◆古本・倉敷「蟲文庫」◆
mushi-bunko.com

2007年06月22日

わめぞの外市、そしてガケの下亀

久し振りに梅雨らしい、まとまった雨が降りました。

そして梅雨らしくヒマです。なにしろ近所の人しか歩いていません。観光地なのに。
年々、ヒマな時期のヒマっぷりが激しくなっているような気もしますが、でも、忙しい時期というのは、内心「えっ?コレ?・・」と思うような本まで売れたりするものなので、いまのうちに、本棚の隙間は埋めておかねばなりません。

それにしても、あっという間にもう月末、《わめぞ「外市」》も近づいてきました。本はもちろんですが、オリジナルグッズもぜひ、というありがたいお話を戴いているので、いませっせと「蟲バッグ」や「羊歯のぬいぐるみ」を作っているところです。

  「外、行く?」
 第3回 古書往来座外市〜わめぞ七夕、外に願いを!〜

  ■メインゲスト
   ”古本ソムリエ”山本善行 http://d.hatena.ne.jp/zenkoh/
  ■一箱ゲスト
   岡崎武志堂 http://d.hatena.ne.jp/okatake/
   蟲文庫(岡山) http://homepage3.nifty.com/mushi-b/
   嫌記箱(塩山芳明)http://www.linkclub.or.jp/〜mangaya/
   臼水社(白水社有志)http://www.hakusuisha.co.jp/
    その他、わめぞオールスター等、強力メンバー多数
  ■日時
   7月7日(土)〜8日(日) 
   7日⇒11:00〜20:00(往来座も同様)
   8日⇒11:00〜17:00(往来座は22:00まで)
  ■会場
   《古書往来座》 外スペース(池袋ジュンク堂から徒歩3分)
   東京都豊島区南池袋3丁目8-1ニックハイム南池袋1階
   http://www.kosho.ne.jp/〜ouraiza/

です。お近くの方は是非お出掛けくださいませ!


そして翌月は、京都はガケ書房さんによる「下亀納涼古本まつり」。
お声をかけていただいた時、この「下亀」というタイトル一発で参加を決意。いや〜いいですね〜「しもがめ」って。なんども音読してしまいました。

 「下亀納涼古本まつり」2007年8月11日(土)〜17日(金)

  《ガケ書房》
  〒606-8286 京都市左京区北白川下別当町33
  TEL 075-724-0071 FAX 075-722-9403
  http://www.h7.dion.ne.jp/〜gakegake/index.htm

参加メンバーも古本屋からミュージシャンまで、実に楽しそうです。
ちなみに、というかもちろん、かの「下鴨納涼古本まつり」と連動した催しです。

そんなわけで、いま帳場には「わめぞ」と書いたダンボールと、「下亀」と書いたダンボールを置いて、合いそうな本を振り分けているところ。まずは「わめぞ」です! どうぞよろしくお願いいたします。

そして話はかわって、リクガメのツブさん。


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posted by 蟲文庫 at 13:39 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月21日

白い服と黒い服

今日、いつも、お気に入りの食パンを買いに行く洋菓子店(すみません、いつもパンしか買わなくて)で、「あれ?珍しいですねえ、白い服なんて」と言われる。

仕事柄、汚れが目立つような白い服は無意識に避けるため、わたしのタンスは黒や紺やグレーやそれに準ずる柄物ばかり。実に地味なのですが、先日、行きつけの自転車屋さんで、チェーンの整備をしてもらっていたところ、おじさんが「あんた、夜、暗う(くろう)なってから帰るんじゃったら、白え(しれえ)服着にゃあおえんで」(注:「夜暗くなってから帰るんなら、白い服を着ないといけませんよ(黒や紺だと闇夜にまぎれて危ない)」と何度も繰り返すので、それもそうだなあ、と思い、そのまま無印良品に行って白いブラウス状のものを購入。自転車に乗るときは、それを羽織ることに決めたところだったのです。
言われてみれば、真っ白の服なんて、高校の制服以来かも。普段、人から服装についてなんらかのコメントを戴くといったことがほとんどないため、一瞬うろたえてしまいました。

そういえば、服装といえば。
近い将来、身内が結婚式&披露宴を執り行うことになりそうで、立場上、欠席するというわけにもいかない状況なのです。
「えー喪服でもいい?」と聞いてみたら、「いくら同じ服とはいえ、この場合、喪服と言わず、礼服と言うべきだ。古本屋のくせになんたることか」と当人より怒られる。いや、冗談ですってば。シャレよシャレ。でもほんと、他にないのよ。「ゴムスカートに半ズボンの古本屋だからなあ・・」とため息がでる瞬間です。
あ、でもそうだった、和装というテもありますね。たいしたものでなとも、ああいった場では、洋装より和装のほうが、かしこまった感じがするものですし。それに(?)古本屋らしく、「総古本柄」の着物なんていうのも持っているのですよ(「濫読着物」
ともあれ、手持ちのものでナントカしたいところです。


さきほど、表の水やりをしていましたら
エケベリアの中の水玉がたいそうきれいでした。
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夕方の青が不思議な感じです。
posted by 蟲文庫 at 21:32 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月18日

勤労にゃんこ

毎年のことですが、6、7月というのは、たいそうヒマです。
でも、気温もまだそれほど高くないので、夏前のお片づけや模様替えにはもってこい。店内の、イマイチ “決まらない” 場所について、あれこれ思案していたところ、これまたものすごいタイミングで「本棚いらない?」という話が。

市内某所にて、長年使われていたものですが、諸事情により数日のうちには廃棄されるということ。楢材の申しぶんない造りのものです。もちろん二つ返事でいただきました。

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まだ、何を並べるか決まっていないので、てきとーな感じですが。

本当は、同じつくりでもっと巨大なものも大量にあったのですが、女子ひとり(ないし、ふたり)で取り回せないものは、あとあと困るので、涙をのんで諦めました。ああほんとに、もったいなかったなあ。今ごろはもう、灰になっているんだろうな。でも、本のためじゃなくて、本棚のために倉庫借りるわけにもいきませんしね。
まあでも、僅かとはいえ救出でき、今後もこうして活用して行けると思えば、それだけでも喜ばしいことだと思います。
お声をかけてくださった、難波電機の中西さん、ありがとうございました。

昨日、北尾トロさんより、新しく出された『ぶらぶらヂンヂン古書の旅』(風塵社)が届きました。

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全国各地をぶらぶらしながら古書店めぐり。「ぶらぶら」が先なのか「古書」が先なのか、と思わずわたし自身の「旅とコケと古本」状況を重ねてしまう内容でした。

そして、P31〜P33ページと、2ページあまりにもわたって蟲文庫のことを書いてくださっています(!)ほんのちょろっと出てくるだけだと思っていたので仰天しました。ありがとうございます!(真ん中あたりのページには《火星の庭》さんも登場)
奥付をみると、6月30日発行になっているので、まだ書店に並んでいないのかもしれませんが、なにしろ近々です。

こうして、全国のいろんなお店のことを読むと、単純に、「よし、蟲文庫もがんばるぞ(店はヒマだけど)」という意欲がわきます。そして「そうだ、とりあえず原稿書かないとー」と、いそいそ机に向かいましたらば、猫のミルさんも・・・


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posted by 蟲文庫 at 17:50 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月15日

ゴムスカートと半ズボン

天気予報では、今年は猛暑なのだそうです。
夏は、嫌いではないのですが、でも決して暑さに強いわけではなく、エアコンも苦手です。
困ったもんです。

真夏に、ぴったりしたジーンズ(ということは、当然コットン100パーセントではなく、化繊との混紡ですよね?暑そ〜)などはいている人を見るだけで息切れがするわたしは、夏中、ゴムスカートと半ズボンで過ごします(「古本屋でよかった!」と思う瞬間です)。
昨夜、手持ちのそれらを並べて、「いいかげん、くたびれていないか」「年齢的にモンダイはないか」ということを、あれこれ検討した結果、ゴムスカートが若干足りないことが判明。

というわけで、今夜はせっせとゴムスカートを縫います(でも、半ズボンのような複雑なものは縫いません)。
すみません。それだけです。

昨日あたりから、岡山も梅雨入りしたようですが、今日は午前中少し陽が射しました。

ここぞとばかりに日光浴をする亀4匹。
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右端の、一番陽があたっているところにリクガメがいます。
posted by 蟲文庫 at 20:03 | 古本屋日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月12日

『蟲の変態』

そういえば、「変態ー昆虫や魚などが発育とともに、その形を変えてゆく様子」と「変態ー変態性欲、またはその傾向を持つ人」は、同じ字を書くんですよね。ふ〜ん・・。そして、ブログ内にこういう語句を用いると、変なトラックバックがいっぱいくるのです。別にいいけど。

数日前に配信された、早稲田古書店街の運営するメルマガ《早稲田古本村通信》(http://www.mag2.com/m/0000106202.htm 配信登録は無料です)。昨年春に、おっかなびっくり連載をはじめて、はや1年と3ヶ月。正直言って、こんなに続くとは思いませんでした。今後も、どこまで続けられるかは、まったく見当はついていないのですが。ほんと、来月、何書こうかなー。
さて、この連載、いまのところ、まとまった形でのバックナンバーの公開はしていないのですが、今月号に書いたものは、インターネット上ならではのものだったので、さっそくこちらに再録。

1993年末〜2000年夏までの「蟲文庫1号」の変遷の様子です。なんか、「お育ちは隠せませんねえ」という感じですね。

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 早稲田古本村通信 連載『蟲文庫の「めくるめく固着生活」』

第15回『蟲の変態』

「そういや、田中さんところ、最初は駄菓子も売っとったよなあ」。

『ちくま』の岡崎武志さんによる連載、「古本屋は女に向いた職業 - 女性古書店主列伝」、倉敷駅前《ふるほんや 読楽館》の森川さんが、わたしの取り上げていただいた回を読んで、その感想を伝えにきてくれた時の開口一番がこれでした。

 そう、すっかり忘れていましたが、そういえば、蟲文庫は最初、古本と駄菓子の店でした。もちろん、自らそう名乗っていたわけではないのですが、売るべき本が揃わない隙間だらけの本棚とくらべると、帳場横の駄菓子コーナーのほうが、確実に華やかだったのです。わたし自身はあくまで古本屋だと思っていましたが、お客さんから見れば、きっとこちらのほうが印象に残ったことでしょう。
 なぜ駄菓子だったのか、というと、それはひとえに「安いから」でした。お金がなくて組合にも加入できず、ろくに本も仕入れられないような古本屋が、こマシな雑貨や文房具などを扱えるわけがありません。その点、駄菓子なら、黒棒やわた菓子、花串などが、ひとつあたり10円以下で仕入れられました。今時、こんなに安いものは他にありませんし、あの懐かしいような、どこか胡散臭いような雰囲気は古本屋にぴったりだったのです。

 そして、「いやぁ、これを読んだら、すっかり忘れとったことも思い出してきたわあ」と思い出話に花が咲き、あれこれと昔の写真を引っぱり出してみました。なにやら幼虫の変態の如しです。


1993年12月、開店準備中。中で本棚を作っていた頃です。
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 当時、ハタチそこそこの小娘だったため、不動産屋がなかなか相手にしてくれず、物件探しには苦労を強いられました。
 最近、遅ればせながら『古本屋残酷物語』志賀浩二 著(平安工房)を読んだのですが、あの、アルミサッシの入り口。うちは引き戸ではありませんでしたが、わりと似た感じです。しかも、屋根のラインをみればわかるように、かなり傾いた建物でした。この殺風景な感じは、いまでも「悪くないな」と思っています。
 ところで、この《揚羽堂》のご店主、志賀さんは、《志賀昆蟲普及社》とは関係はないのでしょうか? 「揚羽」堂の「志賀」さん、ということで、勝手に連想してしまったのです。あ、脱線しました。すみません。

1994年2月、なんとかオープンしました、の図。
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 内装も外装もあったもんじゃありませんが、どこか「かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう」((C)早川義夫)と本気で思っていたフシもありました。だから、均一はみかん箱でなくてはいけない、と思っていました。アホですね。
 ブロックをラスタカラーに塗っているのが精一杯の色気といったところです。

1995年、辛くも2年目に突入。
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 友人がイラスト入りの看板を作ってくれたのはいいのですが、肝心の屋号が入っていない(ので、紙に書いて貼付けている)上、巨大すぎて、いったい何屋さんなのか、わけがわからなくなってしまいました。いかがわしい芝居小屋と間違われたこともありましたが、無理からぬことだと思います。胡散臭さ満点だった頃です。

1996年、3年続けば10年続くと言われながら、暗中模索していた3年目。
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 さすがにあの看板は問題がある、ということで撤去。アルミサッシを苔色のペンキで塗り、厚手の和紙に虫偏の漢字をたくさん書いて貼付け、いくらかでも「文化の香り」を醸し出そうとしていました。

1997年、貧乏も板についてきた4年目。
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 粗大ごみの日にドアを拾ったので、知り合いの大工さんに頼んで改装に踏み切りました。だいぶお店屋さんらしくなり、「前から気にはなっていたんだけど、怖くて入れなかったのよ」なんて言いながら入ってこられる方も増えてきた頃です。
 棟続きにお住まいだった大家さんは、気むずかしいことで知られる高齢の女性でしたが、店子自身の負担で造作を変える分には、特に口出しはされませんでした。

1998年、すっかり居直っている5年目。
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 立て看板にイラストなどを添える色気も出てきました。植物も順調に育っており、なんとか自分なりのペースも掴めてきた頃です。
 ここまでの5年間のうちに、駅構内のアートコーヒー、パン屋のサンドイッチ製造、ヤマザキデイリーストア・・と早朝のアルバイトを点々としていましたが、この年の末頃から夜間の郵便局へ行くようになりました。そしてそれを2004年秋まで続けました。

1999年 同上6年目。
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中はこんな感じでした。
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 今よりも、むしろ古本以外のものを多く扱っていました。思えば、これはこれでひとつの形になっていたような気がしますが、品揃えもお客さんの層も、本来の自分の「性質」とは、いくぶんズレがあったようにも思います。
 たしかこの頃だったと思いますが、行き来のあった、仙台「かたつむり社」の加藤哲夫さんから「前にうちで働いてた女の子が、いきなり古本屋始めるって言い出しちゃって・・言い出したらきかない人だから、もし何かあったら相談に乗ってあげてくださいね」という心配そうな電話がかかってきました。自分自身の体験からも予想したとおり、実際にその「女の子」から相談を受けることはありませんでしたが、それが、あの《book cafe 火星の庭》の前野久美子さんのことだったのでした。

そして2000年、思いもしなかった突然の移転。
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 ある日、子供の頃から馴染のある、白壁の本町通りを自転車でぶらぶらしていたところ、貸店舗を発見。おや、ここは最初に店を始める時、「こんなところで出来たら良いなあ」と憧れていた、まさにその物件ではないですか。その場で移転を決意。
 思い立ってから実際に引っ越してしまうまで、たったの3ヶ月でした。多くの友人知人が手を貸してくれたおかげです。そして、これだけ、元の状態に戻しようがない程いじったにも関わらず、大家さんからは敷金礼金が全額返済され、さらには「がんばって続けてください」とお餞別までいただきました。

そして今に至ります。
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よくぞ続いてきたものだ、とつくづく思います。みなさんのご厚意の賜物であるとしか言いようがありません。

田中美穂
posted by 蟲文庫 at 14:55 | 古本屋日乗 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月10日

がんばる亀

留守をしているあいだ、自宅の母親に預けていた、イシガメのむいちゃん。
小さな飼育ケースで連れかえり、外に出そうとフタをあけると。

あ、つっかえて出られません。ジタバタジタバタ。
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あれ?前はここから出られたのにぃ(大きくなったんだよ)。

向きを変えての再挑戦。
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んしょ、んしょ・・やっぱりだめ〜。

そして飼い主は、この状態を心ゆくまで眺めたあと、フタそのものを取り外しました。

おや、なぜだか急に空が広くなりましたね。
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出られる出られる〜♪

あまりの嬉しさに、かどうかはわかりませんが。
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しばらくこの状態でキョロキョロしていました。
なかなかのバランス感覚です。
(そしてこの後、首の付け根あたりから、ドサッと無造作に落ちて
ゆきました。亀を飼っている方なら、お解りいただける動作かと)。

そうしたらば本日、もっと素晴らしい写真が送られてきたのです。

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posted by 蟲文庫 at 18:09 | 亀コレクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月09日

奄美の黒砂糖

蚊取り線香の出動です。裏が山で、窓という窓を開けっぱなしにしているのだから仕方ない。でも、閉め切るのはあまり好きではないのです。

相変わらず、梅の用事であたふたしています。
一昨日のこと。今年は出遅れたため、まだ調達できていなかった小正の玄米焼酎。「もう無いだろうなあ・・」と諦め半分で、ひさしぶりに近所の玄米食堂を覗くと、なんと、最後の一本が残っていました。わーい、わたしを待ってくれていたのね〜、というわけでもないでしょうが、ともあれ有り難し(いや、なければホワイトリカーでもいいんですが)。で、そうだ今年はうちも黒糖梅酒にしよう、と思い立ち、ついでに奄美の黒砂糖も購入。
店にもどり、梅をひとつひとつ布巾で磨きながら、黒砂糖と交互に瓶に入れていく。最後に焼酎をとぽとぽとぽ・・ああ、なんて贅沢。まだ当分飲めないけど。

そして、少し残った奄美の黒砂糖をかじりながら、ふと、最近読んだ『まほちゃんの家』しまおまほ 著(WAVE出版)のことを考えていたら、なんと、その直後に、しまおまほさんとクラムボンの原田郁子さんがいらっしゃいました(本当)。
そのいきさつは、これがまたものすごい偶然だらけで、長くなるので、ここでは割愛しますが、ともあれ、ある雑誌の取材のために、前日から倉敷へお見えになっていたのだそうです。ああ、びっくりした。
やはり、おふたりとも大変なべっぴんでした。

というわけで、今年の梅酒には、思いも寄らず
不思議たのしい思い出もプラスされたのでした。
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美味しくできますように。なむなむ。

いやほんと、「めくるめく固着生活」なのです。
posted by 蟲文庫 at 12:14 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月06日

わめぞ詣でと新宿ゴールデン街の苔

上京とは言っても、神奈川〜茨城と、ひたすら移動を続けていた先週。さすがに日に焼けました。顔がかゆいです。やはりファンデーションくらいは必要だろうか・・と思い始めるには遅すぎる35歳。ああ、かゆいかゆい。

そんなわけで、古本屋さんにも殆ど行けなかったのですが、唯一(いや、唯二)、古書現世の向井さんの案内で、雑司が谷の《旅猫雑貨店》、そして池袋の《往来座》を訪ねることができました。7月の【わめぞ「外市」】にも、ひと箱参加させていただくので、その現場を見学できたのもよかったです。
旅猫さんは、本のほかに手ぬぐいなどの和物雑貨も置いてあります。賑やかなのにスッキリした雰囲気で、これがセンスというものなのねと感じ入りました。猫本を2冊買ったらオマケをしてくれた上に、美味しいおせんべいとラスクまでいただく。ありがとうございます。
往来座へ向かう途中、猫目的で雑司が谷霊園を抜けるも、時間帯が悪かったのか、にゃんこは見当たらず。でも、谷中霊園とくらべると、ぐっと手入れが行き届いてなくて、コケのみなさんは幸せそうにしていました。
そして向井さんと金子さんの後につづいて路地を歩いているうちに、いつの間にか往来座へ到着。広い店内に、文芸書を中心とした本たちがきちんと整理され、ひしめき合っています。そして低く流れるニールヤング。憧れます。わたしもしばらく往来座でバイトしてみたい。ご店主の瀬戸さんから、さきほど乗ってきた都電荒川線をかたどったゼンマイじかけのオモチャをいただく。

その後、みなさんが高田馬場のBIGBOXの9階にて席を設けてくださる。「わめぞ」メンバー(向井さん、金子さん、瀬戸さん、立石書店の牛イチロー先生と渡辺さん、リコシェの阿部さん)のみなさまに、岡崎武志さんや未来社の天野さんもまじえての、もったいないようなひと時。岡崎さんが色紙(急遽、階下のダイソーで調達してきてくださった)に似顔絵を描いてくださり、それにひとりひとり、コケ本に対する激励などを寄せ書きしてくださる。ありがとうございます!がんばります!

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帰ってさっそく帳場に飾りました。

その後、全員でゾロゾロと近くのブックオフヘ。瀬戸さんが抱えてた『神聖喜劇』がすごくうらやましかったが、わたしはこれから移動移動の日々が待っていたので、「いや、どうせ先に見つけててもな・・」と自分を納得させ、うちではなぜかベストセラーの『ブルックリン最終出口』の最初のやつが月報付きだったので、それだけ買う。
そして2軒目。7月の「外市」よろしくお願いしますー!(あ、向井さん、今月の早稲田のメルマガも大丈夫ですよー)

ところで、わたしは表情に乏しかったり、時々ぼーっとしたりするので、ともすれば「つまらなさそう」に見えるらしいのが不安なところ。中身はしっかり愉しんでいるのですが・・。なんか猫みたいに、しっぽとか耳とかがピコピコ動いて。「楽しい楽しい」のサインを送れたらいいのになあ、とふと思うことがあります。

7月の《わめぞ「外市」》情報はこちら http://d.hatena.ne.jp/sedoro/20070530

そして翌日からはふたたび、コケを求め彷徨う日々に突入したのでありました。

「あ、ゴールデン街にもコケが・・」

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posted by 蟲文庫 at 14:18 | 思い出し日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月05日

梅貯金

日曜の朝一番の新幹線で帰ってきて、そのまま店を開け、それから丸2日。ようやく、正気に戻ってきました。預けていた猫亀たちも、ぞくぞくと運び込まれています。

カレンダーをみると、あ、今日は火曜日キノコの日! 近所のスーパーの「火曜100価均市」、ほとんどのお野菜が税抜き99円の日なのです。
我が家は、家庭菜園(といっても数十坪はあるのですが)でちょこまかつくっているため、野菜を買うということは殆どないのですが、畑でキノコはできないので、マイタケにエリンギ、シメジなど、この「火曜日」にまとめて調達します。蟲文庫のつましい内部事情です。

あれ、冒頭で、「ようやく正気に」と書きましたが、やっぱりまだぼんやりしていますね。じつは99円のキノコのことではなく、梅のことを書くつもりだったのです。

ええっと、そう5月末〜6月初旬といえば青梅の季節。梅酒に梅シロップ。あと数日のうちには、黄色く熟れた梅干し用になってしまいます。いそがねば。というわけで、今日に限ってはキノコは二の次、青梅を目指してスーパーへ。
ところが、ホワイトリカーや氷砂糖が山盛りになっている、季節ものコーナーへ駆け寄ると、どうにもパッとしない、黄色くなりかけの梅ばかり。うみゅみゅ〜・・もう遅かったかな・・と、とりあえずキノコだけを買い、帰りがけもう一度そのコーナーの前を通ると、じゃーん、お店のお兄さんが、まさに青々とした素敵な青梅を並べているところでした。しかも今日は1キロ650円!やったー!!品出し中のお兄さんの横にぴったりつけ、ためつすがめつしたうえで4キロ購入。
半分は梅酒に、あとの半分は梅酢ジュースにします。ああ、これでひとまず安心です。もちろん、明日も明後日も、素敵な梅に出会えさえすれば、どんどん漬けます。そして、来週以降は梅干しです。
そんなわけで、毎年「梅貯金」をしていたりします。

そういえば、西荻にある、知り合いの料理屋さんで飲んだ、泡盛と黒糖仕込みの自家製の梅酒がとてもおいしかったです。わたしも以前、屋久島の三岳(という焼酎)がまだ手に入りやすかった頃、35度の三岳と黒糖で贅沢梅酒を漬けたことがありました。三岳は芋焼酎ですが、芋独特のクセが少なく、なかなか洗練されたお味。まだほんの少し残っているので大事に飲んでいます。

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伊沢正名さんのところの「みーちゃん」
(本文とは関係ありません)
posted by 蟲文庫 at 13:17 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月03日

初・冬虫夏草

本日より通常営業です。

むちゃくちゃハードなスケジュールでしたが、無事、予定通りの日程をこなし、さらにはちゃっかり息抜きまでして帰ってきました。お付き合いくださった皆さま、ほんとうにありがとうございました。

いろいろありましたが、その中でも印象的な出来事のひとつがこれ。

30、31日と、茨城の伊沢正名邸へ、お借りする写真のセレクトに伺ったのですが、なんとコケ散歩中に冬虫夏草発見!

見たことはあったのですが、自分で見つけたのは初めて。
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「あ、小さいキノコ〜」と思って伊沢さんに尋ねたら、「あ、これ、たぶん冬虫夏草だよ」と。

で、早速、その道のプロ、伊沢さんに掘ってもらう
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しましま帽子はWAVE出版の飛田さん。

出てきました!
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アリタケという、蟻につく冬虫夏草だそう。
ちなみに、キノコのカサ部分の直径は3mmくらいです。

人生初です。うれしい。

posted by 蟲文庫 at 17:50 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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