◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
mushi-bunko-diary.seesaa.net

2015年02月11日

こないだのすばる

昨日はひさしぶりに何の用事もない定休日で、目が覚めたら午後もだいぶ遅い時間になっていました。そういえば、ここしばらくの間、いくつかの締切にコケ講座や打ち合わせ、となんだかんだで睡眠時間が短くなっていたのです。あと、寒いというだけでも消耗しますしね。という、「昨日はよくねた」というそれだけの話です。すみません。

一昨日の夜、あのものすごく寒かった日。ふだんならさっさと布団に入るところなのですが、どうしても深夜まで起きている必要があったので、思い切って「物干し台の天文台」に望遠鏡を出し、オリオン周辺の有名どころを観察。

1502111.jpg
すばる(プレアデス星団)がわりときれいに撮れました。寒いだけのことはありました。



庭の臘梅。

1502112.JPG

数年前に苗を植えたものが、去年はじめてぽつぽつと花をつけ、今年はずいぶん賑やかに。いちばん好きな花です。

1502113.JPG
雨の日。


::::::::::
(おしらせ)

1502114.jpg

先月発売された『本の雑誌』2月号 特集:カラーブックスが好きだ! の中の〈あの人に聞く 私の偏愛カラーブックス〉に寄稿いたしました。わたしのは「『地図のみかた』で紙上旅行!」というタイトルです。
書店には既に次の号が並ぶ時期になってしまいましたが、もし機会がありましたら読んでみてください。
posted by 蟲文庫 at 12:28 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月09日

年明けの学芸大学

賑やかなお正月休みもおわり、一段落しました。今朝はようやく知り合いのお店などに年始参りを。あちこちで「やー、すっかり静かになりましたねえ」と淋しいような、いくらかほっとしたような顔でご挨拶。店のほうも、観光シーズンを避けて来られる方がほとんどになり、古本屋らしいのんびりした雰囲気が戻りました。

途中で見かけたカワセミ。

1501092.JPG

1501093.JPG


年賀状もたくさんいただきました。ありがとうございます。わたしのほうも例年とくらべればかなり早いペースで書くことができましたが(まだ完了はしていませんが)、長年使ってきたプリントゴッコが消耗品の生産すらも中止になってしまったため、どうしたものかと迷いに迷った揚げ句、そのまま迷走感あふれる絵柄となりました。

1501094.JPG

困り顔のマヌル猫です。



::::::::
(おしらせ)

1月17日(土)ー2月15日(日)まで、東京・学芸大学(という地域名です。学芸大学という駅があります。大学構内ではありません)の古本屋「流浪堂」の店内でおこなわれる【反骨の軟体 岡村淳の脳内書棚】というフェアに参加させていただきます。岡村淳さんとの出会いは『苔とあるく』なので、自然科学の本を多めに準備しました。港の人さん、サウダージブックスさん、市場の古本屋ウララさんなども出品されます。お近くの方、ご興味のおありの方はぜひお運びください。


1501091.jpg
岡村淳さんの著書『忘れられない日本人移民』(港の人)

詳しくは流浪堂さんのフェイスブックを。
https://www.facebook.com/pages/流浪堂/153603588097115

:::::::
(冬季休業のおしらせ)

1月13日(火)から23日(金)まで冬季休業いたします。休業中はいただいたお問い合わせ等へのご対応が遅れる場合がありますが、24日以降順次ご連絡いたしますので、なにとぞよろしくお願いいたします。
posted by 蟲文庫 at 13:36 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月02日

未年

あけましておめでとうございます。

大晦日は例年になく暖かかったせいかご来店も多く、そして恒例となった顔ぶれも覗いてくださって、とてもうれしいしめくくりとなりました。おかげさまで昨年2月に20周年を迎えることができ、そしてまたなんとか年を越すことができました。これまでじわじわのろのろと水面下で進めてきたあれとかこれも、そろそろお知らせできるのではないかと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

1501022.JPG
干支の干菓子。

1501021.JPG
雪だるまと蓑亀も。


:::::::

【年始の営業と休業】

・年始は2日(金)より営業。
・6日(火)は定休日
・7日(水)〜12日(月)通常営業
・13日(火)〜23日(金)冬季休業

以降ふたたび通常営業の予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。
posted by 蟲文庫 at 12:11 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月20日

猫の穴

あと10日もすると来年なんですね。うそみたいですね。12月は毎年わりとひまで、ここいら一帯ひっそりとしてるのですが、あまりにも人がいないと不安になるもので、近所の商店の人たちと「…毎年この時期ひまよね?ね?」と確かめあっているところです。まあ、観光をしたり、読書に勤しんだりする季節じゃないですよね。
とはいえ、そんな中でも思いがけない人がはるばる訪ねてくださったりして(お住いの奄美大島から福岡まで来た「ついで」に!とか!)、店というのは、やはり予定通りにちゃんと開けているのが一番だと思わされることも多いです。今年は家の事情もあって出張はできるだけ控え、店番に専心できたので、それはほんとうに何よりのことでした。おかげで、かどうかはわかりませんが、古本の買い取りにも恵まれました。

17日以降、年末年始は元日を除いて5日(月)まで休まず営業しますので、ひきつづきどうぞよろしくお願いします。

1412201.JPG
こたつ布団の猫の穴。

1412202.JPG
いました。


:::::::::

【年末年始の営業と休業】

・年末年始は元日をのぞいて5日(月)までは休まず営業。
・6日(火)は定休日
・7日(水)〜12日(月)通常営業
・13日(火)〜23日(金)冬季休業

以降ふたたび通常営業の予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。
posted by 蟲文庫 at 12:10 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月19日

魚服記と木山捷平展

ようやく吉備路文学館へ「木山捷平とその周辺の作家たち」をみに行ってきました。
年代順に代表作とともに書簡や関連資料などが展示してあるのですが、ふだんは自分の内側にもわもわっと存在している木山捷平の世界(我が内なる木山捷平のお部屋)の中にあるいくつかを目で確認できるので、見ても見てもみあきませんでした。

今回特によかったのは、『胞子文学名作選』に入っている、太宰治「魚服記」は、もともと神戸雄一が太宰治や木山捷平に呼びかけてはじめた同人誌『海豹』の創刊号(昭和8年)に寄せられたものだったのに気がついたことでした。この号で木山捷平は「出石」を発表しており、その時の太宰からの「捷平兄 治」と署名された、真心のこもった「出石」への批評と、ぜひ「魚服記」への感想もいただきたく、といった内容の手紙も展示されています。じつは、昨年『胞子文学名作選』の編集をしていた時、何かひとつ木山捷平の作品が入れられないものかとかなり探したのです。ただ、「たぶん、ないだろうなあ」という当初の予想どおり、やっぱりなくて残念な思いをしたので、うまく言えませんが、とてもうれしかったです。

その関連でいうと、2階で開催されている「吉備路の近代詩人7人」という展示の中で、正富汪洋と一緒に河井酔茗が写っている写真があって、ああ、このお方が!とはじめて姿を見ることができたのも思いがけないことでした。河井酔茗の「海草の誇」という詩が、やはり『胞子文学…』の中に入っています。この正富汪洋という人は邑久町(現在の瀬戸内市)の出身で、竹久夢二とは同学年で幼なじみだったそう。
その「吉備路の近代詩人7人」というのは、薄田泣菫、正富汪洋、有本芳水、間野捷魯、永瀬清子、安東次男、飯島耕一です。

1411191.JPG

吉備路文学館:http://www.kibiji.or.jp/


この特別展「木山捷平とその周辺の作家たち」は1月18日(日)まで。また、現在笠岡市立図書館でも「木山捷平と阿佐ケ谷会」という展示が同時開催されています。こちらも近いうちに見に行こうと思っています。吉備路文学館も期間中にもう一度は行きたいです。

1411192.JPG
帰り道。


::::::::
(新入荷のおしらせ)

●サウダージ・ブックスより

1411193.JPG

『瀬戸内海のスケッチ』黒島伝治作品集 (山本善行 選)2000円+税
『「一人」のうらに』尾崎放哉の島へ(西川勝 著)2000円+税

遅ればせながら蟲文庫にも並べることができました。


●奥入瀬フィールド研究所より。

1411194.JPG

『奥入瀬渓流コケハンドブック』1200円+税

雪の季節をのぞけば、一年中安定して美しいコケの観察ができる奥入瀬渓流のコケが紹介されています。
posted by 蟲文庫 at 13:31 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月31日

「木山捷平とその周辺の作家たち」

岡山市にある吉備路文学館にて「木山捷平とその周辺の作家たち」がはじまっています。

1410311.JPG

木山捷平の生誕110年を記念したもので、「その周辺の作家」とは、ポスターの顔写真左から、坪田譲治、井伏鱒二、太宰治、藤原審爾、吉行淳之介。

10/12(日)〜来年1/18(日)まで。
詳細:http://www.kibiji.or.jp/…/21-s…/233-2014-09-30-00-55-30.html

これから年明けまで、店の表に木山捷平のポスターを貼っていられるなんてうれしいです。


::::::::
(おしらせ)

洋泉社のムック『本屋はおもしろい!!』でご紹介いただきました。

1410312.JPG

「全国ディープインパクト古書店30」という記事の中で、書いてくださったのは、ブログ「古本屋ツアー・イン・ジャパン」の“古本ツーリスト” 小山力也さん。「頑な」、ほんとにそうだなあと思います。ありがとうございます。ただ、「お客さんがひきもきらず」というようにご紹介いただいていますが、そんな日は1年に数回のことで、普段はわりとひっそりとしているんですけどね。壇蜜さんの表紙が目印。


木山捷平と壇蜜。タイトルにしたいくらいの、すごい並びのブログとなりました。
posted by 蟲文庫 at 12:04 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月22日

田んぼマニア

そうだ、足が冷たいというのはこんな感じだったなあ、と思い出し、ごそごそ冬支度にとりかかったところです。

神社の秋祭りもおわり、このあたりの遅い稲刈りもいよいよ終盤を迎える時期ですが、昨日、自転車であちこちの田んぼを見に行ってみたところ、まだけっこう残っていました。

14102210.JPG

14102211.JPG

14102212.JPG

田植えから稲刈りまで、田んぼというのは、ほんとうにきれいなものだなあと思います。


そんなこんなで、自称「田んぼマニア」の田んぼ好きですが、農家ではないので暢気に眺めるのが専門。先日、ひょんなことで行ってきた高野山への道中では、もう、それはそれは美しい、ちょっとあの世じみた美しさの棚田を見ることもできました。

1410226.JPG

1410227.JPG

1410229.JPG

1410228.JPG

眼福。


:::::::
(おしらせ)

『天文ガイド』から出ているムック『星空さんぽ』3号にエッセイを書かせていただきました。

14102213.JPG
『星空さんぽ』no.3(誠文堂新光社)1000円+税


14102215.JPG 14102214.JPG

本田彗星の本田實さんのことや、ドブソニアン望遠鏡のある「物干し台の天文台」のことなどを書いています。いまはなき「天文台もなか」のこともちらっと。

そういえば、年明けから春先にかけては、上から2番目の田んぼ写真に写っている山の端あたりにカノープスが見えることがあるのです。
posted by 蟲文庫 at 15:41 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お知らせ号 141022

新入荷の新刊やCD、カレンダーのご紹介です。

●サボテン書房より。

Bzue6vdCMAEjbiR.jpg-large.jpeg
『親のための新しい音楽の教科書』若尾裕(サボテン書房)1200円+税


●boidより

BxYR7hZCEAIjk2M.jpg-large.jpeg
(左)『フィリップ・ガレル読本』(1500円+税)
(中)『イエジー・スコリモフスキ読本』遠山純生 編著(1500円+税)
(右)『ファスビンダー、ファスビンダーを語る』第1巻 ローベルト・フィッシャー著(2200円+税)


●Sweet Dreams Pressより。

1410223.jpeg
ジャド・フェア、テニスコーツ&ノーマン・ブレイク「ハウ・メニー・グラスゴー」( 2200円+税)


●7e.p.より。

1410224.JPG
(左)澁谷浩次『シブヤくん』(1800円+税)
(右)ゑでゐ鼓雨磨『木陰のひわ』(1800円+税)


14102205.jpg
工藤冬里『徘徊老人 その他』(1800円+税)※入荷しました!


●松田水緒さん&セプテンバーカウボーイ 吉岡秀典さんより。

ByRHiz9CEAAUuG0.jpg-large.jpeg
下北沢マンガ『しもまん』(オートリバース)1000円+税。

下北沢で青春を過ごした人に読ませたら、たいへん面白がっていました。なじみがなくてもたのしいのでぜひ。


ByRJDqbCUAA5by4.jpg-large.jpeg

そして、『胞子文学名作選』発売一周年記念として、セプテンバーカウボーイ 吉岡秀典さんより、ふたたび青焼きカバーが届きました。『胞子文学名作選』をお買い上げの方に差し上げています。(※なくなり次第終了いたいます。)


●毎年恒例「山口マオカレンダー2015」が届きました。

Bz-CoXoCIAAoF0T.jpg-large.jpeg
壁掛 (1200円+税)、卓上 (580円+税)の2種類。実用面でも人気です。
posted by 蟲文庫 at 12:48 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月05日

さいきんのミルさん

7月で18歳になったうちのミルさん。

1409051.JPG

1409052.jpg

1409053.JPG

昨年あたりから、かなりよぼよぼしてきたので、この夏が心配されたのですが、思いがけなく涼しい8月だったおかげで、なんとかかんとか元気にしています。


::::::

(お知らせ)

1409054.JPG

あらいあきさんの『チュウチュウカナッコ』『ヒネヤ2の8』(青林工藝舎)が、ひさしぶりに二冊揃って入荷しました。いずれも手描きのサインと特典付きです。

オリジナルのPOPも描いてくれました。

1409055.jpg

現在『アックス』に連載中の「ヒネ北経由厨行き」の単行本化も待ち遠しですね。
どうぞよろしくお願いします。
posted by 蟲文庫 at 13:59 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月21日

イケダズー

「最近大丈夫?」と最近知り合いからよく声をかけられます。そういえば、去年の夏はおそろしく体調が悪く、隙をみては横になっているような状態でした。しかしその後、原因が判明しまして、いまはすっかり元気になりました。ご心配くださった方、どうもありがとうございます。


1407211.JPG

6月の下旬、久々に池田動物園へ行きました。元岡山藩主である池田家が経営する民間の動物園で、岡山駅からなんとか歩いて行ける距離にあります。

1407214.JPG 1407213.JPG 1407212.JPG 14072100.JPG


本格的な暑さがやってくる前に、と思って出掛けたのでしたが、時すでに遅しでもうすっかり夏の日差し。動物たちも大半がぐったりしていましたが、コツメカワウソのチョコ丸♂とティラミス♀だけは、元気いっぱいで、その生来の落ち着きのなさを存分に発揮していました。

1407215.JPG 1407216.JPG

1407217.JPG 14072110.JPG

まあとにかくせわしない動物です。かわいいけど。


園内をぶらぶら歩いていたところ、昨年の冬だったか、鳥取での展示で問題になったアルビノの狸が、その後ここに引き取られ飼育されているのに出会いました。ケージのそばに設置されている飼育日誌によれば、だんだんと人にも慣れて、当初のパニック状態からは脱しつつあるということでした。他の動物からも、入園者が行き交う場所からも少し離れた所で大事にされていました。
それから、写真を撮り損ねましたが、わたしが子供の頃からここにいる象のメリーちゃんも健在。今年49歳だそうです。涼しくなったらまた行きたい。


この動物園の一角には「池田動物園動物病院」があり、犬や猫はもちろん、このような地方の動物病院ではなかなか診てもらえないような、地味な動物(亀とか)や珍しい動物でも診てもらえるそうです。そんなこんなで、カピバラなどをぼけーと見ながら園の隅のほうへ歩いていると、いきなり柴犬に吠えられたりしてびっくりします。

そういえば、かつては店の裏の鶴形山にもニホンザルと鶴と狸と孔雀と水鳥が飼育されていたのですが、ある時、地元の情報誌の「岡山 vs 倉敷」特集で、池田動物園とこの鶴形山の動物コーナーが比較されていて、「そりゃなかろう……」と子供ごころに思った記憶があります。


::::::::
(おしらせ)

1407218.JPG

現在書店に並んでいる、「BRUTUS 特別編集 合本 本屋好き。」でふたたびご紹介いただきました。2011年の「本屋好き。」特集と2013年の「古本屋好き。」特集が1冊にまとめられたムックです。店主紹介のコーナーでぼさっと突っ立っております。
posted by 蟲文庫 at 16:00 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする