◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2007年08月30日

トイレの法則

ひさしぶりに雨らしい雨が降って、気温も下がりました。朝夕の水やりからも開放されて、やれやれ。しかしわたくしのほうは、ひとつ終わるとまた次が、という状況で、どうやら当分「一段落」といかなさそうです。

ところで、蟲文庫は店内にトイレがあるので、お客さんに気軽にお貸しできるのはいいのですが、じつは「トイレを使った人に限って何も買わないの法則」というのが蟲文庫にはあるもんで、「お手洗い貸していただけますか?」と言われた時点で、「ああ、この人も本買ってくれないのか・・」と勝手に決めつけるクセがついています。スミマセン。
でも、十中八九ははそうなんですよねえ。今日もすでに2人がそのパターンでした。

今朝、ナドさんのシッポで遊ぶサヨイチ(クサガメ)の動画の撮影に成功。

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(↓コチラをクリック)
http://homepage3.nifty.com/mushi-b/img/RMOV0007.AVI
「遊んでもらっている」という感じですが。
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2007年07月19日

ムーミンママ気取り

梅雨もそろそろ明けるようです。天気予報によれば、来週あたりから本格的な「夏」到来の模様。梅雨時の古本屋も暇ですが、夏も相当のものです。いまから先が思いやられます。

夏バテ防止のために仕込んだ梅酢ジュースほか。
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夏でもムーミンママ気取りです。

台風の影響で、この前の連休が丸つぶれという人は多かったことだろうと思いますが、観光地である倉敷も事情は同じ。連休にお客が来ないなんて泣けますよ。
でも、そんな中を立ち寄って下さったお珍しいお顔が数人。驚いて、たんびに「あれ?どうされたんですか?」と尋ねてしまいましたが、なんと、どの方も「法事で」ということでした。あとで、近所のお寺さんに尋ねると、お盆のお参りが始まる前のぎりぎりの時季だから多いんですよ、と。なるほど。
それにしても、あの風雨の中、駅から徒歩20分はかかる蟲文庫まで歩いてくださるなんて泣けます。ありがたくて。

その中のおひとりで、東京にお住まいのFさんという年配の女性。この方のご主人は岡山在住で、蟲文庫のかなり初期からのお客さんだったのですが、ここ数年ふっつりと姿が見えなくなっていたのです。
それより以前から、重篤なご病気だというのは見て取れたので、やはり、というのか、「もう3回忌なんです」ということ。最後にみえてから、まだ4年は経っていないと思うので、あれからほどなく亡くなったのだなあ、とFさんの顔を思い浮かべる。
店をはじめて十年余り、当然といえば当然ですが、年々、こちら側から居なくなる方の数が増えます。

話は変わって、このたび直木賞を受賞された、松井今朝子さん。新聞記事によれば、自称「愛亀家(あいきか)」の亀好きで、亀が主人公の『大江戸亀奉行日記』という作品もあるということ。これはぜひ読んでみなくては!




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2007年06月15日

ゴムスカートと半ズボン

天気予報では、今年は猛暑なのだそうです。
夏は、嫌いではないのですが、でも決して暑さに強いわけではなく、エアコンも苦手です。
困ったもんです。

真夏に、ぴったりしたジーンズ(ということは、当然コットン100パーセントではなく、化繊との混紡ですよね?暑そ〜)などはいている人を見るだけで息切れがするわたしは、夏中、ゴムスカートと半ズボンで過ごします(「古本屋でよかった!」と思う瞬間です)。
昨夜、手持ちのそれらを並べて、「いいかげん、くたびれていないか」「年齢的にモンダイはないか」ということを、あれこれ検討した結果、ゴムスカートが若干足りないことが判明。

というわけで、今夜はせっせとゴムスカートを縫います(でも、半ズボンのような複雑なものは縫いません)。
すみません。それだけです。

昨日あたりから、岡山も梅雨入りしたようですが、今日は午前中少し陽が射しました。

ここぞとばかりに日光浴をする亀4匹。
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右端の、一番陽があたっているところにリクガメがいます。
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2007年06月12日

『蟲の変態』

そういえば、「変態ー昆虫や魚などが発育とともに、その形を変えてゆく様子」と「変態ー変態性欲、またはその傾向を持つ人」は、同じ字を書くんですよね。ふ〜ん・・。そして、ブログ内にこういう語句を用いると、変なトラックバックがいっぱいくるのです。別にいいけど。

数日前に配信された、早稲田古書店街の運営するメルマガ《早稲田古本村通信》(http://www.mag2.com/m/0000106202.htm 配信登録は無料です)。昨年春に、おっかなびっくり連載をはじめて、はや1年と3ヶ月。正直言って、こんなに続くとは思いませんでした。今後も、どこまで続けられるかは、まったく見当はついていないのですが。ほんと、来月、何書こうかなー。
さて、この連載、いまのところ、まとまった形でのバックナンバーの公開はしていないのですが、今月号に書いたものは、インターネット上ならではのものだったので、さっそくこちらに再録。

1993年末〜2000年夏までの「蟲文庫1号」の変遷の様子です。なんか、「お育ちは隠せませんねえ」という感じですね。

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 早稲田古本村通信 連載『蟲文庫の「めくるめく固着生活」』

第15回『蟲の変態』

「そういや、田中さんところ、最初は駄菓子も売っとったよなあ」。

『ちくま』の岡崎武志さんによる連載、「古本屋は女に向いた職業 - 女性古書店主列伝」、倉敷駅前《ふるほんや 読楽館》の森川さんが、わたしの取り上げていただいた回を読んで、その感想を伝えにきてくれた時の開口一番がこれでした。

 そう、すっかり忘れていましたが、そういえば、蟲文庫は最初、古本と駄菓子の店でした。もちろん、自らそう名乗っていたわけではないのですが、売るべき本が揃わない隙間だらけの本棚とくらべると、帳場横の駄菓子コーナーのほうが、確実に華やかだったのです。わたし自身はあくまで古本屋だと思っていましたが、お客さんから見れば、きっとこちらのほうが印象に残ったことでしょう。
 なぜ駄菓子だったのか、というと、それはひとえに「安いから」でした。お金がなくて組合にも加入できず、ろくに本も仕入れられないような古本屋が、こマシな雑貨や文房具などを扱えるわけがありません。その点、駄菓子なら、黒棒やわた菓子、花串などが、ひとつあたり10円以下で仕入れられました。今時、こんなに安いものは他にありませんし、あの懐かしいような、どこか胡散臭いような雰囲気は古本屋にぴったりだったのです。

 そして、「いやぁ、これを読んだら、すっかり忘れとったことも思い出してきたわあ」と思い出話に花が咲き、あれこれと昔の写真を引っぱり出してみました。なにやら幼虫の変態の如しです。


1993年12月、開店準備中。中で本棚を作っていた頃です。
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 当時、ハタチそこそこの小娘だったため、不動産屋がなかなか相手にしてくれず、物件探しには苦労を強いられました。
 最近、遅ればせながら『古本屋残酷物語』志賀浩二 著(平安工房)を読んだのですが、あの、アルミサッシの入り口。うちは引き戸ではありませんでしたが、わりと似た感じです。しかも、屋根のラインをみればわかるように、かなり傾いた建物でした。この殺風景な感じは、いまでも「悪くないな」と思っています。
 ところで、この《揚羽堂》のご店主、志賀さんは、《志賀昆蟲普及社》とは関係はないのでしょうか? 「揚羽」堂の「志賀」さん、ということで、勝手に連想してしまったのです。あ、脱線しました。すみません。

1994年2月、なんとかオープンしました、の図。
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 内装も外装もあったもんじゃありませんが、どこか「かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう」((C)早川義夫)と本気で思っていたフシもありました。だから、均一はみかん箱でなくてはいけない、と思っていました。アホですね。
 ブロックをラスタカラーに塗っているのが精一杯の色気といったところです。

1995年、辛くも2年目に突入。
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 友人がイラスト入りの看板を作ってくれたのはいいのですが、肝心の屋号が入っていない(ので、紙に書いて貼付けている)上、巨大すぎて、いったい何屋さんなのか、わけがわからなくなってしまいました。いかがわしい芝居小屋と間違われたこともありましたが、無理からぬことだと思います。胡散臭さ満点だった頃です。

1996年、3年続けば10年続くと言われながら、暗中模索していた3年目。
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 さすがにあの看板は問題がある、ということで撤去。アルミサッシを苔色のペンキで塗り、厚手の和紙に虫偏の漢字をたくさん書いて貼付け、いくらかでも「文化の香り」を醸し出そうとしていました。

1997年、貧乏も板についてきた4年目。
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 粗大ごみの日にドアを拾ったので、知り合いの大工さんに頼んで改装に踏み切りました。だいぶお店屋さんらしくなり、「前から気にはなっていたんだけど、怖くて入れなかったのよ」なんて言いながら入ってこられる方も増えてきた頃です。
 棟続きにお住まいだった大家さんは、気むずかしいことで知られる高齢の女性でしたが、店子自身の負担で造作を変える分には、特に口出しはされませんでした。

1998年、すっかり居直っている5年目。
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 立て看板にイラストなどを添える色気も出てきました。植物も順調に育っており、なんとか自分なりのペースも掴めてきた頃です。
 ここまでの5年間のうちに、駅構内のアートコーヒー、パン屋のサンドイッチ製造、ヤマザキデイリーストア・・と早朝のアルバイトを点々としていましたが、この年の末頃から夜間の郵便局へ行くようになりました。そしてそれを2004年秋まで続けました。

1999年 同上6年目。
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中はこんな感じでした。
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 今よりも、むしろ古本以外のものを多く扱っていました。思えば、これはこれでひとつの形になっていたような気がしますが、品揃えもお客さんの層も、本来の自分の「性質」とは、いくぶんズレがあったようにも思います。
 たしかこの頃だったと思いますが、行き来のあった、仙台「かたつむり社」の加藤哲夫さんから「前にうちで働いてた女の子が、いきなり古本屋始めるって言い出しちゃって・・言い出したらきかない人だから、もし何かあったら相談に乗ってあげてくださいね」という心配そうな電話がかかってきました。自分自身の体験からも予想したとおり、実際にその「女の子」から相談を受けることはありませんでしたが、それが、あの《book cafe 火星の庭》の前野久美子さんのことだったのでした。

そして2000年、思いもしなかった突然の移転。
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 ある日、子供の頃から馴染のある、白壁の本町通りを自転車でぶらぶらしていたところ、貸店舗を発見。おや、ここは最初に店を始める時、「こんなところで出来たら良いなあ」と憧れていた、まさにその物件ではないですか。その場で移転を決意。
 思い立ってから実際に引っ越してしまうまで、たったの3ヶ月でした。多くの友人知人が手を貸してくれたおかげです。そして、これだけ、元の状態に戻しようがない程いじったにも関わらず、大家さんからは敷金礼金が全額返済され、さらには「がんばって続けてください」とお餞別までいただきました。

そして今に至ります。
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よくぞ続いてきたものだ、とつくづく思います。みなさんのご厚意の賜物であるとしか言いようがありません。

田中美穂
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2007年04月25日

ねずみウォッチング

ひとりで店番をしていて、不便を感じるのが食事。
店の奥に台所があるので、お客さんのいない時を見計らって済ませるわけですが、作り始めて食べ終わるまでの間に誰も店に入ってこないということはあまりないのです。例えば一日の来店者数が片手でやっとしかないような激ヒマな日でも、なぜかご飯を食べようとすると人が来ます(売上げにつながるかどうかは別。悲しいくらいに)。

30分や1時間経ってから、伸び切ったお蕎麦や冷めて糊状になった雑炊や食べるなんてこともざら(あ、そういえば「雑炊」の語源は「増水」なんだそうですね)ですが、もっと困るのは、わたしが食事を中断して台所を離れるのを虎視眈々と狙っているヤツがいるということです。
我が家の天井裏に住まうネズミのみなさん。
うっかりフタをするのを忘れようものなら、あっという間に、(特におかず類を)持っていかれます・・。
わたしは古本屋。「潔癖」という言葉とは、あまり縁の深くないところに暮らしておりますが、さすがにネズさんの食べかけには抵抗があります。
泣く泣くいちから作り直すはめに・・・。もったいない〜。

普段から、食品のたぐいはもちろん調味料から一部の調理器具にいたるまで、ことごとく冷蔵庫にしまうなどして、気を付けてはいるのです。でも、やっぱり、「うっかり」ということはあります。

まあでもわたしは子年ですし、ハムスターやハツカネズミを飼っていたこともあるネズミ好きです(いまは猫がいるので飼えない)。彼(彼女)らにもそれなりの生活があります。決して憎くはないのです。なんとか触れ合わないですむ程度に、それぞれ生きていきたいもの。

(以下のページ、ねずみ画像アリ。苦手な方はご注意ください)
って、そういう方には、もうここまでのハナシでも “たいがい” ですけれども。


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2006年09月07日

コケと古本

ちょっと油断するとすぐに古本コーナーとコケ観察コーナーが入り乱れてしまう我が帳場。いつも座っている位置から1メートルと離れていない所にある顕微鏡を覗こうと思ってもなかなか辿り着けない。本の値付けをしようと思ったら、帳場の机が砂だらけ(コケについてくる)。
ああもうっ!と思っても、ほかでもないわたしの仕業なので仕方ない。きょうはせっせと片づけました。

古本の山の中より発掘されたコケ観察コーナー。
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本来、顕微鏡で目が疲れたら裏庭が眺められるという、とっておきの場所なのです。

右の方に写っている黒い大きな生物顕微鏡は、コケの会の西村先生から貸与されている「愛娘」。
旧い型ですが、その筋では「この頃が最高だった」と云われる Nikonの名機です。
ものすごーくよく見えるのです。はじめてこれで覗いた時は、まさに「目から鱗」でした。

そして古本コーナー。
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最近入ってきた本をひとかたまりにしたので、これからせっせと値段をつけます。


林哲夫さんから、『kuching』第30号が届く。ここでひと区切りなのだそう。〈三十号まで続くとは思わなかった、というか、続かないとも思わなかった〉と。そういえばわたしも、蟲文庫がいままで続くとは思っていなかったけど、続かないとも思っていなかった。さていつまで続けられるでしょう。とりあえず、そろそろ『蟲通信』の4号を作ろうかなと思っているところです。

いつも「読む人」というシリーズ(?)のポストカードに
メッセージを添えてくださる。
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もちろん林哲夫さんの描かれたもの。「いいなあ....」といつも眺めています。

兵庫の古本屋のパンフレットもありがとうございました。そういえば、わたしの祖父は戦災に遭うまでは神戸で酒屋をしていました。祖父も父も剣菱が好きでした。

posted by 蟲文庫 at 15:20 | 古本屋日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月02日

石垣の上

日中の最高気温は31℃〜33℃。これでもひと頃を思えばずいぶん涼しくなりました。陽射しもいくぶん弱くなってきたようなので、午前中は2階の物干し周辺の草刈りをしました。

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ここは、帳場後ろの石垣の2階部分なのですが、下とはうってかわって灼けつくような日当たり。石垣のある部分を境に、まったく違う植生をしています。おかげで、下では羊歯コケ、2階ではサボテン多肉が元気に育ちます。

この一面を覆う緑色の中でも圧倒的な勢力を誇るのが、「くさぎ」と呼ばれる雑草。まだ小さいうちは「草」状なんですが、大きくなるにつれ、まるで「木」の枝のようになっていきます。
だから「くさぎ」という名前。かというとそうではなくて、触ると、カメムシをちょっとマイルドにしたような臭いが手に残る「臭い木」だから、「くさぎ」だと聞きました。

秋から冬にかけては枯れて葉が落ちるのですが、でもある程度は刈っておかないと落ち葉掃除がまた大変なのですよ。排水溝に詰まったりして。

ともあれ、やっとこんなことが出来る季節にもなってきました。


ナドさんの食事の邪魔をするサヨ市。
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このあと猫パンチをお見舞いされる。
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2006年08月30日

山崎まさよし効果

蟲文庫から徒歩5分くらいの場所に、倉敷市民会館というコンサートホールがあります。大ホールのキャパシティはたしか2000人強。地方都市でそれくらいの動員を見込むわけですから、ここであるコンサートは、ドリカムに倉木麻衣に平井堅など、相当な有名人ばかりです。

夕方近くになると、いかにも「いまからコンサート」という雰囲気の人々が、ぞろぞろという感じで店の前を通ります。でも、そんな有名人のコンサートに、これからまさに行かんとする人の発する波長と、十年一日が如く古本を売り買いしている蟲文庫の発する波長の間にはあまりにも落差があります。ついでに立ち寄られるようなことも殆どありませんし、ごく稀に入ってこられても、売上げに繋がったためしはありません。

ところが先日、普段は人影もまばらな月曜だというのに、昼過ぎくらいから夕方まで、若い女性の2〜3人連れが引きも切らず。どうやら、これから件の市民会館で何かあるらしい。しかも、3割くらいの確率とはいえ、本を買って行かれる方まである。誰だ、今日は誰なんだ....と思っていたところ、閉店間際に近所の雑貨屋のFさんが覗いてくれ、「今日、山崎まさよしらしいですね」と。おおっ、なるほど。歌はよー知らんけど、なんかちょっと納得。

ただ、こんな日の夕方、たまにこちらが「おっ」と思うような本をお買い上げ下さる30〜40代の男性が来られることがあるのですが、お話しを伺うと、たいがいそういう興業の裏方さんだったりします。リハーサルも済んで、ちょっと手持ちぶさたになる時間に会場付近をぶらぶら...あ、こんなところに古本屋が..ということらしいです。いつだったか、天童よしみのバックバンドの者で...という方もありました。


本文とは関係のない写真。
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今日のナドさん。ガーゼのおふとんでしあわせ。


芸能ネタといえば、先日のオダギリジョー(オダジョーと略すらしいが、わたしは人名を省略するのはあまり好きでない。デビシル(=デヴィッド・シルヴィアン。お若い皆様のため念の為)とかも嫌だったなー)。
あれから、「私も好き!」(郡山のPさん)とか、「県北のT市で、同い年で隣の学区だった。当時から目立つタイプだった」(マヘル仲間のGちゃん)、などなど、思わぬ反響がありました。その他、「あんたあれ、オダジョーがいいんじゃなくて、鹿のカブリもんが欲しいだけちゃうの?」というスルドイ指摘も。うん、あれは欲しい。

posted by 蟲文庫 at 13:31 | 古本屋日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月28日

すきま本棚

そろそろ9月。ということは、10月からはじまる蔵書票展も、もうすぐです。今朝も〈野の花工房〉のみずえさんに車を出してもらって、材木を買いにホームセンターへ。

蔵書票という、小さく繊細な作品の展示です。いまのまま、本棚の間などに飾ってしまうと、これはほとんど「ウォーリーを探せ」状態。錚々たる顔触れの作家さまをお迎えして、「スタンプラリー、さて全部見つけられるかな?」なんてことをするわけにもいきません。ここはなんとしても目の高さでみていただける白い壁面を用意しなくては。

で、狭い店内を見渡しましたところ、現在文庫本が並んでいる東面の大きな本棚を取り外せば、その後ろに2メートル×2メートル程度の漆喰いの壁が出現します。よし、ここだっ!ということになりました(いや、もちろんひとりで考えてひとりで決断しているんですけども)。ただ、じつは文庫本というのは主力商品のひとつなのです。1ヶ月間とはいえ、文庫の数が半分以下に減るというのは痛い。

そこで先の材木です。空いた空間はくまなく本棚にしようとする古本屋根性を発揮して、数箇所に隙間本棚を作ることにしました。これでだいたいは収まることでしょう。

ともかくとりあえずの目処がたってひと安心。これでいつふたたび「大工の神様」が降りていらしても受け入れ態勢はバッチリです。
みずえさん、いつもありがとうございます!


昨日は店を閉めてから、市内の知人宅の「亀ハウス」を訪問。こちらは、ご自宅の敷地内に亀専用の家があり、その中で何匹もの亀が暮らしているという、わたしにとっては夢のような空間です。13才になる、大きなゾウガメまでいるんですよ〜。

マルギナータリクガメと白いギリシャリクガメのベビーを
持たせてもらってうれしい蟲文庫。
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でも後ろのソニック・ユース(家主さま)にピントが合ってますが。


今日、書肆アクセスの畠中さんから石丸久住氏のてぬぐい、古書現世の向井さんからは目録、奈良の桝居孝さんからお葉書が届きました。昨日の日記とちょっとシンクロしていてなにやら楽しかったです。ありがとうございます。

posted by 蟲文庫 at 17:59 | 古本屋日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月13日

大工の神様

「いいな〜京都。下鴨神社いいな〜」と店番しながらぶつぶつ言っていたら、「どうにもならないことをうにゃうにゃ言ってないで、前を向いて働きなさい」とばかりに〈大工の神様〉が降りてきました。

降りてきたからには、何をおいてもやらねば済みません。猛然と棚を一本つくりました。

手持ちの材料で出来る範囲のサイズを割り出して(なぜか、こういう計算はすぐにできる)板を切り、木ねじで組み立てます。ジグソーとドライバードリルがあるので早いものです。ありがとう電動工具さん。

完成〜。新書用の棚です。
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ツラが揃うよう、奥にストッパー用の荒材を打っています。

そして、その勢いのまま黙々と値付け。古い岩波新書のみなさまです。
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あー埋まった埋まった。満足満足。

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2006年07月20日

いじめられっこ

雨続きで商売あがったり。自転車なので本の運搬もできません。じゃあ、本棚でも作ろうかなあと思ったら、材木を置いていた場所がまずくてびしょ濡れ。乾くまで手が付けられません。

「あーあ」なんてぼやいていたら、Nさんから、「んもぉ、田中ちゃんてば、なんなら若いツバメでも紹介しましょうか? 車の運転ができるやつ」などと言われてしまう。車の運転ができるツバメを飼うゆとりがあるなら、車を買いますよ。
そしてさらに、「“男は論理と機械”“女は衣装と化粧” って云うけれど(足穂ね)、あなたはぁ....論理でも機械でも衣装でも化粧でもないよねえ。なんなの?」なんていう追い討ちまで。そうだ、かつて初対面で「あなた、本当に生まれたときから女の子?」と真顔で尋ねてきたのもNさんだった。くそー。

そういえば、書肆アクセスの畠中さんもよくご存じという、札幌の海豹舎という出版社のAさん。このところ時々岡山までいらっしゃるのですが、先日のこと、「田中さんて、僕より年上かなあ?」と言われるので、「......Aさん、おいくつですか?」と聞き返すと、「ぼく?畠中さんといっしょ」と。......年上じゃありませんよっ!! 

まったくもー。一生懸命やってるんだから、そんなにいじめないでください。


待望の、【早稲田古本村通信110号】、南陀楼綾繁氏「体育が嫌い」ばなしの続編。なんだかまるでわたしのことみたいです。体育は大嫌いでしたが、所属していた生物部で、変形菌(粘菌)の採集に野山を分け入ったりすることにはまったく苦痛を感じませんでしたし、いまも、自転車に、ミカン箱ふたつぶんくらいの本を積んで平気です。でも、「早い」とか「強い」とかいうことには殆ど興味がないので、スポーツというものの中に、なんら目的を見出せないのです。

ところで、南陀楼氏は、〈運動神経だけでなく、あらゆるコトに間の悪いぼくは、徴兵されたら真先に撃たれ、天変地異では最初に死ぬだろう〉ということですが、たぶんわたしは「引き揚げ船に乗ろうとしたら、もういっぱいだからお前はダメ」と言われたりするタイプだと思います。小学生の頃、朝礼などの時に校長先生が「全校生徒600有余名」というのを聞いて、いつも自分はその「有余名」という、ちゃんと数えられていない子供の中にいれられているんだと勝手に思い込んでいました。それくらい、よく「ハズレ」ます。

蟲燐寸 第2弾。

「猫来りなば 亀遠からじ」

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2006年07月18日

舟虫がはつらつ

あれこれと、こ忙しくしておりますが、気分転換にオリジナルマッチなど作ってみました。

意味のないことわざ入りです。

「他で買う蟲も好き好き」

猫亀シリーズなど、これから何種類か作る予定。あと、山口誓子の句「舟虫がはつらつ原子力発電」を入れたのもいいなあ〜と妄想中。紙魚のイラストが似合うかも。

最近よく、「あなたの作るものは、“おしゃれ”じゃないところがいい」とほめられ(?)ます。
うむむ...でもかわいいでしょ? と自画自賛。

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 〈夏季休業のお知らせ〉

7月27日(木)〜8月1日(火)まで、夏休みをいただきます。
posted by 蟲文庫 at 14:26 | 古本屋日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月11日

岩波の棚づくり

一週間以上も続いた、蟻んこ作業も昨日で終了。値踏みもすんで、いち段落です。文庫と新書だけでも1500冊以上。うち7割くらいが岩波です。ただ、最近のものもカバーを外されているのが残念ですが、うちは「読めればいい」というタイプのお客さんも多いので、絶版文庫をお安く提供できると考えればこれはこれ。棚一本を岩波で埋め尽くすなんて、きゃ〜っウレシイ。

というわけで、まずはホームセンターに行って材木を買ってこなくては。最近はSPF材が安いので助かります。なんせ、6フィート(180センチ強)が300円くらいだもんな。幅はないけど、文庫や新書には充分。


火星の庭で行われた、「一箱古本市・仙台」は、盛況のうちに終了したようです。ご店主の前野久美子さんからお電話をいただく。蟲文庫の箱はなかなかの好成績だった模様。どんな本が売れて、どんな本が残ったのか、それをみるのも愉しみです。ともあれ、まずはお疲れさまでした。
posted by 蟲文庫 at 12:43 | 古本屋日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月07日

お魚カフェ

この前の「笛吹さんのマッチラベル」より。

カフェ菊水のマッチラベル。
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カクテルグラスの上で、どじょうや鯉が跳ねています。真ん中のは鮎かしらん。

お魚カフェでしょうか。

それにしても、この『燐票集』が、売り物ではなくて借り物というところが、古本屋として情けないところでございます。精進いたします。

posted by 蟲文庫 at 20:44 | 古本屋日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月06日

蟻の励み

このところ、ご近所の某氏の書斎へと日参しています。20畳くらいの部屋にぎっしりと本があり、その中の「もう読まん本」を数冊ずつ括って山にしてあります。わたしはそれを毎日少しずつ少しずつ運び出しているのです。車の運転ができないので自転車です。段ボールひと箱ぶんずつ、一日5〜6往復するともうへとへと。わたしは軽い心疾患があるので、体力には自信がありません。でも某氏も、「まあ、ぼとぼと(”ぼちぼち” のこと)やってくだせえ」と言われるので、そのようにやっています。気分は蟻さんです。蟲文庫なだけに。

郷土史がご専門ですが、このたび処分されるのは文学が中心。

 某氏:「新しい作家ゆうても、高橋和巳までじゃあなぁ」
 蟲 :「......」

なんて具合ですので、単行本のほうは「これが30年前なら....」というような相当キビシイ状態ですが、「目が薄うなっしもうて、もう読めりゃあへんのんじゃ」と大放出された文庫本は、なかなかオモシロ渋いラインナップ。どうやら、ちょっとくだけたものは文庫で読まれていた様子。これはありがたいです。この方は、かなりまっとうな岡山弁を話されるので、勉強にもなります。
ただ、行くたびに、「ああ、これももうええわ」とちょっとずつ増えていくので、山はなかなか小さくなってくれません。


そんなところへ届いた一通のメール便。一昨日のことです。差出人の名前を見て、しばらく固まってしまいました。

 〈石神井書林 内堀弘 拝〉

なぜだかうろたえる蟲文庫。だって、あの『ボン書店の幻ーモダニズム出版社の光と影』(白地社)、『石神井書林 日録』(晶文社)の、あの内堀さまです。もちろん一面識もありません。うわさの目録も、「見てはみたいけど、でもわたくしごときがお願いするのも...(どうせ買えんしな)」とためらい続けてはや数年。な、ナニゴトでしょうか、とドキドキしながら封を切る。

それは、なんとも、今月号の『彷書月刊』に書かせていただいた、「らしからぬ古本屋」についての感想と、店への激励がつづられたお手紙だったのです。あの気の抜けたつたない文章を、気に入ってくださったとのこと。わたしの「美穂」という名前からも、小山清の小説を思い出させる、と小山清について書かれた、『ちくま』の今月号も同封されてありました。

内堀さまは、お手紙の文面も、やはりぐっとくるものでした。蟲文庫、感激にございます。さっそくお返事を書いて投函。

「わ〜い 内堀さんにほめられた〜」というのを励みに、蟻さんは明日も明後日も古本を運びます。
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2006年07月03日

笛吹さんのマッチラベル

昨日の〈ちょっといい話〉に登場したN氏から、『燐票集』という、マッチラベルを集めた本(?)をお借りしました。今週末から仙台の火星の庭で行われる「チェコのマッチラベル」展(南陀楼綾繁氏コレクション)の話をしたところ、さっそく「これ見る?しばらく貸したげるわ」と言って持ってきてくれたのです。

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たぶん、この「笛吹榮」さんという人が集めたものではないかということです。残念ながら、日付等の記載はありません。
70年代の後半、大阪の天牛書店にて、五冊組○万円で買われたのだとか。

きれいに並べて糊ではりつけてあります。やはり大阪のマッチラベルの割合が高いようです。
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全編こんなふう。もうくぎ付けです。

いまのところ、わたしの一番のお気に入り。
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サボテンと羊歯。静岡の柴田歯科医院。

蟲文庫のマッチラベルに盗用したいくらいです。


posted by 蟲文庫 at 12:23 | 古本屋日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月04日

古本屋のしあわせ

ご近所の某氏放出の人文・社会系が、軽トラの荷台スリキリいっぱい分入荷。相当にディープでヘンなもの多数。状態はあんまりよろしくないですが、これからぼちぼち手入れをして出して行きます。お楽しみに。というよりは、これらと戯れるわたしが楽しいのだ。

店の棚に、おもうものが並べられているときは、少々売れなくても平気です。買わないほうが悪いのよ、なんていうささやかな、ほんとうにささやかな自信が持てるのです。

古本屋の猫。
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すりすりはしますが、爪は研ぎません。
posted by 蟲文庫 at 20:00 | 古本屋日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月28日

巴里でムシブンコ

いまくらいの時季は、どういうわけか、ヨーロッパからの観光客が多いのです。蟲文庫の前の通りからは毎日のようにドイツ語やフランス語が聞こえてきます。

さすが日本の田舎を観光しようという方々ですから、日本文化に関心の高い方も多く、しょっちゅう、「ビゼン? トーゲイ?」とか言われて、思いっきり日本語で「あー、備前焼の本ですかー、いまエエのないですねー」と答えつつ、ふるふるふるふると首を横にふっています。
英語くらいはできたらなあ.....と思うのですが、必要に迫られることなど殆どないので、やはりなかなか覚えられません。

うちの近くにあるKという民宿は、旅館よりもリーズナブルで日本情緒を味わえるということからか、このような欧米の方々にも人気があるのですが、いかんせん、微妙にわかり難い場所にある上、入り口にアルファベットでの表記がないため十中八九は迷うのです。で、そのまま通り過ぎてずんずん歩いているうちに、だんだん「ア、レ?」と不安になりはじめる、ちょうどそのあたりに蟲文庫があるんですね。おかげでこれまたしょっちゅう「スミマセン(と、ここでメモを見る)、K??」と、尋ねられます。
そこは、たった200メートルくらいしか離れていないのですが、日本人に日本語で説明するにしても、やや面倒な場所。仕方がないので、やおらガタッと立ち上がり、「ほな、いっしょに行きますわ」とつぶやきながら目的地までご案内しています。

まあ、こんなことは日常茶飯事なのですが、つい最近、親しい友人が「○○ちゃんがいまパリに語学留学しているんだけど、この前あった交流会みたいなので倉敷出身だと言ったら、蟲文庫を知ってるっていうフランス人の男の人がいたらしいよ。なんかコケがどうとか言ってた」と....。

そうそう、昨年、このようにご案内した中に、かなり日本語の出来るフランス人の男性があって、翌日あらためて御礼を言いに来られたので、これはまた珍しく律義な...と内心思っていたら、なんでも小津安二郎と河瀬直美のファンだとかで、なんだかよくわからないけどちょっと納得。そしてこちらは「デロール」(パリにある標本商)に行きたいだとか、フランスのコケが見たいだとかいう話をしたことがあったのです。
まず、この方に間違いないでしょう。

パリでフランス人に「コケ」とか「ムシブンコ」とか言われてたって...。なんかうれしいようなうれしくないような。とにかく世の中は狭いのです。


『たくさんのふしぎ 好奇心の部屋 デロール』
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その男性はパリ郊外にお住まいということでしたが、デロールのことはご存じなく、
「帰ったら行ってみます」というようなことを言われていました。
ほんとに行ったのかな。

posted by 蟲文庫 at 14:17 | 古本屋日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月27日

忘れてみたい

今月も無事家賃を払いおえ、やれやれとひと息。
でも、店を始めて13年ほど、未だ家賃の滞納は一度もありません。だって支払い日、忘れたくても忘れられませんから。たまには「あー、家賃払うの忘れてたー」なんて言ってみたいです。

遠方の方から電話がある。なんでも、以前こちら方面を旅行された際に立ち寄られたそうで、その時迷って買わずに帰った○○という本がやっぱり気になるのだけど、まだありますか?との問い合わせ。
その方は「この前そちらへ伺った時...」という言い方をされたので、わたしのほうはなんとなく、ここ2〜3ヶ月以内くらいを想像し、確かにその○○という本に覚えはあるけれど、この半年以内に売れた記憶はない。じゃあ、まだあったかなとそのジャンルの棚の前へ行って探すも見つからず。で、はっと気が付いて、もう一度電話口にもどり、「すみませんが、”この前” というのはいつ頃のことですか?」と尋ねてみると、やっぱりだ、もう2年以上も前だとか.....。あのね、お客さん、いくらうちが暇な古本屋だとはいえね、ちょっとそれはないでしょう? と、言いたい気持ちをぐっとこらえ、「あ〜、2年前ですかあ、それはちょっとねえ、もう売れてますねえ」と返事をし、その方にはひどくがっかりされました。

ちなみにその○○という本は、「2年前」というのをキーワードに、1年ちょっと前に売れた場面を思い出しました。

あと、少し前には、「△△という本を4年(!)くらい前の、シンフォニービルの古書展(岡山で定期的に開催されているもの)で見たのだけれど、それを出していた店にまだありますかね?」というトンデモナイ電話もありました。しらんわ。

まあでもね、古本屋の本て、いつまでもそこにあるような気がするというのも解ります。でもそれじゃあ、月ン万円の家賃は払えないんですよね。動かないようにみえても動いているんですよ。少しずつは。

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(昨日の答え)
仙台〈火星の庭〉、東京〈古書ほうろう〉、京都〈ガケ書房〉、倉敷〈蟲文庫〉の4店に共通する事柄は、「夜の本屋・友部正人ライブ」を行った店。でした。
蟲文庫での様子はコチラ http://mushi-bunko-diary.seesaa.net/article/5822781.html

posted by 蟲文庫 at 13:12 | 古本屋日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月01日

よくある質問

いよいよ今月から「早稲田古本村通信」に連載を書かせていただくことになったので、店を始めたいきさつや、これまでの出来事などを思い出しながら "ネタ帳” 作りに励む今日この頃。なにせ、小、中、高と、作文・感想文なんてマトモに書いたことがないですからね(そもそも宿題全般をやらない子供でした、ので、しょっちゅう立たされていました。後ろの席だった人ごめんなさい)、これはかなりプレッシャーです。あとは、「よくある質問」なんかについて書いてもいいのかな。「蟲文庫の『たくさんのふしぎ』」。

その〈よくある質問〉といえば、「この店は自分でやっているのか?」、「なぜ古本屋をはじめようと思ったのか」、「女の人が古本屋なんて珍しいですね」、「蟲文庫という屋号の由来は?」、「〈蟲〉という字はなんと読むのか?」、「古本屋をはじめる前は何をやっていたのだ」、「仕入れ先は?」、「これで成り立つんですか?」、「古本屋はどうやって始めたらいいんですか?」、「ここの家賃は?」などが代表的なのですが、それらと同じくらいよく尋ねられることに「お昼はどうしてるんですか?」というものがあります。お昼ご飯はどこでどうやって何を食べているのだ? と なぜだか実によく聞かれるのですよ。

わたしは他人がお昼ご飯をどうしているかなんてあまり気にしたことがなかったので、最初「へ?」という感じで面食らいましたが、とりあえず、「奥に小さな台所があるので、お客さんのないような時を見計らって、ご飯に煮物とか若布うどんとかを適当に作って食べる。忙しい日はトーストとか」とありのままを答えると、みなさんそれで充分納得してくれるんですが、しかし、お昼ねえ...そんなに気になるものなんですかね?ふしぎ。

でもそうだ、古書現世の向井さんの日記を読んでいると、「昼、家(お店から徒歩数分の場所にあるらしい)に帰ってご飯を食べ、昼風呂に入ってから少し昼寝」というようなことがよく(いや、たまに)書かれてあるのですが、これはちょっと羨ましい。猫みたい。


今朝、コケの写真を撮ろうと思ったら風が強くてなかなか上手くいきませんでした。
コケも風に揺れるのです。
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小人の森みたい?
posted by 蟲文庫 at 15:03 | 古本屋日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする