◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2013年01月19日

髪形の伝説

先日、十年ぶりくらいに髪を短くし、ボブになりました。期待通り、すっきりさわやかお手入れもラクチンで大満足なのですが、ひとつ面倒なことを忘れていました。そう、長かった髪を切ると、信じられないくらい多くの人から「え!どうしたの!?……もしかして…(失恋?)」と言われることです。もうほんとに信じられませんよ。
わたしは、中年といわれるこの年齢まで生きてきて、ただの一度もそんな人に出会ったことはありませんが、というか、たぶん、そう言ったほうも、実際にそんな女性に出会ったことはないだろうと思うのですが、なんでしょう、これ。伝説?ガンダーラ?(あ、それで、“格好の獲物” が目の前にいるから、その伝説を確認してみたくなった、ということ?)

ちなみに今回短くしたのは、あまりにも長い間ぎゅっとゴムで結わえていたので、このままだとてっぺんがすこし薄く…という、大変色気のない問題によるものです。そういえば、10年前も同じ理由で切ったんだった。


その話とは関係ないですが、先日、古いNHKブックスに値段を付けていて見つけた写真です。

インドの「カワウソ漁」の様子。

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紐でつないだカワウソに川底をさらえさせ、隠れているお魚を追いだしザルですくう、という漁法のようです。

かわいそう……だけど、なんかちょっとかわいいかも……いやいや……と複雑な気持ちにさせられる写真ですね。
カワウソは、飼っているとよくなつくらしいです。

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(おしらせ)

●徳島・北島町創世ホールより

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【根本圭助講演会「異能の画家・小松崎茂」】

 ・日時:2012年2月24日(日)午後2時半開演(2時開場)
 ・四国徳島 北島町立図書館 創世ホール 
 ・入場無料

北島町立図書館: http://bit.ly/4AkuG5

年末、創世ホールの小西昌幸さんがみえ、近所のジョイフルで夕飯をご一緒しました。親交の深い JOJO広重さんと小西さんのお母様との心温まるエピソードなど、楽しいお話をたくさんきかせてくださいました。北島町、また行きたい。
posted by 蟲文庫 at 12:52 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月18日

冬の大工

1月中旬から2月下旬といえば、一年でいちばん寒く暇な時期。
そうだ、こんな時こそ懸案の本棚の増設を、と思っているところなのですが、以前それでぎっくり腰になったことがあるので慎重に臨みたいと思います。冬場の急な大工仕事は危険。


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今年はある仕事で、また伊沢正名さんとご一緒できることになりました。いまあれこれとやりとりをしているところ。道のりは長いですが、実現したら、面白いものになりそうです。あ、糞土師方面ではなく写真のほうですよ。

そんなこともあって、最近、あらためて手許にあるコケやキノコや変形菌の図鑑を眺めているのですが、やっぱり伊沢さんの写真はすごいんですよ。形容ではなく、おもわず口を開けてぽかんとしてします。あんまりすごいものだから。

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(新入荷のおしらせ)

● 秋山徹次さんより


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「Jozef van Wissem/Tetuzi Akiyama /"Hymn for a Fallen Angel" 」CD 1800円 


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「New Music for Old Instruments」CD 1800円


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「Tetuzi Akiyama/Che Chen/"Cold Soup"」 LP 3200円


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「Jozef van Wissem/Jim Jarmusch "Apokatastasis」 LP 3200円


ポーランドのSpectropol records のサイトで秋山徹次さんの演奏が試聴できます。
http://bit.ly/103WhEi  
ダウンロード販売もしているようですよ。
posted by 蟲文庫 at 14:55 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月12日

ナドさんは凶暴

年始ということもありますが、ここしばらく、旧くからの友人知人と会って話したり、メールや手紙のやりとりをしたりということが続いています。蟲文庫以前の、10代からの付き合い。昨日会った地元の友達に「(この年齢になると)10代からなんて、ほとんど “幼なじみ” という感じだね」と言われ、ああ、たしかにそうだなあ思いました。

そして、そんな友人らと話していると、たいてい、1年ほど前に死んだナドさんの話題になるのですが、隠居してからの様子などをひととおり聞いたあと、みな決まって「でも、小さい頃は大変だったよねえ」「よく引っ掻かれたり咬まれたりした」「撫でたら、怒って肉球で叩かれた」と。
わたしは、晩年の「人なつこくはないけれど、たいして人見知りもせず、亀にも寛容な猫」というイメージが強くなっていたのですが、そういえばそうでした。若い頃のナドさんは気が強くて凶暴でした。

ああ、そうだったなあ、とその凶暴ぶりと、相反する丸っこい顔と体形を思い出しているここ数日です。

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当時は、まだデジカメというものがなかったので、若い頃の写真は少ないのですが
これはたぶん5歳くらい。
posted by 蟲文庫 at 12:51 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月09日

他人の顔

松の内も明け、店の前の道路工事も再開され、すっかり静か(騒音を覗けば)になりました。
今朝はお天気もよく気温も高かったので、遅ればせながら裏山の阿智神社へ年始のお参りに。

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立派な参道もあるのですが、いつも地元の人しか通らない猫道のような細い参道から。
好きな散歩コースでもあります。


あ、Kさんちの「ほそこ」。
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ふりかえると「近所のMさん」も。
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どちらも、毎日のように店の裏庭へ遊びに来ているのですが
外で出会うと、なんだか他人の顔です。


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近くに枇杷の花が咲いていました。

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posted by 蟲文庫 at 13:58 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月06日

カワウソになりました

新年、明けましておめでとうございます。

店は、このあたりでは一番大きなお宮のそばにあるので、年末年始はなかなか賑やか。今年は曜日の関係でお休みが長かった人も多いので、今日あたりにようやく一段落といった雰囲気になりました。


昨年のいまごろは、『わたしの小さな古本屋』の大詰めでてんやわんや。これまで欠かさなかった年賀状も、10分の1ほど書いたところで挫折してしまったのですが、それとくらべれば、今年は平年並。遅れに遅れてはおりますが、懸命に書いては投函しているところです。早々にお年賀をくださったみなさま、いましばらくお待ちくださいませ。

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ややあって、亀でも苔でもなく、今年はカワウソの年賀状になりました。
ゴム印に手描き。


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昨年は、ほんとうにおかしなことですが、自分の「社会性があまりない」ところが、むしろ社会との接点を持ってしまったような年でした。いいんだか悪いんだか、いまもってよくわかりませんが、ある日突然勤め先をやめて「古本屋になる」と宣言したのが、1993年の秋。今年でちょうど20年になります。まあいいのかな、と思っています。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。


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近所の家に柚子がたくさんなっていました。
明るい色の写真を載せたかったのです。
posted by 蟲文庫 at 18:59 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月31日

大晦日の顔

いつのまにか大晦日ですね。
いつものように帳場にいるので、あまり実感はわきませんが、一年に一度、この日にだけ覗いてくださる方々の顔をみて、おしゃべりをしているうちに、ああ、あとちょっとで来年なんだ、とすこしずつ「その気」になってくるのです。

今年は、本を2冊も出せるなど、喜び事も多くありましたが、でもやっぱり一番は、まだ店が続いていてよかったなーということです。月並みなようですが、それに尽きます。ほんとうにいつもありがとうござます。そして、来年もよろしくお願いします。

みなさまも、どうぞよいお正月をお迎えください。

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今朝のギンゴケ(真ん中の白っぽいやつ)。
posted by 蟲文庫 at 17:23 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月23日

最近のPさん

近隣の猫らが、一匹のこらず丸くふくらんできました。寒いですね。

年末年始の休業予定が少し変更になりましたので、取り急ぎのお知らせです。

【休業】25日(火)〜28日(金)、1月1日(火)
  ※2日(水)以降は通常営業の予定です。


最近、またちょこちょこやってくるようになった近所のPさん。

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写真ではわかりにくいですが、なかなかの巨漢です。

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でも人なつこい。

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そして、とてもかわいい声で「にゃあ」という。
posted by 蟲文庫 at 16:54 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月14日

12月の本


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『冬の本』(夏葉社)1700円+税 
 編集:北條一浩 発行:島田潤一郎

「次はなにかしら」と楽しみにしておられる人も多い夏葉社の新刊が届きました。今回はなんと書き下ろしです。それも84人の。
冬に読んだ本。冬になると思い出す本。まるで冬のような本。「冬」と「一冊の本」というテーマで書かれた84通りの冬の話。巻末には、それぞれが取り上げた「一冊の本」についての詳細も載せてあります。以下は夏葉社の代表である島田さんがtwitterに書かれていた言葉。

  《『冬の本』、ゆっくりゆっくり、読んでほしいです。この本には84通りの文章
  があります。気になる人の「冬の本」を読み、これまで知らなかった書き手の
  「冬の本」を読み、そこで紹介されている「冬の1冊」も読む。それから自分に
  とっての「冬の本」について思いをはせる。読書はいつまでも続きます。》


(執筆者)

   青山南、秋葉直哉、淺野卓夫、天野祐吉、安西水丸、いがらしみきお
   池内紀、池内了、石川美南、井嶋ナギ、伊藤比呂美、伊藤礼、井上理津子
   岩瀬成子、上原隆、宇田智子、内堀弘、大竹昭子、大竹聡、大谷能生
   岡尾美代子、岡崎武志、荻原魚雷、角田光代、片岡義男、木内昇、北澤夏音
   北沢街子、北村薫、北村知之、久住昌之、小林エリカ、越川道夫、小西康陽
   近藤雄生、佐伯一麦、柴田元幸、杉江由次、杉田比呂美、鈴木慶一、鈴木卓爾
   鈴木理策、曽我部恵一、高橋靖子、高山なおみ、田口史人、竹熊健太郎
   武田花、田尻久子、田中美穂、丹治史彦、友部正人、直枝政広、長崎訓子
   名久井直子、能町みね子、橋口幸子、蜂飼耳、服部文祥、浜田真理子
   早川義夫、平田俊子、平松洋子、文月悠光、穂村弘、堀込高樹、堀部篤史
   ホンマタカシ、前野健太、万城目学、又吉直樹、松浦寿輝、町田康、南博
   森山裕之、安田謙一、柳下美恵、山崎ナオコーラ、山下賢二、山田太一
   山本善行、吉澤美香、吉田篤弘、吉本由美


じつはわたしも書かせていただきました。
たいへんに地味な「一冊の本」と冬の話を。


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『わたしのブックストア』北條一浩(アスペクト)1600円+税


副題は「あたらしい「小さな本屋」のかたち」。古本、新刊とわず、全国の「ちいさな本屋」を丁寧に取材して書かれた書店ガイドです。蟲文庫も取材していただきました。

   コンコ堂(東京・阿佐ケ谷)、火星の庭(宮城・仙台)、幸福書房(東京・
   代々木上原)古書玉椿(東京・聖蹟桜ヶ丘)、dessin(東京・中目黒)
   町家古本はんのき(京都・堀川寺之内)、往来堂書店(東京・千駄木)
   古書 音羽館(東京・西荻窪)、橙書店(熊本・玉屋通り)、ガケ書房
  (京都・北白川)、青聲社(東京・目白台)、山陽堂書店(東京・表参道)
   ブックギャラリー・ポポタム(東京・西池袋)、古書 日月堂(東京・
  (表参道)、恵文社(京都・一乗寺)、蟲文庫(岡山・倉敷・本町)
   古書ビビビ(東京・下北沢)、信愛書店(東京・西荻窪)
   コクテイル書房(東京・高円寺)、古書ロスパペロテス(東京・代々木上原)
   市場の古本屋ウララ(沖縄)

   (book cafe)Brooklyn Parlor、SUNDAY ISSUE、CAT'S CRADLE、beco cafe
          SEE MOER GLASS、6次元

   (インタビュー)ピース 又吉直樹
   (対談)岡崎武志×小山力也
   

北條さんには、書評を書いていただいたこともあるのですが、著者であるわたし自身が「受け取り方は読んだ人の自由だけれど、でももしこんなふうに受け取ってもらえたなら、とてもうれしい」と思っていることを、ほんとうにきちんと汲み取って読んでくださるので、ちょっとびっくりしてしまうのです。それは、今回のこの蟲文庫についての文章でも同じで、取材の時、こちらがうまく言い表せなかったところまで、ちゃんと受け取ってくださっていて、やっぱりものすごくうれしくなりました。きっと、他の本屋さんもそうなんじゃないかと思います。


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『山口さんの椅子/記憶』鈴木るみこ(オオヤコーヒ焙煎所出版局)1000円+税

京都・ボンジュール!現代文明にて行われた展示「山口さんの椅子」のために作られた小さな本。「山口さんの椅子に座って読むのにふさわしい文章を」というオオヤさんからの依頼で書かれた、鈴木るみこさんの文章です。


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『定本 古本泣き笑い日記』山本善行(みずのわ出版)2700円+税

「青弓社版「古本泣き笑い日記」刊行から10年。記事、書影とも大幅に増補した決定版。古本者必読の一冊。」という謳い文句の通り、もうほんとうに勉強になるのです。善行堂にはなかなか行けないので、まずはこの本で。思いがけず、蟲文庫前の通りと店内の様子の写真も載せていただいています。


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『DECO CHAT』vol.2 旅のツヅキ(DECO社)860円+税

一年ぶりの『DECO CHAT』の新しい号です。判型も雰囲気もがらりと変わりましたが、でもこちらもいいですね。あわせてvol.1「旅と本のコラム」も再入荷しています。

詳細:http://bit.ly/Ube4ln
posted by 蟲文庫 at 13:39 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月10日

川手さんの「田中さんの龜」

ご報告が遅れましたが、8月末に発売された『亀のひみつ』は、10月のはじめに増刷され、現在2刷、累計11000部となっております。ありがとうございます。

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二刷り!(個人的には、痛恨の誤植が訂正できてほっとしました。)


本が出来てしばらくした頃、川手直人さんがこんな歌を作ってくれました。

「田中さんの龜」https://soundcloud.com/kawatenaoto/tanakasan-no-kame
 (※左上のオレンジ色の(>)をクリックすると聴けます)

なんと、あの川手さんの歌ものです。
前々から、川手さんは声がいいので、歌をうたわないのはもったいないなあとおもっていたのです。なおさらうれしい。

川手直人さんのページ https://soundcloud.com/kawatenaoto

他にもいろいろ聴けますよ。

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新作の『NEW WAVE』(CD-R 1000円)は蟲文庫でも販売中です。

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 (新入荷のおしらせ)

●HEADZより

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のっぽのグーニー/賛歌賛唱(CD 2300円)

●趣味と實益社より

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純粋個人雑誌『趣味と實益』第壹号〜六号 編集:平山亜佐子(各500円)

●西荻 gallery cadocco より

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てぬぐい「猫のほんや」(1300円+税)

高円寺書林(高円寺)、ブックギャラリーポポタム(目白)、にわとり文庫(西荻)、橙書店(熊本)Voltaire&Rousseau(U.K. Glasgow)、そして蟲文庫と全部で6軒ぶん。本屋の猫(もしくは本屋の店主が飼っている猫)が登場するてぬぐいです。うちはコケ観察をするミルさん。緑の部分の猫亀です。

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年末年始の営業と休業は下記のとおりです。

【休業】26日(水)〜28日(金)、1月1日(火)
 ●1月2日(水)から通常営業の予定です。
  (※年内は変更の可能性もあります)

長年、年末年始は無休でやってきましたが、ここ数年は家の用事などで、年末についてはそうもいかなくなってきました。トシねえ。
どうぞよろしくお願いします。
posted by 蟲文庫 at 16:19 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月06日

青森・奥入瀬紀行(1)

温暖といわれる瀬戸内沿岸部のこのあたりの紅葉ももう終わり、冬らしくなってきました。9月の終わりに訪ねた青森は、そろそろ雪景色でしょうか。

遅ればせながらの奥入瀬(おいらせ)紀行です。

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このたびの青森・奥入瀬渓流行きは、当地でガイドをされている方々を対象とした「モス・プロジェクト」という学習会のためでした。全部で8回、その道の研究者から、わたしのような「やわらかい」キャラクターの者までが講師として順番に訪問し、コケをはじめとした隠花植物の生態や魅力、その観察方法などを指導、解説、紹介する、といったものです。

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(写真中央下)木賊の群落が目を引きました。


奥入瀬といえば、広大なブナ林や、十和田湖へいたる美しい渓流などで有名な景勝地ですが、じつはコケも豊富です。そこで、これまでのような「ブナの林を眺めながら、おだやかな渓流沿いをやや足早に歩く」ような楽しみ方に、もうひとつ「そこに生えている小さな植物を見つけながらゆっくりと歩く」ということもプラスしたら、もっと奥入瀬の魅力が広がるのではないか、ということから企画されました。

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イクビゴケ

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キノコシーズンでもありました。

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トリカブトの花。

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サラシナショウマの花。


奥入瀬渓流沿いの遊歩道は、整備をされすぎているわけではないのに、とてもおだやかで平坦で、極端にいえばパンプスでも歩けないことはないくらいです(実際、スーツを着た上司と秘書みたいな二人連れとも行き合いました。妄想が膨らみますね。)。例えば白神山地、南なら屋久島などの場合、目的地まで行こうと思うと「登山」が必要ですが、奥入瀬については、そんな頑張りはまったく必要なく、体力に自信のない人でもたのしく歩くことができるのです。

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平坦で歩きやすい道。左側が渓流です。

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こんなふうに、流れのすぐそばまで近寄ることが出来る場所もあります。


今回、このモス・プロジェクトを発案し、実現へと尽力されたノース・ビレッジという会社の河井大輔さんは、日本のさまざまなブナ林を歩いてこられている方ですが「こんなにゆっくりのんびり誰でも歩ける場所は他にないですよ」と言われていました。

じつはわたしも、いざ行くことになって「トレッキングシューズいるのかな…」などと不安がっていたのですが(生まれつき体力がなく、登山する気などさらさらないため、トレッキングシューズも持っていないのです)、おそるおそる尋ねてみたら「市街地でのコケ観察の時と同じ靴で大丈夫ですよ」という返事。そして行ってみたら、ほんとにその通り。雨さえ降らなければ普段の格好で充分でした。それくらい、気軽に歩ける場所なのです。


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栃の実。

今年は栃の実が豊作だそうで、歩いているそばから、流れの中に「ぼちゃん」「ぼちゃん」と落ちる音が聞こえていたのが印象的でした。頭の上に落ちてきたら、すごく痛そうです。でも栃餅は大好物なので、許せるような気もします。

(つづく)
posted by 蟲文庫 at 20:14 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

青森・奥入瀬紀行(2)

そして翌日は本番。

会場となる会議室で簡単な挨拶をしたあと、まずはフィールドへ。
みなさん、コケについては初心者とはいえ、長年奥入瀬渓流でガイドをされている方なので、専門用語などもあたりまえのように出てきて緊張します。

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アオモリサナダゴケ、フロウソウなど、わたしの住んでいる瀬戸内沿岸部では見られない種類も多いのですが、余裕がなくて写真は撮れませんでした(主催者のひとりである河井大輔さんが、ものすごく写真が上手いので「まあ、いまこの状況の中でわたしが撮らんでも…」という気持ちもあったのですが)。



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質問には精一杯こたえますが、わからないこともあります。


それまで、めいめい、おもいおもいに観察していたみなさんが、ぞくぞくと一ヶ所に集まってきました。

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なにがあるのかといういと

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ツノゴケ(たぶん、ニワツノゴケ)

市街地や山里など、開けた場所では珍しくないのですが、このような森林地帯ではまずみられません。
ではなぜかというと、この先に大きな施設があり、かなり整備された公園のようになっているのです。いってみればこの奥入瀬では「特殊な環境」。そのせいで生えているのだろうと思われました。


お昼休憩を挟んで、午後は講義室へ。

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本来は、コケ植物の基本の生態や、ふだん自分がやっている活動などについてお話する時間だったのですが、なにしろ大勢の前で一方的に話すのが大の苦手。自己紹介すらしどろもどろになるようなありさまなので、事前にお願いして、質疑応答形式にしていただきました。

今回初の試みに、最初はなかなか質問が出にくかったのですが、だんだんと打ち解けてきて、終わってみれば、3時間があっという間でした。
そしてわたしのほうも、みなさんとのやりとりの中から、これまで自分が考えていた「初歩のコケ」に対する意識を見直すきっかけが生まれ、5年前『苔とあるく』で試みた「専門家と初心者の間に立つ」ということの、さらにもっと細部の隙間を埋められるものが出来たら、というような新たな夢も生まれてきました。

ありがとうございました。

(つづく)

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スギゴケの仲間。
posted by 蟲文庫 at 19:00 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月26日

買取りと文庫本

今年は、思いがけず2冊も本が出たこともあって、なにがなんやらわからないうちに、もう師走が目前。でも、11月に入ったくらいからようやく落ち着いたので、さいきんは買い取った古本の汚れ落しに明け暮れています。歯抜け状態だった文庫の棚も、だいぶ埋まってきました。

ところで、特に年配の方は「文庫本なんてねえ…」という感じで、持ち込みのご相談前に処分してしまわれる場合が少なくないのですが、いまではハードカバーの立派な本よりもむしろ文庫本のほうが需要が高い面があります。「文庫本はもう捨てておきましたよ」なんて話を聞かされるたび、古本屋は心の中で泣いていますので、どうかその前にご一報ください。
(あ、でも、文庫だったらなんでもいいという訳ではないですけどね)

よろしくお願いします。

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千日紅。

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花に近寄ると、さらに小さな花。


お墓参りの帰り道でした。


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新刊の本や冊子、CDなどもいろいろ入荷していますので、少しずつご紹介します。

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『余白の時間 辻征夫さんの思い出』八木幹夫(シマウマ書房)1050円

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●杉本拓さんの slubmusic より

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「D minor / Bb major( 2011/2012) 」Michael Pisaro / Taku Sugimoto (CD 1800)円

●木下和重さんより

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左:「59:01.68」村山政二朗/木下和重(Ftarri CD 1500円)
右:「ready'n」村山政二朗/江崎将史/木下和重(tenseless music CD 1500円)

●HEADZより

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「SONGISM」Insect taboo(CD 2100円)

●Inpartmentより

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「オーラボード」テニスコーツ(CD 2100円)
ドラムは橋幾郎さん。
posted by 蟲文庫 at 13:52 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月21日

ミルさん16歳の夏太り

この春頃には、なでるとコトコトと背骨にさわるほど痩せてしまっていたミルさん。もう16歳だし、無事夏が越せるのかどうかと心配されたのですが、なぜかあの猛暑の中をだんだんと太りはじめ、最近では、すっかり元のふんわりもこもこ猫に戻りました。

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このまえの定休日、ぐずぐずと朝寝をしていると、布団の上を猫がぐるりと1周。そして足許のあたりに落ち着いた気配がしたので「(二階へあがってくるなんて)珍しいなあ、ミルさん」と体を起してみると、いない。あれ、と思いながら階段を降りて、日当たりのいい南側の部屋の椅子の上をみると、いつものように寝ている。いくらなんでも、あわてて戻って寝たふりをしているわけではないだろう。でも夢にしては、布団の上を猫が歩くあの感触がリアルだったなあ。
そういえば、ナドさんが死んで、そろそろ一年になります。


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 (お知らせ)

徳島・北島町創世ホールでの催しです。今度の火曜日!

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【北欧・ケルトの世界】ドレクスキップ(Drekskip)コンサート

 ・日時:2012年10月23日(火)午後7時開演(6時半開場)
 ・会場:北島町立図書館・創世ホール 三階多目的ホール
 ・料金:大学生・一般 1700円(当日2000円)、小中高校生 1200円(当日1500円)

詳細はこちら:http://www.town.kitajima.lg.jp/hole/event/201210.html

posted by 蟲文庫 at 12:00 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月16日

亀のシンポジウム(倉敷)

今月末、倉敷で、あの矢部隆先生(『亀のひみつ』の監修者)を招いて、亀のシンポジウムがひらかれます。

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岡山大学 まちなかキャンパス in 倉敷
『亀のひみつ、倉敷のこころ』

 矢部隆(愛知学泉大学教授 理学博士 亀博士)
 田中美穂(『亀のひみつ』著者 蟲文庫店主)
 進行役:三村聡(岡山大学教授)

この三人による、亀をとおした倉敷の環境についてのお話になる予定です(あくまで予定ですけど)。矢部先生もわたしも、亀連れで参加します。亀質問や亀相談も受け付けますので、ご興味のおありの方はぜひ!

 ●日時 10月27日(土)13:00〜15:00
 ●会場  倉敷町家トラスト(倉敷市東町1−21 ※蟲文庫より東に50m)
 ●参加費 無料(会場での飲み物は実費 ※みちのくカフェからの取り寄せもあります)
 ●対象  生き物好きの方。お子さんも歓迎です。
 ●定員 30名
 ●問い合せ・申し込み 岡山大学 地域総合研究センター(担当:三村)TEL 086-251-8491

詳細:http://www.okayama-u.ac.jp/user/agora/events/event_id36.html(岡山大学)
  :http://www.city.kurashiki.okayama.jp/dd.aspx?moduleid=41839(倉敷市)

『亀のひみつ』の中の「矢部隆先生訪問記」に書いたのですが、矢部先生に監修をお願いできるきっかけとなった「WAVE出版の社長の親友」というのが、今回の企画・進行をしてくださる三村先生で、当時は愛知学泉大学で矢部先生の同僚でいらしたのです。当日は、WAVE出版社長の玉越直人氏もかけつけてくださいます。

みなさまのお越しをお待ちしております。
posted by 蟲文庫 at 17:14 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月02日

青森・奥入瀬渓流へ

コケの仕事で青森・奥入瀬渓流へ出掛けていました。人生最北端。

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奥入瀬渓流。


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十和田湖。


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蔦温泉の周囲にある、蔦の七沼のひとつ。


なじみのある関東以西の風景や植生とはまったく違って、なにもかも目に新しかったです。コケはもちろん、ちょうどキノコやギンリョウソウの季節でもあったので、思いがけず華やかでもありました。

これから、このブログでちょっとずつご紹介していきたいと思います。
帰り道で仙台にも寄ることができたのです。

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(おしらせ)

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友部正人イラスト集 1970s~1990s『記憶の裏庭』(メリーゴーランドKYOTO)
1500円+税

入荷しました。
友部正人さんの自筆サイン入りです。

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10月7日(日)は第7回 オオヤコーヒクラス 倉敷蟲文庫(テイスティングレクチャー)です。
どなたでもご参加いただけますので、ご興味のおありの方はぜひ。また、珈琲のおいしい季節になってきましたね。

詳細:http://homepage3.nifty.com/mushi-b/events.html

posted by 蟲文庫 at 14:02 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月10日

大人の夢

長年、「もうずっと学校をずる休みしていて、今日こそ登校せねばならないのだけれど、なぜか異様もたもたして鞄の用意が出来ない」というような夢をみては、朝目が覚めて「ああもう、あんたいったい今年いくつだよ(…40才だよ)」と自分で自分に突っ込んでたのですが、最近急に「これから出張で東京などに行かねばならないのだけれど、なぜかジョルダンやえきから時刻表の乗り換え検索がうまくできない(それで出遅れる)」という夢に変化しました。なんと、現代の大人の姿です。
しかも、これまでの「ほんとは(学校へ)行きたくないんだけど」という心理状態が、いちおう前向きに「仕事へ行こう」としていて、なんか、わたしも大人になったもんだなあ、と思いました。

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現在、身内の中で、もっとも『亀のひみつ』に興味を示しているのが2才の甥っ子。「おばちゃん」のおかげでちゃくちゃくと亀好きに育っているのですが、たしかにこの本、どこをめくっても亀また亀。最近では、「はたらくくるま」と「しんかんせん」とこの亀の本ばかり眺めているのです。

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甥の一葉(かずは)。
最近ついに「めめ」ではなく「かめさん」と言えるようになりました。

そしてこの亀の本、ちゃんと「おばちゃんが作った本」というようなことはわかっているようなのです。わかるもんなんですね。おばちゃんは、カニクレーンやドクターイエロー(整備用の黄色い新幹線)などに詳しくなりましたよ。

1才になったばかりの頃から、週5回は我が家へ来ているため、亀が家の中をうろうろしているのは、他の誰よりも「当たり前のこと」。たぶん、亀は経机の下や米びつの下に潜んでいるもんだと思っていることでしょう。これからだんだんと、亀の本来のくらしも教えていかねばと思っています。
posted by 蟲文庫 at 12:05 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月03日

鞆の浦のカメノテ

先週の定休日は、S嬢、Cちゃん、わたしの疲労困憊三人組で小森温泉へ。と思ったらお休みで、「じゃあ……」ということで鞆の浦へ。倉敷から、車で1時間ちょっとです。

倉敷の美観地区(うち)と児島の下津井(S嬢宅)を一緒にしたような古い町並みを抜け

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浜や岩場で海岸動物を観察。


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カメノテ発見。

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ほんとに「亀の手」みたい。珍味としても知られています。

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ナマコ、イソギンチャク、クラゲ。

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真ん中の緑色の肉厚の海藻は海松(みる)。
古い日本の色で「海松色」というのがありますが、これです。
うちの猫の名前の由来でもあります(三毛だけど)。

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お天気はいまひとつでしたが、炎天でないだけよかったです。
このあと、すぐ前にある仙酔島へ渡ってお風呂(温泉?)に入るという手もあったのですが、海岸動物の観察で充分満足したので、そのまま帰途につきました。

posted by 蟲文庫 at 18:02 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あらいあき『ヒネヤ2の8』発売


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『ヒネヤ2の8』あらいあき(青林工藝舎)945円 入荷しました。

前作の『チュウチュウカナッコ』が出たばかりの頃から、「この漫画家さんの本、他にはないんですか?」とよく尋ねられていたのですが、ついに出ました。あの続編ですよ。

まだちゃんと読んでいないので、ひとまず簡単な発売のご案内だけですが、一年ほど前、あらいさん&荏本さんが倉敷に遊びに来てくれた時(「ゼンマイアタマと行く倉敷」参照)、えびす通り商店街の能登屋でカレーを食べながら「来年、ヒネヤと亀の本、(発売が)同じ時期になるかもねー」と話していたら、ほんとにその通りになりました。亀が8月28日で、ヒネヤは8月31日、ということで2日違い!
という、まあそれだけのことなんですが、うれしいです。

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せっかくなので並べてみました。


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現在、「中野・タコシェ」と「倉敷・蟲文庫」では上記ような、サイン・栞・チラシ三点セットの特典がつきます。

数には限りがありますので、ご希望の方はお早めに(※「お正月帰った時に蟲文庫で…」と思われている方は、お取り置きしますのでご一報ください)。

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それから、これも取り急ぎのお知らせですが、今月号の『アックス』vol.88 は「特集:あらいあき」です。
あらいさん&荏本さんへのインタビューもよかったなあ。そして、今後もゆっくりと連載はつづけられるようで、もうほんとうによかったです(「もう終わるかも…」とあらいさんファンがみんな心配していました)。
次号の発売が10月下旬ということなので、ご興味のおありの方はぜひいまのうちに。

また一緒にエビフライを買い食いしたいです。とインタビューの写真みて思いました。
posted by 蟲文庫 at 16:44 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月01日

朝顔と露草のみち

年々、夏の暑さが過酷になっているのか、自分の体力が衰えているのか、ここしばらくは、起きて、店を開けているのがやっとという状態。でも昨日あたりからすこし涼しくなって、体もラクになりました。気温というのはえらいもんですね。

おかげさまで『亀のひみつ』は、さっそく好評をいただいているということです。ありがとうございます。

林哲夫さんが、ご自身のブログ daily-sumus でもご紹介くださっています。うれしい!
http://sumus.exblog.jp/18878017/

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そうそう、カバーの裏側は、こんなふうになっていますよ。


オマケ付き『亀のひみつ』は現在「京都・ガケ書房」「三省堂書店 神保町本店」「池袋・ますく堂」「目白・ブックギャラリー ポポタム」「阿佐ケ谷・ねこの隠れ処」「栃木県鹿沼市・興文堂書店」「仙台・book café 火星の庭」で取り扱いをいただいています。

ご注文いただいている『亀のひみつ』の発送作業はじわじわと進めておりますので、いましばらくお待ち願います。

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自宅は、田園地帯の中に昭和30〜40年代に建てられた住宅が20軒ほどひとかたまりになったような場所で、我が家はその一番奥。このへんの言葉で「どんつき」といいますが、まあとにかくうちで行き止まりなのです。

そんなわけで、我が家の前を人が行き来することは、ふつうありません。ただ昔から、近所の子供たちやごく親しい人などが、近道のためにうちの庭を通り、家の横にある、草が生い茂り石がごろごろしている私道へ出て、低い塀をまたぎ、柵をくぐって、さらに荒れた鉄工所跡を抜けて南側の大きな通りに出ていました。
現在では、住宅がふえ、その私道の先は行き止まりになってしまったのですが、それでも近所の子供たちは、いまも当たり前のような顔で庭を横切り、その道でなにやら遊んでいます。

あまりにも日常のことなので、とくに不思議と思ったこともなかったのですが、昨日、このあたりの土地に詳しい土建業の方から「ああ、田中さん、ここは昔、お宮へ参る道じゃったけんなあ」と教えられ、「そうかあ!」といろんなことがいっぺんにわかったような、頭の中の霧が晴れるような気持ちよさがありました。

そういえばわたしも、夏休みのラジオ体操(そのお宮が「会場」だった)へ行く時は、かならずここを通っていたものです。ナドさん、ミルさんもここ好きだし(だったし)なあ。なんとなく「通りたくなる道」というのは、やっぱりあるもんなんですね。なるほどねえ。

という40年も住んでいる家での「新発見」でした。


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ここ。

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いまの季節は、朝顔と露草の道になっています。


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裏庭のキウイ。
今年は、こぶりながらもたくさん実が生りました。
posted by 蟲文庫 at 14:32 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月25日

『亀のひみつ』発売

『亀のひみつ』発売になりました。すでに蟲文庫にも入荷しています。

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『亀のひみつ』田中美穂 著、矢部隆 監修(WAVE出版)1680円

我が家のオスのクサガメ「サヨイチくん」の行動をもとに、意外に知られていない亀の生態について書きました。
この本の企画が持ち上がってから丸2年半以上。当初書いていた、文学や音楽、映画などに出てくる亀、伝説の中の亀、亀のつく姓名や地名などについての原稿は全部カットして、最終的に「生き物としての亀」だけに絞ったのですが、シンプルな本になるかと想像していたら、ものすごいボリュームに。
考えてみれば、亀というのは文化的側面よりも、「生き物」としての存在のほうがずっと語られて(知られて)いないのですよね。そうか、なるほどなあ、とこの本の予想外の盛り沢山ぶりを眺めて感心しました。もちろん亀に対して。

今回も、ずいぶん多くの方にご協力をいただきました。現在、献本の発送準備を進めているところですので、お届けまでいましばらくお待ち願います。

(※)この本は、著者であるわたしの飼育している亀の大半が淡水のカメであること、居住地である瀬戸内沿岸部では亀といえばクサガメを指すことなどの理由から、全体の内容が淡水ガメ、その中でも特にクサガメよりの主観的なものになっています。それから「亀」という文字は、いかにも亀の形を表していて好きなので、可能な限り漢字で表記しました。カタカナとの混在が見苦しい部分もあるかと思いますが、どうぞご容赦ください。




蟲特典はこんな感じ。

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亀の正字体「龜」の筆順栞。

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ポストカード2種。
(「サヨイチくん三態」と杉本拓さんによるドローイング「ミシシッピーさん達」」


以上の3点セット。
蟲文庫でお買い上げくださった方に差し上げていますが、遠方の方や「本はいらんがオマケだけほしい」という方は80円切手をお送りくだされば1セット差し上げます。

また「京都・ガケ書房」「三省堂書店 神保町本店」「池袋・ますく堂」「目白・ブックギャラリー ポポタム」「阿佐ケ谷・ねこの隠れ処」「栃木県鹿沼市・興文堂書店」「仙台・book café 火星の庭」でも、オマケ付きを販売いただいています(※ ポポタム、興文堂、火星の庭は、9月2日頃納品予定です)
posted by 蟲文庫 at 17:43 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする