◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2007年05月26日

裏の石段

5月26日〜6月2日(土)まで臨時休業いたします

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そんなわけで、一週間ばかりお休みさせていただきます。と言っても、普段より格段に忙しいのですけれども。

昨日は久々に裏山苔パトロールへ。「お掃除」によって消えてしまった苔が数箇所・・。でも、全体的にたいして衰えはなさそうなので、またの復旧を期待したいと思います。

店から一番近い、裏山への石段。
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そして一番好きなコースです。
たぶん、ここ40〜50年ほとんど変化してなさそうな風景。
posted by 蟲文庫 at 06:11 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月23日

屋根の上のトトロ状

まずはお知らせ。
5月26日〜6月2日(土)まで臨時休業いたします
コケの本のあれやこれや、です。

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夕方になると、お隣の屋根の上に、トトロ状の物体が。

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さて、これを反対側からみると。

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posted by 蟲文庫 at 18:04 | 猫亀日報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月22日

苔のためなら

お天気がいいので、早めに起きて植木の剪定をする。きょうは庭の中央部にある比較的大きな金木犀と枝垂れ梅。
通りかかった近所の人々から、「まあ、みほちゃん、えらいねえ」と褒められる。その様子を見た母は苦笑い。
枝垂れ梅の木の下に生えている苔に、ちゃんと陽が当たるようにという、目的は、ただそれだけだというのをよく知っているのです。苔のためなら。というやつです。

出勤途中に図書館の資料室に寄って調べもの。こんなところで一日中静かに調べものできたらいいなあ、なんて、店にいたって大して変わりはないんですが。
ともあれ、首尾よく目的を果たす。


剪定状況を見守るナドさん。
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ちょっとピンボケ。
posted by 蟲文庫 at 13:59 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月19日

蟲文庫のつくり方

土曜日だというのに、ものすごいヒマです。でも、来週、留守をするまでにやらなくてはいけないことが沢山沢山あるので、孤独に忙しくしています。この店の激ヒマぶりも、神様のありがたい思し召しかもしれません。

少し前になりますが、モノづくりをする友達数人と、そのやり方について話しをしたところ、「まず頭の中に理想の完成形が出来ていて、それを目指して手を動かして行く」タイプと、「なんとなくもやもやしたまま手を動かし続け、ある程度かたちが出来てきたところで、ようやく自分の創らんとしてるものが見えてくる」タイプとのふた手に分かれました。

わたしの場合、それは文章を書くことにあたりますが、あきらかに後者。もう情けないくらいに後者です。
よく、「蟲さんの文章は、ちゃんと律義にオチがありますよねえ」というような感想をいただくことがありますが、じつはこのオチも、たいがいは8割がたくらい書き進んだところでようやく思いつくのです。それまでの先の見えない苦しみといったらもう・・・。「わしゃあ、オチが思い浮かばんと文章やこ書く気がせん」と言い切る、先輩業者の森川さんとはえらい違い。
でも、このオチをつけようとする性向に関しては、東京生まれで東京育ちのある友人に言わせれば、「西の人だねえ」ということらしいのですが。

そんなこんなで、苔本も、ようやく形らしきものが見えてきました。は〜長かった〜。まだこれからも長いけど。
そして、この蟲文庫も、ずっとそのようにやってきました。たぶんこれからも。でも、ホントはもうちょびっと計画性というものも持ちたいとは思っています。
タイトル大仰で、まことに失礼いたしました。

ロッククライミング ミルさん。
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裏庭の、ほぼ垂直の石垣です。さすがはにゃんこ。
posted by 蟲文庫 at 16:41 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月17日

未明にかけて

帳場の机で本を読んでいると、天井から砂のような土のようなものがパラパラと落ちてくる。
家が古いので、風が強い日はこういうことがよくあります。本の綴じ目に入り込んだ粒をふっふっーと吹いて飛ばしたら、あ、コーヒーカップの中に入ってしまった。

昨日の夜から未明にかけて、激しい雷雨でした。朝にはきれいに晴れたのですが、いまもまるで台風みたいに風が強いです。(そういえば、天気予報では「未明」という言葉を使わなくなったらしいですね。なんて勿体ないことでしょう)

家にいても退屈なので、いっちょ外へ出てみるか、のミルさん。

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伸びをして

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行ってきまーす

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風が強いのですぐに帰ってきましたー


そして昨夜のナドさんは

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posted by 蟲文庫 at 13:32 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月16日

地球を離れて宇宙へと

件の地球儀は、そろそろあがたさんへ届いたのではないかと思いますが、
さて、これからはウチは宇宙ですよ。

なんて
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替りに天球儀を飾っただけですけれども。

脚が1本壊れているので、長いこと仕舞ったままだったのですが、ガサガサと出してきて置いてみると、思った以上にしっくり馴染んでくれました。


ところで、蟲通信や早稲田のメルマガなどでは、ぼちぼち宣伝させてもらっているコケの本ですが、そういえば、こちら蟲日記上では、まだちゃんとお知らせしていなかったので、ここであらためて。

 このたび、WAVE出版よりコケに関する本を出させていただくことに
なりました。イラストや写真をまじえながら、コケの生態や観察方法を楽
しくわかりやすく紹介するという、コケ業界としては画期的な一冊です。
 なお、イラストは、『私は猫ストーカー』(洋泉社)などの著書でも知
られる浅生ハルミンさんに、写真は、キノコやコケの写真では当代随一の
伊沢正名さんに担当していただきます。タイトルおよび発売時期は未定
(この秋口くらいを目指してはおります)ですが、そのせつはどうぞよろ
しくお願いいたします。

です。どうぞよろしくお願いします。

WAVE出版の新刊。
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左:『まいにち植物』藤田雅矢 著
右:『まほちゃんの家』しまおまほ 著

コケ本は、判型や構成など、左側の『まいにち植物』に近いものになる予定です。
ちなみにこの2冊とも、わたしが担当していただいている飛田さんという方が編集されています。

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(宣伝)

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『haco.』
フェリシモという会社の通信販売のカタログですが、この194〜195ページの『夏にオススメの一冊』というところで、お歴々に混ざってわたしも一冊紹介させていただいています。機会がありましたら、書店、コンビニなどで立ち読みしてみてください。

そうそう、うれしい偶然というのか、同じページで、島尾伸三さんが『まほちゃんの家』を紹介されています。

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(お知らせ)
5月26日(土)〜6月2日(土)まで臨時休業の予定です。2日(土)は、もしかしたら営業できるかもしれませんが、コケ本取材も大詰めのため、はっきりとしたことが決められません。すみません。
posted by 蟲文庫 at 13:00 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月13日

さらば地球儀よ

先日の、あがた森魚ソロライブのあと、あがたさんから、ふいに「そういえば、地球儀送ってくれるって・・(言ってたのに、まだ来ないよ)」と言われてしまった蟲文庫。

昨年春の蟲文庫でのライブの時のこと、店内にあった古めの地球儀をいたく気に入られ、それでは、と「送りますー」とお約束していたのですが、あれこれバタバタしているうちに、夏になり、冬がきて、また春になり。だんだんと、「本当にまだ要られるんだろうか・・どっちでもいいという程度だったら、いまさらこんな大きなモノが届いても困るだろうなあ」なんてことも思いはじめ、そうしているうちに、先日ふたたびお目にかかったのです。

ああ、わたしはあがたさんに一年間も「地球儀、まだかな」と思わせていたのでした・・。
というわけで、ここで送らねば、また一年くらいすぐに経ってしまいそうなので、早速梱包して先ほど発送。

やや名残惜しくもあるので記念撮影。
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店をはじめたころ、お客さんが古本と一緒に持ち込まれたものです。

集荷に来てくれた、ヤマト運輸のお兄さんを見送りながら
以下、「宇宙戦艦ヤマト」の節で

 さらば地球儀よ
 旅立つダンボールは
 黒いにゃんこのトラックで

 東京は渋谷 ダ○ジュ○・ポ○ラ
 あがた事務所めざし
 いま旅立つ

なんて、歌ってみる。
(続きはただいま考え中)

そんなこんなで、かれこれ10数年も蟲の店内で大事にされたりされなかったりしてきた地球儀は、本日、あがた森魚さんのところへと旅立ったのでした。


posted by 蟲文庫 at 13:06 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月09日

イシガメはかわいい

あわただしい連休が終り、《あがた森魚・田中泯ライブ》《あがた森魚ソロライブ》という連日のオタノシミも終わり、ひさびさに朝からゆっくり掃除をしたり洗濯をしたり庭いじりをしたり。

ふらりと覗いてくれた近所の串団子屋の若旦那Tさんと、「今年の連休、人多くなかったですか?」「多かった、多かった」「もう、すごいキツかった〜」(飲食は特に大変でしょうね)などと話しつつ、同世代なので、ジーザス・アンド・メリーチェイン兄の体形の話やら、ニック・ケイブの生え際の話でも軽くため息。そして、「まあ、ロッカーは不摂生じゃけんね」というところに落ち着く。我々小市民は健康に留意して、明日もちまちまと働きます。

ちょっと必要があって、うちの亀を撮影。
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ニホンイシガメって、ほんとかわいいわぁ
としみじみ思う、ただの亀好き。

ミルさんも時々顔を覗かせるようになりました。
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膝乗り猫なのでうれしいです。
(ナドさんは膝に乗るのも触られるのも嫌い)

posted by 蟲文庫 at 17:10 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月08日

田中み、まで一緒

昨日は、早めに店を閉めて、岡山の禁酒会館へ。《あがた森魚・田中泯》の公演をみるためです。

昨年のあるライブのあと、あがたさんが「田中泯とやることがある」とおっしゃっていたのを聞いて、以来、興味津々だったのですが、まさかこんなに早く観られるとは思いもしませんでした。

会場となったのは中庭のステージ。前日は土砂降りだったので、お天気が心配されましたが、きのうは見事な五月晴れ。夕暮れ時にふく風も心地よく、ぎっしり100人以上になったお客さんも、比較的快適だったのではないかと思います。などと、つい主催者の立場からみてしまうのでした。いや、もちろん、普通のお客さんとして行ったのですが。

ちょうど日も暮れた頃から、あがた森魚さんがうたい、田中泯さんが踊りはじめます。

安定感の中にある緊張感というのか、うまく言えませんが、すごくよかった。
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「ええもんみせてもらいました」と思いました。


楽しそうにアンコールの曲を相談するおふたり。
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「泯さんがステージ上でしゃべるのなんて、初めてじゃない?」とはあがたさん。
そんな貴重なひとコマも。

一緒に行った母は映画好きのテレビっ子。俳優としての田中泯さんをよく知っていて、その人が目の前1メートルくらいの所にいる、というのにも感激していました。
帰り道、「田中み、まで一緒やな・・」と、とてつもなくくだらないことを言い合う蟲親子。
(注:わたしは田中美穂という名前なのです)

そうそう、蟲文庫備品の丸椅子31脚も、みんなのお尻の下で活躍しました。

そして今夜は、急遽決まった、あがた森魚ソロライブへ行くのでした。
連休(=多忙)明けの、オタノシミです。
posted by 蟲文庫 at 10:01 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月05日

庭のいろいろ

ゴールデンウィーク後半の4連休。普段は静かな蟲文庫も、さすがの混雑ぶりです。でも、そんな状況、ものともせずに狭い通路で(売り物の)絵本を読み聞かせしているお母さんもいたりして、なんとも大変なことです。

お昼頃、神戸の大島なえさんがみえたので、しばらく茶飲み話し。古本にも古本屋にもお詳しいので、いろいろと勉強になる。神戸の美味しいパンもいただく。

今日は夕方5時にもならないうちに、さっとお客さんが退いてしまう。明日は最終日、お天気も崩れるようなので、この「連休らしさ」もここまで、といったところでしょうか。
みなさま、はるばるありがとうございました。


ここのところお天気がよかったので、朝は早めに起きて、カメラ片手に庭をうろうろ。

よい香りに誘われて、スズランに顔を近づけたら先客が。
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ハナムグリのおふた方。

成長期に入ったドルステニア・フォエチダ(たぶん)さん。
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かわいい葉が出てきました(冬は落葉する)。

拾ったどんぐりを土の上に乗せておいたら
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こうなりました。

名前はこれから調べます。じつは樹木には疎いのです。
posted by 蟲文庫 at 19:54 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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