◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2017年11月15日

再び「星と本とくらす」のお知らせ

宣伝用のチラシが届きましたので、わたしと古本斑猫軒さんとのトークイベント「星と本とくらす」のお知らせをあらためて。忘年会シーズンの土曜日でみなさまお忙しいとは思いますが、ご都合のつく方はぜひ!

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11月25日(土)岡山大学 津島キャンパス内 Jテラスカフェで 「秋の夜長の本だんぎ 〜星と本とくらす〜」というトークイベントを行います。

出演:蟲文庫 田中美穂(聞き手:古本斑猫軒 渡邉賢二)
日時:2017年11月25日(土)18:30〜20:00(開場18:00)
料金:500円+ワンドリンク(500円〜)
定員:50名程度

古本屋のことや、文章を書くようになったきっかけ、自分の本を出すことになって初めて知った出版の世界のこと、今年出した『星とくらす』のことなどを、地元の同業の茶飲み仲間である斑猫軒さんとお話しします。

お申し込み:メールもしくは電話にて、お名前/参加人数/電話番号/(その他)をお知らせください。
メール:sbc.20171125@gmail.com
電話:0863-51-2920(451ブックス)

どうぞよろしくお願いします。

企画・運営:瀬戸内ブッククルーズ

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posted by 蟲文庫 at 14:48 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月09日

『珈琲の建設』『室内展示』

11月に入って、なぜか突然日記の更新が勢いづいてきました。今日は最近の新入荷(新刊)です。

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『珈琲の建設』オオヤミノル(誠光社)1500円+税。sold out

野蛮なエスプリと高邁な屁理屈で語り尽くす、
珈琲の技法、
美味しいの境界線、
喫茶店という文化。

読むものを兆発し、
苛立たせる、
堂々巡りの「反=珈琲入門」

(本書帯文より)


昨年の冬、ご本人から「珈琲の本、また作ってる」と伺って楽しみにしていました。オオヤさんによる珈琲の技法、味、喫茶店という場などについての思索の本。蟲文庫での十数回に渡ったレクチャーのおさらいにもなりました。

オオヤさんの珈琲に出会ってから、珈琲に限らず自分にとっての「美味しい」が見つけやすくなり、そしてますます「美味しい」の世界が広がったのは確かです。

京都 誠光社発行。

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『室内展示(I draw what I see)』松田水緒(オートリバース)1400円+税

蟲文庫では『胞子文学名作選』のイラストや『下北沢マンガ しもまん』、「ヴェイユと動物バッジ」でお馴染の松田水緒さんの初の作品集です。限定100部。

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わたしも1枚、松田水緒さんによるオーバードローイングのハーフパンツを持っています。

posted by 蟲文庫 at 15:59 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月08日

『原民喜童話集』


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『原民喜童話集』+別巻『毬』(発行:イニュニック/編集:未明編集室)
2冊組 函入り 2750円+税


今月15日に発売になりますが、荻窪 title と 倉敷 蟲文庫ではすでに先行販売がはじまりました。

詩人/小説家・原民喜が残した美しく透明な童話七篇に、全集未収録の詩篇一篇を加えた初めての童話集です。

別巻『毬』目次

「鈴に気づく日」蜂飼耳(詩人/作家)
「原民喜童話と『星の王子さま』竹原陽子(原民喜文学研究者)
「稀なる星よ、一羽の雲雀よ」須藤岳史(音楽家)
「幻のみどり」田中美穂(蟲文庫)
「民喜の中の地下水 ー原時彦氏を訪ねてー」外間隆史(本童話集編集者)
「想画集 ー原民喜にー」外間隆史

わたしは原民喜が、倉敷に嫁いでいた妹の家を戦後二度ほど訪ねたことを書いている作品(「氷花」「永遠のみどり」)をもとにした「幻のみどり」というエッセイを寄せました。


発売を記念して下記のようなトークイベントも行われます。(※ 東京 荻窪 titleでのイベントはすでに終了しました)


●11/7(火)荻窪 Title
蜂飼耳×外間隆史
「鈴に気づく日」と題し、この時代に耳をすますことについてを詩人とお喋り。

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詳細:http://www.title-books.com/event/3581


●11/25(土)京都 恵文社一乗寺店COTTAGE
話題の新作『回遊人』を発表したばかりの吉村萬壱さんとトークイベントを。
作家のまなざす果てに何があるのか。

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詳細:http://www.cottage-keibunsha.com/events/20171125/



東京、京都のあとは、おそらく広島でも行われるのではないか、と小耳に挟んでいます。


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『新版 幼年画』原民喜(瀬戸内人)
1800円+税

版元の瀬戸内人のほうでは、もう残り少なくなっているということですが、蟲文庫にはまだある程度まとまった数の在庫がありますので、ご興味のおありの方やお店さまがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

posted by 蟲文庫 at 13:06 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月06日

びっくりしいのミルちゃん

元二代目店番猫として、これまで多くのみなさまから可愛がり、気にかけていただいていた我が家の猫のミルですが、先月中旬に老衰のため、どこか向こうの世界へと旅立っていきました。22歳だと思っていたのですが、あらためて数えてみたら、21歳と5ヶ月でした。ここ数年は、決して元気とまでは言えなかったものの、いよいよ立ち上がれなくなった、息をひきとる2日ほど前までは、いつもの場所まで歩いて行って水を飲んだり、舐めるタイプのパウチフードを食べたりしていました。
このあたりの言葉で「びっくりしい」と言うのですが、標準語だと「臆病」とか「怖がり」になるでしょうか、神経質といえば神経質なのだけれど、かといって「繊細」というのではないマイペースな性格で、子猫の頃から「わりと長生きするんじゃないかな」とは思っていたのです。そして思っていた通り、病気ひとつすることなく、ずいぶん長生きしてくれました。おおよそ22年前といえば、わたしが古本屋を始めて2年目、まだ23歳の頃です。「こんなに小さいのに、ようこんなに長く生きてくれたねえ、えらいねえ」としみじみとつぶやいた母の言葉を繰り返し思い出します。ほんまにね。


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ほんとうに、長い間ありがとう。
posted by 蟲文庫 at 14:09 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月05日

休みの日

こないだの休業時は、法事のため台風通過中の東海地方へ行って帰ったり、夏疲れが長引いて治らない各種症状のため通院したりで落ち着かずにいましたが、最後の二日はゆっくりできて、木々が色づきはじめた京都では百万遍の秋の古本市(人生初!)に行ったり、動物園に行ったりしました。


百万遍知恩寺

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初日のお昼前に行ったので、会場内で、あの方とかあの方とかあの方にばったりお会いしました。

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スタンプラリー達成でもらえる40周年記念のクリアファイル。

京大の中のあれも健在でした。
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一番上にコケとギンナン。



翌日は京都市動物園。

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去年の春にはまだ子ヤブイヌ(子犬)だった数匹はすっかり大きくなっており、どれが親で子なのかまったく見分けがつきませんでした。


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ブラジルバクの子供にはまだぎりぎりウリボウ模様が。

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名前は「ナット」君。眠そう。


ツシマヤマネコ。
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眠そう。


フェネックギツネ。
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眠そう。


posted by 蟲文庫 at 13:00 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月04日

「星と本とくらす」


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先週、思いがけないことに『苔とあるく』(WAVE出版)の増刷が決まったとの知らせがありました。第5刷になります。発売がちょうど10年前の2007年10月。担当編集の飛田さんと「10年後にも書店に並んでいる本にしたいですね」と言いながら作った本ではありますが、努力したり、望んだりするだけで実現するものではありませんので、うれしさもひとしおです。これからもどうぞよろしくお願いします。

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(おしらせ)

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11月25日(土)岡山大学 津島キャンパス内 Jテラスカフェで 「秋の夜長の本だんぎ 〜星と本とくらす〜」というトークイベントを行います。

出演:蟲文庫 田中美穂(聞き手:古本斑猫軒 渡邉賢二)
日時:2017年11月25日(土)18:30〜20:00(開場18:00)
料金:500円+ワンドリンク(500円〜)
定員:50名程度

古本屋のことや、文章を書くようになったきっかけ、自分の本を出すことになって初めて知った出版の世界のこと、今年出した『星とくらす』のことなどを、地元の同業の茶飲み仲間である斑猫軒さんとお話しします。

お申し込み:メールもしくは電話にて、お名前/参加人数/電話番号/(その他)をお知らせください。
メール:sbc.20171125@gmail.com
電話:0863-51-2920(451ブックス)

どうぞよろしくお願いします。

企画・運営:瀬戸内ブッククルーズ

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『AERA』の「読書days」というリレーエッセイのコーナーに今週号から書かせていただいています。自身の読書遍歴についての全5回の連載。よかったら読んでみてください。第1回目は『ベルリン物語』橋口譲二(情報センター出版局)です。

posted by 蟲文庫 at 15:32 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月03日

来年の猫カレンダー

いつの間にか今年ももう残すところ2ヶ月を切りました。おそろしいことですね。

来年のカレンダーが入荷しています。たまたまなのですが全て猫カレンダー。猫好きの皆様どうぞよろしくお願いいたします。


●山口マオ「MAOカレンダー2018」

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(卓上)580円+税
(壁掛)1200円+税


●書肆 吾輩堂×山福朱実「猫ぞろぞろカレンダー 2018」

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(壁掛) 1700円(税込)


●ミロコマチコ カレンダー2018「鉄三、うちの猫たちはね。」

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(壁掛)540円(税込)
posted by 蟲文庫 at 13:31 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月15日

通勤路の田んぼ

田んぼの稲が実ってきました。一年中、どの季節の田んぼもいいものですが、稲刈りが近づく時期は格別です。
初夏に田植えがおわり、しばらくして「稲苗もずいぶんしっかりしてきたなあ」などと眺めたりしているうちに暑い暑い夏がやってきます。照りつける太陽のもと、じっと息を詰めるようにして過ごし、そしてお盆をすぎて、近所の人らと「朝晩はだいぶらくになりましたねえ」などと言いあいながら、ふと落ち着いて田んぼを眺めると、もう稲穂も垂れはじめているのに気がついて、「わあ、もう秋だ」と目を見張る、といういつものパターン。うちは農家ではないので暢気なものです。

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青々と、頼もしく育っている稲苗(7月22日)

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稲穂が垂れてきて、これからだんだん金色になります(9月14日)



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夏から秋へ、といった感じの雲。
posted by 蟲文庫 at 13:22 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月11日

運動靴デビュー

朝晩ずいぶん涼しくなりました。日中はまだまだ30℃前後あるとはいえ、動きやすくなったせいか、ここのところうれしい買取りが続いています。それにしても、9月にはいった途端、素足にサンダルやノースリーブのワンピースなどを見ると、なんだか落ち着かないような、心もとないような気持ちになるのも不思議なもので、こないだ冬物洗って仕舞ったところなのになあ、と意識は少しずつ防寒のほうへ。

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入口を開けっぱなしていると、さっそくやってきたご近所さん。
猫のみなさんも過ごしやすそう。


昨年から、月に一度程度、数日間京都に滞在するようになりました。仕事でも遊びでもなく、家事手伝いで。店にとっては、休業日が不規則になるのは良くないに決まっていますが、この歳(45歳)になるまで、ただの一度も倉敷以外の場所で生活したことがなかったので、いい経験といえば、いい経験で、そしてちょっと時間が出来た時にはあちこちのすばらしい書店や古書店へ行けるので、大変勉強にもなります(蟲文庫への反映のほうは、これからぼちぼち……)。
でもなにより「よかったなー」と思っているのは「昼間に外を歩く時間が出来た」こと。もうずっと、20年以上も、午前中に自転車で店まで行って、ずーっと帳場に座って、そしてすっかり暗くなってからまた自転車で帰る、という生活を続けていたので、まとまった時間歩くことなどほとんどなかったのです。そんなこんなで、去年、大人になってはじめて「歩きやすい靴」というものを買いました。子供の頃から運動が大嫌いで、運動を連想させるTシャツやスニーカーまで嫌いだったのですが、どちらもついにデビューを果たすことができました。スニーカーというのは、ほんとに歩きやすくていいものですね。移動が増えたので当然忙しくなりましたし、これまでとは違う部分の体力を使うようにもなりましたが、おかげで慢性の座骨神経痛は軽くなってきました。近所の人から「なんか顔色よくなったね」とも言われます。運動って大事だなあ。これからも、まずは健康第一でやっていきたいと思います。よろしくお願いします。


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散歩に最適の鴨川。

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こないだは、自転車で上賀茂神社まで行きました。
posted by 蟲文庫 at 13:02 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月02日

看板の金具

昨日の昼間、表でガターンと大きな音がしたので慌てて出てみたのですが、周囲は特に変わった様子もなく、「あれ?」と狐に摘まれたような思いでまたそのまま帳場に戻りました。そして、そんなことがあったのもすっかり忘れていた夕方、水やりのために表に出てみると、店の看板が落ちているのにやっと気がついたのでした。ちょうど、建物とその前に停めている自転車との隙間に落ちていたので、目立たなかったのです。見てみると、取り付けていた金具が老朽化して切れたようでした。そういえば、2000年8月にここに移転した時から一度も取り換えたことはないはずなので、17年ほどたってついに切れたということです。

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すぐ直しました。
これからの17年ほども頑張ってほしいです。


9月に入り、朝晩がずいぶん過ごしやすくなりました。空にはいつのまにか秋の雲。

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夏を惜しんで、夏っぽい鴨川の亀の写真を。


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(おしらせ)


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『東京人』10月号 特集「クラシック音楽都市?東京」の巻頭エッセイを書かせていただきました。
特集とは関係のない「星のはなし」です。

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『サンデー毎日』(9.10.2017 増大号)に『星とあるく』の著者インタビューを掲載していただきました。インタビューと執筆は南陀楼綾繁さんです。
posted by 蟲文庫 at 16:25 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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