◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2016年02月07日

20年くらいでひとまわり

おかげさまで、今年も無事に2月7日の開店記念日を迎えることができました。22周年です。自分でもびっくりします。誰だって店を始めるからにはできるだけ長く続けたいと思うものです。でも、それが決して簡単ではないということくらいは、当時のわたしでも充分想像できました。ですから、「いったい、どれくらい続けられるんだろうな」と自分で自分の状況を観察するような気持ちもあったというのが正直なところです。まさか22年もたってまだやっているなんて、ほんとうに思いも寄りませんでした。
ここ数年は、家の都合で出張や店内での催しを最小限にしていたため、まるで帳場に引きこもっているような状態なのですが、でもそのせいもあってかこれまで以上に店頭での買取りに恵まれるようになり、肝心の店の本棚のほうも、だんだんと厚みが出てきたと思います。そしてしらばく疎遠になっていた、うんと古くからの友人知人が、ひょんなきっかけでまたちょこちょこ覗いてくれるようになったり、と嫌でも初心に還るような日々で、面白いもんだなあと思っています。いずれにしてもほんとうに「おかげさま」です。ありがとうございます。そしてわたしは相変わらず、一日でも長く続けていきたいと思っています。これからもどうぞよろしくお願いします。

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こんな時くらい薔薇の花を。

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そして引き続きコケもよろしくお願いします。


先日、ひさしぶりにテニスコーツのさやさんと電話で話す機会がありました。テニスコーツは昨年が20周年、そしてそのテニスコーツのおふたりが運営されているレーベル majikick は今年が20周年なのだそうです。さやさとわたしは同い年で誕生日も近いというのもあって、なんとはなし親近感があるのですが、そういえば、やっていることも同じくらいの年数だったんですね。「なんだか20年くらいたつと元に戻るというのか、一回転した感じがしますね」というような話もできて、妙にうれしくなりました。原点回帰といえば、まあそんなところですが、文字通り「ひとまわり」しないと戻れない「元」なので、これはなかなか楽しく刺激的な状況なのです。


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【新入荷】

majikickより

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テニスコーツ/Music Exists 1(1800円)
テニスコーツ/Music Exists 2(1800円)

7e.pより

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テニスコーツ/Hope you are Wells(1800円+税)

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pong-kong recordsより


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ゑでぃまぁこん/カミナリデンゴン(2500円)
本松洋子/雨の日(2200円)

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不定期刊の映画批評誌『NOBODY』44号が入荷しました。

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『NOBODY』44号(NOBODY編集部)1000円+税

(特集)
・濱口竜介『ハッピーアワー』
・アルノー・デプレシャン『あの頃のエッフェル塔の下で』
・鈴木卓爾『ジョギング渡り鳥』
・マノエル・ド・オリヴェイラ.

表紙は鈴木卓爾最新作『ジョギング渡り鳥』の面々です。

いまのところ44号のみの入荷ですが、今後バックナンバーの取り扱いも予定していますので、これまでなかなか手に取ってみる機会がなかったという地元の方もぜひ。

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『映画横丁』創刊号 特集:酒場でウイスキーを(500円+税)
『映画横丁』2号 特集:映画のあとはワインで乾杯(500円+税)

月永理絵さんによる映画とお酒にまつわる小冊子。デザイン&イラストは『胞子文学名作選』と同じ吉岡秀典さんと松田水緒さんです。


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【書きました】

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福音館書店の月刊誌『母の友』3月号の書評欄で、串田孫一『記憶の道草』(幻戯書房)を紹介させていただきました。ここにも書いたのですが、最近、串田孫一の文章を音読するのが楽しみになっています。
posted by 蟲文庫 at 12:34 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月11日

今年もよろしくお願いします

年が改まりました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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お正月用に買った落雁。


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ずいぶん暖かいお正月でした。
臘梅の花のなんと早いこと。


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今年は年賀状が書けなかったので、ぼちぼちと寒中見舞いを書いているところです。

新刊やCDなど、年末年始に新しく入荷したものもいろいろとありますので、またあらためてご紹介したいと思います。

穏やかなよい年になりますように。
posted by 蟲文庫 at 15:18 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月08日

年末年始

信じられないことに、もう12月ですね。

【年末年始の営業日と休業日】のお知らせです。

・12月24日(木)〜26日(土)は法事のため臨時休業。
・12月27日(日)〜1月11日(月)まで休まず営業いたします。(※元日(金)と1月5日(火)は午後から営業)

このような予定ですので、お正月にご帰省される方、お近くまでおみえになる方はぜひお立ち寄りくださいませ。お待ちしております。


今日のミルさん。
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つついたら起きました。
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それから、火曜定休がだいぶ定着したところだったのですが、都合により来年からまた休業日が不規則になります。基本的には「月に一度、平日に3〜4連休があり、その週以外はなるべく火曜日も休まず営業」という予定です。ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくおねがいします。
posted by 蟲文庫 at 13:33 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月30日

池の中の飛行機雲

ブログトップの「お知らせ欄」にも書いていますが、家の都合で、しばらくのあいだ臨時休業が多くなります。買取りをご希望の方、また遠方からお訪ねくださる方などは特に、事前にお電話、メール等で営業日のお問い合わせをいただければありがたいです。どうぞよろしくお願いします。
家族や自分の体調が仕事に影響する年齢になってきました。寒くなります。みなさまもどうぞお大事になさってください。


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ひょうたん池の中の飛行機雲。

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その上の西の空。


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ころころしたさび猫。どんどん近づいてくるのでぶれました。

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ころころのさび猫は、こんなところにいました。


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(新入荷)

こちらでのお知らせが遅れているうちに、一度売り切れて再度注文した2冊です。ぜひ!


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友部正人詩集『バス停に立ち宇宙船を待つ』(ナナロク社) 1500円+税。

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ついに蟲文庫にも入荷しました。うれしー。この写真ではわかりませんが、天、地、小口の三方金(と言うんでしたか?)。そして直筆サイン入りです!

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『祖父の人形』原田栄夫 900円+税

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90歳をすぎてから創作をはじめられた原田栄夫さんの人形。動物の姿もとてもいいのですが、お若い頃、本当は獣医を希望されていたと知ってなんだか納得しました。いくら見ていても飽きません。
posted by 蟲文庫 at 12:39 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月29日

赤目四十八滝撮影紀行

先日、思いがけなく楽しい仕事をいただいて、三重の赤目四十八滝へ行ってきました。Canonの新製品 PowerShot G3X を手にしての撮影紀行です。

Canon PowerShot G3X Special site「撮影紀行 No.12 赤目四十八滝/三重」
http://cweb.canon.jp/camera/dcam/lineup/powershot/g3xsp/detail12/


山岳写真家、自然ガイド、スノーボーダー、森林セラピスト、林業家など、さまざまな形で山と関わりのある人々による写真と紀行文です。わたしは「コケ目線で」というお題をいただいたので、肩書きはちょっと間抜けな「苔愛好者」。赤目四十八滝はずいぶん前に一度行ったきりで、ほんとうに久しぶりでした。やはりとてもよかったです。

せっかくなので、枚数の都合で紀行文の中に載せられなかった写真を何枚か。

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赤目四十八滝を代表する「荷担滝」

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こちらは釜ヶ渕

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こけむした東屋の屋根。

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隙間にコケの道筋。これ、近づいてみたらナミガタタチゴケでした。
こんなところにも生えるんですね。

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高いところに生えていたヒラゴケの仲間。

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キノコも。赤いのはチャワンタケの仲間かな。白い幼菌はなんでしょう。

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歩道に落ちていたドングリの枝。つい最近、佐伯一麦さんの本を読んでいて知ったのですが、まるで刃物で切ったようなこの切り口はハイイロチョッキリの仕業のようです。

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カナヘビの子供。

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カエデのプロペラ。


カメラも写真も、それほど詳しくはないけれど子供の頃から好きなので、とても楽しく貴重な機会でした。G3X、ほんとうに使いやすく楽しいカメラでした。赤目はいま、紅葉がきれいな頃でしょうね。いいなあ、またすぐにでも行きたい。


※それからこのカメラは、暗いところで猫の写真を撮るのにも、すごい威力を発揮します。
(実際には相当暗い蟲文庫前の通りより)

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(おしらせ)

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写真家としても知られる、高円寺 バー鳥渡の広瀬勉さんの写真展「CATRUN」が、岡山市東区吉井のGallery722ではじまります。11月6日(金)ー11月30日(月)まで。火曜・水曜日は休廊です。

ホワイトガーデン内 Gallery722
http://ameblo.jp/whitegarden722/theme-10084711232.html

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第2回「山高登 装釘作品展」

一期:11月21日(土)ー23日(月・祝)10時ー17時 ※最終日15時まで
二期:12月1日(火)ー30日(水)※火・水のみのオープン 10時ー17時

兵庫県たつの市「九濃文庫」にて
住所:たつの市龍野町日山435−2

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(新入荷)

恒例の「山口マオカレンダー2016」です。

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・(壁掛)1200円+税 ・(卓上)580円+税
今年の壁掛は「房総十二景」マオさんがお住まいの千倉の四季がテーマです。

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大阪のSKKYさんからは「ミロコマチコカレンダー 2016」も届きました。

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今年で第7弾になる、猫の「鉄三とソトボウ」シリーズです。
500円+税

posted by 蟲文庫 at 15:42 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月10日

留鳥と渡り鳥

家の近所でも稲刈りがはじまりました。刈ったそばからコサギやアオサギがやってきて虫を食べています。

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コサギがさらに一羽飛んできて

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着地したところ。


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去年のいまごろは高野山に行く道中で、稲刈り直前の天国的にすばらしい棚田を見ることができましたが、家のベランダから眺める西日をあびた稲も、こうしてみるとなかなかのものですね。コサギは渡り鳥ですが、留鳥(渡らずに留まる)も多いそうです。

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(おしらせ)

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先月の「第37回 PFF ぴあフィルムフェスティバル」の「映画内映画」という特集で上映された、鈴木卓爾監督の最新作「ジョギング渡り鳥」が来春、新宿K's cinemaで公開されることになりました! 三年がかりで完成した、「もこもこ系SFメタ映画」という謳い文句にもびっくりするかもしれませんが、本編を観るともっとびっくりします。わたしはタイトルやテロップやエンドクレジットの文字を書きました。

「ジョギング渡り鳥」特報第2弾 https://youtu.be/nEhBFmSqyAQ ※現在新宿K's cinemaで上映中。
「ジョギング渡り鳥」特報第1弾(PFF版)https://youtu.be/993yXldTcCQ


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こんな可愛い仮チラシも出来たところです。



それに先立って、この10月17日(土)「鈴木卓爾 80年代 8mm上映会」が行われます。


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『街灯奇想の夜』(7分)は高校の美術部で作った処女作となるアニメーション。最高傑作との声も。

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『にじ』(70分)は大学時代の実写の作品。1988年にぴあフィルムフェスティバル審査員特別賞を受賞。

10月17日(土) 14:00 開場14:30 開映(16:30 終了予定)場所:映画美学校試写室 東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS B1F(映画館ユーロスペース下)入場無料!

詳細: https://www.facebook.com/joggingwataridori/posts/432296900292542

いずれもオリジナル8mmフィルムで監督自らの映写となります。近郊にお住まいで、ご都合つく方はぜひとも。


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コニカミノルタの企業CM「 invention for」シリーズ(ナレーション:鈴木卓爾)

プラネタリウム編:https://www.youtube.com/watch?v=DKqrfwn7VnI


岡山では、23時からのテレビせとうち「ワールドビジネスサテライト」の時間帯に放送されています。「花嫁の父」(インドの結婚式)、「いのち」(登山)、そして最新の「かわいい」(デザイナー)バージョンもあります。

コニカミノルタ「Giving Shape to Ideas」:http://www.konicaminolta.jp/com_message/index.html

そういえば、いまの若い方はもう、コニカミノルタが「コニカ」と「ミノルタ」だったというのはご存知ないんですね。
posted by 蟲文庫 at 20:00 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月03日

九月から十月

ひさしぶりの更新になります。先月は、月のはじめに、これまでずいぶんよくしてもらった遠方の叔父が亡くなり、台風直撃のなかお通夜と葬儀へ。そのまったく同じ日程で紀伊半島に出張予定だったので、翌週に延期。無事任務を果たすも、途中で軽く足をくじいてその後一週間ほど痛みが残る。そうこうしているうちに怒濤のシルバーウィークに突入し、そして気がついたら10月でした。ぼー。

とはいえ、思い返してみれば苦手な夏も元気に過ごすことができ、店のほうもうれしい買取りと新刊やCDの入荷がつづき、おかげさまでなんとかぼちぼちやっております。季節もよくなったので、またぜひ覗いてやってください。お待ちいたしております。


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出張先の駐車場にいた猫。


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最近、蟲文庫のオリジナルグッズがいろいろできました。近くの倉敷意匠計画室の企画で、デザインとイラストは『胞子文学名作選』のセプテンバーカウボーイ 吉岡秀典さん+松田水緒さんにお願いしてしまった、という贅沢なものです。わーい!

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「コケパッド」600円+税
わたしが普段使っている、コケの採集袋をモチーフにした封筒形一筆戔(?)。意外なことに小学生男子にも人気で、店頭でママがよくねだられています。

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「紙ファイル」270円+税
菱目糸入り加工の紙を使用したファイルです。松田水緒さんによる亀がかわいい!わたしは切手の整理に使っています。

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「文庫本カバー」2300円+税
倉敷産の綿帆布でできたブックカバーです。倉敷は繊維の町なので、縫製もさすがの仕上がり。しっかりしているのに柔らかくて、とても使いやすいです。苔柄2色、亀柄3色。


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「羊歯のぬいぐるみ」3000円+税
例の羊歯のぬいぐるみの特別版です。オリジナルの生地で作っているため値段が高くなってしまいましたが、もう、すごくかわいいです。もし、よかったら。


いずれもアチブランチ、蟲文庫店頭で販売中ですが、特にブックカバーについては全色揃っていない場合もありますので、ご希望の色がある方は事前にご連絡ください。通信販売のご依頼も歓迎いたします。
posted by 蟲文庫 at 11:57 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月20日

最近のミルさん

我が家のミルさん。先月で満19歳を迎えました。立派な老猫です。
冬場、一時体調を崩し、ずいぶん心配しましたが、その後劇的に持ち直し、この夏もぼちぼちやっています。

最近は、お風呂のふたの上がいたく気に入って、一日20時間くらいはここで過ごしています。

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お風呂のふたの上のよさに気づいたのはこないだの冬なので、それまでの18年間を取り返そうとしているのかもしれません。


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そして、それ以外の4時間は、床の間や玄関にいます。


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(新入荷のおしらせ)

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『浮田要三の仕事』(りいぶる・とふん)10.000円+税、『sumus 別冊 詩と文』(古書善行堂)500円+税

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『書生の処世』荻原魚雷(本の雑誌社)1500円+税
遅ればせながら蟲文庫にも入荷しました。サイン入りですよ。

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『めのう』マヒトゥ・ザ・ピーポー(zine 2000円)、沈黙の次に美しい日々/マヒトゥ・ザ・ピーポー(CD 2200円)、NUUAMM/青葉市子・マヒトゥ・ザ・ピーポー(CD 2500円)



posted by 蟲文庫 at 18:50 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月25日

原民喜『幼年画』


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昨日、『幼年画』原民喜 著(サウダージ・ブックス)が印刷所から届きました。主に昭和11年〜16年頃にかけて「三田文学」などに発表された初期の短編集です。巻末の解説を書かせていただきました。懸命に書きました。

発売日は8月5日。蟲文庫や香川の「なタ書」さんなどでは本日より先行販売がはじまっています。そのほか、サウダージ・ブックスの本を扱っている各地の書店には、来週くらいからぼちぼち納品されるのではないかと思います。どうぞよろしくお願いします。1600円+税です。

出来あがるまでのいきさつや思い入れなど、いろいろと書きたいことがあるので、また書きます。
まずは取り急ぎのお知らせまで。
posted by 蟲文庫 at 14:49 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月06日

近隣の旅(2)山と里山編

ここしばらく、寄り目になるほど必死に取り組んでいた原稿がなんとかおわりまして、ひと息ついたところです。ある小説集の解説を書かせていただきました。今月末には発売される予定なので、またあらためてお知らせいたします。

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それで、だいぶ間が開きましたが、藤井くんが案内してくれた鴨方-矢掛の旅の続きをちょこっと。

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阿部山にある杉谷ダム。
なんだかものすごい山奥みたいですが、そうでもないです。時々某運送会社のドライバーとして働いている藤井くんも「配達で来ることがある」そうです。

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ダム周辺にたくさん生えていたオオヤブジラミ。ひっつき虫の仲間です。


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里の田んぼのあぜ道と溝。蛙やサワガニがいました。
祖父母の家のまわりもこんなだったので、とても懐かしい。


途中で、キジの夫婦、サワガニ、蛙、野うさぎ、蛍、と生き物もいろいろ見たのですが、いずれもうまく写真に撮れていませんでした。

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つがいのキジなんですが・・・わかりませんよねえ。

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これだけは撮れました。イエネコ。


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荻原魚雷さんの新刊をお送りいただきました。

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『書生の処世』荻原魚雷(本の雑誌社)

少し前に届いていたものを、しばらく「おあずけ」にしていたのですが、やっと読めるようになりました。あいかわらず、このままどうにか古本屋の帳場に座り続けたい、とひたすら念じているわたしには身にしみる話の数々。「無駄」について、もほんとにそうだなあ。とてもおもしろい本です。

いまのところ蟲文庫には並んでいませんが、できれば仕入れたいと思っています。いましばらくお待ちください。

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林哲夫作品展「やっぱり、本」。

7月11日(土)より、メリーゴーランド京都にて、林哲夫さんの作品展が行われます。初日の11日 [ sumus 再結成トークライブ] には岡崎武志、山本善行、生田誠、南陀楼綾繁、荻原魚雷、扉野良人の皆 様が揃われる予定です(林さんご本人はもちろん、です)。

メリーゴーランド京都:http://www.merry-go-round.co.jp/kyoto.html

posted by 蟲文庫 at 01:33 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする