◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
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2006年09月12日

田中栞さんのワークショップ

蔵書票展の期間中、『古本屋の女房』(平凡社)の著者、『紙魚の手帳』の編集者としても知られる田中栞さんを講師にお迎えしたワークショップを行います。

10月18日(水)

*1時〜4時 「布表紙の和装本を作る」

お好みの布で本格和装本を作ります。布や糸は、数種類の中から
好きなものを選んでいただきます。

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持ってくるもの(ないものは、わざわざ買う必要はありません)
カッター、はさみ、和ばさみ(金属製の握る形のもの)、カッターマット
又は新聞紙朝刊1束分、定規、へら、目打ち、えんぴつ


*6時半〜9時半 「けしゴム版画で蔵書票を作る」

けしゴム版画で、自分のオリジナル蔵書票を作ります。できあが
った作品を、参加者同士で交換します。

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持ってくるもの……7センチ×5センチ以内の大きさのスケッチ(下絵)
(何も思い浮かばなければ、こちらで用意した図案からお選びいただき
ます)

要予約 各回参加費3500円(材料費込み/折紙豆本の折り方教室つき
田中栞さんの蔵書票つき、ドリンクつき)

です。お問い合わせご予約お待ちしております。

※今月末頃発売の『彷書月刊』伝言板でもご案内させていただきます。見てね。




posted by 蟲文庫 at 14:55 | お知らせ・催事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「い」のお散歩

今朝は、5時起きで店に出てくる。お昼ごろまで、倉敷芸術科学大学の学生さんがクラブ活動で映画を撮影するのに、背景としてお貸ししていたのです。

最初、「使わせてほしい」という申し入れがあった時は、さすがに、見ず知らずの学生さん達に何時間にもわたり “我が家” が占拠されるのかと思うと眩暈がして、「ええ〜...いやです〜」などとぐだぐだ渋ったのですが、しかしまあ、地域の若人が活動せんとする、その腰を折るのも無粋かと、いくつかの条件は付けたうえでお受けしました。9月は割とヒマな時季でもありますし。

そんなわけで、こうるさい店主がじっと見ていては、みなさんもやり難かろう( “店主役” の方はことに)、とわたしは2階の在庫置き場で本の整理やコケの整理や昼寝をしていました。来週もう一度やって完了だそうです。
映画の撮影というのは、ずいぶん人出がいるものなんですね。早起きご苦労さまでした。またそのうち本も見に来てね。


それにしても、朝晩がずいぶん涼しくなってきました。
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少し前まで、こんなだったナドさんも。

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すっかり丸く。


昨日配信された早稲田古本村通信の蟲連載。ああ、脱字が、ありました。「お知らせ出来なまま」と、「い」が抜けています。と、思ったら、最後の(今月のシンクロニシティ)のところに「書き進めいていた」と、余計な「い」が。
わたしがぼんやりしていたせいで、「い」が散歩に出てしまっています。すみませんでした。

お昼過ぎ、その早稲田は古書現世の向井さんからお電話。浅生ハルミンさんがイラストを担当された、本年度の『早稲田古書展街地図帖』をまとめてお送りくださるとのこと。これ、欲しかったのです。蟲文庫でも配布しますので、ご希望の方は店頭まで。

林哲夫さんから、早くも蔵書票展の作品が届きました! 制作段階を順を追って展示できるようにもしてくださっていて感激。「読む人」のポストカードセットもあわせて販売いたします。みなさまお楽しみに。

posted by 蟲文庫 at 12:23 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月10日

たまには女子活動

ご近所のMさんというおばさまから、「美味しゅうないんよお」という、葡萄を一箱(2kg )いただく。
食べてみると、なるほど不味い。実が少しちぢこまった感じで、甘味よりは酸味と渋味のほうが舌につくのです。さて、そんな2kg をどうするかというと。

ぜーんぶ皮をむいて、大きめの鍋に。
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お味のいまいちだったワインの飲み残しと水とグラニュー糖を、ごく適当に投入。火にかけ、沸騰直前で弱火にして10〜15分程度くつくつ。仕上げにレモン汁を加えて火を止めると、コンポートの出来上がり。

荒熱が取れたら瓶に詰め、瓶ごと煮沸殺菌。
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これで次の春くらいまでは持つでしょう。食べ尽くさなければのはなしですが。

ヨーグルトや生チーズに添えるだけで、こじゃれたおやつにもなります。


posted by 蟲文庫 at 14:42 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月07日

コケと古本

ちょっと油断するとすぐに古本コーナーとコケ観察コーナーが入り乱れてしまう我が帳場。いつも座っている位置から1メートルと離れていない所にある顕微鏡を覗こうと思ってもなかなか辿り着けない。本の値付けをしようと思ったら、帳場の机が砂だらけ(コケについてくる)。
ああもうっ!と思っても、ほかでもないわたしの仕業なので仕方ない。きょうはせっせと片づけました。

古本の山の中より発掘されたコケ観察コーナー。
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本来、顕微鏡で目が疲れたら裏庭が眺められるという、とっておきの場所なのです。

右の方に写っている黒い大きな生物顕微鏡は、コケの会の西村先生から貸与されている「愛娘」。
旧い型ですが、その筋では「この頃が最高だった」と云われる Nikonの名機です。
ものすごーくよく見えるのです。はじめてこれで覗いた時は、まさに「目から鱗」でした。

そして古本コーナー。
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最近入ってきた本をひとかたまりにしたので、これからせっせと値段をつけます。


林哲夫さんから、『kuching』第30号が届く。ここでひと区切りなのだそう。〈三十号まで続くとは思わなかった、というか、続かないとも思わなかった〉と。そういえばわたしも、蟲文庫がいままで続くとは思っていなかったけど、続かないとも思っていなかった。さていつまで続けられるでしょう。とりあえず、そろそろ『蟲通信』の4号を作ろうかなと思っているところです。

いつも「読む人」というシリーズ(?)のポストカードに
メッセージを添えてくださる。
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もちろん林哲夫さんの描かれたもの。「いいなあ....」といつも眺めています。

兵庫の古本屋のパンフレットもありがとうございました。そういえば、わたしの祖父は戦災に遭うまでは神戸で酒屋をしていました。祖父も父も剣菱が好きでした。

posted by 蟲文庫 at 15:20 | 古本屋日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月04日

紙片美術館

10月1日からの蔵書票展まで、もう一ヶ月をきりました。詳細をあらためてお知らせいたします。

蔵書票展・紙片美術館

個人の蔵書であることを示すために貼付ける、意匠を凝らした紙片「蔵書票」の世界にご案内いたします。

出品者は出海博史、大場康弘、胡桃の椅子、田中栞、ナカガワユウヰチ、林哲夫、ミズタニカエコ、むらいゆうこ、山口紀子(以上五十音順)と店主・田中美穂です。

●期日 2006年10月1日(日)〜29日(日)(ただし23日(月)休業)
●時間 11時頃〜19時頃(店舗営業時間内)
●料金 無料
●期間中は各作家の蔵書票や、蔵書票豆知識の冊子販売もいたします。
●田中栞さんによる製本、蔵書票制作のワークショップを行います。18日(水)午後1時〜と夕方6時半〜の2回。受講料は、各回とも材料費込み3000円。お問い合わせ、ご予約お待ちしております。

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制作:ミズタニカエコ(銅版画)、票主:田中美穂

DMは、出品者でもあるナカガワユウヰチさんがデザインしてくださることになっています。ひじょーに楽しみです。

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 (工藤冬里・工藤礼子ライブ速報)

かねてからお知らせしています、工藤冬里さん、工藤礼子さんのライブは、現在のところ12月が有力となっています。
posted by 蟲文庫 at 17:03 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月02日

石垣の上

日中の最高気温は31℃〜33℃。これでもひと頃を思えばずいぶん涼しくなりました。陽射しもいくぶん弱くなってきたようなので、午前中は2階の物干し周辺の草刈りをしました。

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ここは、帳場後ろの石垣の2階部分なのですが、下とはうってかわって灼けつくような日当たり。石垣のある部分を境に、まったく違う植生をしています。おかげで、下では羊歯コケ、2階ではサボテン多肉が元気に育ちます。

この一面を覆う緑色の中でも圧倒的な勢力を誇るのが、「くさぎ」と呼ばれる雑草。まだ小さいうちは「草」状なんですが、大きくなるにつれ、まるで「木」の枝のようになっていきます。
だから「くさぎ」という名前。かというとそうではなくて、触ると、カメムシをちょっとマイルドにしたような臭いが手に残る「臭い木」だから、「くさぎ」だと聞きました。

秋から冬にかけては枯れて葉が落ちるのですが、でもある程度は刈っておかないと落ち葉掃除がまた大変なのですよ。排水溝に詰まったりして。

ともあれ、やっとこんなことが出来る季節にもなってきました。


ナドさんの食事の邪魔をするサヨ市。
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このあと猫パンチをお見舞いされる。
posted by 蟲文庫 at 19:36 | 古本屋日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月30日

山崎まさよし効果

蟲文庫から徒歩5分くらいの場所に、倉敷市民会館というコンサートホールがあります。大ホールのキャパシティはたしか2000人強。地方都市でそれくらいの動員を見込むわけですから、ここであるコンサートは、ドリカムに倉木麻衣に平井堅など、相当な有名人ばかりです。

夕方近くになると、いかにも「いまからコンサート」という雰囲気の人々が、ぞろぞろという感じで店の前を通ります。でも、そんな有名人のコンサートに、これからまさに行かんとする人の発する波長と、十年一日が如く古本を売り買いしている蟲文庫の発する波長の間にはあまりにも落差があります。ついでに立ち寄られるようなことも殆どありませんし、ごく稀に入ってこられても、売上げに繋がったためしはありません。

ところが先日、普段は人影もまばらな月曜だというのに、昼過ぎくらいから夕方まで、若い女性の2〜3人連れが引きも切らず。どうやら、これから件の市民会館で何かあるらしい。しかも、3割くらいの確率とはいえ、本を買って行かれる方まである。誰だ、今日は誰なんだ....と思っていたところ、閉店間際に近所の雑貨屋のFさんが覗いてくれ、「今日、山崎まさよしらしいですね」と。おおっ、なるほど。歌はよー知らんけど、なんかちょっと納得。

ただ、こんな日の夕方、たまにこちらが「おっ」と思うような本をお買い上げ下さる30〜40代の男性が来られることがあるのですが、お話しを伺うと、たいがいそういう興業の裏方さんだったりします。リハーサルも済んで、ちょっと手持ちぶさたになる時間に会場付近をぶらぶら...あ、こんなところに古本屋が..ということらしいです。いつだったか、天童よしみのバックバンドの者で...という方もありました。


本文とは関係のない写真。
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今日のナドさん。ガーゼのおふとんでしあわせ。


芸能ネタといえば、先日のオダギリジョー(オダジョーと略すらしいが、わたしは人名を省略するのはあまり好きでない。デビシル(=デヴィッド・シルヴィアン。お若い皆様のため念の為)とかも嫌だったなー)。
あれから、「私も好き!」(郡山のPさん)とか、「県北のT市で、同い年で隣の学区だった。当時から目立つタイプだった」(マヘル仲間のGちゃん)、などなど、思わぬ反響がありました。その他、「あんたあれ、オダジョーがいいんじゃなくて、鹿のカブリもんが欲しいだけちゃうの?」というスルドイ指摘も。うん、あれは欲しい。

posted by 蟲文庫 at 13:31 | 古本屋日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月28日

すきま本棚

そろそろ9月。ということは、10月からはじまる蔵書票展も、もうすぐです。今朝も〈野の花工房〉のみずえさんに車を出してもらって、材木を買いにホームセンターへ。

蔵書票という、小さく繊細な作品の展示です。いまのまま、本棚の間などに飾ってしまうと、これはほとんど「ウォーリーを探せ」状態。錚々たる顔触れの作家さまをお迎えして、「スタンプラリー、さて全部見つけられるかな?」なんてことをするわけにもいきません。ここはなんとしても目の高さでみていただける白い壁面を用意しなくては。

で、狭い店内を見渡しましたところ、現在文庫本が並んでいる東面の大きな本棚を取り外せば、その後ろに2メートル×2メートル程度の漆喰いの壁が出現します。よし、ここだっ!ということになりました(いや、もちろんひとりで考えてひとりで決断しているんですけども)。ただ、じつは文庫本というのは主力商品のひとつなのです。1ヶ月間とはいえ、文庫の数が半分以下に減るというのは痛い。

そこで先の材木です。空いた空間はくまなく本棚にしようとする古本屋根性を発揮して、数箇所に隙間本棚を作ることにしました。これでだいたいは収まることでしょう。

ともかくとりあえずの目処がたってひと安心。これでいつふたたび「大工の神様」が降りていらしても受け入れ態勢はバッチリです。
みずえさん、いつもありがとうございます!


昨日は店を閉めてから、市内の知人宅の「亀ハウス」を訪問。こちらは、ご自宅の敷地内に亀専用の家があり、その中で何匹もの亀が暮らしているという、わたしにとっては夢のような空間です。13才になる、大きなゾウガメまでいるんですよ〜。

マルギナータリクガメと白いギリシャリクガメのベビーを
持たせてもらってうれしい蟲文庫。
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でも後ろのソニック・ユース(家主さま)にピントが合ってますが。


今日、書肆アクセスの畠中さんから石丸久住氏のてぬぐい、古書現世の向井さんからは目録、奈良の桝居孝さんからお葉書が届きました。昨日の日記とちょっとシンクロしていてなにやら楽しかったです。ありがとうございます。

posted by 蟲文庫 at 17:59 | 古本屋日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月26日

夏疲れ

夏は好きなほうですが、でも決して強くはありません。

ここ一ヶ月くらい、とんでもない猛暑の上、なにかと忙しかったせいでしょう、あちこち地味〜に体調が悪く、右のものが左に動かせないまま帳場に座ってぼんやりしている時間がやたらと長い。これはまずい...ここはひとつ他所様の手をお借りしよう。というわけで、昨日今日と続けて整体に行ってきました。案の定、後頭部〜腰までがガチガチ。このまま放っておくと、またギックリ腰になりますよ、と脅され、いろいろと生活面でのアドバイスも受ける。電気治療に整体にローラーベッドで30分強。保険が効くのでこれで500円。いつもありがとうございます。

さて、少しスッキリしたところで、値段付けの続きをしましょう。音楽関係のなかなか “濃い” ところがいくらか入ってきたのです。でも、状態があんまりよろしくない(無造作に積み上げてあったようで、本全体がずれたままクセになっていたり、セロハンテープでの補修跡があったり)ので、新着図書コーナーへのアップは難しそう。何冊か触っただけで手も真っ黒になります。


関係ないですが。
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この前出会った中猫。
眼病のようでしたが、毛づやはよかったです。
posted by 蟲文庫 at 12:52 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月25日

朱と亀

亀コレクション その5

本日、遠方の友人より送られてきた鋳物の亀の置物。
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かと思いきや、なんと甲羅が蓋になっていて
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蓋をあけると、おお〜 印泥(いんでい)が。
篆刻などの印を捺すのに使う、いわゆる朱肉です。原料は、顔料鉱物の辰砂(しんしゃ:水銀朱)。

甲羅が低くなだらかで、お尻のあたりがぎざぎざ。
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君はまさしく我が愛しのイシガメくん。

ただ、手足や頭の大きさなど、プロポーション的にはクサガメのそれなんですが、まあ細かいことは目をつぶりましょう。今回のところはイシガメということで。

ひっくり返すと
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イイカゲンながら、腹甲板の存在も無視されてはおらず。

よしっ 合格!


posted by 蟲文庫 at 18:03 | 亀コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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