◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2015年04月29日

連休前の笠岡諸島

またしても取り急ぎのお知らせです。

【GWあたりの営業について】
4月29日(水)- 5月11日(月)まで休まず営業いたします。


お天気はまずまずの予報ですね。お待ちいたしております。


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先日、ちょっと用事もあって、笠岡諸島の真鍋島へ。笠岡駅前の港から三洋汽船で白石島、北木島などを経由し1時間程度。映画『獄門島』や『瀬戸内少年野球団』のロケ地としても知られています。

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真鍋島の手前にある無人島。


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路地を歩くと猫がたくさん。

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自分が写っていてアレですが、お気に入りの1枚。
屋根の上にいるのは、まだ生後数ヶ月と思われる猫でした。

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海はまるで湖のように、おそろしく凪いでいました。

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岩場にはフジツボ、イソギンチャク、クラゲなどの海岸動物。

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カメノテも。

そういえば、高校の時の生物部のY先輩は、たしか真鍋島の民宿の息子さんで、毎日船で通学していたというのを思い出しました。部員みんなで海藻採集にも来たことあったなあ。


霞が強く、曇っていたので、展望という面ではちょっと残念でしたが、初夏の強い日差しがないぶん、島内を歩き回るには適当でした。倉敷から笠岡諸島までは、午前中9時や10時に家を出ても、夕方には帰って来られ距離なので、「ちょっとおでかけ」にもちょうどいいのです。

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(新入荷のお知らせ)

リトルモアから、きれいなノート「ナヌーク」が届きました。

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白糸、赤糸で綴じられた、無地、方眼、罫線の全部で6種類。

・無地 500円+税
・方眼・罫線 600円+税


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サイズもちょっと変わっていて、文庫本と比べるとこんな感じ。

今後継続して取り扱いの予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします!

きれいなノート「ナヌーク」http://www.nanuk.jp/

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そして杉本拓さんから「Taku Sugimoto+Manfred Werder」(CD 1800円)、「下北沢ファンクションズ/Still Alive」(CD 2160円)が届きました。

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posted by 蟲文庫 at 13:53 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月22日

コケムシテン5

お知らせが遅くなりましたが、恒例の「コケムシテン」が始まっています。


岡山県立大学デザイン学部の学生のみなさんによる、コケ観察から生まれたデザインの展示です。

・期間:4月18日(土)午後〜26日(日)
・場所:蟲文庫店内東側壁面
・時間:11:00ー19:00(店舗営業時間内)
・休日:火曜

今年も、年明けの観察会に参加された学生さんと先生方による平面、絵本、セラミックなど、おもしろい作品が並んでいます。お近くの方、ご興味のおありの方はぜひ!

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メキシコ人のマセド先生の作品「アステカ苔」もすごいです。アステカ文明の遺跡から出土する、供物をのせる器が原形なのだそう。


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posted by 蟲文庫 at 14:10 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月18日

胞子文学原画展と「岡山文庫のこと」など

なんとか確定申告も終わりまして、ほっとひと息ついたところです。でも、そのおかげで手を付けられていない事も山盛りなので、ほんとうはあまりほっと出来ていませんが、ともかく大の苦手の「計算」が終わったのでよかったです。


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散歩をしていたら、かわいいタイルをみつけました。

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ハリガネゴケの凾焉B

あちこちの梅の花もかわいいですね。


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(おしらせ1)

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3月18日(水)より、西荻・FALLにて、松田水緒さんによる 「第9回『胞子文学名作選』原画展」+「短パンとトレーナー展」がはじまりました。22日(日)には、ライブペインティングもありますよ。
お近くの方はぜひ!

西荻 FALL イベント案内:http://falldays.exblog.jp/22638598/

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(※写真は、松田水緒さん、港の人のtwitterより拝借いたしました)

松田さんの描かれる、あの、ふしぎな動物の絵が好きでたまりません。特に哺乳類ぽいの。


(おしらせ2)

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先日発売になった『本の雑誌』2015年4月号(特集:夢の楽園「万歩書店」で遊ぼう! )に寄稿いたしました。「岡山文庫のこと」という文章です。書きたいことがありすぎて、かなりぎっちりのページになってしまいましたが、よかったらどこかで読んでみてください。

岡山の、あの万歩書店の特集です。県内の方も、県外の方も、どうぞよろしくお願いいたします。
posted by 蟲文庫 at 18:19 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月04日

中年の自覚と雛祭り

以前、フリーライターの荻原魚雷さんが、「このような仕事をしていると、生活のペースはかなり気ままになるし、上下関係もあまりなく、おかげでなかなか中年の自覚が生まれにくい」というようなことを書いておられました。古本屋の世界というのも、40代などまだまだヒヨッコといわれ(なにしろ80代で現役の方もいる世界)、でも上下の関係はわりとゆるく、それぞれのペースで日々ひたすら古本を買ったり売ったり、それがどんな本だったかについて一喜一憂しているうちに一年が過ぎて行くので、やはりその自覚は生まれにくいのです。たまに新聞や雑誌などで紹介していただく時に、古本屋蟲文庫店主 田中美穂(42)などと書かれていて、その数字の大きさにぎょっとすることはありますが、でもべつにそれで自覚が生まれるわけではありません。これはなにも、いつまでも若いつもりでいるというのではなくて、どうも現状をつかみかねている、といった感じです。まあ、部下や子供がいないのも大きいのだろうとは思います。
ところが先日、東京在住の20歳代の弁護士という男性から『わたしの小さな古本屋』を読んでたいへん励まされたという内容のじつに丁寧なお手紙をいただきました。そしてそのお返事に「この店は昨年20周年を迎えました。開店したのはあなたがまだ小学生の頃になるのですね」と書いているうちに、俄然中年の自覚が生まれてきたのです。子供の頃から、なんとなく想像していた中年婦人像と自分とがようやく重なった瞬間でした。Yさん、どうもありがとうございます。なんだかほっとしました。

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今年も河津桜が咲きはじめました。

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昨年、横浜の一艸堂石田書店の石田友三さんの奥様、寿子さんからいただいたお雛さま。

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石田寿子 作

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きれいなお顔。

この歳になって、思いがけずやってきたわたしのお雛さま。旧暦の3月3日頃まで飾るので、これからまだしばらく楽しめます。家の者も「こんな可愛いのだったらいいね、ほらあのビッグバンドみたいなのは大変だけど」と気に入っていました。(注: “ビッグバンドみたい”というのは、七段飾りのこと)来年は店に飾りたいなと思っています。どうにかこうにかスペースをこしらえて。


ご近所さんから雛祭りで作られたという巻き寿司もいただきました。

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このあたりでは、巻き寿司にはたいてい穴子が入ります。


そして明石方面の親戚からは、いかなごのくぎ煮が。

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春です。
posted by 蟲文庫 at 12:11 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月14日

サランラップの子

おかげさまで、今月7日で蟲文庫は開店21周年を迎え、22年目となりました。自分で言うのもなんですが、ずいぶん古本屋らしくなりました。そしてその姿は、開業の頃に理想としていた「古本全般を扱う、なんでもないけどちょっとだけ硬めの品揃え」の町の古本屋にようやく近づいて来たような気がします。いろんな年代の、いろんなタイプの人が、それぞれに棚の前で本のページをめくっているのを見ると、「ああ、ほんとうによかったな」と思います。先行きの、決して明るくない仕事ではありますが、来年の今ごろもこのようなご挨拶ができるよう、また一年がんばって行きたいと思います。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。


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帳場まわりが、このような惨状を呈することもふえました。
(奥にいるのは近所猫のTさん)


ところで、少し前にまた髪を短くしました。ショートといえばショートなんだけど、さてこの髪形をどう説明したものかと思っていたら、昨日久しぶりに会った友達から「あ、みほちゃん!サランラップの子!」と言われ、ああ、まさにそれですよ、と膝を打ちました。

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これです。

よろしくお願いします。
posted by 蟲文庫 at 13:41 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月11日

こないだのすばる

昨日はひさしぶりに何の用事もない定休日で、目が覚めたら午後もだいぶ遅い時間になっていました。そういえば、ここしばらくの間、いくつかの締切にコケ講座や打ち合わせ、となんだかんだで睡眠時間が短くなっていたのです。あと、寒いというだけでも消耗しますしね。という、「昨日はよくねた」というそれだけの話です。すみません。

一昨日の夜、あのものすごく寒かった日。ふだんならさっさと布団に入るところなのですが、どうしても深夜まで起きている必要があったので、思い切って「物干し台の天文台」に望遠鏡を出し、オリオン周辺の有名どころを観察。

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すばる(プレアデス星団)がわりときれいに撮れました。寒いだけのことはありました。



庭の臘梅。

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数年前に苗を植えたものが、去年はじめてぽつぽつと花をつけ、今年はずいぶん賑やかに。いちばん好きな花です。

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雨の日。


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(おしらせ)

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先月発売された『本の雑誌』2月号 特集:カラーブックスが好きだ! の中の〈あの人に聞く 私の偏愛カラーブックス〉に寄稿いたしました。わたしのは「『地図のみかた』で紙上旅行!」というタイトルです。
書店には既に次の号が並ぶ時期になってしまいましたが、もし機会がありましたら読んでみてください。
posted by 蟲文庫 at 12:28 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月09日

年明けの学芸大学

賑やかなお正月休みもおわり、一段落しました。今朝はようやく知り合いのお店などに年始参りを。あちこちで「やー、すっかり静かになりましたねえ」と淋しいような、いくらかほっとしたような顔でご挨拶。店のほうも、観光シーズンを避けて来られる方がほとんどになり、古本屋らしいのんびりした雰囲気が戻りました。

途中で見かけたカワセミ。

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年賀状もたくさんいただきました。ありがとうございます。わたしのほうも例年とくらべればかなり早いペースで書くことができましたが(まだ完了はしていませんが)、長年使ってきたプリントゴッコが消耗品の生産すらも中止になってしまったため、どうしたものかと迷いに迷った揚げ句、そのまま迷走感あふれる絵柄となりました。

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困り顔のマヌル猫です。



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(おしらせ)

1月17日(土)ー2月15日(日)まで、東京・学芸大学(という地域名です。学芸大学という駅があります。大学構内ではありません)の古本屋「流浪堂」の店内でおこなわれる【反骨の軟体 岡村淳の脳内書棚】というフェアに参加させていただきます。岡村淳さんとの出会いは『苔とあるく』なので、自然科学の本を多めに準備しました。港の人さん、サウダージブックスさん、市場の古本屋ウララさんなども出品されます。お近くの方、ご興味のおありの方はぜひお運びください。


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岡村淳さんの著書『忘れられない日本人移民』(港の人)

詳しくは流浪堂さんのフェイスブックを。
https://www.facebook.com/pages/流浪堂/153603588097115

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(冬季休業のおしらせ)

1月13日(火)から23日(金)まで冬季休業いたします。休業中はいただいたお問い合わせ等へのご対応が遅れる場合がありますが、24日以降順次ご連絡いたしますので、なにとぞよろしくお願いいたします。
posted by 蟲文庫 at 13:36 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月02日

未年

あけましておめでとうございます。

大晦日は例年になく暖かかったせいかご来店も多く、そして恒例となった顔ぶれも覗いてくださって、とてもうれしいしめくくりとなりました。おかげさまで昨年2月に20周年を迎えることができ、そしてまたなんとか年を越すことができました。これまでじわじわのろのろと水面下で進めてきたあれとかこれも、そろそろお知らせできるのではないかと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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干支の干菓子。

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雪だるまと蓑亀も。


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【年始の営業と休業】

・年始は2日(金)より営業。
・6日(火)は定休日
・7日(水)〜12日(月)通常営業
・13日(火)〜23日(金)冬季休業

以降ふたたび通常営業の予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。
posted by 蟲文庫 at 12:11 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月20日

猫の穴

あと10日もすると来年なんですね。うそみたいですね。12月は毎年わりとひまで、ここいら一帯ひっそりとしてるのですが、あまりにも人がいないと不安になるもので、近所の商店の人たちと「…毎年この時期ひまよね?ね?」と確かめあっているところです。まあ、観光をしたり、読書に勤しんだりする季節じゃないですよね。
とはいえ、そんな中でも思いがけない人がはるばる訪ねてくださったりして(お住いの奄美大島から福岡まで来た「ついで」に!とか!)、店というのは、やはり予定通りにちゃんと開けているのが一番だと思わされることも多いです。今年は家の事情もあって出張はできるだけ控え、店番に専心できたので、それはほんとうに何よりのことでした。おかげで、かどうかはわかりませんが、古本の買い取りにも恵まれました。

17日以降、年末年始は元日を除いて5日(月)まで休まず営業しますので、ひきつづきどうぞよろしくお願いします。

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こたつ布団の猫の穴。

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いました。


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【年末年始の営業と休業】

・年末年始は元日をのぞいて5日(月)までは休まず営業。
・6日(火)は定休日
・7日(水)〜12日(月)通常営業
・13日(火)〜23日(金)冬季休業

以降ふたたび通常営業の予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。
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2014年11月19日

魚服記と木山捷平展

ようやく吉備路文学館へ「木山捷平とその周辺の作家たち」をみに行ってきました。
年代順に代表作とともに書簡や関連資料などが展示してあるのですが、ふだんは自分の内側にもわもわっと存在している木山捷平の世界(我が内なる木山捷平のお部屋)の中にあるいくつかを目で確認できるので、見ても見てもみあきませんでした。

今回特によかったのは、『胞子文学名作選』に入っている、太宰治「魚服記」は、もともと神戸雄一が太宰治や木山捷平に呼びかけてはじめた同人誌『海豹』の創刊号(昭和8年)に寄せられたものだったのに気がついたことでした。この号で木山捷平は「出石」を発表しており、その時の太宰からの「捷平兄 治」と署名された、真心のこもった「出石」への批評と、ぜひ「魚服記」への感想もいただきたく、といった内容の手紙も展示されています。じつは、昨年『胞子文学名作選』の編集をしていた時、何かひとつ木山捷平の作品が入れられないものかとかなり探したのです。ただ、「たぶん、ないだろうなあ」という当初の予想どおり、やっぱりなくて残念な思いをしたので、うまく言えませんが、とてもうれしかったです。

その関連でいうと、2階で開催されている「吉備路の近代詩人7人」という展示の中で、正富汪洋と一緒に河井酔茗が写っている写真があって、ああ、このお方が!とはじめて姿を見ることができたのも思いがけないことでした。河井酔茗の「海草の誇」という詩が、やはり『胞子文学…』の中に入っています。この正富汪洋という人は邑久町(現在の瀬戸内市)の出身で、竹久夢二とは同学年で幼なじみだったそう。
その「吉備路の近代詩人7人」というのは、薄田泣菫、正富汪洋、有本芳水、間野捷魯、永瀬清子、安東次男、飯島耕一です。

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吉備路文学館:http://www.kibiji.or.jp/


この特別展「木山捷平とその周辺の作家たち」は1月18日(日)まで。また、現在笠岡市立図書館でも「木山捷平と阿佐ケ谷会」という展示が同時開催されています。こちらも近いうちに見に行こうと思っています。吉備路文学館も期間中にもう一度は行きたいです。

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帰り道。


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(新入荷のおしらせ)

●サウダージ・ブックスより

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『瀬戸内海のスケッチ』黒島伝治作品集 (山本善行 選)2000円+税
『「一人」のうらに』尾崎放哉の島へ(西川勝 著)2000円+税

遅ればせながら蟲文庫にも並べることができました。


●奥入瀬フィールド研究所より。

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『奥入瀬渓流コケハンドブック』1200円+税

雪の季節をのぞけば、一年中安定して美しいコケの観察ができる奥入瀬渓流のコケが紹介されています。
posted by 蟲文庫 at 13:31 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする