◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2017年11月06日

びっくりしいのミルちゃん

元二代目店番猫として、これまで多くのみなさまから可愛がり、気にかけていただいていた我が家の猫のミルですが、先月中旬に老衰のため、どこか向こうの世界へと旅立っていきました。22歳だと思っていたのですが、あらためて数えてみたら、21歳と5ヶ月でした。ここ数年は、決して元気とまでは言えなかったものの、いよいよ立ち上がれなくなった、息をひきとる2日ほど前までは、いつもの場所まで歩いて行って水を飲んだり、舐めるタイプのパウチフードを食べたりしていました。
このあたりの言葉で「びっくりしい」と言うのですが、標準語だと「臆病」とか「怖がり」になるでしょうか、神経質といえば神経質なのだけれど、かといって「繊細」というのではないマイペースな性格で、子猫の頃から「わりと長生きするんじゃないかな」とは思っていたのです。そして思っていた通り、病気ひとつすることなく、ずいぶん長生きしてくれました。おおよそ22年前といえば、わたしが古本屋を始めて2年目、まだ23歳の頃です。「こんなに小さいのに、ようこんなに長く生きてくれたねえ、えらいねえ」としみじみとつぶやいた母の言葉を繰り返し思い出します。ほんまにね。


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ほんとうに、長い間ありがとう。
posted by 蟲文庫 at 14:09 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月05日

休みの日

こないだの休業時は、法事のため台風通過中の東海地方へ行って帰ったり、夏疲れが長引いて治らない各種症状のため通院したりで落ち着かずにいましたが、最後の二日はゆっくりできて、木々が色づきはじめた京都では百万遍の秋の古本市(人生初!)に行ったり、動物園に行ったりしました。


百万遍知恩寺

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初日のお昼前に行ったので、会場内で、あの方とかあの方とかあの方にばったりお会いしました。

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スタンプラリー達成でもらえる40周年記念のクリアファイル。

京大の中のあれも健在でした。
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一番上にコケとギンナン。



翌日は京都市動物園。

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去年の春にはまだ子ヤブイヌ(子犬)だった数匹はすっかり大きくなっており、どれが親で子なのかまったく見分けがつきませんでした。


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ブラジルバクの子供にはまだぎりぎりウリボウ模様が。

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名前は「ナット」君。眠そう。


ツシマヤマネコ。
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眠そう。


フェネックギツネ。
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眠そう。


posted by 蟲文庫 at 13:00 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月04日

「星と本とくらす」


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先週、思いがけないことに『苔とあるく』(WAVE出版)の増刷が決まったとの知らせがありました。第5刷になります。発売がちょうど10年前の2007年10月。担当編集の飛田さんと「10年後にも書店に並んでいる本にしたいですね」と言いながら作った本ではありますが、努力したり、望んだりするだけで実現するものではありませんので、うれしさもひとしおです。これからもどうぞよろしくお願いします。

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(おしらせ)

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11月25日(土)岡山大学 津島キャンパス内 Jテラスカフェで 「秋の夜長の本だんぎ 〜星と本とくらす〜」というトークイベントを行います。

出演:蟲文庫 田中美穂(聞き手:古本斑猫軒 渡邉賢二)
日時:2017年11月25日(土)18:30〜20:00(開場18:00)
料金:500円+ワンドリンク(500円〜)
定員:50名程度

古本屋のことや、文章を書くようになったきっかけ、自分の本を出すことになって初めて知った出版の世界のこと、今年出した『星とくらす』のことなどを、地元の同業の茶飲み仲間である斑猫軒さんとお話しします。

お申し込み:メールもしくは電話にて、お名前/参加人数/電話番号/(その他)をお知らせください。
メール:sbc.20171125@gmail.com
電話:0863-51-2920(451ブックス)

どうぞよろしくお願いします。

企画・運営:瀬戸内ブッククルーズ

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『AERA』の「読書days」というリレーエッセイのコーナーに今週号から書かせていただいています。自身の読書遍歴についての全5回の連載。よかったら読んでみてください。第1回目は『ベルリン物語』橋口譲二(情報センター出版局)です。

posted by 蟲文庫 at 15:32 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月03日

来年の猫カレンダー

いつの間にか今年ももう残すところ2ヶ月を切りました。おそろしいことですね。

来年のカレンダーが入荷しています。たまたまなのですが全て猫カレンダー。猫好きの皆様どうぞよろしくお願いいたします。


●山口マオ「MAOカレンダー2018」

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(卓上)580円+税
(壁掛)1200円+税


●書肆 吾輩堂×山福朱実「猫ぞろぞろカレンダー 2018」

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(壁掛) 1700円(税込)


●ミロコマチコ カレンダー2018「鉄三、うちの猫たちはね。」

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(壁掛)540円(税込)
posted by 蟲文庫 at 13:31 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月15日

通勤路の田んぼ

田んぼの稲が実ってきました。一年中、どの季節の田んぼもいいものですが、稲刈りが近づく時期は格別です。
初夏に田植えがおわり、しばらくして「稲苗もずいぶんしっかりしてきたなあ」などと眺めたりしているうちに暑い暑い夏がやってきます。照りつける太陽のもと、じっと息を詰めるようにして過ごし、そしてお盆をすぎて、近所の人らと「朝晩はだいぶらくになりましたねえ」などと言いあいながら、ふと落ち着いて田んぼを眺めると、もう稲穂も垂れはじめているのに気がついて、「わあ、もう秋だ」と目を見張る、といういつものパターン。うちは農家ではないので暢気なものです。

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青々と、頼もしく育っている稲苗(7月22日)

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稲穂が垂れてきて、これからだんだん金色になります(9月14日)



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夏から秋へ、といった感じの雲。
posted by 蟲文庫 at 13:22 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月11日

運動靴デビュー

朝晩ずいぶん涼しくなりました。日中はまだまだ30℃前後あるとはいえ、動きやすくなったせいか、ここのところうれしい買取りが続いています。それにしても、9月にはいった途端、素足にサンダルやノースリーブのワンピースなどを見ると、なんだか落ち着かないような、心もとないような気持ちになるのも不思議なもので、こないだ冬物洗って仕舞ったところなのになあ、と意識は少しずつ防寒のほうへ。

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入口を開けっぱなしていると、さっそくやってきたご近所さん。
猫のみなさんも過ごしやすそう。


昨年から、月に一度程度、数日間京都に滞在するようになりました。仕事でも遊びでもなく、家事手伝いで。店にとっては、休業日が不規則になるのは良くないに決まっていますが、この歳(45歳)になるまで、ただの一度も倉敷以外の場所で生活したことがなかったので、いい経験といえば、いい経験で、そしてちょっと時間が出来た時にはあちこちのすばらしい書店や古書店へ行けるので、大変勉強にもなります(蟲文庫への反映のほうは、これからぼちぼち……)。
でもなにより「よかったなー」と思っているのは「昼間に外を歩く時間が出来た」こと。もうずっと、20年以上も、午前中に自転車で店まで行って、ずーっと帳場に座って、そしてすっかり暗くなってからまた自転車で帰る、という生活を続けていたので、まとまった時間歩くことなどほとんどなかったのです。そんなこんなで、去年、大人になってはじめて「歩きやすい靴」というものを買いました。子供の頃から運動が大嫌いで、運動を連想させるTシャツやスニーカーまで嫌いだったのですが、どちらもついにデビューを果たすことができました。スニーカーというのは、ほんとに歩きやすくていいものですね。移動が増えたので当然忙しくなりましたし、これまでとは違う部分の体力を使うようにもなりましたが、おかげで慢性の座骨神経痛は軽くなってきました。近所の人から「なんか顔色よくなったね」とも言われます。運動って大事だなあ。これからも、まずは健康第一でやっていきたいと思います。よろしくお願いします。


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散歩に最適の鴨川。

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こないだは、自転車で上賀茂神社まで行きました。
posted by 蟲文庫 at 13:02 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月02日

看板の金具

昨日の昼間、表でガターンと大きな音がしたので慌てて出てみたのですが、周囲は特に変わった様子もなく、「あれ?」と狐に摘まれたような思いでまたそのまま帳場に戻りました。そして、そんなことがあったのもすっかり忘れていた夕方、水やりのために表に出てみると、店の看板が落ちているのにやっと気がついたのでした。ちょうど、建物とその前に停めている自転車との隙間に落ちていたので、目立たなかったのです。見てみると、取り付けていた金具が老朽化して切れたようでした。そういえば、2000年8月にここに移転した時から一度も取り換えたことはないはずなので、17年ほどたってついに切れたということです。

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すぐ直しました。
これからの17年ほども頑張ってほしいです。


9月に入り、朝晩がずいぶん過ごしやすくなりました。空にはいつのまにか秋の雲。

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夏を惜しんで、夏っぽい鴨川の亀の写真を。


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(おしらせ)


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『東京人』10月号 特集「クラシック音楽都市?東京」の巻頭エッセイを書かせていただきました。
特集とは関係のない「星のはなし」です。

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『サンデー毎日』(9.10.2017 増大号)に『星とあるく』の著者インタビューを掲載していただきました。インタビューと執筆は南陀楼綾繁さんです。
posted by 蟲文庫 at 16:25 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月27日

夕焼けと夕方猫

日が暮れるのがずいぶん早くなりました。
19時に店を閉めると、たいてい郵便局の夜間窓口に急ぎの郵便物を出しに行ったり、近くのコンビニに公共料金などの支払いに行ったりします。日の長いうちは、その行き帰りに夕焼けを眺めたり、夕涼みの猫たちを写真に撮ったりするのが楽しみなのですが、そろそろ難しくなってきました。

こないだまでの夕焼けと夕方猫たち。

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そしてこれからの季節、楽しみになるのは星空。

初夏に出した『星とくらす』は秋からはじまる本なので、内心ずっとそわそわしていたのですが、だいぶそれらしい季節が近づいてきてほっとしています。ひきつづきよろしくおねがいします。


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(おしらせ)

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『POPEYE』9月号 特集「君の街から、本屋が消えたら大変だ!」の中でご紹介いただきました。倉敷も本屋が激減してしまった町なので「まあとにかく、本屋が一軒でも多いといいよね(古本屋だけど)」と思いながらやっています。見かけたらぜひ手に取ってみてください。
posted by 蟲文庫 at 12:16 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月20日

夏休みの店番

今年のお盆休みの期間中も大勢の方にお越しいただきました。ありがとうございました。しばらく顔を合わせていなかった友人知人も覗いてくれて、たのしい数日間でした。

こないだも、ひさしぶりに訪ねてくださったある方から「相変わらず、よくじっとしてられるわねー」と感心されましたが、だからこそ、こうして訪ねてきてもらえるんですけどね、と相変わらずそう思うのでした。


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最近よく、うちの物干し台で涼んでいるご近所さん。
posted by 蟲文庫 at 18:14 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月04日

友部さんの月と星

先日、近くまで来られていた友部正人さんとユミさんご夫妻がお立寄りくださいました。ここ数年、家の都合で店内でのライブはもちろん、近隣であったライブを観に行くことすら出来ていなかったというのに、まさか自分の店で店番をしていてお会いできるなんて。ほんとうにありがたく、うれしく「なんて幸せ者なんだ、わたし」と思いました。

お話しによれば、数日前に鎌倉のmolnというお店であった「貸切り図書館」というライブのイベントで、わたしの『星とくらす』の紹介とともに、月や星にまつわる歌を何曲か歌われたのだそうです。例えば、♪月はあんなに、明るいのに♪という歌詞の出てくる「夜よ明けるな」とか。

鎌倉 moln「貸切り図書館 49冊目」
http://cloud-moln.petit.cc/banana/2706126

他に、月だと「はじめぼくはひとりだった」「一本道」「あいてるドアから失礼しますよ」「びっこのポーの最後」「ルナダンス」「密漁の夜」「38万キロ」「ジョージア・ジョージア・オン・マイ・マインド」「イタリアの月」「空から神話の降る夜は」「夜明けからいちばん遠い2月」「月の船」などがありますね。友部さんとユミさんは「月はいろいろあるけど、星が思ったよりなかったね」と仰っていました。そういえばそうかも。星ですぐに思いつくのは「君はこんな言い方嫌かもしれないけど」の♪ちっぽけな夜空が いっぱいの星で見送ってくるよ♪とか「地球のいちばんはげた場所」の♪ぼくらは古新聞を指揮棒にして 冬の星座に歌わせた♪かな。あと「海が降る」には天の川が出てきますね。「遠来」の♪ぼくらのいる星をながめている♪とか「愛について」の♪星のように遠い場所から♪はどうでしょう。ちょっと違うかな。
ああ、できるものなら聴きに行きたかったです。


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はじめてお会いした時にいただいたサイン。
1993年12月23日といえば、蟲文庫オープンのひと月ほど前です。
当時のわたくし、21歳。

探してみたら、その時のライブのポスターが出てきました。
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シルクスクリーンによるプリントの布製。

あ、いまこうして書いていて、「月でもうひとつ思い出した!」と思ったら「君が欲しい」の♪心やさしい月の輪熊が♪で、これは月ではなくてクマでした。


ライブの時にお会いするのとは違って、近況や共通の知人のことなど、いろんなことをゆっくりとお話し出来て、たいへんうれしかったのですが、でもまた蟲文庫でもライブが出来たらいいなあということも、つくづくと思いました。そういえば、おふたりとは、15年ほど前の真夏の蟲文庫での“酸欠”「友部正人朗読会+ライブ」の話にもなりまして、笑いながら「あれ、ほんと大変だったよね」なんて。

しばらく休んでいた蟲文庫でのライブは、3月のかえる目が5〜6年ぶり、そして近くのライブハウスに観に行くことすら、先日の知久寿焼さんのソロが数年ぶり、といった状況なのですが、どちらもこれからだんだんに復帰できたらと思っています。またよろしくお願いします。


お土産にいただいた、私家版の詩画集

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友部正人と広田稔による詩画集
『色鉛筆のどんでん返し』
『風のあしあと』

posted by 蟲文庫 at 16:55 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする