうですが、今回はほぼ全員が立体に挑戦。コケを顕微鏡でのぞき見た世界の影響なのかもしれません。

こちらは今週の日曜(23日)までですので、ご興味のおありの方はどうぞお早めに。
posted by 蟲文庫 at 12:25 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月28日

近所のMさん

昨年の夏の終り頃から、ひたすら切羽詰まった状態だったコケ図鑑もなんとか無事に出来上がり、深夜や明け方にがばっと起き上がって「うわ〜あれがまだ出来てない〜(書けない〜)」とか「ああ、ほんとうにあれでよかったんだろうか……」などと頭を抱えることもほぼなくなりました。おかげで最近はよく眠れます。しばらくは店の中の細々としたことに専念し、自身の疲労回復にも努めたいと思います。こんな時、帳場に座っているだけでいちおうは「仕事」になるなんて助かるなあ。あ、もちろん、日々古本の補修、値付け、棚出しには励んでおります。ここのところ、うれしい買取りも続いています。


かれこれ2週間ちかくも姿がみえず心配していた近所のMさんがやってくる。

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お腹まわりもたいへん充実しており、特に何事もなかったようでした。
よかった。

そういえば、猫で思い出しましたが、友人知人が恋人や配偶者と別れたり、結婚が決まったり、仕事が変わったりしても、知らされるのはたいてい少し後になってからなのですが、飼っている動物が死んだ時だけは一番に連絡があるのです。考えさせられます。


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清音読書会より『木山捷平資料集』の最新号をご恵贈いただきました。

木山捷平の年譜や作品はもちろん、雑誌などへ投稿された作品や研究資料、座談会や放送、音楽化された作品のリスト、文学展のポスターの写真などがたいへん丁寧にまとめられています。

木山捷平の作品に親しむ人がひとりでもふえてくれたら、という思いで編まれているこの資料集。つい最近、わたしもそんな気持ちで、あるところへ木山捷平に関する文章を書かせていただいたところです。
posted by 蟲文庫 at 19:05 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月21日

のっそりと20周年

蟲文庫はこの2月7日で20周年を迎えることができました。
これは奇跡のようなものです。でも、奇跡のおこっている最中、人はわりあいぼーっとしているものですし、20周年という奇跡は、やはり20年をかけて起こっているので、「やったー」という達成感のようなものではなく、「そうかあ、20年かあ」とふと振り返ってみて、それがいかにすごいことであるのかあらためて意識するような、そんなのっそりとした感覚です。ほんとによく続いてきたもんだ。
おかげさま、というのは、こういう時のためにある言葉だと思います。ほんとうにおかげさまでここまで続けてくることができました。そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


それで、20周年記念の葉書を作りまして、いまぼちぼちと書いては投函しているところです。

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『苔とあるく』が出た時、友達がプレゼントしてくれたヨーロッパの古い石版画。
実際にはA3ノビくらいのサイズです。

苔、羊歯、海藻、といずれも胞子でふえるものたちばかりで、さらによく見ると、胞子そのものの顕微鏡スケッチまで描かれており、まるで未来(『胞子文学名作選』)を予見していたかのようなのです。
これをひとりで眺めているのはもったいないので、葉書にしました。店頭にもありますので、ご希望の方がいらっしゃいましたらお声かけください。

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ちなみに、『胞子文学名作選』の尾崎翠「第七官界彷徨」の扉は、この石版画の中の苔の部分が使われています。


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(おしらせ)

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『早稲田文学』7号

特集「<私>から別の形態へ」に「世界は胞子からはじまる」というエッセイを書かせていただきました。扉絵は『胞子文学名作選』の松田水緒さん。『早稲田文学』は今年で創刊123周年。早稲田文学といえば井伏鱒二、そして木山捷平を思い浮かべ、いまさらながら緊張で内臓が縮こまる思いです。


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『本の雑誌』3月号

『胞子文学名作選』関係者座談会が掲載されています。港の人の里舘勇治さん、編集の井上有紀さん、デザインの吉岡秀典さん、シナノ印刷営業部の渡部さんによって、この本についての裏話や苦労話などが詳細に語られています。面白いのでぜひ。

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近々蟲文庫店内のガラスケースの中とその周辺で松田水緒さんの原画展を行う予定です。どうぞお楽しみに。
posted by 蟲文庫 at 20:01 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月25日

『ときめくコケ図鑑』出来ました

取り急ぎのお知らせです。

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『ときめくコケ図鑑』田中美穂 文/伊沢正名 写真(山と渓谷社)1680円

予定通り、1月24日に発売になりました。

10日ほど前に見本が届いたのですが、伊沢さんからお電話で「すごくいい本になったね!」と言っていただいて、受話器をもったまま、思わずその場にしゃがみ込んでしまったほど、ほっとしました。ご協力いただいた皆様には心より感謝申し上げます。

詳しくは、またあらためて。

どうぞよろしくお願いいたします。
posted by 蟲文庫 at 17:39 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする